JIS B 8623:2019 コンデンシングユニットの試験方法

JIS B 8623:2019 規格概要

この規格 B8623は、不活性のフルオロカーボン(非共沸混合冷媒を含む。)及びCO2を冷媒として用いる,容積形圧縮機,凝縮器又はガスクーラ,及び附属機器(受液器など)から成るコンデンシングユニットの冷凍能力及び消費電力を冷媒を用いて求めるための試験方法について規定。なお,ルームエアコンディショナ,自動車用エアコンディショナのような,あらかじめ特定の蒸発装置と組み合わせて使用するコンデンシングユニットには,適用しない。

JISB8623 規格全文情報

規格番号
JIS B8623 
規格名称
コンデンシングユニットの試験方法
規格名称英語訳
Testing methods of refrigerant condensing units
制定年月日
1986年11月1日
最新改正日
2019年11月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

27.200
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1986-11-01 制定日, 1992-06-01 確認日, 2001-08-20 確認日, 2002-03-20 改正日, 2007-03-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認日, 2019-11-20 改正
ページ
JIS B 8623:2019 PDF [27]
                                                                                   B 8623 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 量記号及び単位記号・・・・[3]
  •  5 試験・・・・[4]
  •  5.1 試験方法の種類・・・・[4]
  •  5.2 試験の準備・・・・[4]
  •  5.3 試験に用いる計器・・・・[4]
  •  5.4 試験条件・・・・[5]
  •  5.5 運転条件・・・・[6]
  •  5.6 冷凍能力及び消費電力の測定・・・・[6]
  •  6 試験方法・・・・[6]
  •  6.1 二次冷媒熱量計法(方法A)・・・・[6]
  •  6.2 乾式熱量計法(方法C)・・・・[9]
  •  6.3 冷媒蒸気流量計法(方法D1)・・・・[13]
  •  6.4 液冷媒流量計法(方法F)・・・・[15]
  •  6.5 水冷凝縮器法(方法G)・・・・[16]
  •  7 コンデンシングユニットの消費電力の決定・・・・[18]
  •  8 試験報告書・・・・[18]
  •  附属書A(規定)油循環量測定方法・・・・[20]
  •  附属書B(規定)附属の油分離器による油循環量の測定方法・・・・[22]
  •  参考文献・・・・[25]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8623 pdf 1] ―――――

B 8623 : 2019

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人
日本冷凍空調学会(JSRAE)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産
業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産
業規格である。これによって,JIS B 8623:2002は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 8623 pdf 2] ―――――

                                       日本産業規格                             JIS
B 8623 : 2019

コンデンシングユニットの試験方法

Testing methods of refrigerant condensing units

1 適用範囲

  この規格は,不活性のフルオロカーボン(非共沸混合冷媒を含む。)及びCO2を冷媒として用いる,容
積形圧縮機,凝縮器又はガスクーラ(以下,凝縮器などという。),及び附属機器(受液器など)から成る
コンデンシングユニットの冷凍能力及び消費電力を冷媒を用いて求めるための試験方法について規定する。
なお,ルームエアコンディショナ,自動車用エアコンディショナのような,あらかじめ特定の蒸発装置
と組み合わせて使用するコンデンシングユニットには,適用しない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 8606 冷媒用圧縮機の試験方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
なお,この規格で用いる圧力について特に明記していないときは,絶対圧力をいう。
3.1
冷凍能力
コンデンシングユニットから出る冷媒液とコンデンシングユニットに入る冷媒蒸気との比エンタルピー
差に単位時間当たりの冷媒質量流量を乗じた値。
3.2
消費電力
コンデンシングユニットに入力した電力。
注記 これには,潤滑油ポンプ,空冷凝縮器などのような,コンデンシングユニットの運転の維持に
必要な補機類が消費する動力も含む。
3.3
定常状態
試験目的に対して,重要な計器の指示を試験測定開始前に安定化するのに要する時間又はこれを含めた
試験時間を通して,連続的に観察し,それらの値が表4の最大許容変動量の範囲内で安定している状態。
3.4
油循環率
試験時にサイクル内を循環する冷媒と潤滑油との混合液において,潤滑油の質量を冷媒と潤滑油との混

