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JIS B 8356-9:2000 規格概要
この規格 B8356-9は、油圧用フィルタの要求性能を定義。要求性能一覧は,ユーザが製造業者に要求性能を提示する書類として定義。製造業者が,的確に要求性能に応えられるように,ユーザが要求性能を明確に標準書式で提示できるように要求性能一覧の事例を記す。
JISB8356-9 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B8356-9
- 規格名称
- 油圧用フィルタ性能評価方法―第9部 : フィルタの要求性能一覧
- 規格名称英語訳
- Hydraulic fluid power -- Filters -- Evaluation of filter performance -- Part 9:Filters -- Statement of requirements
- 制定年月日
- 2000年2月20日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 7744:1986(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 23.100.60
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 油圧・空気圧 2019
- 改訂:履歴
- 2000-02-20 制定日, 2004-11-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS B 8356-9:2000 PDF [7]
B 8356-9 : 2000 (ISO 7744 : 1986)
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。これによってJIS B 8356 : 1993は廃止され,JIS B 8356-19に置き換えられる。
JIS B 8356は次に示す部編成となっている。これらの規格には“油圧用フィルタ性能評価方法”という
共通主タイトルを用いた。
第1部 : フィルタエレメントの性能確認手順
第2部 : フィルタエレメントの組立完全性試験及びファーストバブルポイントの測定
第3部 : フィルタエレメントのつぶれ又は破裂試験
第4部 : フィルタエレメントの材料の作動油適合性試験
第5部 : フィルタエレメントの端末荷重試験
第6部 : フィルタエレメントの流れ疲労特性試験
第7部 : フィルタの圧力降下特性試験
第8部 : フィルタエレメントのろ過性能試験(マルチパステスト法)
第9部 : フィルタの要求性能一覧
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS B 8356-9 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 8356-9 : 2000
(ISO 7744 : 1986)
油圧用フィルタ性能評価方法−第9部 : フィルタの要求性能一覧
Hydraulic fluid power−Filters−Evaluation of filter performance− Part 9 : Filters−Statement of requirements
序文 この規格は,1986年に制定されたISO 7744, Hydraulic fluid power−Filters−Statement of requirements
を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲
この規格は,油圧用フィルタの要求性能を定義するものである。要求性能一覧は,ユーザが製造業者に
要求性能を提示する書類として定義する。製造業者が的確に要求性能に応えられるように,ユーザが要求
性能を明確に標準書式で提示できるように要求性能一覧の事例を記す。
ここに示す要求性能一覧は,フィルタの主な性能だけを記載しているので,最終判断に必要な変更や,
詳細を追加してもよい。製造業者が,ここに示す要求性能一覧について対応することによって,主要性能
において要求仕様を満足する製品を候補として選択することができるようになる。
ここに示す要求性能のすべての項目を標準製品が満足するのは無理かもしれないが,製造業者は標準品
の中で最も近いものを推奨することができる。記載された要求性能以外の性能については,ユーザが判断
すべきである。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するもので
あって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最新版(追補
を含む。)を適用する。
JIS B 0142 油圧及び空気圧用語
備考 ISO 5598 : 1985, Fluid power systems and components−Vocabularyからの引用事項は,この規格
の該当事項と同等である。
JIS B 8356-8 油圧用フィルタ性能評価方法−第8部 : フィルタエレメントのろ過性能試験(マルチパ
ステスト法)
備考 ISO 4572 : 1981, Hydraulic fluid power−Filters−Multi-pass method for evaluating filtration
performanceが,この規格と一致している。
ISO 4406 : 1987, Hydraulic fluid power-fluids-code for defining the level of contamination by solid particles
――――― [JIS B 8356-9 pdf 2] ―――――
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B 8356-9 : 2000 (ISO 7744 : 1986)
3. 用語の定義
3.1 定格圧力 フィルタが設置される配管中の回路設計上の最高圧力。(MPa) で表す。
