JIS B 8620:2020 小形冷凍装置の安全基準

JIS B 8620:2020 規格概要

この規格 B8620は、圧縮機を使用する小形冷凍装置の冷媒圧力に対する安全を確保するため,冷媒圧力を受ける部分の安全基準について規定。

JISB8620 規格全文情報

規格番号
JIS B8620 
規格名称
小形冷凍装置の安全基準
規格名称英語訳
Safety code for small refrigerating equipment
制定年月日
1982年9月1日
最新改正日
2020年3月23日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

13.110, 27.200
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1982-09-01 制定日, 1988-04-01 確認日, 1994-03-01 改正日, 2002-07-20 改正日, 2007-03-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認日, 2020-03-23 改正
ページ
JIS B 8620:2020 PDF [13]
                                                                                   B 8620 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 冷凍能力・・・・[3]
  •  5 冷媒設備・・・・[4]
  •  5.1 設計圧力・・・・[4]
  •  5.2 材料・・・・[4]
  •  5.3 冷媒設備の各部の強度・・・・[5]
  •  5.4 安全性・・・・[6]
  •  5.5 冷媒設備各部の圧力試験・・・・[9]
  •  5.6 冷媒設備の構造・・・・[10]
  •  6 燃焼装置・発熱装置・・・・[10]
  •  7 表示・・・・[10]
  •  7.1 本体・・・・[10]
  •  7.2 圧縮機・・・・[11]
  •  7.3 圧力容器・・・・[11]
  •  7.4 高圧遮断装置・・・・[11]
  •  7.5 安全弁・・・・[11]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8620 pdf 1] ―――――

B 8620 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本冷凍空調工業会(JRAIA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産
業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産
業規格である。これによって,JIS B 8620:2002は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 8620 pdf 2] ―――――

                                       日本産業規格                             JIS
B 8620 : 2020

小形冷凍装置の安全基準

Safety code for small refrigerating equipment

1 適用範囲

  この規格は,圧縮機を使用する小形冷凍装置の冷媒圧力に対する安全を確保するため,冷媒圧力を受け
る部分の安全基準について規定する。小形冷凍装置とは,一つの冷媒循環系統の1日の冷凍能力が0.2ト
ン以上5トン未満の冷凍装置で,二酸化炭素及び温度35 ℃において飽和蒸気圧力が0.2 MPaを超え,3 MPa
以下の不活性のフルオロカーボン(特定不活性ガスを含む。)を冷媒として使用する冷凍装置をいう。ただ
し,次に示すものを除く。
a) 蒸気温度−60 ℃以下で使用する冷凍装置
b) 自動車用エアコンディショナ
注記 圧力とは,特に明記されない限り,ゲージ圧力を示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 8240 冷凍用圧力容器の構造
JIS B 8265 圧力容器の構造−一般事項

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
冷凍装置
冷媒設備とその他(圧縮機を駆動する原動機,冷媒を制御する制御装置など)とで構成される冷凍のた
めの装置。ヒートポンプ装置を含む。
3.2
冷媒設備
冷凍装置のうち,冷媒が通り,圧力がかかる部分。冷媒の圧力を受ける潤滑油系統を含む。
注記 圧縮機,圧力容器,配管,弁,安全装置などによって構成される。
3.3
圧縮機
冷媒の蒸気を圧縮する機械。圧縮機と一体となった部分(密閉圧縮機のケーシング,熱交換器,潤滑油
ポンプなど)を含む。

――――― [JIS B 8620 pdf 3] ―――――

2
B 8620 : 2020
3.4
圧力容器
冷媒設備のうち,次のいずれかに該当するもの。
a) 容器(受液器,液分離器,油分離器など)及びシェル形熱交換器(多管式熱交換器を含む。)であって,
胴の内径が160 mmを超えるもの。
b) 二重管又は単管によって構成されるコイル形熱交換器であって,冷媒側の内径が160 mmを超えるも
の。
c) 内径160 mmを超えるヘッダをもつ熱交換器。
d) 積層形,プレート形,及びロールボンド形の熱交換器,その他これに類するものであって,その冷媒
側内容積が0.015 m3を超えるもの。
3.5
配管
冷媒設備のうち,各部品間又は装置相互間を連絡する管。
3.6

