JIS B 7612-1:2008 質量計用ロードセル―第1部:アナログロードセル | ページ 7

                                                                                             29
B 7612-1 : 2008
30分における測定値20分における測定値
CC 30 20
f
B.2.5.4 クリープ誤差(CC)(30−20)は,その試験荷重に対する最大許容誤差(mpe)の絶対値の0.15
倍を超えてはならない。
B.2.5.5 クリープ試験の前後の測定範囲の最小荷重(Dmin)における測定値の間の差を計算し,変換係数
( f )で除して最小測定量出力戻り(CDR)の誤差をロードセル検定目量(v)の単位で得る。
測定範囲の最小荷重時の測定値 2 測定範囲の最小荷重の測定値1
CDR
f
B.2.5.6 表6で規定する時間を満足している場合,最小測定量出力戻り(CDR)は0.5 vを超えてはならな
い。
実際の時間が規定の時間の100 %と150 %との間にある場合は,最小測定量出力戻り(CDR)は,次の
値を超えてはならない。
実際の時間
vの単位で0.5[1−(x−1)] ただし, x
規定の時間
B.2.5.7 OIML R 76は,最小測定量出力戻り(DR)に関係する計算を実行することを要求している。しか
し,最小測定量出力戻り(CDR)は,ロードセル検定目量(v)の単位での最小測定量出力戻りを表し,最
小測定量出力戻り(DR)の値は,質量の単位で表す。
B.2.5.8 次の値の最小測定量出力戻り(DR)を計算する。
Emax CDR
DR
nmax
B.2.5.9 最小測定量出力戻り(DR)の値は質量の単位で表した0.5vを超えてはならない。
B.2.5.10 誤差配分(PLC)は,製造事業者が宣言している値とは無関係に,誤差配分(PLC)=0.7を使っ
てクリープに対する最大許容誤差(mpe)を,表5から求めなければならない(6.3.1.1参照)。
B.2.6 気圧の影響(CP=気圧の変化による影響)
B.2.6.1 表C.6に記録した測定値から,各圧力に対する測定値の差を計算し,そして変換係数( f )で除
して,ロードセル検定目量(v)の単位での気圧の影響(CP)を得る。
P2における測定値 P1における測定値
CP
f
B.2.6.2 (P2−P1)で除してv/キロパスカル(kPa)における変化を求める。
B.2.6.3 その結果に質量の単位での[(Dmax−Dmin)/n]/vminを乗じて,vmin/kPaの単位で結果を得る。
B.2.6.4 その結果は1を超えてはならない。
B.2.7 湿度の影響(CH又は無表記)(CHmin=湿度の影響の変化の最小値,CHmax=湿度の影響の変化の最
大値)
B.2.7.1 表C.7に記録した測定値から,測定範囲の最小荷重(Dmin)に対するダンプヒート試験前後の値
の差を計算し,変換係数( f )で除して[変換係数( f )はこの試験で測定範囲の最大荷重(Dmax)又は
測定範囲の最小荷重(Dmin)に対して“ロードセルの誤差”の手順,B.2.2.2の中の値と異なっていた場合
に,変換係数( f )を計算しなければならない。],測定範囲の最小荷重での湿度の影響(CHmin)をロード
セル検定目量(v)の単位で計算する。
Dminにおける測定値 後 Dminにおける測定値 前
CH min
f

――――― [JIS B 7612-1 pdf 31] ―――――

30
B 7612-1 : 2008
B.2.7.2 測定範囲での湿度の影響(CHmin)は,0.04 nmaxを超えてはならない。
B.2.7.3 ダンプヒート試験の前後に必要な回数の試験を実施し,測定範囲の最小荷重(Dmin)及び測定範
囲の最大荷重(Dmax)の平均の測定値を計算する(6.5.3.1及び8.2.5参照)。各試験に対して,平均の測定
範囲の最大荷重(Dmax)の測定値から平均の測定範囲の最小荷重(Dmin)の測定値を差し引き,ダンプヒ
ート試験前後の結果の差を計算する。その差を変換係数( f )で除して,測定範囲の最大荷重での湿度の
影響(CHmax)をロードセル検定目量(v)の単位で得る。
Dmaxにおける測定値 Dminにおける測定値 後 Dmaxにおける測定値 Dminにおける測定値 前
CH max
f
a) この試験は,ロードセルの設計によっては不必要な場合がある。
b) この試験は,そのロードセルがNH又はSHと表記している場合は不要である。
B.2.7.4 測定範囲の最大荷重での湿度の影響(CHmax)は,1 vを超えてはならない。
B.2.8 湿度の影響(SHだけ)
C.1を使って,異なる温度及び湿度条件における試験荷重の誤差を報告する。次に,表C.2作成と同様
な方法で“ロードセルの誤差”手順,B.2.2の手順を利用して表C.8の中にその結果を示す。
B.3 一般的注釈
B.3.1 時刻は,日本標準時刻を記録する。
B.3.2 実施する計算は6.2.1の適用を含まない。これらの条件を満足していることを保証するために,そ
の計算は,規定するロードセル検定目量の最大数(nmax)より小さいロードセル検定目量の数(n)の値を
使って実行する。
B.3.3 ロードセル検定目量の数 (n) は,次の計算を実行するのに十分でなければならない。
n=nmax−500(500≧nの場合) 及び n=nmax−1 000(500B.3.4 次の式が成り立つことを確認する。
vmin Dmax Dmin
vmin<
nmax
B.3.5 ロードセル検定目量の最大数(nmax)だけでなく,次の値(6.2.1を適用して)でも計算を確認する。
nmax−500
nmax−1 000
B.3.6 その結果を試験報告書の“試験の要約”の部分に記録する。
B.3.7 試験結果を報告する場合,この報告書にその試験結果のグラフ又はプロットを追加することが可能
である。
B.3.8 個々の試験データに対する値を報告するとき,そのデータは小数点以下2けたまで丸める必要があ
る。ロードセル検定目量(v)の単位で報告する。

