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B 8330 : 2000
− 他の二つの方法は,体積流量と流体の圧縮性の影響とを考慮した補正係数をともなう圧力という概念
を使用する。
これらの三つの方法は,圧力比が1.3の場合,1 000分の23という正確さで同じ結果を与える。
14.8.1 単位質量当たりの送風機仕事からの理論空気動力及び効率の算出
単位質量当たりの送風機仕事yは
22 21
p2 p1 vm vm
y
m 2 2
2 2
p2 p1 1 qm 1 qm
m 2 2 A2 2 1A1
ここに,
1
2
m
2
及び
p1
1
Rw 1
p2
2
Rw 2
14.5.2に従って算出する。
理論空気動力Puは,qmとyの積に等しい。
Puと以下に示すさまざまな送風機への入力とから,さまざまな効率を算出する。
インペラ動力,Pr
軸動力,Pa
電動機出力,Po
電動機入力,Pe
Pu
r
Pr
Pu
a
Pa
Pu
o
Po
Pu
e
Pe
14.8.2 送風機体積流量及び送風機圧力からの理論空気動力及び効率の算出
次の式が成り立つ。
Pu=qvsg1pFkp
ここに,
qvsg1 : 吸込せき止め状態での体積流量
pF : 送風機圧力psg2−psg1
kp : 圧縮性係数
14.8.1同様,さまざまな送風機への入力から各種の効率を算出する。
圧縮性係数kpの算出については,二つの方法が提案されている。どちらもまったく同じ結果を与える。
――――― [JIS B 8330 pdf 66] ―――――
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B 8330 : 2000
備考29. この方法で算出された理論空気動力は14.8.1による算出値よりも1 000分の23小さい値とな
る。
14.8.2.1 圧縮性係数kpの算出
圧力比rは,次のように算出する。
pF
r 1
psg1
ここに,
pF : 14.5.1による送風機圧力
psg1 : 送風機吸込口におけるせき止め圧力
1 sg1P
r 1 Pr
Zk と仮定すると,
qmpF qvsg1 pF
kpは,次の式で示される。
Zk log10 r
kp
log10 1Zk (r
附属書図9に,圧力比rとZkの関数としてプロットしたkpを示す。
sg1 sg2
備考30. kpと 最 は,2×10−3未満である。ここに,
msg
2
圧縮係数kpは,次の式で算出してもよい。
ln(1x) Zp
kp
x ln(1Zp)
ここに,
pF
x r 1
psg1
及び
1 Pr
Zp
qvsg1psg1
附属書図10に,xとZpとの関数として示したkpを示す。
――――― [JIS B 8330 pdf 67] ―――――
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B 8330 : 2000
附属書図9 圧縮性係数kpを決定するための図
――――― [JIS B 8330 pdf 68] ―――――
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B 8330 : 2000
附属書図10 圧縮性係数kpを決定するための図
14.8.2.2 理論空気動力Puからの単位質量当たりの送風機仕事の算出
単位質量当たりの送風機仕事yは,次の式で算出できる。
Pu Pu
y
qm qvsg1sg1
ここに,14.8.2及び14.8.2.1に従い,
Pu=qvsg1pFkp
14.8.3 従来の慣習による静圧効率
――――― [JIS B 8330 pdf 69] ―――――
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B 8330 : 2000
14.8.3.1 単位質量当たりの送風機静圧仕事からの理論静圧空気動力及び静圧効率の算出
21
p2 p1 vm
ys
m 2
ここに,
1
2
m
2
理論静圧空気動力はqmとysの積に等しいので,
Pus=qmys
14.8.1同様,Pusから各種の効率を算出する。
14.8.3.2 送風機体積流量及び送風機静圧からの理論静圧空気動力の算出
理論静圧空気動力は,次の式に示す。
Pus=qvsg1psFkps
ここに,kpsは14.8.2.1に従い算出され,
psF
r 1
psg1
psF
x r 1
psg1
1 sg1P
r
Zk
qmpsF
1 Pr
Zp を用いて算出する。
qvsg1 psg1
静圧効率は,14.8.1に従ってPusから算出する。
備考31. この方法で計算された理論静圧空気動力は14.8.3.1による計算値より1 000分の24大きい値
となる。
14.8.3.3 理論静圧空気動力Pusからの単位質量当たりの送風機静圧仕事ysの算出
単位質量当たりの送風機静圧仕事ysは,次の式で算出する。
Pus Pus
ys
qm qvsg1sg1
14.8.4 送風機吸込口における運動指数ik1又は送風機吐出し口における運動指数ik2の算出
運動指数ikxは,次の式に示す。
− 送風機吸込口では
21
vm
ik1
2y
− 送風機吐出し口では
22
vm
ik2
2y
14.9 簡略計算方法
基準マッハ数Ma2ref及び/又は送風機圧力が特定の値を超えない場合には,簡略化された算出方法を使
用してもよい。
14.9.1 基準マッハ数Ma2refが0.15未満であるが,送風機圧力pFが2 000Paより大きい場合
――――― [JIS B 8330 pdf 70] ―――――
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JIS B 8330:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 5801:1997(NEQ)
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- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.120 : 換気装置.ファン.空調装置
JIS B 8330:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0132:2005
- 送風機・圧縮機用語
- JISB8340:2000
- ターボ形ブロワ・圧縮機の試験及び検査方法
- JISB8346:1991
- 送風機及び圧縮機―騒音レベル測定方法
- JISC9603:1988
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- 絞り機構による流量測定方法