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JIS B 8038:1998 規格概要
この規格 B8038は、往復動の油圧シリンダに使用する呼び径が30~500mm以下のピストンリングの用語,測定方法,材料,仕様の一般規定,要求品質及び基本的寸法特性について規定。
JISB8038 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B8038
- 規格名称
- 往復動油圧シリンダ用ピストンリング
- 規格名称英語訳
- Piston rings for reciprocating hydraulic cylinders
- 制定年月日
- 1998年12月20日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 21.240
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1998-12-20 制定日, 2004-02-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS B 8038:1998 PDF [25]
B 8038 : 1998
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。これによってJIS B 8032-1993(ピストンリング通則)は廃止され,JIS B 8032-113 :
1998(内燃機関−小径ピストンリング−),JIS B 8037-18 : 1998(内燃機関−大径ピストンリング−)及
びJIS B 8038 : 1998(往復動油圧シリンダ用ピストンリング)によって置き換えられる。
今回の制定では,国際規格との整合を図ることに重点を置き,対応国際規格の規定内容をすべて採用し,
さらに,JISとして必要な規定内容を追加した。また,JIS Z 8301(規格票の様式)が1996年7月に改正
されたのに伴い,それに従って規格票の様式も変更した。
JIS B 8032は,次に示す13部によって構成され,これらに“内燃機関−小径ピストンリング−”という
共通の規格名称を用いた。
JIS B 8032 内燃機関−小径ピストンリング−
第1部 : 用語
第2部 : 測定方法
第3部 : 材料
第4部 : 仕様の一般規定
第5部 : 要求品質
第6部 : レクタンギュラリング
第7部 : 薄幅レクタンギュラリング
第8部 : スクレーパリング
第9部 : キーストンリング
第10部 : ハーフキーストンリング
第11部 : オイルコントロールリング
第12部 : コイルエキスパンダ付きオイルコントロールリング
第13部 : スチール組合せオイルコントロールリング
JIS B 8037は,次に示す8部によって構成され,これらに“内燃機関−大径ピストンリング−”という
共通の規格名称を用いた。
JIS B 8037 内燃機関−大径ピストンリング−
第1部 : 用語
第2部 : 測定方法
第3部 : 材料
第4部 : 仕様の一般規定
第5部 : 要求品質
第6部 : レクタンギュラリング
第7部 : オイルコントロールリング
第8部 : コイルエキスパンダ付きオイルコントロールリング
JIS B 8038は,“往復動油圧シリンダ用ピストンリング”という規格名称を用いた。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS B 8038 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 8038 : 1998
往復動油圧シリンダ用ピストンリング
Piston rings for reciprocating hydraulic cylinders
1. 適用範囲 この規格は,往復動の油圧シリンダに使用する呼び径が30500mm以下のピストンリン
グ(以下,リングという。)の用語,測定方法,材料,仕様の一般規定,要求品質及び基本的寸法特性につ
いて規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS B 0601 表面粗さ−定義及び表示
JIS Z 2243 ブリネル硬さ試験−試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法
備考 ISO 4288 : 1996, Geometrical Product Specifications (GPS) −Surface texture : Profile method−
Rules and procedures for the assessment of surface textureからの引用事項は,この規格の該
当事項と同等である。
3. 用語
3.1 リングの分類 リングの分類は,次による。
3.2 リングの形状 リングの形状は,次による。
箇条番号 リングの形状 名称 コード 形状図
3.2.1 外周・断面形状 ストレートフェースレクタンR
ギュラリング
3.2.2 エッジ部形状 内周面取り KI
3.2.3 合い口部形状 段付き合い口(ステップ) JS
――――― [JIS B 8038 pdf 2] ―――――
