JIS B 8619:2018 冷媒用温度自動膨張弁―性能試験方法

JIS B 8619:2018 規格概要

この規格 B8619は、冷凍・空調装置において,蒸発温度10℃~-40℃で使用し,蒸発温度5℃における公称容量が40kWを超えない容量の冷媒用温度自動膨張弁の性能試験方法について規定。なお,固定オリフィス並列形膨張弁には適用しない。

JISB8619 規格全文情報

規格番号
JIS B8619 
規格名称
冷媒用温度自動膨張弁―性能試験方法
規格名称英語訳
Thermostatic refrigerant expansion valves -- Methods of testing for performance
制定年月日
1984年10月1日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

27.200
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1984-10-01 制定日, 1990-03-01 確認日, 1999-09-20 改正日, 2004-11-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2018-10-22 改正
ページ
JIS B 8619:2018 PDF [15]
                                                                                   B 8619 : 2018

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 試験に用いる計器・・・・[3]
  •  5 性能試験方法・・・・[4]
  •  5.1 定格容量試験・・・・[4]
  •  5.2 時定数試験・・・・[5]
  •  5.3 膨張弁開度及びヒステリシス試験・・・・[6]
  •  5.4 質量流量試験・・・・[7]
  •  5.5 静止過熱度特性試験・・・・[11]
  •  5.6 耐久試験・・・・[12]
  •  5.7 温度サイクル試験・・・・[12]
  •  5.8 気密試験・・・・[12]
  •  6 試験報告書・・・・[12]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8619 pdf 1] ―――――

B 8619 : 2018

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本
冷凍空調学会(JSRAE)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規
格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規
格である。
これによって,JIS B 8619:1999は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 8619 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 8619 : 2018

冷媒用温度自動膨張弁−性能試験方法

Thermostatic refrigerant expansion valves- Methods of testing for performance

序文

  この規格は,1984年に制定され,その後2回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1999年に
行われたが,その後の地球温暖化防止の推進に伴う冷凍空調機器に充される冷媒種類の変更に対応する
ために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,冷凍・空調装置において,蒸発温度10 ℃−40 ℃で使用し,蒸発温度5 ℃における公称
容量が40 kWを超えない容量の冷媒用温度自動膨張弁(以下,膨張弁という。)の性能試験方法について
規定する。
なお,固定オリフィス並列形膨張弁には適用しない。
注記1 固定オリフィス並列形膨張弁とは,通常の膨張弁の弁オリフィスのほかに,主弁内又は並列
の固定オリフィスに冷媒を流す構造の弁。固定オリフィスからの冷媒質量流量は,公称容量
における質量流量に対する百分率で表す。
注記2 この規格の中で用いる圧力は,ゲージ圧力である。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7505-1 アネロイド型圧力計−第1部 : ブルドン管圧力計
JIS C 1602 熱電対
JIS C 1604 測温抵抗体
JIS C 1605 シース熱電対
JIS C 60068-2-14 環境試験方法−電気・電子−第2-14部 : 温度変化試験方法(試験記号 : N)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
膨張弁
冷凍・空調装置の蒸発器に流入する冷媒の流量を蒸発圧力及び蒸発器出口の冷媒過熱蒸気温度の変化に

――――― [JIS B 8619 pdf 3] ―――――

2
B 8619 : 2018
よって調節し,冷媒液を絞り膨張するための弁。次の2種類がある。
a) 内部均圧形 駆動部に作用する圧力が,膨張弁の内部通路によって弁出口圧力と均圧になる構造の弁。
b) 外部均圧形 蒸発器出口圧力を均圧管で膨張弁に導入する方法によって,駆動部に蒸発器出口圧力を
伝える構造の弁。この機構は,蒸発器での圧力降下を補償している。
3.2
膨張弁の感温筒
蒸発器出口の冷媒過熱蒸気温度を検知する部分。
3.3
膨張弁の圧力降下
冷媒が膨張弁を通過し,絞り膨張するときの圧力降下で,膨張弁の出入口間の正味圧力差。
3.4
膨張弁の過熱度
内部均圧形は膨張弁出口圧力,外部均圧形は均圧管圧力のそれぞれに対応する冷媒飽和温度と感温筒温
度との温度差。この温度差は冷媒の過熱度を表し,次のb) とc) との和である(5.4.2.5参照)。
a) 膨張弁の開き始め 膨張弁の感温筒温度と質量流量との関係が正常となる弁開度が0.05 mm以下の膨
張弁の位置(図8及び図11参照)。
b) 静止過熱度 膨張弁の開き始めの過熱度。
c) 過熱度変化 膨張弁が開き始めの静止過熱度から定格点まで開くのに要する過熱度変化量。
3.5
膨張弁の標準定格条件
単一水準の性能だけを生じるように設定した作動条件で,広範囲の作動条件にわたり,膨張弁の性能の
比較基準として規定された定格条件。表1に示すANをいう。

――――― [JIS B 8619 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 8619 : 2018
表1−標準定格条件
単位 ℃
標準定格条件 膨張弁入口飽和液温度 膨張弁出口飽和蒸気温度
A 38 10
B 5
C 0
D −5
E −10
F −20
G −40
H 50 10
I 5
J 0
K −5
L −10
M −20
N −40
標準定格条件以外の定格条件で使用する場合は,受渡当事者間の
協議による。
注記1 標準定格条件AGは,主として水冷凝縮器を用いる冷凍
装置,標準定格条件HNは,主として空冷凝縮器を用い
る冷凍装置の標準定格容量を求める場合の試験条件。
注記2 標準定格条件Bは,公称容量を求める場合の試験条件。
3.6
膨張弁の定格容量
3.6.1
標準定格容量
表1の標準定格条件で行った試験に基づく,定格点における容量。
3.6.2
公称容量
表1の標準定格条件のBで行った試験に基づく,定格点における容量。
3.6.3
定格点
定格容量が得られる過熱度変化量となる作動点(図8及び図11参照)。
3.6.4
最大容量
膨張弁の全開点における,定格容量以上に得られる最大の容量。

4 試験に用いる計器

  試験に用いる計器の形式及び精度は,表2による。

――――― [JIS B 8619 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS B 8619:2018の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8619:2018の関連規格と引用規格一覧