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する。ゼロガスの計量値及びスパン調整用ガスの計量値について各々の平均値を算出し,各計量値と
その平均値との差の平均値に対する百分率を求める。
b) 安定化時間 校正用装置からの調製ガスを,ゼロガスからスパン調整用ガスに切り換えた時点から,
指示が安定するまでの時間を測定する。
c) 安定性 校正用装置からスパン調整用ガスを調製し計量値が安定した後,スパン調整用ガスを連続し
て1時間計量し,初期の安定した計量値に対する計量値の,最大値と最小値との差の百分率を求める。
d) 正確さ 計量法第136条の証明書が交付されたガス(以下,高濃度特定二次標準ガスという。)を用い
て濃度計のスパン調整を行う。次に,高濃度特定二次標準ガスを用いて校正用装置からスパン調整用
ガスを調製し,濃度計で計量する。正確さ(ET)は,次の式によって求める。
A a
ET 100
a
ここに, A : 高濃度特定二次標準ガス濃度
a : 高濃度特定二次標準ガスを用いて校正用装置から調製したス
パン調整用ガスの計量値
e) 直線性 高濃度特定二次標準ガスを用いて濃度計のスパン調整を行う。次に,高濃度特定二次標準ガ
スを用いて校正用装置からスパン調整用ガスを調製し,濃度計で計量する。また,高濃度特定二次標
準ガス濃度の1/5,2/5,3/5,4/5のいずれかの濃度付近で計量法第136条の証明書が交付されたガス
(以下,低濃度特定二次標準ガスという。)を用いて濃度計のスパン調整を行う。次に,高濃度特定二
次標準ガスを用いて校正用装置から低濃度特定二次標準ガス濃度に最も近い濃度のガスを調製し,濃
度計で計量する。直線性(EL)は,次の式によって求める。
b aB A
EL
A
ここに, A : 高濃度特定二次標準ガス濃度
a : 高濃度特定二次標準ガスを用いて校正用装置から調製したス
パン調整用ガスの計量値
B : 高濃度特定二次標準ガスの1/5,2/5,3/5,4/5のいずれかの濃
度に校正用装置から調製したときの設定濃度
b : 高濃度特定二次標準ガスを用いて校正用装置から1/5,2/5,3/5,
4/5のいずれかの濃度に調製したガスの計量値
f) 標準ガスの圧力の変化に対する安定性 校正用装置に標準ガスを設定圧力で供給し,スパン調整用ガ
スを調製する。その調製ガスを計量しCとする。次に,供給圧力を設定圧力の+10 %に変化させ,安
定後の計量値をDとする。さらに,供給圧力を設定圧力の−10 %に変化させ,安定後の計量値をEと
する。D−C及びE−CのCに対する百分率を求める。
g) 電源電圧変動に対する安定性 定格電圧でスパン調整用ガスを調製し,計量値をFとする。次に,電
源電圧を定格電圧の+10 %に変化させ,安定後の計量値をGとする。さらに,電源電圧を定格電圧の
−10 %に変化させ,安定後の計量値をHとする。G−F及びH−FのFに対する百分率を求める。
C.2.3 ゼロガス調製装置
ゼロガス調製装置は,次による。
a) 精製能力 校正用装置からゼロガスを精製し,計量する。
b) 圧力,流量変動に対する安定性 校正用装置からゼロガスを精製し,計量値をIとする。ゼロガスを
精製した状態で,校正用装置の圧力又は流量を定格の+10 %に変化させ,安定後の計量値をJとする。
さらに,校正用装置の圧力又は流量を定格の−10 %に変化させ,安定後の計量値をKとする。I,J及
――――― [JIS B 7959 pdf 16] ―――――
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びKを比較し精製能力の変化を調べる。
c) 電源電圧変動に対する安定性 定格電圧で校正用装置からゼロガスを精製し,計量値をLとする。ゼ
ロガスを精製した状態で,電源電圧を定格電圧の+10 %に変化させ,安定後の計量値をMとする。さ
らに,電源電圧を定格電圧の−10 %に変化させ,安定後の計量値をNとする。L,M及びNを比較し,
精製能力の変化を調べる。
――――― [JIS B 7959 pdf 17] ―――――
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附属書D
(規定)
コンバータの試験方法
D.1 二酸化窒素−一酸化窒素変換効率
D.1.1 概要