――――― [JIS B 8623 pdf 3] ―――――

2
B 8623 : 2019
合液の質量で除した数値。
3.5
容積形圧縮機
圧縮室の内容積を変えることによって気体の圧力を増加させる圧縮機。
注記 容積形圧縮機には,往復式,回転式などの種類がある。
3.6
凝縮器
圧縮機によって圧縮された高温高圧の冷媒(気体)を空気又は水によって冷却し,冷媒を凝縮(液化)
させる熱交換器。
3.7
ガスクーラ
圧縮機によって圧縮された高温高圧の冷媒(気体)を空気又は水によって冷却し,冷媒から放熱させる
熱交換器。
注記 CO2冷媒は,臨界温度が約31 ℃であり,空気又は水の状態によって冷媒が凝縮(液化)しな
いことから凝縮器と区別している。
3.8
空冷
凝縮器などを空気で冷却する方式。
3.9
水冷
凝縮器などを水で冷却する方式。
3.10
超臨界
臨界点を越える温度・圧力下にある冷媒が,圧力を高くしても凝縮(液化)しない状態。
3.11
非共沸混合冷媒
標準大気圧下での蒸発開始温度(沸点)と終了温度(露点)とが1 ℃以上異なる混合冷媒。
3.12
サイクル中点方式
非共沸混合冷媒において,凝縮温度及び吸込み圧力に対応する飽和温度を次のとおり規定する方式。
a) 凝縮温度 図1における凝縮器入口の冷媒ガス圧力における露点温度T1と,凝縮器出口の冷媒圧力に
おける沸点温度T2との平均温度。
b) 吸込み圧力に対応する飽和温度 図1におけるコンデンシングユニット出口の液冷媒温度の等エンタ
ルピー線とコンデンシングユニットの吸込みガス圧力との交点の温度T4と,コンデンシングユニット
の吸込みガス圧力における露点温度T6との平均温度。

――――― [JIS B 8623 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 8623 : 2019
凝縮温度(℃) (T1+T2)/2
吸込み圧力に対応する飽和温度(℃) (T4+T6)/2
吸込みガス過熱度(℃) T7−T6
図1−非共沸混合冷媒の温度及び過熱度

4 量記号及び単位記号

  この規格で用いる主な量記号及びその説明並びに単位記号は,表1による。
表1−量記号及びその説明並びに単位記号
量記号 説明 単位記号
c 加熱媒体の比熱 kJ/(kg・K)
co 油の比熱 kJ/(kg・K)
F1 熱漏えい係数 kW/K
hf1 コンデンシングユニット出口における冷媒液の比エンタルピー kJ/kg
hf2 膨張弁入口における冷媒液の比エンタルピー kJ/kg
hf3 水冷凝縮器出口における冷媒液又は水冷ガスクーラ出口における冷媒の比 kJ/kg
エンタルピー
hg1 コンデンシングユニット入口における冷媒蒸気の比エンタルピー kJ/kg
hg2 熱量計出口における冷媒の比エンタルピー kJ/kg
hg3 水冷凝縮器などの入口における冷媒の比エンタルピー kJ/kg
P コンデンシングユニットの消費電力 kW
p 冷媒の圧力 Pa
qml 加熱媒体の質量流量 kg/s
qmc 冷却水の質量流量 kg/s
qmf 試験によって決まる冷媒の質量流量 kg/s
qv 冷媒と油との混合液の体積流量 m3/s
ta 周囲空気温度 ℃
tc 熱量計の平均表面温度 ℃
tf コンデンシングユニット出口圧力に対応する冷媒飽和温度又はコンデンシ ℃
ングユニット出口温度(超臨界流体の場合)
tg コンデンシングユニット入口における冷媒蒸気温度 ℃
tp 二次冷媒の圧力に対応した冷媒飽和温度 ℃
tr 水冷凝縮器内の冷媒の圧力に対応した冷媒飽和温度又は水冷ガスクーラ出 ℃
口温度(超臨界流体の場合)
t1 加熱媒体又は冷却水の熱量計入口における温度 ℃
t2 加熱媒体又は冷却水の熱量計出口における温度 ℃
x 油循環率 −
ρ 液冷媒の密度 kg/m3
ρo 油の密度 kg/m3

――――― [JIS B 8623 pdf 5] ―――――

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JIS B 8623:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8623:2019の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB8606:1998
冷媒用圧縮機の試験方法
JISB8606:2021
冷媒用圧縮機の試験方法