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B 8372-2 : 2003 (ISO 6953-2 : 2000)
7.1.2 圧力測定管 圧力測定管は,JIS B 8390の図3,表4及び5.5,5.6に完全に一致していなければな
らない。
7.2 一般試験手順
7.2.1 一連の試験記録は,基本的に定常状態で行わなければならない。試験記録は,連続的な記録装置又
は逐点測定で行い,定常状態の特性からのずれを避けるため,状態の変化が十分に穏やかになったときに
行わなければならない。
7.2.2 各測定点でのパラメータの許容値は,5.(試験条件)による。
7.2.3 測定機器の圧力取入れ口が,固体又は液体の粒子によって閉塞していないことを確認するため,定
期的に点検しなければならない。
7.3 流量特性試験
7.3.1 図1の回路に減圧弁を設置し,流れを止めた状態で,バイパス遮断弁を閉,供給圧遮断弁を開とし,
表1から選択した入口圧力を減圧弁に供給する。
7.3.2 試験に用いる設定圧力は,表1の減圧弁の最高設定圧力に対応する設定圧力の中から少なくとも二
つ選択する。まず減圧弁の設定圧力を最低レベルに調整し,次に選択した設定圧力になるまで圧力を増加
させる。
7.3.3 流量調整弁を開き,空気を流し,そのときの流量及び出口圧力を記録する。ポイントごとに記録す
る場合,低流量域では測定間隔を細かくしてデータを記録する。
7.3.4 試験は,流量をゼロから最大流量まで増加させたときのデータを記録する。その後,流量を最大流
量からゼロまで減少させたときのデータを記録する。
7.3.5 流量を増加及び減少に変更したときには,入口供給圧力の試験レベルを一定に保つために調整を継
続して行う。
7.3.6 試験の開始時及び終了時に入口空気温度を記録する。
7.3.7 他の設定圧力で上記の手順を繰り返す。設定圧力の調整は,流れのない状態で圧力を増加させなが
ら行う。
7.4 圧力特性試験
7.4.1 図1の回路に減圧弁を設置し,7.3.1と同様に流れのない状態にし,減圧弁の入口定格圧力以下で,
圧力設定範囲を十分超える入口圧力を供給する。
7.4.2 この試験で使用する減圧弁の設定圧力ポイントは,表1の最高設定圧力及び入口圧力に対応する設
定圧力から,7.3.2で選択した設定圧力を含めて選択する。表1の入口試験圧力は,7.4.1の入口圧力に近い
か又はそれ以下の入口圧力を用いる。
7.4.3 減圧弁の出口圧力を,最小調整圧力から選択した設定圧力になるまで増加させる。減圧弁の圧力設
定は,出口圧力が増加する方向で行わなければならない。
7.4.4 表2から,減圧弁のポートサイズと選択した出口圧力に対応した流量を選択する。
7.4.5 減圧弁を通過する流量を,7.4.4で選択した流量の10 %となるように流量調整弁を調節する。次に
入口圧力,出口圧力及び流量調整弁を,安定したシステムの初期状態になるよう再調節を行う。
7.4.6 入口圧力を減少させ,流量を一定に保持し入口圧力が出口圧力レベルに達するまで,又は選択され
た流量が保持できなくなるまで,出口圧力を記録する。
7.4.7 選択したすべての設定圧力に対し,表2から流量を選択し,上記の手順を繰り返す。
7.4.8 試験の開始時及び終了時に入口空気温度を記録する。
――――― [JIS B 8372-2 pdf 6] ―――――
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B 8372-2 : 2003 (ISO 6953-2 : 2000)
7.4.9 オプションとして,すべての設定圧力に対し,表2から選定した流量を100 %用いた,上記の全
試験を再度繰り返してもよい。
7.5 リリーフ流量特性試験
7.5.1 図1の回路に減圧弁を設置し,流れのない状態で,表1から選択した入口圧力を加える。
7.5.2 設定圧力は,表1の設定圧力範囲に対応し,7.3.2で選択した圧力と同一とする。
7.5.3 バイパス回路の圧力制御用減圧弁を試験用減圧弁の設定圧力と同じ圧力に調節する。試験用減圧弁
の出口へこの圧力を供給するため,バイパス回路の遮断弁を開く。
7.5.4 試験用減圧弁のリリーフ流量及び出口圧力を記録し,バイパス回路の圧力を増加する(水中に沈め
ホースからの気泡発生を,流れ始めを検出する補助としてもよい。)。
7.5.5 試験回路における最高リリーフ流量に到達するまで記録を継続する。次にゼロ流量に戻る減少リリ
ーフ流量のデータを記録する。
7.5.6 試験の開始時及び終了時に入口空気温度を記録する。
7.5.7 上記の手順をその他の設定圧力において繰り返す。出口圧力の設定は,流れのない状態で圧力が増
加する方向で行わなければならない。
8. 結果の表示
8.1 流量特性 試験結果は,JIS B 8372-1の図2に従って表示しなければならない。
8.2 圧力特性 試験結果は,JIS B 8372-1の図3に従って表示しなければならない。
8.3 リリーフ流量特性 試験結果は,JIS B 8372-1の図4に従って表示しなければならない。
――――― [JIS B 8372-2 pdf 7] ―――――
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B 8372-2 : 2003 (ISO 6953-2 : 2000)
表 1 出口設定圧力
単位 MPa
最高設定圧力 入口試験圧力
0.25 0.63 1.0 1.6 2.5
0.100 最高設定圧力の約25%,40%,63%及び80%の値
0.100以上0.125未満 0.025 - 0.040 - 0.063 - 0.080
0.125以上0.160未満 0.040 - 0.063 - 0.080 - 0.100
0.160以上0.200未満 0.040 - 0.063 - 0.080 - 0.125
0.200以上0.250未満 0.063 - 0.100 - 0.125 - 0.160
0.250以上0.315未満 0.063 - 0.100 - 0.160 - 0.200
