JIS B 8031:2006 内燃機関―スパークプラグ | ページ 3

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5.3 端子

 端子は,一般形,コニカル形,M14コンパクト形用とM10コンパクト形用の2種類とし,そ
れぞれに一体形端子及びねじ形端子の2種類がある
a) 端子の形状及び寸法は,図2に示すとおりとする。
b) ねじ形端子のおねじ及びナットのめねじ寸法は,表7に示すとおりとする。
備考 一体形端子は,ねじ形端子にナットを取り付けたものでもよい。この場合の形状及び寸法は,
一体形端子に準じる。
単位 mm
一体形端子 ねじ形端子のナット ねじ形端子 一体形端子 ねじ形端子
a) 一般形,コニカル形,M14コンパクト形用 b) 10コンパクト形用
注(8) 有効ねじ長さを示す。
図2 端子形状及び寸法
表 7 ねじ形端子のおねじ及びナットのめねじ寸法
単位 mm
ねじのピッチ おねじ ナットのめねじ
呼び P 外径 有効径 谷の径 谷の径 有効径 内径
最大許 最小許 最大許 最小許 最大許 最小許
最大許 最小許 最大許 最小許 最大許 最小許
容限界 容限界 公差 容限界 容限界 公差 容限界 容限界 容限界 容限界 容限界 容限界 公差 容限界 容限界 公差
寸法 寸法 寸法 寸法 寸法 寸法 寸法 寸法 寸法 寸法 寸法 寸法
M4 0.7 3.9443.804 0.140 3.489
3.399 0.090 指定しない指定しない3.663 3.242 0.180
3.545 0.118 3.422
備考 端子ねじの基準山形は,JIS B 0205-1の規定による。また,許容限界寸法は,JIS B 0209-3の規定による。

5.4 ガスケット

 ガスケットは,表8のトルクで締め付けたとき,その厚さが規定の範囲にあるものと
する。ガスケットの外径は,シリンダヘッドのハウジング寸法より小さいものとする(図3のD2寸法参照)。
表 8 ガスケットの締付けトルク及び厚さ
種類 締付けトルク N・m ガスケットの厚さ mm
M14 30 1.32
M12 25 11.6
M10 15 11.6
備考 ガスケットの厚さは,取付けねじが円滑で,油などが
付着していない状態で締め付けて測定する。

――――― [JIS B 8031 pdf 11] ―――――

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5.5 シリンダヘッドハウジングの寸法

 シリンダヘッドハウジングの寸法は,図3及び表9に示すとお
りとする。
単位 mm
1形 2形 3形
図3 シリンダヘッドハウジング
表 9 シリンダヘッドハウジング寸法
単位 mm
種類 形状 ハウジングの形状及び寸法
形状 D D1 D2 D3 L
谷の径 ピッチ 最大 最小 最小 最大
M14 1形
一般形(六角対辺20.8) 14 1.25 14.5 22 30 9
一般形(六角対辺16) 21.2 24 3
コンパクト形 22 30 2
コニカル形 3形 − 17 24 5.5
M12 一般形(六角対辺18) 1形 12 1.25 12.5 19 29 5
一般形(六角対辺16) 24 3
一般形(六角対辺14) 21 3
M10 一般形 1形 10 1 10.5 17 25 5
コンパクト形
半ねじ形 2形 12

6. 外観

 プラグの外観は,目視によって判定したとき,きず,さび,その他有害な欠点が表面にあって
はならない。

7. 試験

7.1 試験条件

 プラグの試験は,特に規定がない限り,常温 (20±15 ℃) 及び常湿 [(65±20) %] の条件
で行う。

7.2 絶縁抵抗試験

 プラグの中心電極と接地部との間の絶縁抵抗をJIS C 1302に規定する絶縁抵抗計を
用いて測定する。

――――― [JIS B 8031 pdf 12] ―――――

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7.3 耐電圧試験

 プラグを図4の例に示すように,圧力チャンバに規定のトルクで締め付ける。火花す
き間に火花が飛ばないように圧力チャンバに高圧エアをかける。端子とハウジングとの間に表10に示す電
圧を印加してプラグ絶縁体内部での貫通の有無を調べる。加圧力は0.51.0 MPaを目安とする。火花すき
間で飛火させないため,外側電極を除去する,又は絶縁体先端部をチューブで覆ってもよい(例1及び例
2参照)。
図4 耐電圧試験装置(例)
表 10 プラグ種類別の試験電圧
単位 kV
プラグ種類 試験電圧
M14(コンパクト形を除く) 30
M12 25
M10(コンパクト形を除く) 20
コンパクト形 (M14,M10) 14

