JIS B 8639:2017 全熱交換器―風量,有効換気量,及び熱交換効率の測定方法 | ページ 9

38
B 8639 : 2017
附属書G
(参考)
ダクト接続用に設計されていない開口部のためのチャンバボックス製作
G.1 一般
G.1.1 全熱交換・換気ユニットの一つ以上の吸込口又は吹出口が,ダクト配管と接続することを意図して
いない場合は,温度測定機器,静圧制御装置,風量測定装置などへ,又はそれらから,測定する空気を運
ぶためにチャンバボックスを製作する必要が生じることがある。
3
1 静圧口
2 全熱交換・換気ユニット
3 静圧測定装置などへ
注記1 J≧2De,ここに,De 4AB π ,また,A及びBは全熱交換・
換気ユニットの空気吸込・吹出口の縦横寸法。
注記2 V2は,PL.2の平面における平均空気速度。
注記3 Kは,製品吹出口からチャンバの中央までの距離。
図G.1−吹出し空気用チャンバボックスの測定原理図
G.1.2 チャンバボックスは,全熱交換・換気ユニットの実際の設置の際と同様の吹出し又は吸込条件とな
るように製作することが望ましい。
G.1.3 空気条件を正確に測定できるように,必要に応じてチャンバボックスを断熱することが望ましい。
G.1.4 図G.1に示すようなチャンバボックスを製作し,静圧口をチャンバボックス内に配置することが望
ましい。
参考文献 ISO/IEC Guide 98-3:2008,Uncertainty of measurement−Part 3: Guide to the expression of
uncertainty in measurement (GUM:1995)

――――― [JIS B 8639 pdf 41] ―――――

                                                                                                                                          39
B 8639 : 2017
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
ISO 16494:2014,Heat recovery ventilators and energy recovery ventilators−Method of
JIS B 8639:2017 全熱交換器−風量,有効換気量,及び熱交換効率の測定方法
test for performance
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 JIS B 8628で規定 − − 追加 全熱交換器単体も規格対象に追加 日本国内の全熱交換器の製品規格である
される全熱交換器 したため,表題を変更した。 JIS B 8628と適用範囲を明確化するため
の···。 に記載を追加した。実質的な差異はない。
注1) 全熱交換器に − − 追加 ISO 16494では,全熱交換器と顕熱我が国の用語に対する事情(全熱は顕熱
は顕熱交換器を含 交換器とを別のものとして扱って と潜熱とから成り立つことから,我が国
む。 では従来から慣例的に全熱交換器には顕
いるが,日本では顕熱交換器は全熱
熱交換器を含むと定義されてきた)によ
交換器の一部として扱われている。
る。実質的な差異はない。
ただし,両者で測定法で異なる部分
はなく,文言の定義以外の技術的な
差異はない。
3 用語及び 3 用語及び定義 3 JISとほぼ同じ 追加 JIS B 8628によるほか,を追加。 日本国の法律に参照されている全熱交換
定義 器の製品規格であるJIS B 8628とこの規
格とで,言葉の定義の整合性を確保する
ため追加した。実質的な差異はない。
3.1 外気量 3.1 JISとほぼ同じ 追加 定義の示す値の記号を追加。 分かりやすさのため追加した。実質的な
差異はない。
3.2 給気量 3.2 JISとほぼ同じ 追加 3.1と同じ。 3.1と同じ
3.3 還気量 3.3 JISとほぼ同じ 追加 3.1と同じ。 3.1と同じ
3.4 排気量 3.4 JISとほぼ同じ 追加 3.1と同じ。 3.1と同じ
B8
3.7 測定点 3.7 JISとほぼ同じ 追加 注記を追加。 分かりやすさのため追加した。実質的な
639
差異はない。
: 2
3.9 空気搬送の仕 3.9 JISとほぼ同じ 変更 単位をJ/sからWに変更。 我が国でよく用いられる単位へ変更し
01
事量 た。実質的な差異はない。
7
3

――――― [JIS B 8639 pdf 42] ―――――

    40
B 8639 : 2017
B8
3
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際
6
の評価及びその内容 及び今後の対策
39
規格
: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
0
及び題名 番号 の評価
17
3 用語及び 3.10 熱交換効率 3.10 JISとほぼ同じ 追加 熱交換効率の定義にJIS B 8628と JIS B 8628と用語の定義を統一するため
定義(続き) 同じ内容を追加し,ISO 16494の に,技術的解説を追加した。実質的な差
3.10の内容を注記1とした。 異はない。
JISとほぼ同じ 追加 注記2に給排気量が等しくない場 日本国内の製品形態(給気と還気の体積
合の対応を追加。 風量が異なる製品)に対応させるために
追加した。
3.13 有効換気量 3.13 JISとほぼ同じ 追加 注記3を追加。 JIS B 8628と用語の定義を統一するため
に,技術的解説を追加した。実質的な差
異はない。
3.14 有効換気量率 3.14 JISとほぼ同じ 追加 注記2を追加。 3.13と同じ
3.20 換気装置 3.20 追加
全熱交換・換気ユニッ 文末に,この規格では3.21と同意 箇条1の注1)と同じ
トと顕熱交換換気ユ である旨を付け加えた。
ニットとを一くくり
とする用語の定義
3.21 全熱交換・換 3.21 熱と水分との両方の 追加 構成として全熱交換器単体と送風 箇条1の注1)と同じ
気ユニット 移動を目的とするも 機とを組み込んだものであること,
の(全熱交換・換気ユ また,温度だけを交換する顕熱交
ニット)だけを定義 換・換気ユニットを含むことを追
加。
3.23 顕熱交換・換 3.23 熱だけの移動を目的 追加 文末に,この規格では3.21と同意 箇条1の注1)と同じ
気ユニット とするもの(顕熱交換 である旨を付け加えた。
換気ユニット)の定義
3.25 ダクト接続形 3.25 JISとほぼ同じ 追加 注記を追加した。 分かりやすさのため追加した。実質的な
換気ユニット 差異はない。