冷媒の流量,圧力などを制御する部品又は装置。
例 止め弁,逆止め弁,電磁弁,膨張弁,圧力調整弁
3.7
安全装置
圧縮機の吐出し側圧力が規定の圧力に達したとき,圧力を直接検知して圧縮機の運転を停止する高圧遮
断装置及び規定の圧力を超えた過剰な圧力を自動的に解放する圧力逃がし装置。
例 安全弁,溶栓
3.8
高圧部
冷媒設備のうち,圧縮機の作用による凝縮圧力を受ける部分。ただし,次によるものを除く。
a) 高圧部を内蔵した密閉形圧縮機であって低圧部の圧力を受ける部分。
b) 自動膨張弁。ただし,ヒートポンプ用などで膨張弁の二次側に高圧部圧力がかかるものは“高圧部”
とする。
3.9
低圧部
冷媒設備のうち,高圧部以外の部分。二段圧縮の中間圧力のかかる部分を含む。
3.10
設計圧力
冷凍装置の設計において,その冷媒設備若しくはその各部分の圧力に対する強さ又は厚さを決定すると
きに用いる圧力。
3.11
燃焼装置
ガス,油などを燃焼する装置。通常の使用状態における表面温度が400 ℃以上の発熱体を含む。
3.12
発熱装置

――――― [JIS B 8620 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 8620 : 2020
通常の使用状態における表面温度が400 ℃未満の発熱体並びに内燃機関,除霜用電熱器,クランクケー
スヒータ及びこれに準じるもの。
3.13
高圧側異常時圧力
製品を周囲温度23 ℃±5 ℃,定格電圧又は定格電圧範囲の上限で運転し,安定状態になった後に,製品
の運転が止まらない範囲で,室外機熱交換器の空気の流れを制限又は遮断して運転したときに到達する高
い方の高圧部圧力。
3.14
冷媒ポンプ
冷媒設備内の冷媒(液)を循環させるポンプ。

4 冷凍能力

  小形冷凍装置の冷凍能力は,式(1)によって求める。
V
R (1)
C
ここに, R : 1日の冷凍能力の数値(トン)
V : 単段圧縮方式のものでは,圧縮機の標準回転速度における押し
のけ量(m3/h)
ただし,多段圧縮方式又は多元冷凍方式によるものでは,次
の式によって求められる数値
V VH .008VL
VH : 圧縮機の標準回転数における最終段又は最終元の気筒
の押しのけ量(m3/h)
VL : 圧縮機の標準回転数における最終段又は最終元の直前
の気筒の押しのけ量(m3/h)
C : 冷媒の種類に応じて,それぞれ表1に掲げる数値
表1−冷媒の種類に応じた冷凍能力算定のためのC値
冷媒の種類 圧縮機の気筒1個 圧縮機の気筒1個 冷媒の種類 圧縮機の気筒1個 圧縮機の気筒1個
の体積が5 000 cm3の体積が5 000 cm3 の体積が5 000 cm3の体積が5 000 cm3
以下のもの を超えるもの 以下のもの を超えるもの
R114 46.4 43.5 R404A 8.2 7.7
R12 13.9 13.1 R407A 9.3 8.7
R500 12.0 11.3 R407B 8.6 8.1
R22 8.5 7.9 R407C 9.8 9.2
R502 8.4 7.9 R407D 11.3 10.8
R13B1 6.2 5.8 R407E 10.1 9.4
R13 4.4 4.2 R410A 5.7 5.3
R32 5.2 4.8 R410B 5.7 5.4
R134a 14.4 13.5 R507A 8.0 7.5
二酸化炭素 1.8 1.7 R1234yf 14.7 13.8
R1234ze(E) 19.7 18.4 その他の冷媒 13 900 vA 13 900 vA
0.75 hA hB 0.80 hAhB

――――― [JIS B 8620 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS B 8620:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8620:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB8240:2015
冷凍用圧力容器の構造
JISB8265:2017
圧力容器の構造―一般事項