この規格ページの目次
4
B 8392-6 : 2006 (ISO 8573-6 : 2003)
1 流れ方向
2 突合せ溶接継手 プローブ d A B
3 ねじ サイズ mm mm mm
4 メンブレンホルダへ
1 7 9.6 200
2 10 12.6 200
3 17 19.6 400
図 2 ステンレスサンプリングプローブ
6. 測定方法
実験室での汚染物質濃度値の評価のための推奨手順を,附属書Cに示す。附属書Cで使用
する分析装置は,表2による。
測定装置の取扱説明書に指示されている校正要求事項,計測システムの安全性及び測定されるガス状汚
染物質濃度について考慮する。
現場では,濃度値測定用のガス検知管を使用してもよい。これは,実際の圧縮空気サンプルで得た実際
の汚染物質濃度に比例した色変化に伴う化学反応で目盛から直読みするものである。附属書D参照。
7. 参考状態
特に要求がない限り,ガス状汚染物質濃度は,表3の参考状態で示す。
表 3 参考状態
圧縮空気温度 20 ℃
空気圧力 0.1 MPa(絶対圧力)
相対水蒸気圧 0
8. 試験結果の評価
汚染物質の濃度の測定結果は,体積分率で示す(表1参照)。
9. 不確かさ
物理計測では,本質的に誤差を伴わず物理量を測定すること,すなわち,ある特定の測定
においてその真の誤差を決定することは不可能である。しかし,測定条件を十分に知ることができる場合
には,確かな信頼度をもって真の誤差が呼び偏差よりも小さいことが断定できるように,真の値からの測
定値の逸脱を見積もり計算することは可能である。
このように求めた偏差の値(通常,95 %信頼限界)は,特定の測定の正確さの基準になる。
すべての系統誤差は,独立量の測定及び補正によって補償した空気の特性の測定で起こり得る。また,
――――― [JIS B 8392-6 pdf 6] ―――――
5
B 8392-6 : 2006 (ISO 8573-6 : 2003)
読取り回数が十分な場合には,読取り及び累積誤差の信頼限界を無視できる。
計測中発生し得る(小さな)系統誤差は,測定の不確かさの範囲内に収まる。
個々の測定の不確かさの確認に関して,品質の等級及び誤差の限界がしばしば引用されるが,その理由
は電気的変換器のような例外を除き,これらが品質等級又は誤差の限界の一部だけを表示するからである。
個々の測定の不確かさ及びガス特性の信頼限界の確認に関するデータは近似である。これらの近似は,
不相応な投資によってしか改善できない(JIS Z 9041-2参照)。
備考 この項による誤差の計算は,常に必要とされるものではない。
10. 試験報告書
10.1 記述
圧縮空気中のガス状汚染物質濃度については,体積分率で記述しなければならない(表1参
照)。この規格で規定する試験手順に従って検証することができるように,詳細な記述でなければならない。
10.2 試験報告書の様式
この規格に基づくガス状汚染物質濃度の公表に用いる試験報告書には,次の項
目を含まなければならない。
a) 公表した濃度の妥当性を決定するのに十分な詳細説明を含めた,圧縮空気システム及び作動条件の説
明
b) サンプリング箇所の説明
c) 使用したサンプリング及び測定システムの説明,特に用いた材料及びその校正記録の詳細
d) “この規格に従ったCO/CO2/SO2/HC/NO/NO2の濃度”という用語の後に,次の事項を加える。
− 8.に従って求めた実際の平均測定値
− 実際の大気条件
− サンプリング及び測定の日時
e) 不確かさに関する事項
試験報告書の例を,附属書Aに示す。
――――― [JIS B 8392-6 pdf 7] ―――――
6
B 8392-6 : 2006 (ISO 8573-6 : 2003)
附属書A(参考)圧縮空気ガス状汚染物質含有量の試験報告書
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
圧縮空気ガス状汚染物質含有量の試験報告書の例は,附属書A図1による。
試験報告書
························における圧縮空気システムでCO,CO2,SO2,HC,NOxの濃度測定を行った。このシステムは,4
台のエアコンプレッサ,アフタークーラ及び冷凍式ドライヤで構成され,1台のコンプレッサは待機状態,2台のコン
プレッサは全稼動及び残りの1台は,およそ50 %稼働で,システムの運転圧力は0.7 MPaである。サンプリング用の
プローブは,作業場Bの入口配管部に設置した。
サンプルは,48時間の測定期間中,通常1時間ごとに採取した。
各時間のサンプルは,············製の3個のプラスチック製ガスサンプリングバッグ一組からなる。
サンプリング及び測定中の大気の状態を次に示す。
開始日時 : 19.5 ℃ 0.101 5 MPa 49 % 相対湿度
終了日時 : 22 ℃ 0.101 6 MPa 42 % 相対湿度
備考 各3回測定した48サンプルの平均値
