JIS B 8311:2002 往復ポンプ―試験方法

JIS B 8311:2002 規格概要

この規格 B8311は、油圧ポンプを除くa)クランク式;b)蒸気直動式の形式の往復ポンプの製造工場における受渡試験について規定。

JISB8311 規格全文情報

規格番号
JIS B8311 
規格名称
往復ポンプ―試験方法
規格名称英語訳
Reciprocating pumps -- Hydraulic performance acceptance tests
制定年月日
1955年4月14日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

23.080
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ポンプ 2019
改訂:履歴
1955-04-14 制定日, 1958-03-29 確認日, 1961-03-29 確認日, 1961-07-01 改正日, 1964-07-01 確認日, 1967-07-01 確認日, 1970-07-01 確認日, 1973-07-01 確認日, 1976-01-01 改正日, 1979-04-01 確認日, 1984-11-01 確認日, 1990-03-01 確認日, 1991-11-01 改正日, 2002-03-20 改正日, 2007-03-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS B 8311:2002 PDF [20]
B 8311 : 2002

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本産業
機械工業会 (JSIM) /財団法人日本規格協会 (JSA) から工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべ
きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。こ
れによってJIS B 8311 : 1991は改正され,この規格に置き換えられる。
JIS B 8311には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考) 試験装置
附属書2(参考) 運転状態及び耐水圧
附属書3(参考) クランク式往復ポンプ試験成績表
附属書4(参考) 蒸気直動式往復ポンプ試験成績表(複行程数一定の場合)
附属書5(参考) 蒸気直動式往復ポンプ試験成績表(全圧力一定の場合)

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――――― [JIS B 8311 pdf 1] ―――――

                                                                                    B 8311 : 2002

pdf 目次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 試験条件・・・・[1]
  •  3.1 試験揚液・・・・[2]
  •  3.2 試験回転速度又は複行程数・・・・[2]
  •  3.3 測定点・・・・[2]
  •  4. 試験装置・・・・[2]
  •  5. 試験方法・・・・[2]
  •  5.1 性能試験・・・・[2]
  •  5.2 継続試験・・・・[4]
  •  5.3 特殊試験・・・・[4]
  •  5.4 付加的なチェック・・・・[4]
  •  6. 回転速度及び密度が異なる場合の換算・・・・[4]
  •  6.1 回転速度が異なる場合・・・・[4]
  •  6.2 密度が異なる場合・・・・[4]
  •  7. 試験成績表・・・・[5]
  •  8. 試験結果の判定・・・・[5]
  •  8.1 性能試験・・・・[5]
  •  8.2 特殊試験・・・・[6]
  •  附属書1(参考) 試験装置・・・・[8]
  •  附属書2(参考) 運転状態及び耐水圧・・・・[12]
  •  附属書3(参考) クランク式往復ポンプ試験成績表・・・・[14]
  •  附属書4(参考) 蒸気直動式往復ポンプ試験成績表(複行程数一定の場合)・・・・[15]
  •  附属書5(参考) 蒸気直動式往復ポンプ試験成績表(全圧力一定の場合)・・・・[16]

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS B 8311 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 8311 : 2002

往復ポンプ−試験方法

Reciprocating pumps−Hydraulic performance acceptance tests

1. 適用範囲

 この規格は,油圧ポンプを除く次の形式の往復ポンプ(以下,ポンプという。)の製造工場
における受渡試験について規定する。
a) クランク式 プランジャ又はピストンが,クランクを介して電動機,その他の回転式原動機によって
駆動される形式。
b) 蒸気直動式 ピストンが蒸気力によって往復運動を行う形式。ウォシントン式ポンプ,ウェヤー式ポ
ンプなどがこの形式に属する。
なお,ポンプの範囲は,ポンプの吸込フランジ及び吐出しフランジの断面で区切られた部分とする。
ただし,クランク式では,ポンプ側プーリ又はカップリングまで,蒸気直動式では蒸気入口フランジ
から出口フランジまでを含む(図1参照)。
ポンプに固有の空気タンクなどが附属している場合は,これをポンプの一部とみなす。
備考 この規格で用いるヘッドは,単位質量当たりのエネルギー,すなわち,比エネルギーを,重力
加速度9.80m/s2で除した量で示してある。
図1 往復ポンプ

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 8301 遠心ポンプ,斜流ポンプ及び軸流ポンプ−試験方法
JIS B 8302 ポンプ吐出し量測定方法
JIS F 0504 機関部逃し弁の装備及び設定圧力

3. 試験条件

――――― [JIS B 8311 pdf 3] ―――――

2
B 8311 : 2002

3.1 試験揚液

 試験揚液は,規定揚液とする。ただし,規定揚液による試験が困難な場合には,受渡当
事者間の協定(以下,協定という。)によって,類似の揚液又は温度040℃の清水で試験してもよい。
a) 試験揚液の密度が規定揚液と異なる場合には,その試験結果を6.2によって換算する。
b) 規定揚液の動粘度が高い場合,又は規定揚液が固形物を含む場合には,あらかじめ試験揚液による性
能値を協定しておく。

