JIS B 8814:1992 ベルトコンベヤ用プーリ

JIS B 8814:1992 規格概要

この規格 B8814は、ばら物(鉱石,土砂,石炭,セメント,穀類など)を運搬するために用いる定置式ベルトコンベヤのプーリについて規定。モータプーリ,マグネットプーリなどは除く。

JISB8814 規格全文情報

規格番号
JIS B8814 
規格名称
ベルトコンベヤ用プーリ
規格名称英語訳
Pulleys for belt conveyors
制定年月日
1982年3月1日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 1536:1975(MOD)
国際規格分類

ICS

53.040.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ゴム・エラストマー II 2020, 物流 2019
改訂:履歴
1982-03-01 制定日, 1988-02-01 確認日, 1992-05-01 改正日, 1997-11-20 確認日, 2003-09-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS B 8814:1992 PDF [7]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 8814 - 1992

ベルトコンベヤ用プーリ

Pulleys for belt conveyors

1. 適用範囲 この規格は,主としてばら物(鉱石,土砂,石炭,セメント,穀類など)を運搬するため
に用いる定置式ベルトコンベヤ用のプーリ(以下,プーリという。)について規定する。ただし,モータプ
ーリ,マグネットプーリなどは除く。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 0140 コンベヤ用語(その1 コンベヤの種類)
JIS B 0141 コンベヤ用語(その2 コンベヤの部品及び附属機器)
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 1536-1975 Continuous mechanical handling equipment for loose bulk materials−Troughed belt
conveyors (other than portable conveyors)−Belt pulleys
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0140及びJIS B 0141によるほか,次による。
(1) ベルト巻付角度 コンベヤベルト(以下,ベルトという。)がプーリと接触している区間のプーリ心に
対する角度。
(2) プーリ外径の振れ プーリ軸心に対する外径の回転振れ。平行度もこれに包含する。
(3) プーリ外径の差 プーリ外筒がテーパ状となった場合に生じる左右の外径差。
(4) 軸受心間距離 左右の軸受取付心の距離。
3. 等級 プーリの等級は,プーリ外径の差及びプーリ外径の揺れによってA及びBの2等級とし,表1
による。
表1 プーリの等級
ベルトの種類 巻付角度 等級
A B
帆布強度 120°以上 すべての速度 −
15kN/cm以上及びス 60°以上120°未満速度4.17m/s以上 速度4.17m/s未満
チールコード 60°未満 − すべての速度
帆布強度 120°以上 速度4.17m/s以上 速度4.17m/s未満
15kN/cm未満 60°以上120°未満 − すべての速度
60°未満 − すべての速度
4. 品質 プーリの外筒部は,有害な偏心,偏肉があってはならない。
また,軸受に支持された場合の性能は,プーリの回転が円滑で,その釣合い及び真円度は良好でなけれ
ばならない。

――――― [JIS B 8814 pdf 1] ―――――

2
B 8814 - 1992
5. 形状及び構造 プーリは,ベルトに対し巻付角度をもってベルトの駆動及び誘導を行う円筒形のもの
で,外筒,鏡板及び軸によって構成される。
プーリは,プーリにかかるベルトの張力及び駆動トルクに対し堅ろうで十分使用に耐えるものとする。
構造の一例を図1に示す。
図1 プーリの構造
6. 寸法
6.1 プーリ外径 プーリ外径の寸法は,表2による。
表2 プーリ外径
単位mm
200, 250, 315, 400, 500, 600, 630, 700, 800,
900, 1 000, 1 100, 1 200, 1 250, 1 400, 1 600
備考1. プーリ表面にラギングを施す場合は,表2寸法にラギン
グ厚みを加算する。
2. プーリ外筒に,パイプを使用してもよい。パイプを使
用する場合は,表2寸法に近いものを使用する。
3. ベルト速度及び設備取合上の関係で,表2以外のプー
リ外径を使用する場合は,受渡当事者間の協定による。
6.2 プーリ外径の許容差 プーリ外径の許容差は,プーリ外径に対して,それぞれ表3による。
表3 プーリ外径の許容差
単位mm
プーリ外径 許容差
315以下 ±3.0
315を超え 700以下 ±4.0
700を超え1600以下 ±5.0
備考 ラギングプーリについての許容
差は,表3の値にそれぞれ1mm
を加算する。
6.3 プーリ幅 プーリ幅及びその許容差は,それぞれのベルト幅に対し,表4による。

