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備考 仕分けコンベヤの実際の使用に当たっては,仕分けコンベヤ単体の能力だけで
はなく,仕分けコンベヤの各種附属部,関連する管理・運用システムによる能
力などを含めた仕分けコンベヤシステム能力を十分検討する必要がある。
7. 構成及び機能 仕分けコンベヤは,個々に仕分け情報が特定されて投入される仕分け物を,自動的に
所定の位置に集合させるために,複数の仕分け分岐部が組み込まれたコンベヤで,分岐動作を自動的に確
実に行わせるため,通常,次の附属部を備え,仕分けコンベヤシステムを構成する。
a) インダクション部
b) 分岐シュート部
c) 仕分け情報入力部
なお,これらの附属部の機能及び分類については,附属書(参考)を参照。
8. 安全装置 仕分けコンベヤの安全装置は,次による。
a) 安全覆い又は囲い 作業者が作業中に接触するおそれのある部分には,危険防止のための安全覆い又
は囲いを設ける。
b) 落下防止 作業場又は通路の上方を通るコンベヤ部分には,仕分け物の落下を防止するための設備を
設ける。
c) 非常停止スイッチ 仕分けコンベヤ及び附属部の要所ごとに非常停止スイッチを設ける。
d) 起動警報装置 仕分けコンベヤの起動を予告する警報装置を設ける。
e) 異常検出器 仕分けコンベヤの仕分け分岐部などの異常又は分岐シュート部の異常などを自動的に検
出する異常検出器を設け,必要に応じて,警報を発したり,仕分けコンベヤを停止させるなどのイン
ターロック回路を設ける。
f) 安全標識 作業者に危険を及ぼすおそれのある部分には,作業者に危険を注意警告し,危険回避する
ための安全標識を設ける。
9. 製品の呼び方及び仕様項目
9.1 製品の呼び方 製品の一般的な呼び方は,仕分けコンベヤの種類,仕分けコンベヤ能力及び仕分け
分岐数による。
例1. スライドシュー式仕分けコンベヤ 6 000個/h,120分岐
ただし,算定基準仕分け物寸法 : 250mmW×300mmL×100mmH
例2. チルトトレー式仕分けコンベヤ 3 600個/h,80分岐
なお,製品の詳細を示す場合は,次の9.2による。
9.2 仕様項目 製品の詳細を示す仕様項目は,次によって表示する。
a) 仕分けコンベヤの種類
b) 仕分け物の種類,最大・最小の寸法及び質量(6.1参照)
備考 必要に応じて,平均的な寸法及び質量,並びに形状及び物性を付記する。
c) 仕分けコンベヤ能力(6.2.1参照)
d) 仕分けコンベヤ速度
備考 必要に応じて,最大・最小値,平均値などを付記する
e) 仕分け物の投入ピッチ
――――― [JIS B 8825 pdf 16] ―――――
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備考 仕分けコンベヤ能力の計算基準となる値を示す(6.2.2参照)。
f) 仕分けコンベヤの機長
備考1. ループ形仕分けコンベヤの場合は,トレー,ベルトキャリヤなどの総数を示してもよい。
2. 必要に応じて,機幅,機高,コンベヤ駆動方式,モータ容量などを付記する。
g) 仕分け分岐数及び分岐方向
備考 必要に応じて,分岐シュートの構造,形式などを付記する。
h) 附属装置の仕様
備考1. 必要に応じて,インダクション装置,分岐シュートの仕様,仕分け情報入力装置の形式など
を付記する。
2. インダクション装置が複数の場合には,その装置の数及び1装置当たりのインダクション装
置の能力を付記する。
10. 表示 仕分けコンベヤには,見やすい箇所に容易に消えない方法で,次の項目を表示する。
a) 仕分けコンベヤの種類
b) 製造業者名又はその略号
c) 製造年月又はその略号
備考 必要に応じて,その他の必要な仕様項目を付記する。
――――― [JIS B 8825 pdf 17] ―――――
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附属書1(参考) 仕分けコンベヤの附属部の機能及び分類
序文 この附属書(参考)は,仕分けコンベヤの附属部の機能及び分類について記述するものであり,規
定の一部ではない。
仕分けコンベヤには,通常,次の附属部が備えられる。