この分析は,·····················で,··················製の分析装置を用いて行われた。
この分析装置の校正は,··················.によって証明されたものである。
それぞれの測定の前後で,分析装置の設定はスパンガス及びゼロガスで調整した。
JIS B 8392-6に従った濃度は,次のとおりである。
一酸化炭素(CO)(12±4) l/m3 又は vol ppm (0 ~ 25) ml/m3 又は vol ppm
装置の測定レンジ
(349±8) l/m3 又は vol ppm
二酸化炭素(CO2) (0 ~ 1 000) ml/m3 又は vol ppm
装置の測定レンジ
3 ml/m3 又は vol ppm以下
二酸化硫黄(SO2) (0 ~ 10) ml/m3 又は vol ppm
装置の測定レンジ
炭化水素(HC) 装置の測定レンジ
(2±1) l/m3 C1 又は vol ppm C1 (0 ~ 10) ml/m3 C1 又は vol ppm C1
3 ml/m3 又は vol ppm以下
窒素酸化物(NOX) (0 ~ 10) ml/m3 又は vol ppm
装置の測定レンジ
作成 ·····················.···························, ························.
(署名) (場所,日付)
附属書A図 1 試験報告書例
――――― [JIS B 8392-6 pdf 8] ―――――
7
B 8392-6 : 2006 (ISO 8573-6 : 2003)
附属書B(参考)現場でのサンプリング方法及び実験室での分析
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
B.1 ガスサンプリングバッグ ガスサンプリングバッグは,気密でなければならない。また,バッグは,
不活性な材質で作られていなければならない。
ガスサンプリングバッグは,充てん又はガスクロマトグラフへのサンプルの放出のための管継手をもた
なければならない。
例 ガスタイトシリンジを使ってメンブレンを通過させるサンプリング
ガスサンプリングバッグは,システムからサンプリングするガスの温度と同じ温度仕様であることが表
示されたものでなければならない。圧縮空気中に硫黄化合物が確認された場合,黒色皮膜付ガスサンプリ
ングバッグ及びポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の継手を使うことが望ましい。
硫黄化合物が存在する場合,サンプリング容器にはステンレス鋼を使用してはならない。
B.2 現場でのサンプリング サンプルは,本体5.に従って採取する。
B.3 実験室での分析 ガスサンプルの分析は,適正な組織が推奨する方法に従って実施されなければな
らない。
――――― [JIS B 8392-6 pdf 9] ―――――
8
B 8392-6 : 2006 (ISO 8573-6 : 2003)
附属書C(参考)分析及びオンラインサンプリングシステム
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
C.1 ガス状汚染物質の測定方法 この附属書は,ガス状汚染物質の分析システムについて示している。
他のシステム及び分析器は,同等の結果が保証できるものならば使用してもよい。圧縮空気分析システム
の系統図を附属書C図1に,また,この系統図で用いる記号を附属書C表1に示す。
1 空気 4 排気
2 燃料 5 ゼロガス(標準ガス)
3 スパンガス(測定基準ガス)
附属書C図 1 CO,CO2,SO2,NOx(HCLDによる分析及び加熱サンプルライン)及びHC(HFIDによ
る分析及び加熱サンプルライン)に関する圧縮空気分析システム
――――― [JIS B 8392-6 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS B 8392-6:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 8573-6:2003(IDT)
JIS B 8392-6:2006の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 8392-6:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0125-1:2020
- 油圧・空気圧システム及び機器―図記号及び回路図―第1部:図記号
- JISB8392-1:2012
- 圧縮空気―第1部:汚染物質及び清浄等級
- JISZ8202-0:2000
- 量及び単位―第0部:一般原則
- JISZ8202-3:2000
- 量及び単位―第3部:力学
- JISZ9041-2:1999
- データの統計的な解釈方法―第2部:平均と分散に関する検定方法と推定方法