――――― [JIS B 8814 pdf 2] ―――――

                                                                                              3
B 8814 - 1992
表4 プーリ幅及びその許容差
単位mm
ベルト幅 プーリ幅 許容差 ベルト幅プーリ幅 許容差 ベルト幅 プーリ幅 許容差
400 500 ±2.0 1 200 1 400 ±2.0 2 200 2 450 ±3.0
500 600 1 400 1 600 2 400 2 650
650 750 1 600 1 800 2 600 2 900
800 950 1 800 2 000
1 000 1 150 2 000 2 200
6.4 軸受心間距離及びプーリ中心のずれ 軸受心間距離及びその許容差は,表5による。ただし,軸受
心間距離は,表5の値にベルト幅を加算した値とする。
また,軸受間の中心とプーリ幅の中心のずれとは,図2のCの値をいい,その許容差は表6による。
図2 プーリの寸法
表5 軸受心間距離及びその許容差
単位mm
軸受径 種別 ベルト幅
400650 800, 1 000 1 2001 600 1 800, 2 0002 200, 2 400 2 600
40を超え 駆動プーリ 500 ±2.0 550 ±2.0 600 ±2.0 700 ±3.0 750 ±3.0 800 ±4.0
100以下 従動プーリ(1)400 450 500 600 650 700
100を超え 駆動プーリ 550 600 650 750 800 850
140以下 従動プーリ(1)450 500 550 650 700 750
140を超え 駆動プーリ 650 700 750 850 900 950
220以下 従動プーリ(1)550 600 650 750 800 850
220を超え 駆動プーリ 750 800 850 950 1 000 1 050
300以下 従動プーリ(1)650 700 750 850 900 950
注(1) シュート付き従動プーリの場合は,駆動プーリを適用する。

――――― [JIS B 8814 pdf 3] ―――――

4
B 8814 - 1992
表6 プーリ中心のずれCの許容差
単位mm
ベルト幅 許容差 ベルト幅 許容差 ベルト幅 許容差
450 2.0 1 200 3.0 2 200 4.0
500 1 410 2 400
650 1 600 2 600 5.0
800 2.5 1 800 3.5
1 000 2 000
6.5 プーリ外径の振れ A級プーリのプーリ外径の振れの許容値は,それぞれのプーリ外径に対し,表7
による。
表7 プーリ外径の振れの許容値
単位mm
プーリ外径 許容値
500以下 1.0
500を超え800以下 1.5
800を超えるもの 2.0
備考1. ラギングプーリについてはラギ
ング外径に対して適用し,許容値
は表7の値にそれぞれ0.5mmを加
算する。
2. 外筒巻き加工による継ぎ部のへ
こみ及び鏡板の外側部について
は,表7の適用を除外する。
6.6 プーリ外径の差 A級プーリのプーリ外径の差の許容値は,表8による。
表8 プーリ外径の差の許容値
単位mm
種類 プーリ外径 ベルト幅
400650 800, 1000 1 2002 000 2 2002 600
ラギングなしプーリ 500以下 1.0 1.5 2.0 2.5
500を超えるもの 1.5 2.0 2.5 3.0
ラギングプーリ 500以下 1.5 2.0 2.5 3.0
500を超えるもの 2.0 2.5 3.0 3.5
7. 試験方法
7.1 プーリ外径 プーリ外径は,全幅に対し3か所以上を測定する。
7.2 軸受心間距離 軸受心間距離は,プーリ外筒端面と軸受取付心との長さを測定した値にプーリ幅を
加算して求めてもよい。
7.3 プーリ外径の振れ プーリ外径の振れは,全幅に対し3か所以上を測定する。
8. 検査 検査は,プーリの等級に応じて,それぞれ表9の項目について行い,4.及び6.の規定を満足し
なければならない。

――――― [JIS B 8814 pdf 4] ―――――

                                                                                              5
B 8814 - 1992
表9 検査項目
等級 項目
A 品質・寸法(プーリ外径・プーリ幅・軸受心間距離・プーリ外径の振れ・
プーリ外径の差)
B 品質・寸法(プーリ外径・プーリ幅・軸受心間距離)
9. 製品の呼び方 製品の呼び方は,規格番号,記号,プーリ形式(2)及び呼び(3)による。
A級プーリの場合に限り,規格番号の後にAを付ける。
例1. ベルト幅800mm,プーリ外径1 000mm,鏡板部軸径135mm,軸受径100mmの従動プーリ
JIS B 8814 P○○○-80・100-135・100
例2. ベルト幅1 200mm,プーリ外径1 400mm,鏡板部軸径150mm,軸受径140mmの駆動プーリで右
回転でA級プーリの場合
JIS B 8814 A P○○○-120・140-150・140−R
注(2) の記号はプーリを表し,プーリ形式は製造業者側で定めた形式とする。
(3) 呼びはベルト幅,プーリ外径,鏡板部軸径及び軸受径からなる。
備考1. 呼びの単位は,ベルト幅とプーリ外径に対してはcm単位で,軸径に対してはmm
単位でそれぞれ表す。
2. 必要な場合は,回転方向を明示する。この場合,駆動部品取付側から見て時計方向
回転をR(右回転)とし,反時計方向回転をL(左回転)とする。
10. 表示 プーリには,適切な箇所に次の事項を表示する。
(1) 等級(A級プーリに限る。)
(2) 製造業者名又はその略号
関連規格 JIS B 8803 ベルトコンベヤ用ローラ
JIS K 6322 布層コンベヤゴムベルト
JIS K 6369 スチールコードコンベヤゴムベルト

――――― [JIS B 8814 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS B 8814:1992の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 1536:1975(MOD)

JIS B 8814:1992の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8814:1992の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0140:2019
コンベヤ用語
JISB0141:1993
コンベヤ用語―部品・附属機器ほか