JIS B 8310:1985 ポンプの騒音レベル測定方法

JIS B 8310:1985 規格概要

この規格 B8310は、ターボポンプ(水中モーターポンプを除く。),ロータリ形ポンプ,往復ポンプ(油圧ポンプを除く。)の各ポンプに適用し,ポンプ本体から放射する定常的な騒音の騒音レベルを測定する方法について規定。

JISB8310 規格全文情報

規格番号
JIS B8310 
規格名称
ポンプの騒音レベル測定方法
規格名称英語訳
Methods of A-weighted sound pressure level measurement for pumps
制定年月日
1977年11月1日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

17.140.20, 23.080
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
環境測定 I-1 2021, 環境測定 I-2 2021, 環境測定 II 2021, ポンプ 2019
改訂:履歴
1977-11-01 制定日, 1983-03-01 確認日, 1985-02-01 改正日, 1990-03-01 確認日, 1995-06-01 確認日, 2001-08-20 確認日, 2007-03-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS B 8310:1985 PDF [34]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 8310-1985

ポンプの騒音レベル測定方法

Methods of A-weighted Sound Pressure Level Measurement for Pumps

1. 適用範囲 この規格は,ターボポンプ(水中モーターポンプを除く。),ロータリ形ポンプ,往復ポン
プ(油圧ポンプを除く。)の各ポンプに適用し,ポンプ本体から放射する定常的な騒音の騒音レベル(1)を測
定する方法について規定する。
注(1) 定常的な騒音の騒音レベルとは,8dB以内の変動で5分間以上継続し,その平均値が計測中ほぼ
一定とみなすことができるものをいう。
引用規格 :
JIS B 8301 遠心ポンプ,斜流ポンプ及び軸流ポンプの試験及び検査方法
JIS B 8311 往復ポンプの試験及び検査方法
JIS B 8312 歯車ポンプ及びねじポンプの試験及び検査方法
JIS C 1502 普通騒音計
JIS C 1505 精密騒音計
JIS Z 8106 音響用語(一般)
JIS Z 8731 騒音レベル測定方法
2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,JIS Z 8106[音響用語(一般)]によるほか,次に
よる。
(1) 騒音レベル JIS C 1502(普通騒音計),JIS C 1505(精密騒音計)に規定のもの,又はこれらと同等
以上の性能をもつ測定器で測定した値 [dB (A) (2)。
注(2) 騒音レベルLAは10log10 (pA2/po2) で定義された値。ここで,pAはJIS C 1502又はJIS C 1505に規
定してあるA特性で重みを付けた音圧の実効値,poは基準音圧20 愀 2×10−5N/m2) とする。
騒音レベルLAの単位はデシベル,単位記号はdB。ただし,この規格ではA特性で重みを付け
た値であることを明示するためにdB (A) と記す。
(2) 騒音のバンド音圧レベル ある周波数範囲における騒音の成分を音圧レベル(3)で表したもの。
注(3) 音圧レベルLpは10log10 (p2/po2) で定義された値。単位はデシベル,単位記号はdB。ここでpは,
その音の音圧の実効値,poは基準音圧20 愀 2×10−5N/m2) とする。
(3) 暗騒音 測定対象音がないときの,その測定点における騒音。
(4) 音源 ケーシング,吸込口,吐出し口など,騒音を放射する源。
(5) 基準音源 測定周波数範囲で,十分かつ安定な出力と良好な全指向性をもつ小形の音源で,音場の確
認に使用するもの。
(6) 測定値 読取値に暗騒音の補正を行った値。

