JIS B 8606:2021 冷媒用圧縮機の試験方法

JIS B 8606:2021 規格概要

この規格 B8606は、冷媒用の単段の容積形圧縮機の冷凍能力,入力,全断熱効率及び成績係数を,冷媒を用いて求めるための試験方法について規定。

JISB8606 規格全文情報

規格番号
JIS B8606 
規格名称
冷媒用圧縮機の試験方法
規格名称英語訳
Testing of refrigerant compressors
制定年月日
1975年9月1日
最新改正日
2021年3月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

23.140, 27.200
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1975-09-01 制定日, 1978-09-01 確認日, 1984-03-01 確認日, 1984-10-01 改正日, 1990-03-01 確認日, 1995-06-01 確認日, 1998-09-20 改正日, 2004-02-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認日, 2021-03-22 改正
ページ
JIS B 8606:2021 PDF [35]
                                                                                   B 8606 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 量記号及び単位記号・・・・[4]
  •  5 試験・・・・[5]
  •  5.1 試験方法の種類・・・・[5]
  •  5.2 試験の準備・・・・[6]
  •  5.3 試験に用いる測定計器・・・・[6]
  •  5.4 試験条件・・・・[7]
  •  5.5 運転条件・・・・[7]
  •  5.6 冷凍能力及び入力の測定・・・・[8]
  •  5.7 算定の基礎・・・・[8]
  •  6 試験方法・・・・[9]
  •  6.1 二次冷媒熱量計法(方法A)・・・・[9]
  •  6.2 満液式熱量計法(方法B)・・・・[11]
  •  6.3 乾式熱量計法(方法C)・・・・[13]
  •  6.4 冷媒蒸気流量計法(方法D1及び方法D2)・・・・[16]
  •  6.5 液冷媒流量計法(方法F)・・・・[19]
  •  6.6 水冷凝縮器法(方法G)・・・・[20]
  •  6.7 冷媒ガス冷却法(方法J)・・・・[22]
  •  6.8 吐出しガス熱量計法(方法K)・・・・[24]
  •  7 圧縮機の入力の決定・・・・[27]
  •  7.1 一般・・・・[27]
  •  7.2 測定方法・・・・[27]
  •  7.3 算定方法・・・・[27]
  •  8 試験報告・・・・[27]
  •  附属書A(規定)油循環量の測定方法・・・・[29]
  •  附属書B(規定)附属の油分離器による油循環量の測定方法・・・・[31]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8606 pdf 1] ―――――

           B 8606 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人
日本冷凍空調学会(JSRAE)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産
業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産
業規格である。これによって,JIS B 8606:1998は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 8606 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
B 8606 : 2021

冷媒用圧縮機の試験方法

Testing of refrigerant compressors

1 適用範囲

  この規格は,冷媒用の単段の容積形圧縮機(以下,圧縮機という。)の冷凍能力,入力,全断熱効率及び
成績係数を,冷媒を用いて求めるための試験方法について規定する。
なお,この規格は,他の形式の圧縮機を試験する場合にも準用することが可能である。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。この引用規格は,
その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 8600 冷媒用圧縮機の定格温度条件

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
なお,この規格で用いる圧力について特に明記していないときは,絶対圧力をいう。
3.1
冷媒用圧縮機
冷媒蒸気を圧縮する冷凍·空調用の圧縮機。
3.2
冷凍能力
圧縮機出口の測定位置での吐出し圧力に対応した飽和温度の液冷媒と,圧縮機入口の測定位置での吸込
み冷媒蒸気との間の比エンタルピー差に,試験で求めた圧縮機の単位時間当たりの冷媒質量流量を乗じた
値。
3.3
体積効率
試験に用いる測定計器の取付位置で測定する吸込み状態における実際の圧縮機体積流量の,圧縮機押し
のけ量に対する比。
3.4
入力
開放圧縮機の場合には,圧縮機軸入力,また,密閉圧縮機の場合には,電動機端子における電気入力。
注記 圧縮機の回転軸で駆動される潤滑油ポンプのような圧縮機の運転の維持に必要な補機類が消費
する動力も含まれている。