この試験方法は,100 vol ppm200 vol ppmの一酸化窒素の試験用ガス,酸素及びコンバータ効率試験用
ガス調整装置(以下,ガス調整装置という。)を用い,ガス調整装置でオゾンを発生させる場合について,
濃度計の窒素酸化物測定流路と一酸化窒素測定流路とで測定し,二酸化窒素−一酸化窒素変換効率を求め
る。
D.1.2 試験装置
この試験に用いる装置の流路構成を,図D.1に示す。
図D.1−二酸化窒素−一酸化窒素変換効率試験流路の例
a) オゾン発生器 オゾン発生器は,オゾン発生量が調整できるものとする。
b) 試験用ガス 試験用ガスは,3.13による。
c) 酸素 オゾンを発生させるための酸素,又は乾燥空気,アルゴンなどで希釈された酸素を含むガス。
D.1.3 操作
操作は,次による。
a) 濃度計のゼロ調整及びスパン調整を行う。
b) ガス調整装置を濃度計に接続する。濃度計は,一酸化窒素測定流路にしておく。このときオゾン発生
器は作動せず酸素の流路を閉じておく。
c) 試験用ガスを流し,流量調節弁で濃度計の所定の流量に調整する。このときの濃度計の計量値(一酸
化窒素の濃度)をAとする。
d) 酸素の流路を開き,濃度計の計量値が約10 %減少するように流量調節弁で調整する。このときの計量
値をBとする。
e) オゾン発生器を動作させ,オゾンを発生させる。オゾン発生とともに濃度計の計量値は減少するが,
計量値Aの10 %20 %の計量値になるようにオゾン発生器を調整する。このときの計量値をCとす
――――― [JIS B 7959 pdf 18] ―――――
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る。
f) 濃度計を窒素酸化物測定流路に切り換え,このときの計量値(窒素酸化物の濃度)をDとする。
g) オゾン発生器の作動を停止させる。このときの計量値をEとする。
h) 酸素の流路を閉じる。このときの計量値をFとする。
i) コンバータの効率測定の記録の一例を,図D.2に示す。
注記 破線は,試験用ガス中に二酸化窒素が含まれている場合の記録例
図D.2−コンバータの効率測定の記録の一例
j) a) h)で求めた計量値から式(D.1)を用いて効率を算出する。
なお,計量値AとFとが等しくない場合は,式(D.2)によって算出する。
D C
コンバータの効率(%)= 100 (D.1)
E C
E D
コンバータの効率(%)= 1 100 (D.2)
B C
D.2 アンモニア−一酸化窒素変換効率
D.2.1 概要
この試験方法は,標準ガス調整装置を用い,200 vol ppm±10 %の窒素バランスのアンモニアを精製空気
で希釈したものを試験用ガスとしてコンバータに通し,アンモニア−一酸化窒素変換効率を求める。
D.2.2 試験装置
この試験に用いる装置の流路構成を,図D.3に示す。
――――― [JIS B 7959 pdf 19] ―――――
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図D.3−アンモニア−一酸化窒素変換効率試験流路の例
a) 希釈装置 アンモニア−一酸化窒素試験用ガスを精製空気で25倍に希釈できるものとする。
b) 空気精製装置 活性炭などで空気などを精製できるものとする。
c) 試験用ガス 試験用ガスは,3.13による。
D.2.3 操作
操作は,次による。
a) 0100 vol ppm又はそれ以下のレンジ(010 vol ppm,050 vol ppm)に設定する。
b) 濃度計のゼロ調整及びスパン調整を行う。
c) 希釈装置出口におけるアンモニアの濃度を50 vol ppm100 vol ppmになるように希釈度を設定し,ア
ンモニア−一酸化窒素試験用ガスを精製空気で希釈した後,濃度計に導入する。
d) コンバータのアンモニア変換効率を,式(D.3)によって算出する。
A
コンバータのアンモニア変換効率(%)= 100 (D.3)
B
ここに, A : 濃度計の計量値(vol ppm)
B : 希釈装置出口のアンモニアの濃度(vol ppm)
JIS B 7959:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.20 : 雰囲気
JIS B 7959:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8103:2019
- 計測用語