JIS B 8378-2:2009 空気圧―空気圧用ルブリケータ―第2部:供給者の文書に表示する主要特性の試験方法 | ページ 2

4
B 8378-2 : 2009
ブリケータの形式を記録し,JIS B 8378-1の図2,又は圧力降下が入口圧力の5 %のときの流量をJIS B
8378-1の表1に従って表示しなければならない。

8 滴下最少空気流量試験

  滴下最少空気流量の試験方法は,試験方法1又は試験方法2から選択する。
注記 全量式ルブリケータでは,滴下窓で滴下が確認されたすべての潤滑油を下流側空気中に供給し,
その滴下量は,下流側空気中に運ばれた油量を直接示す。選択式ルブリケータでは,滴下窓で
滴下が確認された潤滑油の滴下量は,下流側空気中に運ばれた油量の直接的な値ではない。
8.1 試験方法1
8.1.1 ルブリケータを,図1に示す試験回路に設置する。
記号
1 減圧弁
2 圧力計
3 急速継手
4 試験用ルブリケータ
5 フィルタ
6 コアレッシングフィルタ
7 流量調整弁
8 流量計(上流側又は下流側に設置する。)
図1−試験回路
8.1.2 ケースには,粘度がJIS K 2001に規定するISO VG32の潤滑油を,箇条9で求める貯油容量のおよ
そ25 %の位置まで満たさなければならない。
なお,試験用潤滑油は,JIS K 2213に規定するタービン油ISO VG32が望ましい。
8.1.3 油量調節ねじを最大開度に設定し,この状態を試験中維持する。
8.1.4 入口圧力を0.63 MPa(定格圧力がそれより低い場合は定格圧力)で一定に保持し,少なくとも次
の条件で潤滑油が滴下するように,試験回路中の流量調整弁を開く。
− 全量式ルブリケータの場合,流量300 L/min (ANR) 当たりで毎分1滴。
− 選択式ルブリケータの場合,流量300 L/min (ANR) 当たりで毎分10滴。
8.1.5 ルブリケータを取り外し,質量を測定する。
8.1.6 ルブリケータを設置し,流量調整弁及びルブリケータの油量調節ねじの調整をすることなく試験圧

――――― [JIS B 8378-2 pdf 6] ―――――

                                                                                              5
B 8378-2 : 2009
力を加え,空気流量を記録する。少なくとも30分間は試験を行い,減圧弁への空気の供給を止め,試験回
路内を減圧する。
注記 少流量のとき,測定するのに十分な質量差が生じるまでには試験時間の延長が必要となる。
8.1.7 ルブリケータを取り外し,再度質量を測定する。この質量と8.1.5の質量との差及び流量から油濃
度を求める。油濃度の単位はmg/m3を用いる。
8.1.8 油濃度が60 mg/m3になるまで,空気流量を調整しながら8.1.6の試験を繰り返す。
8.1.9 滴下最少空気流量は,何点かの測定値の補間法によって決定する。
注記 全量式ルブリケータの場合,油滴下量は,滴下窓の油滴下1滴当たりの質量が分かっていれば
試験中に滴下した数によって決定することができる。
8.2 試験方法2
8.2.1 ルブリケータを図1に示す試験回路に設置する。
8.2.2 ケースには,粘度がJIS K 2001に規定するISO VG32の潤滑油を,箇条9で求める貯油容量のおよ
そ25 %の位置まで満たさなければならない。
なお,試験用潤滑油は,JIS K 2213に規定するタービン油ISO VG32が望ましい。
8.2.3 油量調節ねじを最大開度に設定し,この状態を試験中維持する。
8.2.4 入口圧力を0.63 MPa(定格圧力がそれより低い場合は定格圧力)で一定に保持し,流量調整弁を
調整して,滴下窓に毎分約5滴の油がほぼ等間隔に滴下するときの空気流量を測定する。

9 ケースの貯油容量の測定

9.1   ルブリケータが正しく組み立てられた状態で,導油管の先端2 mm上の位置から製造業者が指示し
た上限の油面高さまでの油量を測定する。
9.2 ケースのサイズごとに測定値の平均を算出する。

