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B 8330 : 2000
d : スロート部の直径 (m)
痿 上流の密度 (kg・m−3)
差圧 (Pa)
懿 流量係数
空気の膨張による修正係数
pu
u
Rw u
通常 儀田 流量計の上流における流体温度である。
流量計を供試送風機の吸込側に置いた場合
2
qm Prx or Pex
u sgu
2Au2 2
ucp qmcp
ここに, Prx or Pex : 補助送風機によって与えられた動力
Au : 流量計の上流における管路の面積
インレットオリフィス又はインレットノズルの場合には,Au=∞である。
流量計を供試送風機の吐出し側に置いた場合
2
Pr or Pe qm
u sg1
qmcp 2Au2 2
ucp
qmの値は,逐次近似によって得られる。
の関数, イノルズ数の関数である。これらの係数の値を,22.26.,附属書表5と附属
書表6,及び附属書図18,22,2428に記載する。
13.2.3 インライン流量計前後の差圧測定における不確かさは,測定値の±1.4%とする。
13.2.4 各流量測定器具に付随する流量係数の不確かさの値については,22.26.の中で述べる。ISO 5167-1
に準拠して改良もしくは校正された標準器具で校正したインライン流量計を使用すれば,これに付随する
不確かさを減らすことが可能である。
13.2.5 流量計の型式及びサイズの選択を容易にするため,各形式に付随する損失を附属書図3に示す。図
には,差圧の近似値(下流通風路内の動圧の倍数で表したもの)も型式ごとに示してある。
13.2.6 ベンチュリノズルは,比較的圧力損失が低く,上流側の空気流れでの乱れに対する感度が低い。特
に,オリフィス板は,圧力損失が高く,送風機の特性を最大体積流量まで測定する場合には,補助送風機
が必要になる。送風機の特性を事前に設定された1点又は複数の点で試験する場合に,オリフィス板は,
流量測定と同時に,圧力降下を制御できる。これは有用な特徴である。
13.2.7 インライン流量計は,通常,試験室内での試験に使用する。ただし,設置が22.26.の規定の要件
に適合する場合は,現場試験にも使用できる。
13.3 トラバース法
局所速度は,管路全体にわたる多数の位置で測定し,積分手法を使用して個々の速度の値を総合して管
路内の平均速度の推定値を得る。トラバース断面の管路断面積を測定すれば,流量を計算できる(11.及び
27.参照)。
標準通風路では,ISO 3966の要件に適合するピトー管[附属書図29a),b),c),d)]を使用する。
――――― [JIS B 8330 pdf 56] ―――――
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附属書図3 標準主要器具の圧力損失及び差圧
14. 試験結果の算出
14.1 概要
それぞれの測定値から送風機の性能を決定する具体的な方法については,使用する試験方法ごとに18.
35.に記述する。
これらの箇条では,一般の圧縮性流体の流れの場合の計算方法について説明する。簡略方法の使用及び
それらの制限について14.9に示す。
14.2 単位
計算に使用する単位は,3.及び4.に記述したSI単位である。したがって,結果もSI単位で表す。例え
ば,圧力はパスカル (Pa) ,電力はワット (W) ,体積流量は立方メートル/秒 (m3・s−1) である。
14.3 温度
――――― [JIS B 8330 pdf 57] ―――――
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14.3.1 この規格では,断面xにおいて測定される平均温度は,流体温度又は静温度 儀 せき止め
温度 儀 最 卮 又は静温度は,せき止め温度より高速においてわずかに低い値となる。
静温度 儀 14.4.3から決定し,密度を計算する空気の状態式で使用する。
14.3.2 この規格で規定する試験通風路内の空気の流れは,空気が大気から吸引され,供試送風機を除き熱
エネルギーや機械エネルギーの増加がないため,断熱とみなす。
そのため,送風機の上流にあるすべての断面におけるせき止め温度儀 最 試験場内の周囲温度 儀死
しく,一定とみなすこと。
儀 最 儀 最 儀愀
ただし,空気槽の上流で補助送風機を使用する場合を除く。
14.3.3 送風機吐出し口及び下流通風路におけるせき止め温度 儀 最 送風機吸込口のせき止め温度に送風
機による温度上昇を加算した値に等しい。送風機による温度上昇は,インペラ動力Pr,質量流量qm及び定