――――― [JIS B 8310 pdf 1] ―――――

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B 8310-1985
3. 測定項目 規定の運転条件において,ポンプの周囲の騒音レベル [dB (A) を測定する。
参考 騒音のバンド音圧レベルの測定が必要な場合には,後記の参考1による。
4. 測定条件
4.1 測定環境
4.1.1 測定場所 測定場所は,できるだけ床面以外のものからの音の反射がなく,また,次のいずれかの
条件を満足するものでなければならない。
(1) 反電動機側の一方向で,ポンプ本体表面から1mと2mの距離における騒音レベルの差,又は0.5mと
1mの距離における騒音レベルの差が5dB以上あること。
(2) 基準音源を供試ポンプ据え付け場所又はその近傍に置き,基準音源から1mと2mの距離における騒
音レベルの差,又は0.5mと1mの距離における騒音レベルの差が5dB以上あること。
このような条件を満足しない場合は,測定場所の状態(室内寸法,装置寸法,配置,配管,音場測
定結果など)を特記する。
4.1.2 暗騒音 暗騒音は,対象騒音の読取値より10dB以上低いことが望ましいが,やむを得ず指示の差
が49dBのときは,表1によって補正する。
表1 暗騒音の補正値[JIS Z 8731(騒音レベル測定方法)参照]
単位 dB
4,5
対象音があるときとないときとの指示の差 6,7,8,9
補正値 −2 −1
4.2 運転条件 騒音の測定は,原則として規定回転数,規定吐出し量(4)で行う。やむを得ず規定の条件
以外で測定する場合は,受渡当事者間の協定を行い,その運転条件を明記する。
注(4) 規定回転数及び規定吐出し量の設定許容値は,それぞれ5%以内とする。
5. 測定器及び試験装置
5.1 測定器 測定器は,JIS C 1502に規定の普通騒音計(又はJIS C 1505の精密騒音計)又はこれと同
等以上の性能をもつ測定器(以下,総称して騒音計という。)でなければならない。
5.2 試験装置 試験装置は,該当するポンプ試験方法に関する規格(5)による。
なお,次の点に注意して設置する。
注(5) IS B 8301(遠心ポンプ,斜流ポンプ及び軸流ポンプの試験及び検査方法)
JIS B 8311(往復ポンプの試験及び検査方法)
JIS B 8312(歯車ポンプ及びねじポンプの試験及び検査方法)
(1) 工場試験では,吐出し弁の取付位置は,できるだけポンプから遠ざけることが望ましい。
(2) 試験用電動機及び変速装置で,その発生騒音が大きい場合には,それらの騒音を減らすような処置が
望ましい。ただし,大形電動機などでその処置が容易でない場合は,受渡し当事者間の協定による。
(3) 吸込配管及び吐出し配管からの発生騒音が大きい場合には,それらの騒音を減らすような処置が望ま
しい。
(4) その他の試験設備からの発生騒音については,できるだけその影響を除くことが望ましい。
6. 測定方法
6.1 測定方法 測定方法は,次による。

――――― [JIS B 8310 pdf 2] ―――――

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B 8310-1985
(1) 騒音計の周波数補正回路は,A特性を使用する。
(2) 単位はdB (A) とする。
(3) 騒音試験に先立って,測定点の暗騒音を測定する。
(4) 騒音計のマイクロホンを,音源の方向に向ける。
(5) 騒音計の動特性は,原則として遅い動特性 (SLOW) を使用する。
(6) 騒音レベルの読取値は,指示値に最も近い整数値とする。
なお,指示値が変動する場合は,指針の振れの平均値をとる。
備考1. 騒音計は,測定の前後に校正を行う。
2. 測定は,床面以外の測定者自身を含むあらゆる固体表面からの反射の影響をできるだけ少な
くするように注意する。
6.2 測定位置 測定位置は,次による。
(1) 代表的なポンプの騒音測定位置を図110に示す。他もこれに準じる。
(2) 電動機の周囲の騒音は,(3)及び(4)に準じて測定する。
(3) マイクロホンの位置は,ポンプの幾何学的中心に向かった直線上でポンプ本体表面から1mとする。
(4) マイクロホン高さは,次による。
(a) 横軸ポンプについては,軸心高さ又はマイクロホン下の床面から0.5mのいずれか高い方をとる。
(b) 立軸ポンプについては,槽内形の場合は吐出し管中心高さとし,槽外形の場合はポンプの幾何学的
中心高さとする。また,電動機側は,その幾何学的中心高さとする(6)。
注(6) マイクロホン高さが著しく高くなり,測定に危険を伴う場合には,受渡し当事者間の協定
によって省略することができる。

――――― [JIS B 8310 pdf 3] ―――――

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B 8310-1985
図1 片吸込渦巻ポンプ 図2 両吸込渦巻ポンプ
備考1. 備考 図1の備考1.3.による。
はポンプの騒音の測定位置及びマイクロホ
ンの方向を示す。
は電動機の周囲の騒音の測定位置及びマイ
クロホンの方向を示す。
2. マイクロホン下の床面からの軸心高さが0.5m
以下の場合には,マイクロホン高さは0.5mと
する。
3. ※印は,参考1のポンプ側バンド音圧レベル測
定位置を示す。

――――― [JIS B 8310 pdf 4] ―――――

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B 8310-1985
図3 多段遠心ポンプ
備考1. はポンプの騒音の測定位置及びマイクロホンの方向を示す。
は電動機の周囲の騒音の測定位置及びマイクロホンの方向を示す。
2. マイクロホン下の床面からの軸心高さが0.5m以下の場合には,マイクロ
ホン高さは0.5mとする。
3. ※印は,参考1のポンプ側バンド音圧レベル測定位置を示す。

――――― [JIS B 8310 pdf 5] ―――――

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