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参照)。
(15) 運転キャビテーション係数 実物の運転状態におけるキャビテーション係数。特に指定がない場合に
は,仕様で定められた範囲内で,その実物がキャビテーションに対して最も悪条件になるときのキャ
ビテーション係数を採る。
備考 運転キャビテーション係数をプラントシグマということもある。
(16) 臨界キャビテーション係数 キャビテーションの発生によって効率が低下し始めるときのキャビテー
ション係数(付図11参照)。
備考 臨界キャビテーション係数をクリチカルシグマということもある。
(17) ポンプ試験回転速度 ポンプ性能試験及びキャビテーション試験を行うとき,基準として選んだ模型
ポンプ水車の回転速度。
(18) 運転NPSH 運転キャビテーション係数に対応する模型ポンプ水車のポンプ試験回転速度における有
効吸込水頭 (NPSH)。
備考 NPSHについては,9.11.3(2)を参照のこと。
(19) 臨界NPSH 臨界キャビテーション係数に対応する模型ポンプ水車のポンプ試験回転速度における有
効吸込水頭 (NPSH)。
(20) 代表寸法 模型の代表寸法とは,次の寸法をいう(付図1.11.6参照)。
ペルトン水車 ジェット中心線の接円の直径 (D1)
フランシス水車 ランナ出口直径 (D2)
斜流水車 ランナ基準径 (D1) (1)
プロペラ水車 ランナ外径 (D1) (1)
フランシス形ポンプ水車 ランナ出口直径 (D2)
斜流形ポンプ水車 ランナ基準径 (D1) (1)
プロペラ形ポンプ水車 ランナ外径 (D1) (1)
注(1) これに対向する固定部の内径を採ってもよい。
3. 水車効率試験,ポンプ効率試験,水車キャビテーション試験及びポンプキャビテーション試験の模型
と測定装置の相互関係 水車効率試験,ポンプ効率試験,水車キャビテーション試験及びポンプキャビテ
ーション試験の模型と測定装置の相互関係は,次による。
(1) 水車効率試験,ポンプ効率試験,水車キャビテーション試験及びポンプキャビテーション試験は,原
則として同一の模型を使用する。
(2) 水車効率試験とポンプ効率試験は,原則として同一基準器によって校正された測定装置を使用する。
4. 測定項目
次の項目について測定を行う。
(1) 水車効率試験 有効落差・流量・回転速度(無拘束速度を含む。)・水車出力・水車効率
(2) ポンプ効率試験 全揚程・揚水量・回転速度・ポンプ入力・ポンプ効率
(3) 水車キャビテーション試験 有効落差・流量・回転速度・水車出力・水車効率・キャビテーション係
数
(4) ポンプキャビテーション試験 全揚程・揚水量・回転速度・ポンプ入力・ポンプ効率・キャビテーシ
ョン係数
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5. 試験用水
試験には,35℃以下の清水を使用しなければならない。
6. 測定機器の校正
試験に使用する測定機器は,試験前に模型の水車運転及びポンプ運転の全測定範囲
について校正しておかなければならない。
7. 模 型
7.1 模型の相似範囲
模型は,次の部分を実物と相似にしなければならない。
(1) ペルトン水車 ケーシング・ノズルパイプ・ノズルチップ・ニードル・ランナ・ハウジングなど。
(2) 反動水車及びポンプ水車 ケーシング・スピードリング・ガイドベーン・ランナ・ディスチャージリ
ング・吸出し管・バランスパイプ・バランスホールなど。
備考1. ペルトン水車のデフレクタ・バケットの裏側,反動水車及びポンプ水車の上カバー・下カバ
ー・ランナシールギャップ・バランスパイプ・バランスホール,バルブ水車及びS形チュー
ブラ水車のステーベーン・点検シャフトなどは,受渡当事者間の協定によって相似に作らな
くてもよい。ただし,ランナギャップは,実物に相似な寸法より小さくしてはならない。バ
ランスパイプ・バランスホールの面積の総和は,実物に相似な面積より小さくしてはならな
い。
2. ケーシング入口及び吸出し管出口の相似範囲は,受渡当事者間の協定による。ケーシング入
口の相似にすべき範囲は,水車中心から測ってランナ出口径の2倍の距離以下にならないよ
うに協定するのが望ましい。