7.4 耐衝撃性試験

 プラグを図5に示す試験装置に取り付け,毎分400回の割合で10分間衝撃を加えた
後,異状の有無を調べる。
なお,抵抗入プラグについては,7.12に従って試験前後の抵抗値を測定し,その変化を調べる。
単位 mm
図5 耐衝撃性試験装置(例)

7.5 気密性試験

 プラグを150 ℃の雰囲気中に30分間保った後,その状態で発火部に,1.5 MPaの空気
圧を加えて,プラグ内部からの空気の漏れ量を測定する。

――――― [JIS B 8031 pdf 13] ―――――

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7.6 ハウジングのねじ破断強度試験

 鉄製の試験ジグを用いて,プラグをトルクレンチなどでハウジン
グが破断するまで締め付け,そのときのトルクを測定する。
図6 ハウジングのねじ破断強度試験

7.7 端子引抜き強度試験

 鉄製の試験ジグにプラグを締め付け,端子を軸方向に50 N/s以下の速度で400
±10 Nまで引っ張り,プラグ各部の異常の有無を調べる。
図7 端子引抜き強度試験

7.8 絶縁体曲げ強度試験

 鉄製の試験ジグにプラグを規格の最大トルク(表11参照)で締め付け,絶縁
体の先から5 mm以内の位置にモーメントアーム(L)とプラグに加える荷重Nとの積が15 Nmになるように,
垂直の力を加え,目視で割れなどの異状の有無を調べる。加える力は,衝撃を加えず,押す速度を10 mm/min
以下とする。
L
図8 絶縁体曲げ強度試験

――――― [JIS B 8031 pdf 14] ―――――

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7.9 耐熱性試験

 プラグの絶縁体の中心電極側の端部を,ガスバーナなどで800 ℃に赤熱した後,常温
まで徐冷し絶縁体に浸透探傷液を塗布して目視で割れなどの異状の有無を調べる。

7.10 耐急熱性試験

 ハウジングを切断し,絶縁体の先を傷つけることなく露出させる。少なくとも深さ3
−20 ℃のすず浴槽に30秒間,絶縁体先端を沈める。続いて絶縁体を強制冷却することなく,
mm以上で500+50
常温に戻した後,絶縁体の異状の有無を調べる。
図9 耐急熱性試験

7.11 耐急冷性試験

 プラグを30分間加熱し,直ちに常温の水中で急冷する操作を3回繰り返した後,プ
ラグ各部の異状の有無を調べる。この場合の温度差は130 ℃以上とする。
なお,絶縁体については,浸透探傷液を塗布して目視で割れなどの異状の有無を調べる。
図10 耐急冷性試験

7.12 加熱絶縁抵抗試験

 プラグが400 ℃の状態にあるとき,中心電極と接地部との間の絶縁抵抗をJIS C
1302に規定する絶縁抵抗計を用いて測定する。

7.13 抵抗体抵抗試験

 抵抗入プラグの中心電極と端子部との間に12 V以下の直流電圧を加え,その間の
抵抗値を測定し,あらかじめ測定した抵抗温度特性を用いて,そのときの値を20 ℃のときの値に補正し
て表す。

7.14 抵抗体負荷寿命試験

 抵抗入プラグについて,7.13に従って抵抗値を測定した後,図11の例に示す
方法でプラグを接続し,火花の放電電圧は20±5 kVになるよう設定し,プラグに火花を1.3×107回飛ばし
た後,1時間放置する。その後,再び抵抗値を測定し,試験前の値に対する変化を調べる。

――――― [JIS B 8031 pdf 15] ―――――

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JIS B 8031:2006の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 11565:1998(MOD)
  • ISO 14508:1997(MOD)
  • ISO 16246:2005(MOD)
  • ISO 1919:1998(MOD)
  • ISO 2344:1998(MOD)
  • ISO 2346:2001(MOD)
  • ISO 2704:1998(MOD)
  • ISO 2705:1999(MOD)
  • ISO 8470:2001(MOD)
  • ISO/DIS 19812:2004(MOD)

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JIS B 8031:2006の関連規格と引用規格一覧