10 規格準拠表示

  この規格に従う場合には,試験報告書,カタログ及び販売資料に次の文章を記載しなければならない。
“この空気圧用ルブリケータの特性と要求事項は,JIS B 8378-2 空気圧−空気圧用ルブリケータ−第2
部 : 供給者の文書に表示する主要特性の試験方法に準拠する。”

――――― [JIS B 8378-2 pdf 7] ―――――

6
B 8378-2 : 2009
附属書A
(参考)
参考文献
JIS B 8393 空気圧−標準参考空気
注記 対応国際規格 : ISO 8778,Pneumatic fluid power−Standard reference atmosphere (IDT)

――――― [JIS B 8378-2 pdf 8] ―――――

                                                                                                                                           7
B 8378-2 : 2009
附属書JA
(参考)
JISと対応する国際規格との対比表
ISO 6301-2:2006 Pneumatic fluid power−Compressed-air lubricators−Part 2: Test
JIS B 8378-2:2009 空気圧−空気圧用ルブリケータ−第2部 : 供給者の文書に表示す
る主要特性の試験方法 methods to determine the main characteristics to be included in supplier's literature
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び名称 号 の評価
1適用範囲 試験方法について規 1 適用範囲 変更 結果の表示方法についてを削結果の表示方法は,第1部で規定
定する。 試験方法及び結果の表示 除 されており,第2部では規定され
方法について規定する。 ていない。ISO規格見直し時に修
正を提案する。
4単位及び 4 単位及び記号 追加 ANRの定義を注記として追加
記号
5試験条件 5 試験条件
5.2圧力 規定された圧力は, 5.2 規定された圧力は,± 変更 試験圧力の選択についての箇用語の意味を第1部と整合させ明
±2 %とする。 2 %以内に保持する。優 所を削除 確にするため修正した。
先する試験圧力は,JIS B 試験圧力は,各試験の箇条で規定
8378-1の4.2.1又はJIS B されており,重複しているため削
8670による。他の試験圧 除した。
力が要求される場合は, ISO規格見直し時に修正を提案す
JIS Z 8601の標準数R5 る。
から選択する。
6定格圧力 6 定格圧力の検証試験手順 変更 試験の手順(箇条番号)を明文章があいまいだったことから,
の検証試 用語の意味を第1部と整合させ明
示し,また“使用温度”を“最
験 高使用温度”に修正 確にした。
B8 378-
2 : 2009
3

――――― [JIS B 8378-2 pdf 9] ―――――

    8
B 8378-2 : 2009
B8
3
3
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条
78-
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
2 : 2
番号
箇条番号 内容 箇条番 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
009
及び名称 号 の評価
6定格圧力 6.6 破損の基準は,破断,部修正 “十分に”を削除 “十分にぬらす漏れ”の定義が明
の検証試 品の離脱,き裂又は圧力 確でないので削除した。
験(続き) 容器の外側を十分にぬら ISO規格見直し時に修正を提案す
す液体の漏れ現象とす る。
る。
6.9 圧力封入部の設計に,使削除 JISは我が国だけの適用であり,
用国の圧力容器の法規が また適用される圧力容器の法規も
適用される場合,その法 ないため,この箇条を削除した。
規の要求事項がこの規格
の要求事項よりも優先す
る。
8滴下最少 8 滴下最少空気流量 追加 “滴下最少空気流量の試験方試験方法1又は2のどちらかを選
空気流量 法は,試験方法1又は試験方 択することを明記した。
試験 ISO規格見直し時に修正を提案す
法2から選択する。”及び“試
験用潤滑油は,JIS K 2213にる。
追加 規定するタービン油ISO 推奨する試験用潤滑油を明記し
8.1.2 VG32が望ましい。”を追加 た。
8.2.2
8.1.9 滴下最少空気流量 8.1.9 滴下最少空気流量は,三変更 滴下最少空気流量を決めるに測定範囲外の数値を推定する方法
は,何点かの測定値 つの結果の補間法又は補 当たって,その推定方法を補は一般的ではないとの理由から補
の補間法によって決 外法によって決定する。 間法だけに限定した。 外法を削除した。
定する。 ISO規格見直し時に修正を提案す
る。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 6301-2:2006,(MOD)

――――― [JIS B 8378-2 pdf 10] ―――――

次のページ PDF 11

JIS B 8378-2:2009の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6301-2:2006(MOD)

JIS B 8378-2:2009の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8378-2:2009の関連規格と引用規格一覧