――――― [JIS B 8639 pdf 43] ―――――

                                                                                                                                          41
B 8639 : 2017
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
4 記号及び − 4 Cp 変更 単位の表記をkJ/kgKからkJ/(kg・K)
我が国でよく用いられる単位の記載方法
略語 JISとほぼ同じ に変更。 へ変更した。実質的な差異はない。
Q1QSANet 変更 単位をm3/sからm3/hに変更。 我が国でよく用いられる換気量の単位へ
体積風量に関する部 換算した。実質的な差異はない。

Q 削除 記号,定義及び単位を削除。 この部分以外では本文中で総風量の意味
総風量(Gross airflow) で用いられておらず,誤解を招くため削
除した。明らかな誤記であり,ISO規格
の次回改正時に修正提案する。
5 風量測定 5.1 一般条件 5.1 JISとほぼ同じ 追加 注記を追加。 分かりやすさのため追加した。実質的な
差異はない。
5.1.1 温湿度条件 5.1.1 JISとほぼ同じ 追加 箇条の題名に“湿”を加えた。 指示内容の明確化のため追加した。実質
的な差異はない。
5.1.2 速度調整設 5.1.2 JISとほぼ同じ 追加 一定風量制御を行う製品の場合の 日本国内の製品形態(一定風量制御付き
定 対応を追加。 の製品)に対応させるために追加した。
ISO規格の次回改正時に修正提案する。
5.2.2.1 測定点数 5.2.2.1 JISとほぼ同じ 追加 指示内容の明確化のため,箇条の題名を
箇条の題名,一定風量制御を行う製
加え,分かりやすさのため文言を追加し
品の場合の対応を追加,及び補足の
文言追加。 た。実質的な差異はない。
また,一定風量制御を行う製品について
は5.1.2と同じ。
5.2.2.2 ダクトに接 5.2.2.2 JISとほぼ同じ 追加 分かりやすさのために箇条の題名,図,
箇条の題名,機外静圧を明示してい
続···測定時の静圧 る場合の対応追加,注記及び図1A 及び注記を追加した。実質的な差異はな
要求事項 の追加。 い。
また,製品流通の際に明示される値を記
載した場合には,表示値の妥当性を示す
ため,その条件でも測定することを追加
B8
した。
639 : 2017
3

――――― [JIS B 8639 pdf 44] ―――――

    42
B 8639 : 2017
B8
3
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際
6
の評価及びその内容 及び今後の対策
39
規格
: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
0
及び題名 番号 の評価
17
5 風量測定 5.2.2.3 全ての吸込 5.2.2.3 JISとほぼ同じ 追加 対象となる製品範囲を分かりやすくする
箇条の題名に文言追加,機外静圧を
(続き) 口又は···の測定時 ため箇条の題名に文言を追加した。実質
明示している場合の対応追加,文言
の静圧の要求事項 (絶対値の)追加。 的な差異はない。
機外静圧を明示した場合については
5.2.2.2と同じ。
また,原文で不明確であった部分を明確
にするために“絶対値の”を加えた。実
質的な差異はない。
5.2.2.4 複数の速度 5.2.2.4 JISとほぼ同じ 追加 箇条の題名 指示内容の明確化のため,箇条の題名を
調整設定,···風量 加えた。
測定
5.2.2.5 給気及び還 5.2.2.5 JISとほぼ同じ 追加 箇条の題名,及び文言追加。 指示内容の明確化のため,箇条の題名を
気の風量測定を同 加えた。また,原文で不明確であった部
時に実施できない 分を明確にするために加えた。実質的な
場合 差異はない。
6 有効換気 6.1 一般条件 6.1 JISとほぼ同じ 変更 日本国内の全熱交換器の製品規格である
全熱交換・換気ユニット→全熱交換
量測定 器に変更。 JIS B 8628と適用範囲を明確化するため
に,この規格に全熱交換器単体の測定方
法を追加したため変更した。全熱交換器
単体の測定法の追加であり,実質的な差
異はない。
6.2 温湿度条件 6.2 JISとほぼ同じ 追加 箇条の題名に“湿”を加えた。 指示内容の明確化のため追加した。実質
的な差異はない。
7 熱交換効 7.1 一般条件 7.1 JISとほぼ同じ 変更 6.1と同じ。
全熱交換・換気ユニット→全熱交換
率測定 器に変更。
7.2 測定時に全熱 7.2 JISとほぼ同じ 変更/ 6.1と同じ。
箇条の題名の全熱交換・換気ユニッ
交換器へ供給する 追加 ト→全熱交換器に変更。 我が国の気候風土に合致した測定空気条
温度及び湿度条件 日本国内で使用する製品の場合に 件を必須条件とするために追加した。実
必須とする測定空気条件を追加。 質的な差異はない。
7.3 前提条件 7.3 JISとほぼ同じ 変更 6.1と同じ。
全熱交換・換気ユニット→全熱交換
器に変更。

――――― [JIS B 8639 pdf 45] ―――――

次のページ PDF 46

JIS B 8639:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 16494:2014(MOD)

JIS B 8639:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8639:2017の関連規格と引用規格一覧