JIS B 8037-6:1998 内燃機関―大径ピストンリング―第6部:レクタンギュラリング

JIS B 8037-6:1998 規格概要

この規格 B8037-6は、往復動内燃機関に使用する呼び径200mmを超え1000mm以下のピストンリングのレクタンギュラリングのタイプR,B及びMの基本的寸法及び特性について規定。類似した状態で作動する圧縮機用リングなどに適用してもよい。

JISB8037-6 規格全文情報

規格番号
JIS B8037-6 
規格名称
内燃機関―大径ピストンリング―第6部 : レクタンギュラリング
規格名称英語訳
Internal combustion engines -- Large diameter piston rings -- Part 6:Rectangular rings
制定年月日
1998年12月20日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

21.240, 27.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1998-12-20 制定日, 2004-02-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS B 8037-6:1998 PDF [15]
B 8037-6 : 1998

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。これによってJIS B 8032-1993(ピストンリング通則)は廃止され,JIS B 8032-113 :
1998(内燃機関−小径ピストンリング−),JIS B 8037-18 : 1998(内燃機関−大径ピストンリング−)及
びJIS B 8038 : 1998(往復動油圧シリンダ用ピストンリング)によって置き換えられる。
今回の制定では,国際規格との整合を図ることに重点を置き,対応国際規格の規定内容をすべて採用し,
さらに,JISとして必要な規定内容を追加した。また,JIS Z 8301(規格票の様式)が1996年7月に改正
されたのに伴い,それに従って規格票の様式も変更した。
JIS B 8032は,次に示す13部によって構成され,これらに“内燃機関−小径ピストンリング−”という
共通の規格名称を用いた。
JIS B 8032 内燃機関−小径ピストンリング−
第 1部 : 用語
第 2部 : 測定方法
第 3部 : 材料
第 4部 : 仕様の一般規定
第 5部 : 要求品質
第 6部 : レクタンギュラリング
第 7部 : 薄幅レクタンギュラリング
第 8部 : スクレーパリング
第 9部 : キーストンリング
第10部 : ハーフキーストンリング
第11部 : オイルコントロールリング
第12部 : コイルエキスパンダ付きオイルコントロールリング
第13部 : スチール組合せオイルコントロールリング
JIS B 8037は,次に示す8部によって構成され,これらに“内燃機関−大径ピストンリング−”という
共通の規格名称を用いた。
JIS B 8037 内燃機関−大径ピストンリング−
第1部 : 用語
第2部 : 測定方法
第3部 : 材料
第4部 : 仕様の一般規定
第5部 : 要求品質
第6部 : レクタンギュラリング
第7部 : オイルコントロールリング
第8部 : コイルエキスパンダ付きオイルコントロールリング
JIS B 8038は,“往復動油圧シリンダ用ピストンリング”という規格名称を用いた。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS B 8037-6 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 8037-6 : 1998

内燃機関−大径ピストンリング−第6部 : レクタンギュラリング

Internal combustion engines−Large diameter piston rings− Part 6 : Rectangular rings

1. 適用範囲 この規格は,往復動内燃機関に使用する呼び径が200mmを超え1 000mm以下のピストン
リング(以下,リングという。)のレクタンギュラリングのタイプR,B及びMの基本的寸法及び特性に
ついて規定する。
なお,この規格は,類似した状態で作動する圧縮機用リングなどに適用してもよい。
2. 種類 リングの厚さ (a1) は,内燃機関の作動条件にリングを適合させるため,次の2種類を規定する。
なお,コードの “MPG” 及び “MPS” を選択するリングの場合は,リングの呼び方にこれらのコードを明
示する。
厚さ (a1) コード 適用する寸法表 主な用途(参考)
d1 d1 MPG 表7 一般内燃機関
28 33
d1 d1 MPS 表8 船用内燃機関
25 31
3. リングのタイプ及び呼び方の例
3.1 タイプR−ストレートフェースレクタンギュラリングのタイプ及び呼び方
3.1.1 一般諸元 リングの一般諸元は,図1による。
各部の寸法及び張力は,表7又は表8による。