3.2 試験回転速度又は複行程数

3.2.1  クランク式 クランク式ポンプの試験回転速度は,次による。
a) 試験回転速度は,規定回転速度とする。ただし,試験設備の都合上,規定回転速度が得られない場合
には,規定回転速度の95105%の範囲内の回転速度で試験してもよい。この場合には,試験結果を
6.1によって規定回転速度の性能値に換算する。
b) 大動力ポンプで,a)の範囲で試験できない場合には,協定によって規定回転速度の80%まで下げるこ
とができる。
備考 この場合,規定回転速度における性能値への換算及び運転状態の判定は協定による。
c) 附属電動機駆動の場合には,規定周波数に対して±1%,規定電圧に対して±5%の範囲内の電源状態
において,ポンプを規定の負荷で運転した場合の実回転速度を用いてもよい。
d) 電動機以外の原動機の場合には,試験用電動機を用いて試験してもよい。
3.2.2 蒸気直動式 蒸気直動式ポンプの試験複行程数は,規定複行程数(1)とすることが望ましい。
注(1) 規定複行程数とは,蒸気を用い,規定の蒸気状態(蒸気圧力,温度及び排気圧力)によって得
られる複行程数をいう。

3.3 測定点

 測定点は,次による。
a) 回転速度又は複行程数を変化させる必要がない場合には,規定の回転速度又は複行程数で,できるだ
け低い吐出し圧力から高い圧力まで5種類以上の異なる吐出し圧力について測定し,少なくとも1種
類は規定の吐出し圧力より高い圧力で試験する。
b) 回転速度又は複行程数を変化させる必要がある場合には,規定の全圧力で規定を含む規定前後の5種
類以上の異なる回転速度又は複行程数で試験する。

4. 試験装置

 試験装置は,購入者が指定する仕様に近い状態で試験ができるようにする。試験装置の参
考図を附属書1に示す。
ポンプの吐出し圧力及び吐出し量の変動が大きい場合には,ポンプの吐出し側に十分な大きさの空気タ
ンク又はその他の脈動吸収装置を設け,圧力計,吐出し量測定用計器などの指示値の変動が十分小さくな
るようにする。

5. 試験方法

5.1 性能試験

5.1.1  全圧力 全圧力は,次による。
a) 圧力の測定 圧力の測定は,JIS B 8301の8.4(圧力の測定)による。
備考 ブルドン管圧力計でポンプの吐出し圧力を測定するには,圧力測定穴とブルドン管圧力計との
間に十分な長さをもつ二重円筒状の絞りなどを設けることによって,指針の振れが指示値の
20%以下になるようにして,その時間的平均圧力を読み,これを吐出し圧力とみなしてよい。
b) 全圧力の算出 全圧力の算出は,ポンプ基準面に対する吐出し圧力と吸込圧力との差で表し,次の式

――――― [JIS B 8311 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 8311 : 2002
によって算出する。
g g
p=p2−p1= G2+ z2 − G1+ z1
10 6 106
g
=G2−G1+ z2−z1
106
ここに, p : 全圧力 (MPa)
p1 : 基準面に換算した吸込圧力 (MPa)
p2 : 基準面に換算した吐出し圧力 (MPa)
G1 : 吸込圧力計又は真空計の示度 (MPa)
ただし,真空計の場合はG1は負とする。
G2 : 吐出し圧力計の示度 (MPa)
z1 : 吸込側測点高差 (m)
負圧を測定する場合には,圧力測定穴とポンプ基準面との
垂直距離。圧力測定穴が基準面より下位にあるときは,z1は負
とする。この場合圧力測定穴と真空計又は圧力変換器との間
の導管内は空気で満たされているものとする。
正圧を測定する場合には,z1はブルドン管圧力計の中心又は
圧力変換器受圧面と基準面との垂直距離。圧力計の中心又は
圧力変換器受圧面が基準面より下位にあるときは,z1は負とす
る。この場合圧力測定穴と圧力計又は圧力変換器との間の導
管内は試験液で満たされているものとする。
z2 : 吐出し側測点高差 (m)
ブルドン管圧力計中心又は圧力変換器受圧面とポンプ基準
面との垂直距離。圧力計の中心又は圧力変換器受圧面が基準
面より下位にあるときは,z2は負とする。この場合圧力測定穴
と圧力計又は圧力変換器との間の導管内は試験液で満たされ
ているものとする。
揚液の密度 (kg/m3)
g : 重力加速度。9.80m/s2とする。
g 1以下の場合は,これを省略してもよい。
備考1. 6
z−
2 z1 が全圧力の100
10
2. ポンプ基準面は,横シリンダ形についてはシリンダの中心を含む水平面とし,立シリンダ形
については水(油)シリンダの中心を含む水平面とする。
5.1.2 吐出し量の測定 吐出し量の測定は,JIS B 8302による。ただし,測定部分で圧力の脈動が大きい
場合には,絞り機構による方法を使用しないのがよい。
なお,吐出し量の単位はm3/min又はkg/minで表す。
5.1.3 回転速度(2)又は複行程数(3)の測定 回転速度又は複行程数の測定は,次による。
a) クランク式 クランク式ポンプの場合の回転速度の測定は,JIS B 8301の9.(回転速度の測定)によ
る。
b) 蒸気直動式 蒸気直動式ポンプの場合の複行程数の測定は,ピストンの往復数を1分間以上数回測定
し,分当たりの平均値を算出する。
注(2) 1分間のクランク軸の回転数。
(3) ピストンの数に関係なく,その1個のピストンが1分間に往復する回数。
5.1.4 軸動力の測定 クランク式の軸動力の測定は,JIS B 8301の10.(軸動力の測定)による。

――――― [JIS B 8311 pdf 5] ―――――

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JIS B 8311:2002の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8311:2002の関連規格と引用規格一覧