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B 8340 : 2000
5,1 空気圧縮機の試験回転速度
圧縮機の試験は,規定の回転速度で行い,その方法は5,3a) e)による。
ただし,電源,設備などの都合によって,圧縮機を規定の回転速度で運転することが困難な場合には,単
段では規定の回転速度の±20%とする。ただし,単段の場合は,協定によっては−35%まで下げてもよい。
多段では,±5%の範囲の回転速度で試験しても差し支えない。
単段又は多段でも,大形又は大動力のため試験ができない場合は,模型試験を行う。ただし,その試験
結果の合否については,受渡当事者間の協定による。
5,2 ガス圧縮機の試験回転速度
ガス圧縮機の試験を規定吸込状態で行うことができない場合は,空気
を用いて等価試験回転速度でこれを行うことができる。その方法は,5,3a) e)による。
等価試験回転速度は,式(3)で表される。
neq n 1
ZeqReqT1eq r eq
neq 1
1
Neq N n 1
(pdf 一覧ページ番号 )
nn
1
ZRT1 r
Hpeq
N (4)
Hp
ここに, Neq : 等価試験回転速度 (min−1)
N : 規定回転速度 (min−1)
neq : 等価試験状態における空気のポリトロープ指数
Zeq : 等価試験状態における圧縮係数
Req : 等価試験状態におけるガス定数 [J/ (kg・K)
T1eq : 等価試験状態における吸込絶対温度 (K)
r : neq又はnで試験を行った場合の吸込みと吐出し体積
との比=V1/V2
n : 規定ガスのポリトロープ指数
Z : 規定ガスの圧縮係数
R : 規定ガスのガス定数[J/(kg・K)]
T1 : 規定ガスの吸込絶対温度 (K)
g : 自由落下の加速度 (9,8n/s2)
Hpeq : 等価試験状態における空気のポリトロープヘッド (m)
Hp : 規定ガスのポリトロープヘッド (m)
n1
n
1 n P2
ZRT1 1
g n 1 P1
v1
参考 種々のガス (2) に対してr=V1/V2とNeq/Nの関係の一例を,参考図1に示す。また,neq
n とr
v2
の関係を参考図2に示す。
注(2) ここでいうガスとは,空気以外のガスをいう。
――――― [JIS B 8340 pdf 6] ―――――
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参考図1 参考図2
参考図2中領域(II)にある場合は,JIS B 8345によらなければならない。したがって,この規
格は,領域 (I) の範囲に限る。
5,3 測定点
測定点は,次による。
a) 遠心圧縮機は,サージング点から5種類以上の異なった空気量に対して,できるだけ大空気量まで試
験し,少なくとも1種類は規定圧力より低い圧力で行う。
b) 斜流圧縮機は,規定空気量を含んだ5種類以上の異なった空気量に対してできるだけ小空気量及び大
空気量まで行う。
c) 軸流圧縮機は,開放状態から5種類以上の異なった空気量に対して,サージング点まで試験し,少な
くとも1種類は規定空気量より小空気量で行う。
d) 圧縮機の試験においては,所要の条件で各部の温度がほぼ一定に達したことを認めた後性能値の測定
を行う。
e) 中間冷却器をもつ圧縮機では,冷却水量を調整して,中間冷却器出口の空気温度を設計温度近くに合
わせる。
5,4 高速回転体の回転試験
羽根車の周速度が25m/sを超すときの回転体の回転試験は,労働安全衛生
規則第8章第149条(昭47,9,30告示省令第32号)が適用されるので,安全を確認した上で試験を行う。
6, 試験装置
6,1 試験装置
試験装置は,圧縮機の性能及び運転状態を表すのに必要な値を正確に測定できるものと
する。圧縮機の試験装置及び測定装置の配置の一例を図16に示す。吐出し圧力P2の測定位置は,圧縮
機の吐出し口からxDとし,xの値は圧力比によって表1による。
表1
圧力比 P2/P1 x
1,1未満 6
1,1以上1,2未満 5
1,2以上1,3未満 4
1,3以上1,5未満 3
1,5以上 2
備考 図2のピトー静圧管を用いない場合は,吸込ノズルで空気量を測定してもよい。
――――― [JIS B 8340 pdf 7] ―――――
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図1
図2
図3
――――― [JIS B 8340 pdf 8] ―――――
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図4
図5
図6
6,2 接続管
圧縮機と測定管路とを接続する管には,できるだけ曲がり,絞りその他圧力損失の原因と
なるものを避けなければならない。測定管路の断面積は,圧縮機の吸込口又は吐出し口断面積の0,71,3
倍とする。
――――― [JIS B 8340 pdf 9] ―――――
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6,3 測定管路
測定管路は,内面が滑らかな円形断面のまっすぐな管で,測定器具とその位置に応じて,
図16に示すような長さのものとする。
なお,吸込口にはベルマウス管を付けるのがよい。
6,4 整流格子
整流格子の軸方向長さlは,図7に示すように整流格子の目(正方形)の1辺の長さ
3倍以上とする。 測定管路の内径Dの41121とする。
図7 整流格子
6,5 大気圧及び湿度測定器具
大気圧の測定には,フォルタン気圧計を使用し,湿度の測定には乾湿球
湿度計を用いる。
7, 試験方法
7,1 温度
7,1,1 装置
装置は,1℃以下の目盛をもつ水銀温度計,熱電対,抵抗温度計などを使用する。気流の温
度を計る場合の温度計及び熱電対の温端は,気流中に直接突出させなければならない[図8(a)参照]。ただ
し,温度計が破損するおそれがある場合又は圧力が高くて飛び出すおそれがある場合には,水,油又は水
銀入り保護管を使用しても差し支えない[図8(b)参照]。保護管の内径は,温度計の外径のほぼ2倍とする。
熱電対,抵抗温度計などを使用する場合には,その都度校正する。
図8
7,1,2 試験
図16の試験装置に示す位置において,各運転状態ごとにそれぞれの温度が一定になった
ときに測定を行う。
――――― [JIS B 8340 pdf 10] ―――――
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JIS B 8340:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 5389:1992(NEQ)
JIS B 8340:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.140 : 圧縮機及び空気圧機械
JIS B 8340:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISB8330:2000
- 送風機の試験及び検査方法
- JISB8346:1991
- 送風機及び圧縮機―騒音レベル測定方法
- JISC1502:1990
- 普通騒音計
- JISZ8762:1995
- 絞り機構による流量測定方法