――――― [JIS B 8037-6 pdf 2] ―――――

2
B 8037-6 : 1998
注* 表1による。
図1 タイプR
表1 tの値
単位mm
呼び径
d1 t
200 5003.1.2 呼び方の例 リングの呼び方は,次による。
呼び径d1=300mm,厚さ “MPG”,リング幅h1=6mmで熱処理なしのねずみ鋳鉄(材料分類10)製で,
図1に示す一般諸元をもち,全面りん酸塩皮膜処理を施したものの呼び方は,次による。
ピストンリング JIS B 8037-6 R−300×6 MPG−MC10 PO
3.2 タイプB−バレルフェースレクタンギュラリングのタイプ及び呼び方
3.2.1 一般諸元 リングの一般諸元は,図2による。
各部の寸法及び張力は,表7又は表8による。
注* 表2による。
図2 タイプB

――――― [JIS B 8037-6 pdf 3] ―――――

                                                                                              3
B 8037-6 : 1998
表2 バレル幅 (h8) 及びバレル量 (t2, t3)
単位mm
幅 バレル幅 バレル量 幅 バレル幅 バレル量
h1 h8 t2, t3 h1 h8 t2, t3
4.0 2.8 0.0050.023 9.0 6.8 0.0140.038
4.5 3.2 10.0 7.6
5.0 3.6 0.0080.026 12.0 9.2 0.0170.042
6.0 4.4 14.0 10.8 0.0200.050
7.0 5.2 0.0120.034 18.0 14.0 0.0260.062
8.0 6.0 22.0 17.2 0.0320.076
備考 リング幅中心からのバレル頂点のずれ量は,受渡当事者間の協定
による。
3.2.2 呼び方の例 リングの呼び方は,次による。
呼び径d1=300mm,厚さ “MPG”,リング幅h1=6mmで熱処理なしのねずみ鋳鉄(材料分類10)製で,
図2に示す一般諸元をもち,厚さ0.20mm以上の外周全面クロムめっきを施したものの呼び方は,次によ
る。
ピストンリング JIS B 8037-6 B−300×6 MPG−MC10 CR4
3.3 タイプM−テーパフェースレクタンギュラリングのタイプ及び呼び方
3.3.1 一般諸元 リングの一般諸元は,図3による。
各部の寸法及び張力は,表7又は表8による。
注* 表3による。
図3 タイプM

――――― [JIS B 8037-6 pdf 4] ―――――

4
B 8037-6 : 1998
表3 テーパ角度及び許容差
テーパ コーティングなし及びコーティング付きリング
記号 (モリブデン又はクロムめっき付きテーパ 外周研磨)
IF(1)上面
許容差(2) 許容差(2)
M3 60' +50' 60' +60'
M4 90' 0 90' 0
M5 120' 120'
注(1) コードIFについては,図13を参照。
(2) コーティング付きテーパリングで外周研磨なしのものについ
ては,その許容差を10'広げる。
60 IF付きMでは
70
(例 M3=60'では 0 0
3.3.2 呼び方の例 リングの呼び方は,次による。
呼び径d1=300mm,厚さ “MPG”,リング幅h1=6mmで熱処理なしのねずみ鋳鉄(材料分類10)製で,
図3に示すテーパ角度M3=60'の一般諸元をもち,厚さ0.20mm以上の外周面クロムめっきを施したもの
の呼び方は,次による。
ピストンリング JIS B 8037-6 M3−300×6 MPG−MC10 CR4
4. 共通諸元
4.1 タイプR−ストレートフェースレクタンギュラリングの共通諸元
4.1.1 コーティングなしリング リングの共通諸元は,図4による。
図4 コーティングなしタイプRリング
4.1.2 コーティング付きリング(クロムめっき又はモリブデンコーティング) リングの共通諸元は,図
5又は図6による。
a) 外周全面コーティング付き
図5 外周全面コーティング付きタイプRリング
b) インレイドコーティング付き
図6 インレイドコーティング付きタイプRリング
4.2 タイプB−バレルフェースレクタンギュラリングの共通諸元

――――― [JIS B 8037-6 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS B 8037-6:1998の国際規格 ICS 分類一覧