3.2 初期圧力降下 フィルタに未使用のエレメントを装着し,最高流量 (L/min) 時での特定の条件下で
の,入口と出口の差圧 (MPa) である。
3.3 最大使用圧力降下 フィルタが目詰まりに達し,最高流量 (L/min) 流したときの特定の条件下での,
入口と出口の許容差圧 (MPa)。
3.4 流体の種類 製造業者の指定する流体。
3.5 流体の動粘度 40℃における粘度 (mm2/s) を示す。
3.6 温度範囲 最高,最低,通常の三つの定義された温度 (℃) を表す。
3.7 ろ過精度 マルチパステスト(1)で得られるろ過比 2)で,ろ過精度(3)(4)を表すことを推奨する。し
かしながら,この方法が国際的に受け入れられるまでは,絶対ろ過精度(5)のような他の表示を用いてもよ
い。
3.8 油量 Lで表されるシステムの液量。
4. 要求性能
以下の要求性能を要求性能一覧に詳細に記載しなければならない。
4.1 定格圧力
4.2 初期圧力降下
4.3 最大流量
4.4 最大使用圧力降下
4.5 流体の種類
4.6 流体の粘度
4.7 温度範囲
4.8 ろ過精度
4.9 総油量
4.10 その他含めてよいもの
a) 特殊材料,例 腐食防止形
b) ポートサイズと形式
c) 設置方法
注(1) フィルタの粒子捕獲能力は,難しい課題である。フィルタは規定(絶対)精度より大きい粒子を完全に捕獲し
ないが,全粒径の範囲にわたって確率的に粒子を捕獲する。フィルタの完全な性能を簡潔に示すものはまだ定
義されていないが,注(4)(5)の概要で,ほとんどの場合は適切としてよい。
(2) 要求されるフィルタのろ過精度は,油圧機器の微細なすき間と等しくはないが,密接な関連がある。もしユー
ザが知らなければ,付表2が代表的なすき間の目安として使える。
ろ過精度と微細なすき間との関係は,油圧機器に要求される信頼性や寿命によって決まる。油圧機器製造業
者やフィルタ製造業者からこれらの助言を得られる。
(3) IS B 8356-8参照。
(4) 奢 騰 イズ以上の粒子数の上流側と下流側の比率である;
戀 2は10 上の粒子がフィ
ルタを通過するたびに半数の粒子が捕獲されていることを示す。
(5) 絶対ろ過精度とは,特定の条件下での試験において,フィルタを通過する最大の硬質球形粒子の直径によって
定義される。
――――― [JIS B 8356-9 pdf 3] ―――――
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B 8356-9 : 2000 (ISO 7744 : 1986)
d) エレメント形式 再生式又は,使い捨て
e) 目詰まり指示器 現物装着形又は,遠隔表示形
f) バイパスバルブ
g) 寸法に関すること,質量制限(関連するエレメントやハウジング)
h) 雰囲気
i) 清浄度規格(ISO 4406参照)
j) 特殊な作用を加える条件
k) 流体循環の方向
l) フィルタエレメントの予定寿命(エレメントの交換期間)
m) フィルタを設置する回路の説明(図式)
5. フィルタ仕様書
a) 特定の条件で機能させるためにフィルタに要求される仕様は,要求性能一覧に含まれなければならな
い。
備考 フィルタの仕様はフィルタ製造業者によってカタログ等に記載されたもので,それらの仕様は
規格に基づいた試験手順から得られた性能データと関連している。
b) フィルタ仕様書のデータの解釈及び,フィルタ仕様と要求性能の関係の判断は,ユーザと製造業者の
共同責任である。
備考 ユーザはフィルタ仕様を理解するために,製造業者からの指針が必要になるかもしれない。ま
た同様に製造業者も十分な情報をもらわないと要求性能を満足するフィルタを供給することが
できない。
6. 標準書式
要求性能一覧の書式は,付表1を推奨する。
備考 この書式は強制的なものではないが,フィルタ製造業者の説明を分かりやすくするために推奨
する。
7. 規格適合表示
この規格に従っている場合には,試験報告書,カタログ及び販売資料に,次の表示を使用する。
“要求性能一覧の作成方法は,JIS B 8356-9(油圧用フィルタ性能評価方法−第9部 : フィルタの要求性
能一覧)に適合する。”
――――― [JIS B 8356-9 pdf 4] ―――――
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B 8356-9 : 2000 (ISO 7744 : 1986)
付表1 油圧用フィルタの要求性能一覧書式
会社名
所在地
装置名(主要機器)
項目 単位 備考(試験方法)
定格圧力 MPa
初期圧力降下 MPa
最大流量 L/min
最大使用圧力降下 MPa
流体の種類
粘度 (40℃) mm/s
温度範囲
最低 ℃
最高 ℃
通常 ℃
ろ過精度(6)
絶対ろ過精度
その他
総油量 L
その他(4.参照)
注(6) 試験方法の指定のある場合は,その値だけでよい。
付表2 代表的な油圧機器の微細なすき間
構成要素 典型的なすき間
歯車ポンプ(可動側板形)
歯車と側板 0.55
歯先とケース 0.55
歯車ポンプ(固定側板形) 2550
ベーンポンプ
ベーン先端 0.55
ベーン側面 513
ピストンポンプ
ピストンとシリンダ(7) 540
シリンダーとバルブプレート 1.510
サーボ弁
オリフィス 130450
プラッパーウォール 1863
スプールスリーブ(7) 2.58
制御弁
オリフィス 13010 000
スプールスリーブ(7) 2.523
ディスクタイプ 1.55
ポペットタイプ 1340
アクチュエータ 50250
静圧ベアリング 125
非摩擦ベアリング 1.510
サイドベアリング 1.510
注(7) 直径方向すき間
――――― [JIS B 8356-9 pdf 5] ―――――
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JIS B 8356-9:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 7744:1986(IDT)
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