0.315以上0.400未満 0.100 - 0.160 - 0.200 - 0.250
0.400以上0.500未満 0.100 - 0.160 - 0.250 - 0.315
0.500以上0.630未満 0.125 - 0.200 - 0.315 - 0.400
0.630以上0.800未満 0.160 - 0.250 - 0.400 - 0.500
0.800以上1.00未満 0.200 - 0.315 - 0.500 - 0.630
1.00以上1.25未満 0.250 - 0.400 - 0.630 - 0.800
1.25以上1.60未満 0.315 - 0.500 - 0.800 - 1.00
1.60 0.400 - 0.630 - 1.00 - 1.25
備考 定格圧力が許容する範囲で,最高設定圧力0.800 MPa以下には,入口試験圧力0.630 MPaを用いるのが望ましい。
最高圧力が0.800 MPa以上で1.25 MPa未満には,入口試験圧力1.00 MPaを用いるのが望ましい。
――――― [JIS B 8372-2 pdf 8] ―――――
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B 8372-2 : 2003 (ISO 6953-2 : 2000)
表 2 圧力特性試験に使用する最大流量
単位 L/min(ANR)
出口圧力 ポートサイズ
MPa 1/8 1/4 3/8 1/2 3/4 1 1 1/4 1 1/2 2
0.020 11 25 55 100 150 290 590 900 1 700
0.040 17 37 84 160 230 440 900 1 300 2 600
0.063 23 51 110 210 310 590 1 200 1 800 3 500
0.080 26 60 130 250 370 720 1 400 2 200 4 200
0.100 31 72 160 290 440 840 1 700 2 500 4 900
0.125 37 84 190 350 520 960 2 000 3 000 5 800
0.160 45 100 230 420 600 1 200 2 400 3 700 7 200
0.200 55 120 270 500 780 1 400 2 900 4 400 8 400
0.250 66 150 330 600 900 1 700 3 500 5 300 10 000
0.315 78 180 400 720 1 100 2 100 4 300 6 600 13 000
0.400 96 220 500 900 1 400 2 600 5 300 7 800 16 000
0.500 120 280 600 1 100 1 700 3 200 6 600 9 600 19 000
0.630 150 340 780 1 400 2 100 4 000 7 800 12 000 23 000
0.800 190 420 960 1 700 2 600 4 900 10 000 15 000 29 000
1.00 230 520 1 100 2 200 3 200 6 000 13 000 19 000 37 000
1.25 290 600 1 400 2 700 4 000 7 800 16 000 23 000 45 000
1.60 370 780 1 900 3 400 5 100 9 600 20 000 29 000 57 000
備考 上記の流量は,鋼管(ISO 65 grade medium wrought iron pipe)30 m,20 ℃における圧力降下に基づいている。
圧力降下の値は次による。
配管サイズ 1/8,1/4,3/8,1/2の場合,10 %
配管サイズ 3/4,1,1 1/4,1 1/2,2の場合,5 %
――――― [JIS B 8372-2 pdf 9] ―――――
附属書A(参考)参考文献
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
(1)JIS Z 8203 国際単位系(SI)及びその使い方
備考 ISO 1000:1992,SI units and recommendations for the use of their multiples and of certain other units
が,この規格と一致している。
(2)JIS B 0125-1 油圧・空気圧システム及び機器−図記号及び回路図−第1部 : 図記号
備考 ISO 1219-1:1991,Fluid power systems and components−Graphic symbols and circuit diagrams−Part
1 : Graphic symbolsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 8372-2 : 2003
(ISO 6953-2 : 2000)
JIS B 8372-2:2003の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6953-2:2000(IDT)
JIS B 8372-2:2003の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.100 : 流体動力システム > 23.100.50 : 制御用部品
JIS B 8372-2:2003の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0142:2011
- 油圧・空気圧システム及び機器―用語
- JISB8372-1:2003
- 空気圧―空気圧用減圧弁及びフィルタ付減圧弁―第1部:供給者の文書に表示する主要特性及び製品表示要求事項
- JISB8390:2000
- 空気圧―圧縮性流体用機器―流量特性の試験方法
- JISK2001:1993
- 工業用潤滑油―ISO粘度分類
- JISZ8203:1964
- 単位記号
- JISZ8203:2000
- 国際単位系(SI)及びその使い方
- JISZ8601:1954
- 標準数