――――― [JIS B 8606 pdf 3] ―――――

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B 8606 : 2021
3.5
全断熱効率
圧縮機出入口間の等エントロピー圧縮を仮定した場合の比エンタルピー差と冷媒質量流量との積の入力
に対する比。
3.6
成績係数
圧縮機の入力に対する冷凍能力の比。
3.7
油循環率
試験時にサイクル内を循環する冷媒と油との混合液において,潤滑油の質量を冷媒と潤滑油との混合液
の質量で除した数値。
注記 圧縮機の製造業者が指定した油分離器を使用して運転している場合には,油分離器の出口側で
測定される。
3.8
蒸発器
膨張弁を通過した低温低圧の冷媒(液体)を,空気,二次冷媒などの熱媒体によって加熱し,冷媒を蒸
発(ガス化)させる熱交換器。
3.9
凝縮器
圧縮機によって圧縮された高温高圧の冷媒(気体)を空気又は水によって冷却し,冷媒を凝縮(液化)
させる熱交換器。
3.10
ガスクーラ
圧縮機によって圧縮された高温高圧の冷媒(気体)を空気又は水によって冷却し,冷媒から放熱させる
熱交換器。
注記 通常,CO2冷媒は臨界温度が約31 ℃であり,冷媒が凝縮(液化)しない場合があることから,
凝縮器(3.9)と区別している。
3.11
超臨界
臨界点を超える温度·圧力下にある冷媒が,圧力を高くしても凝縮(液化)しない状態。
3.12
定格温度条件
圧縮機の性能を求める試験において必要な冷媒の温度条件。
3.13
液冷媒の過冷却度
単成分冷媒又は共沸混合冷媒の場合には,吐出し圧力に対応する飽和温度と液冷媒温度との温度差,又
は非共沸混合冷媒の場合には,吐出し圧力に対応する沸点温度と液冷媒温度との温度差。
3.14
冷媒の過熱度
単成分冷媒又は共沸混合冷媒の場合には,吸込み圧力に対応する飽和温度と冷媒蒸気温度との温度差,

――――― [JIS B 8606 pdf 4] ―――――

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B 8606 : 2021
又は非共沸混合冷媒の場合には,吸込み圧力に対応する露点温度と冷媒蒸気温度との温度差。
3.15
非共沸混合冷媒
標準大気圧下での蒸発開始温度(沸点)と終了温度(露点)とが1 K以上異なる混合冷媒。
3.16
露点方式
非共沸混合冷媒において,凝縮温度及び吸込み圧力に対する飽和温度を,次のとおり規定する方式。
a) 凝縮温度 図1における吐出し圧力に対する露点温度 T1
b) 吸込み圧力に対応する冷媒温度 図1における圧縮機の吸込みガス圧力における露点温度 T6
3.17
サイクル中点方式
非共沸混合冷媒において,凝縮温度及び吸込み圧力に対する飽和温度を,次のとおり規定する方式。
a) 凝縮温度 図1における凝縮器入口温度の冷媒ガス圧力における露点温度T1と凝縮器出口の冷媒圧力
における沸点温度T2との平均温度。
b) 吸込み圧力に対応する冷媒温度 図1における凝縮器出口の液冷媒温度の等エンタルピー線と蒸発器
の吸込みガス圧力との交点の温度T4と,圧縮機の吸込みガス圧力における露点温度T6との平均温度。
露点方式 サイクル中点方式
凝縮温度(℃) T1 (T1+T2)/2
吸込み圧力に対応する冷媒温度(℃)T6 (T4+T6)/2
吸込みガス過熱度(K) T7−T6 T7−T6
凝縮液過冷却度(K) T2−T3 T2−T3
図1−非共沸混合冷媒の温度,過熱度及び過冷却度
3.18
定常状態
指定された時間の間,試験結果に影響を及ぼす可能性のある全ての要因の設定試験条件からの変動が許
容限界内に収まっており,これらの許容変動限界から逸脱する明らかな傾向を示すことのない状態で,連
続運転できる状態。

――――― [JIS B 8606 pdf 5] ―――――

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JIS B 8606:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8606:2021の関連規格と引用規格一覧