JIS B 8103:1989 水車及びポンプ水車の模型試験方法 | ページ 12

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B 8103-1989
参考2 水圧脈動試験
1. この参考は,模型によって各部の水圧脈動を測定する方法について記述するものであって,規定の一
部ではない。
2. 模 型 模型は,この規格本体の7.による。
3. 試験落差及び試験装置 原則として効率試験又はキャビテーション試験の試験有効落差及び装置に準
じることとするが,試験の種類によっては,その主旨を満足すると判断されるものであればよい。
4. 試験方法
4.1 測定部位 水圧脈動試験においては,原則として次の部位での水圧脈動を測定する。
(1) ケーシング入口部
(2) 上部吸出し管部
備考 その他の部位については,必要に応じて受渡当事者間で決めてよい。
4.2 水圧脈動の測定方法 水圧脈動の測定方法は,次による。
(1) 水圧脈動は,測定した圧力を電気信号に変換し,これを水頭に換算して評価する。
(2) 圧力測定は,管壁に圧力測定孔を設け,これに圧力測定機器受圧面を流れに直接設置することによっ
て行うことを原則とするが,圧力測定孔と圧力測定機器との間に銅管などの導圧部を設けるときは,
その長さを極力短くし,空気がたまらぬよう完全に水で充満させる。
(3) 圧力測定孔形状又は圧力測定機器の取付状態によって,流れを乱すことのないよう十分注意を払うこ
と。
4.3 水圧脈動の測定機器 水圧脈動の測定は,次による。
(1) 圧力変化を電気信号に変換して使用する圧力変換器を使用する。
(2) (1)に規定した圧力変換器として,主として次の方式のものがある。
(a) 電気抵抗形
(b) 圧電気形
(c) コンデンサ形
また,他の方式のものでも,試験の目的に対し適当な方法によって校正され,必要な精度,特性
をもつものと認められるものは,この試験に使用してよい。
(3) 圧力変換器の固有周波数は,測定対象とする水圧脈動の周波数に対し,十分高いものとする。
(4) 測定目的の水圧脈動の周波数に対し十分離れた周波数の水圧脈動は,適当な電気的フィルタ回路など
によってこれを遮断し,目的とした水圧脈動のより正確な把握に努める。
4.4 測定値の表示方法 水庄脈動値は,原則として対象とする水圧脈動の種類に対し,十分と判断され
る測定時間内で得られた一連の水圧脈動の最大振幅(両振幅)で表すこととするが,対象とする水圧脈動
の種類によっては実効値(水圧脈動を適当な方法で最小二乗法で処理して得た値)によって,整理しても
よい。
また,必要に応じて周波数分析を行うこととする。

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4.5 実物への諸量の換算 模型の水圧脈動特性から実物の水圧脈動特性を求めるには,次の方法による。
模型と実物が相似な運転状態においては,キャビテーション係数が等しい場合に水圧脈動特性には,次の
関係が成り立つ。
H H f f
= , =
H H n / 60 n/ 60
ここに, 模型における水圧脈動値 (m)
H' : 模型の有効落差 (m)
実物における水圧脈動値 (m)
H : 実物の有効落差 (m)
f' : 模型の水圧脈動周波数 (Hz)
n' : 模型の回転速度 (min−1)
f : 実物の水圧脈動周波数 (Hz)
n : 実物の回転速度 (min−1)
ただし,模型と実物の各々の装置の固有振動数は,上記f'及びfと十分離れたものであること。
4.6 測定結果の整理方法 水圧脈動特性曲線の求め方は,次によるが,数値は,それぞれの代表値で除
した無次元数で表してもよい。
(1) 模型水車特性 代表寸法及び試験有効落差を併記する。
特性曲線は単位寸法及び単位落差当たりの値に換算した回転速度をパラメータとして,横軸にガイ
ドベーン開度又は単位寸法及び単位落差当たりの値に換算した流量を取り,縦軸に水圧脈動値を取る。
(2) 実物水車特性 有効落差をパラメータとして,横軸にガイドベーン開度又は模型から換算した流量又
は出力を取り,縦軸に水圧脈動値を取る。
(3) 模型ポンプ特性 代表寸法及び試験回転速度を併記する。
横軸にガイドベーン開度又は全揚程を取り,縦軸に水圧脈動値を取る。
(4) 実物ポンプ特性 横軸にガイドベーン開度又は模型から換算した全揚程を取り,縦軸に水圧脈動値を
取る。
JIS B 8103及びJIS B 8104改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(主査) 豊 倉 富太郎 横浜国立大学工学部
(幹事) 青 木 宏 之 日本工営株式会社横浜事業本部
(元冨士電機株式会社川崎工場)
赤 池 志 郎 神奈川工科大学
小 林 敏 雄 東京大学生産技術研究所
高 松 康 生 九州大学
鈴 木 茂 光 工業技術院標準部
伊 藤 宏 一 東京電力株式会社建設部
下 村 博 明 中部電力株式会社水力部
石 川 一 吉 関西電力株式会社建設部
野 上 昭 博 電源開発株式会社建設部
浅 野 保 夫 株式会社荏原製作所水力機械設計部
川 本 一 俊 株式会社日立製作所水力設計部
牟田口 弘 造 三菱重工業株式会社高砂研究所
山 形 一 郎 株式会社東芝重電技術研究所
池 田 順 一 財団法人日本規格協会
(オブザーバー) 塚 本 直 史 富士電機株式会社川崎工場
(事務局) 中 嶌 勉 社団法人日本機械学会

JIS B 8103:1989の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60193:1965(MOD)
  • IEC 60193:1965/AMENDMENT 1:1977(MOD)
  • IEC 60193A:1972(MOD)

JIS B 8103:1989の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8103:1989の関連規格と引用規格一覧