7.2 模型の寸法
模型の寸法は,次による。
(1) 模型の代表寸法は,次による。
ペルトン水車 ジェット中心線の接円の直径 350mm以上
フランシス水車 ランナ出口直径 350mm以上
斜流水車 ランナ基準径 350mm以上
プロペラ水車 ランナ外径 350mm以上
フランシス形ポンプ水車 ランナ出口直径 250mm以上
斜流形ポンプ水車 ランナ基準径 350mm以上
プロペラ形ポンプ水車 ランナ外径 300mm以上
備考 比速度が特に低い場合,高い場合などで,試験装置の容量の関係から上記寸法を満足すること
が困難な場合は,受渡当事者間で協定して代表寸法を変えてもよい。
(2) 模型は,その設計図と対照して寸法検査を行う。
なお,模型寸法の許容差は,表14による。
備考1. 表14中の寸法検査部は,付図1.11.6参照。
2. ランナベーンの断面形状の検査は,原則として35個の断面について行う(付図1.4及び付
図1.5参照)。
3. フランシス水車・フランシス形ポンプ水車のランナベーン断面形状の検査は,原則として円
すい断面又は円すい接平面のプロフィルゲージを作り,これを正規の角度にセットして行う。
角度の誤差は,プロフィルの誤差として測定できるようにする。ランナの形状によっては水
平断面のプロフィルゲージを使用するほうが便利であることもある(付図1.4参照)。
4. ガイドベーンやランナベーンの断面形状の測定には,プロフィルゲージを使用する代わりに
――――― [JIS B 8103 pdf 7] ―――――
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断面形状の座標を直接測定して,図面寸法との差を求めてもよい。
5. シールギャップは,一直径上の両側のキャップの和の21でいう。
表1 ペルトン水車の寸法許容差
許容差
項目 備考
%
入口内径 (Ds) ±1
形状寸法 (A , B , C , D) ±2 水車中心から内壁まで
ケーシング
オフセット (R) ±2
入口長さ (L) ±2
形状寸法 ±2
ハウジング −
(L1 , L2 , L3 , L4 , L5 , L6 , L7)
内 径 (Dp) ±2
ノズルパイプ −
ニードルステム保護管外径 (Dl) ±10
口 径 (Dn) ±0.5
ノズルチップ
内面形状 (Cn) ±1 チップ口径に対する比率
ヘッドの最大外径 (Dm) ±0.3
ニードル
形 状 (Cm) ±1 最大径に対する比率
内 幅 (B1) ±1
切欠き幅 (B2) ±1
厚 さ (T) ±20 設計最大幅位置にて
長 さ (Lb) ±1 内幅に対する比率
バ 深 さ (Hb) ±0.5 内幅に対する比率
ケ
ラ ン ナ ッ 形 状 (Cb) ±0.5 内幅に対する比率(出口は±0.2%)
ト 水切り先端直径 (D2) ±0.5
ピッチ (P) ±2 平均値に対する比率
オフセット (Rb) ±1 ジェット中心線接円の直径に対する比率
ジェット中心線からのバケッ
±1 内幅に対する比率
ト水切りの軸方向のずれ (E)
ジェット中心線 接円の直径 (D1) ±0.2 −
備考 それぞれの項目の括弧内の記号は,付図1.1及び付図1.2を参照する。
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表2 フランシス水車及びフランシス形ポンプ水車の寸法許容差
許容差
項目 備考
%
入口内径 (Ds) ±1
形状寸法 (A , B , C , D) ±2 水車中心から内壁まで
ケーシング
オフセット (R) ±2
入口長さ (L) ±2
出口流路幅 (Bs) ±2
スピードリング −
内 径 (Di) ±2
±0.3 Bgが50mm以上の場合
流 路 幅 (Bg)
±0.15 (mm) gが50mm未満の場合
ガイドベーン 断面形状 (Cg) ±3 最大厚さに対する比率
ピッチ円直径 (Dg) ±0.2
出口開き (Ag) ±2 100%開度においてその平均値に対する比率
入口直径 (D1) ±0.15 入口高さの21の位置
出口直径 (D2) ±0.15 ランナバンド下端
±0.3 B1が50mm以上の場合
入口高さ (B1)
±0.15 (mm) 1が50mm未満の場合
ランナバンド高さ (H) ±0.5