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B 8038 : 1998
3.3 リング各部の名称及び記号
3.3.1 自由状態 自由状態のリングの名称及び記号は,図1による。
注* 厚さa1はa1と表してもよい。
図1 自由状態のリングの名称及び記号
3.3.2 装着状態
3.3.2.1 シリンダ装着状態 シリンダ装着状態のリングの名称及び記号は,図2による。
図2 シリンダ装着状態のリングの名称及び記号
3.3.2.2 ピストン装着状態 ピストン装着状態のリングの名称及び記号は,図3による。
図3 ピストン装着状態のリングの名称及び記号
――――― [JIS B 8038 pdf 3] ―――――
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B 8038 : 1998
3.3.2.3 リング合い口部形状 合い口部形状,名称及び記号は,図4による。
段付き合い口(ステップ)
図4 合い口部形状,名称及び記号
3.3.3 エッジ部,内周面,外周面及び側面の名称 エッジ部及び各面の名称は,図5による。
図5 エッジ部及び各面の名称
3.3.4 リングの断面 断面の名称は,図6による。
図6 断面の名称
3.4 定義 リングの用語及び定義は,次による。
箇条番号 用語 定義
3.4.0 ピストンリング 外周方向へばね性をもち,合い口をもつ金属製環状体(リング)。リングの
断面形状に合った環状溝に装着される。往復運動及び回転運動状態で,リ
ング外周面及びシリンダボアとの間並びにリング側面及びピストンのリン
グ溝との間でガス又は液体の漏れを防止する。
――――― [JIS B 8038 pdf 4] ―――――
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B 8038 : 1998
3.4.1 リングのタイプ リングのタイプの用語及び定義は,次による。
箇条番号 用語 定義
3.4.1.1 シングルピースリング 一つのリング溝に入るリングが,1個の部品で構成されているリング。
3.4.1.2 組合せリング 一つのリング溝に入るリングが,2個以上の部品で構成されているリング。
3.4.1.3 コンプレッションリング 油圧シリンダの作動液体の漏れを防止することを主な目的とするリング。
3.4.1.4 レクタンギュラリング 断面が長方形(最も単純な形状)で一般的な使用条件のもとで,適切なシ
ール性能をもつコンプレッションリング。
3.4.2 リングの物理的特性 リングの物理的特性の用語及び定義は,次による。
箇条番号 用語 定義
3.4.2.1 リング呼び径(記号d1) リング呼び径 (d1) は,シリンダ呼び径 (H) に等しい。
3.4.2.2 合い口 リング装着,及びばね性を得るために円環を切断した部位。
3.4.2.3 合い口突き当たり リング合い口端部の接触。
3.4.2.4 有効フリーギャップ 自由合い口すきま及び合い口すきまとの差で,縦弾性係数,接線張力及び
応力を計算するときには,これを使用する。
3.4.2.5 面圧分布 リング呼び径のシリンダに装着したときの,リング外周面の半径方向圧力
の分布。
3.4.2.6 面圧 シリンダ壁面に作用する,リングの半径方向圧力。
3.4.2.7 かすかな断続的な光 リングをリングゲージに入れその接触面から,鮮明な光ではなく断続的な
点状の光又はかすかなぼやけた光で,ライトタイトネス試験のときに観察
される。
3.4.3 ピストン部 ピストン部の用語及び定義は,次による。
箇条番号 用語 定義
3.4.3.1 リング溝 リングを挿入するために設けたピストンの溝。
3.4.4 測定器具 測定器具の用語及び定義は,次による。
箇条番号 用語 定義
3.4.4.1 リングゲージ 内径がシリンダ呼び径 (H) と等しい環状のゲージ。
3.4.4.2 データム面 特に指定しない場合は,リングを測定するときに使用する基準となる平面。
4. 測定方法
4.1 一般測定条件 特に規定のない場合は,次による。
a) リングは,自由状態でデータム面上に置き,リングには特別の力を加えてはならない。
b) リングの呼び径に等しいリングゲージに挿入して測定する項目もある。
c) 測定器は,測定する項目の許容差の10%以下の精度のものを用いる。
――――― [JIS B 8038 pdf 5] ―――――
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JIS B 8038:1998の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.240 : ロータリ往復動機構及びその部品
JIS B 8038:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISZ2243:2008
- ブリネル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2016
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2021
- ロックウェル硬さ試験―試験方法