圧比熱cpに依存する。
Pr or Pe
sg2 sg1 sg4
qmcp
備考23. 上の式で,cpは空気の第1近似として1 008J・kg−1・K−1とみなすことができる。
24. Prは,電動機全体が気流中にある場合,電動機入力Peで置き換える。
14.3.4 上記の条件に該当しない場合,たとえば,インペラ動力を測定していない場合は,8.2に従って速
度が35m・s−1を超えず,測定断面に十分近い位置で測定器(例えば,温度計)を通風路の中に挿入してせ
き止め温度を測定する。
14.3.5 断面xにおける静温度 儀 その断面において測定又は算出されるせき止め温度未満である。こ
れは,次のようにマッハ数Maxとせき止め温度 儀 最
sgx x 1
1 Max2
x 2
sgx 愀 係を附属書図4に示す。
比 x
Maxは通常,未知であるため, 儀 歟 次の項目から算出する。
− 質量流量qm,
− せき止め温度 儀 最
− 断面積Ax,
− 断面xにおける圧力px又はせき止め圧力psgx
――――― [JIS B 8330 pdf 58] ―――――
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附属書図4 Maxに対するFMx及び 儀 最 儀 係
14.4 マッハ数及び基準条件
14.4.1 概要
標準通風路を使用して低圧送風機の性能試験を実施する場合には,空気速度は十分低いため,空気の圧
力,温度,密度などのパラメータに対する影響は無視できる点で合意されている。高圧送風機や中圧送風
機の場合,基準マッハ数が空気速度51.5m・s−1に対応する0.15以上の場合は,圧力,温度及び密度はせき
止め点の値と静的な値とを区別しなければならない。
マッハ数0.15は,この区別を行う限界とみなす。
14.4.2 基準マッハ数
圧縮性流れを考慮しなければならない空気速度の限界を迅速に得るため,基準マッハ数Ma2refを次のよ
――――― [JIS B 8330 pdf 59] ―――――
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うに定義する。
vm2 qm qm
Ma2ref
cref A2 a Rw sga A2 sg1 Rw sg1
空気基準条件は,試験時の囲い内に存在すると仮定する。温度,圧力及び密度のせき止め点の値と静的
な値とを区別しなければならない限界の基準マッハ数は,0.15とする。
14.4.3 断面xにおけるマッハ
数 : Max これは,断面xにおける平均速度vmxを同じ断面における音速cxで除したものと定義する。vmx qm
Max
cx Ax x nRw x
ここに,
px
x
Rw x
qm
vmx
Ax x
14.4.3.1 px及び 儀 最 知の場合のMax及び 儀
2
qm 1 Rw sgx
M2
Ax 2 px2
及び
sgx 1 1 4M 2
と仮定すると
x 2
sgx 2
Max 1 となる。
x 1
附属書図5に,M2に対する 儀 最 儀 びMaxの関係を示す。
14.4.3.2 psgx及び儀 最 知の場合のMax及び 儀
2 2
2 qm qm
Masgx と仮定すると
Ax2 2
sgxRw sgx Ax2psgxsgx
マッハ数Maxは,次の式に示す。
2 4 6
Max Masgx 1( .1217Masgx .1369Masgx 10Masgx)
1.4 Masgx≦0.45の 場合は
sgx x 1
1 Max2
x 2
附属書図6に,MasgxとMax/Masgxの関係を示す。
――――― [JIS B 8330 pdf 60] ―――――
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JIS B 8330:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 5801:1997(NEQ)
JIS B 8330:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.120 : 換気装置.ファン.空調装置
JIS B 8330:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0132:2005
- 送風機・圧縮機用語
- JISB8340:2000
- ターボ形ブロワ・圧縮機の試験及び検査方法
- JISB8346:1991
- 送風機及び圧縮機―騒音レベル測定方法
- JISC9603:1988
- 換気扇
- JISZ8762:1995
- 絞り機構による流量測定方法