+100 Gとして他の測定値からの計算値を用いてもよ
シールギャップ (G)
0 い。
ラ ン ナ ラ 断面形状 (Cr) ±0.15 入口直径に対する比率
ン 厚 さ (T) ±10 最大厚さに対する比率
ナ
ベ 入口ピッチ (P1) ±2
ー
ン
+5
出 出口開き (A2)
口 −3
開 −
+1.5
き 出口開きの平均 ( A)
2
−1
吸出し管 入口内径 (D5) ±1
±5 W2,W4についてはそれぞれW1,W3に対する比
その他 (L1 , L2 , H1 , H2 , H3 , H4 , W1 ,
W2 , W3 , W4) 率
H4として他の測定値を用いてもよい。
バランスホール +100
総 面 積 (Ab) −
バランスパイプ 0
備考 それぞれの項目の括弧内の記号は,付図1.3及び付図1.4を参照する。
――――― [JIS B 8103 pdf 9] ―――――
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表3 斜流形及びプロペラ形の水車,ポンプ水車の寸法許容差
許容差
項目 備考
%
入口内径 (Ds) ±1
形状寸法 (A , B , C , D) ±2 水車中心から内壁まで
ケーシング
オフセット (R) ±2
入口長さ (L) ±2
出口流路幅 (Bs) ±2
スピードリング −
内 径 (Di) ±2
流 路 幅 (Bg) ±0.3 Bgが50mm以上の場合
±0.15 (mm) gが50mm未満の場合
ガイドベーン 断面形状 (Cg) ±3 最大厚さに対する比率
ピッチ円直径 (Dg) ±0.2
出口開き (Ag) ±2 100%開度においてその平均値に対する比率
基準径(斜流) (D1) ±0.1
外 径(プロペラ) (D1) ±0.1
ボス径(斜流) (Db) ±0.2
ボス径(プロペラ) (Db) ±0.2
斜流角(斜流) ( ±15(分)
+100 Gとして他の測定値からの計算値を用いてもよ
翼端ギャップ (G)
0 い。
ラ ン ナ
断面形状 (Cr) ±0.1 外径に対する比率
ラ 厚 さ (T) ±5 各断面の最大値に対する比率(設計最大肉厚転
ン において)
ナ
ベ +0.5
長 さ (Lr)
ー −1
ン
ピ ッ チ (P) ±1
取付角( ±15(分)
ディスチャージリングスロート径 (D4) ±0.3 −
ディスチャージリング径 (D3) ±0.2 直交する2直径の平均値
入口内径 (D5) ±1
±5 W2,W4については,それぞれW1,W3に対する
その他 (L1 , L2 , H1 , H2 , H3 , H4 , W1 ,
吸出し管 W2 , W3 , W4) 比率
H4として他の測定値からの計算値を用いても
よい。
+100
バランスパイプ 総 面 積 (Ab) −
0
備考 それぞれの項目の括弧内の記号は,付図1.3及び付図1.5を参照する。
――――― [JIS B 8103 pdf 10] ―――――
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JIS B 8103:1989の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60193:1965(MOD)
- IEC 60193:1965/AMENDMENT 1:1977(MOD)
- IEC 60193A:1972(MOD)
JIS B 8103:1989の国際規格 ICS 分類一覧
- 27 : エネルギー及び熱伝達工学 > 27.140 : 水力エネルギー工学
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.080 : ポンプ
JIS B 8103:1989の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0119:2009
- 水車及びポンプ水車用語
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISZ8302:1973
- 製図通則
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方