――――― [JIS B 7612-1 pdf 32] ―――――

                                                                                             31
B 7612-1 : 2008
附属書C
(参考)
試験報告書−様式

序文

  この附属書は,試験報告書の様式について記載するものであって,規定の一部ではない。
試験の要約
申請番号:
ロードセル型式:
製造番号:
Emax: nmax:
vmin: DR:
荷重負荷装置: PLC:
指示計:
評価者:
No. 試験種類 適合 不適合

ページ

  C.2  ロードセル誤差(EL)
C.3 繰返し性誤差(ER)
C.4 MDLO(CM)の温度影響
C.5 クリープ誤差(CC)
C.5 DR(CDR)
C.6 気圧の影響(CP)
C.7 湿度の影響(CH又は無印)(CHmin)
C.7 湿度の影響(CH又は無印)(CHmax)
C.8 湿度の影響(SH)
C.9 表記事項
注記 試験の実施が適切でないとき,NAと記入する。
No. 試験種類 nmax nmax-500 nmax-1 000
C.2 Dmax Dmin 適合 不適合 適合 不適合 適合 不適合
vmin ≦
nmax

――――― [JIS B 7612-1 pdf 33] ―――――

32
B 7612-1 : 2008
C.1 (3回実行)試験荷重データ(EL)
参照 : 8.2.1.18.2.1.11
8.2.6のそれぞれの湿度試験(SH)の内の一つが適切な場合は,それぞれの温度試験を1枚に仕上げる。
申請番号 : 始め 終わり
ロードセル型式 : 日付 :
製造番号 : 温度 : ℃
Emax : 相対湿度 : RH%
nmax : 気圧 : kPa
vmin : 指示計の周囲温度 : ℃
PLC : DR :
荷重負荷装置 :
指示計 :
評価者 :
表C.1−(3回実行)試験荷重データ
1回目 2回目 3回目 平均値 繰返し性誤差
試験荷重
測定値 時刻 測定値 時刻 測定値 時刻 ( ) ( )
(g,kg又はt)
( ) ( ) ( )
0
0
0
0
0 *
注記1 * は最小試験荷重の測定値の平均値。時刻には,日本標準時刻を記録する。
注記2 クラスC及びクラスDの場合は,表C.1(3回実行)を使用する。クラスA及びクラスBの場合は,5回
実行であるため表C.1の縦軸に4回目及び5回目を追加して使用する。

――――― [JIS B 7612-1 pdf 34] ―――――

                                                                                             33
B 7612-1 : 2008
C.2 ロードセル誤差 (EL) 計算
参照 : 6.1.1,8.2.1.128.2.1.14及びB.2.2.2
申請番号 : 始め 終わり
ロードセル型式 : 日付 :
製造番号 : 温度 : ℃
Emax : 相対湿度 : RH%
nmax : 気圧 : kPa
vmin : 指示計の周囲温度 : ℃
PLC : DR :
荷重負荷装置 : 変換係数( f ) :
指示計 : 75 %試験荷重(g,kg又はt) :
評価者 : 75 %試験荷重時の基準測定値(Ri) :
表C.2−ロードセル誤差
試験荷重 基準 ..........℃(40 ℃)
..........℃(20 ℃) ..........℃(−10 ℃) ...........℃(20 ℃) mpe
(g,kg又はt) 測定値 測定値 誤差 測定値 誤差 測定値 誤差 測定値 誤差 (v)
(Ri) ( ) (EL) ( ) (EL) ( ) (EL) ( ) (EL)
(v) (v) (v) (v)
0 0 0 0 0 0
最小荷重(Dmin) 適合 : 不適合 :
注記1 試験荷重が(Dmax−Dmin)×75 %で試験することができない場合,変換係数( f )は,6.2.2及びB.2.2を参
照して求める。
注記2 ロードセル誤差(EL)は,測定値と75 %試験荷重時の基準測定値(Ri)との差を変換係数( f )で除した値。
注記3 試験荷重は,測定範囲の最小荷重(Dmin)より大きい値を用いる。

――――― [JIS B 7612-1 pdf 35] ―――――

次のページ PDF 36

JIS B 7612-1:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • OIML R60:2000(MOD)

JIS B 7612-1:2008の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7612-1:2008の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ8103:2019
計測用語