a) インダクション部
b) 分岐シュート部
c) 仕分け情報入力部
これらは仕分けコンベヤシステムを構成する重要な要素であり,機能及び分類は,次のようになる。
1. インダクション部
1.1 インダクション部の機能 インダクション部は,仕分け物を仕分けコンベヤの所定の位置に確実に
送り込むもので,これを自動的に行うために,通常,次の機能をもつインダクション装置を備える。
− 仕分け物を所定の投入ピッチに保つ機能
− 仕分け物を仕分けコンベヤの所定の位置に投入する機能
更に,仕分け物の片寄せ,幅寄せなどの機能をもつ装置を備えることもある。
1.2 インダクション装置の分類 インダクション装置は,手動・自動,投入配置形式及び装置数によっ
て,次のように分類する。
a) 手動・自動による分類
1) 手動形 仕分け物を,仕分けコンベヤの所定の位置に手動で直接投入する形式。
2) 自動形 仕分け物を,仕分けコンベヤの所定の位置に自動的に投入する形式。
b) 投入配置形式による分類(附属書図1参照)
1) ライン投入形 仕分けコンベヤの末端部にライン状に接続配置する形式。主として,ライン形仕分
けコンベヤ(1)の場合に適用する。
注(1) 本体の4.2c)1)参照。
2) 直角又は斜め投入形 仕分けコンベヤの側面部に直角又は斜めに接続配置する形式。主として,ル
ープ形仕分けコンベヤ(2)の場合に適用する。
注(2) 本体の4.2c)2)参照。
備考 インダクション装置の搬送面は,仕分けコンベヤの搬送面とほぼ同じ面に接続配置するこ
とが多いが,仕分けコンベヤの搬送面の上部にインダクション装置を配置する形式もある。
c) インダクション装置の数による分類(附属書図1参照)
1) 単数装置の場合
1.1) 単列形
1.2) 複列合流形
2) 複数装置の場合
2.1) 複数並列形
2.2) 複数分散配置形
――――― [JIS B 8825 pdf 18] ―――――
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附属書図1 インダクション装置の投入配置形式及び装置の数による分類の例
2. 分岐シュート部
2.1 分岐シュート部の機能 分岐シュート部は,分岐された仕分け物を受け取り,集め,更に,蓄積す
る機能を備えるもので,仕分け分岐部ごとに接続して設ける。分岐シュートとしてグラビティコンベヤ,
駆動コンベヤなどを設ける場合もある。
2.2 分岐シュートの分類 分岐シュートは,構造及び目的によって,次のように分類する。
a) 構造による分類
1) グラビティシュート シュート(滑り板)又はローラ,ホイールなどを用い,自重を利用して仕分
け物を滑り下ろす分岐シュート。
2) 駆動シュート 駆動ローラコンベヤ,ベルトコンベヤなどの駆動するコンベヤを用いた分岐シュー
ト。
b) 目的による分類
1) 所定の仕分け先別の分岐シュート 所定の仕分け先として事前に決められた分岐シュート。
2) リジェクトシュート 所定の仕分け先に分岐されなかった仕分け物のための分岐シュート。
備考 このほかの分岐シュートの分類としては,仕分け分岐方向による分類がある[本体の4.2 d)参
照]。
――――― [JIS B 8825 pdf 19] ―――――
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3. 仕分け情報入力部
3.1 仕分け情報入力部の機能 仕分け情報入力部は,個々の仕分け物に特定されている仕分け情報を識
別し,仕分けコンベヤの自動制御系統に情報入力する機能をもつもので,通常,インダクション部の区域
内の適正な位置に仕分け情報入力装置を設ける。
3.2 仕分け情報入力装置の分類 仕分け情報入力装置は,仕分け情報の種類及び識別方式によって,次
のように分類する。
a) 仕分け情報の種類による分類
1) 文字,記号などの識別のための標識類による入力方式
2) 仕分け物の寸法,質量などの物理量による入力方式
b) 仕分け情報の識別方式による分類
1) 目視識別・手動又は音声入力方式
2) 自動識別・自動入力方式
仕分けコンベヤJIS原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 鈴 木 震 物流技術研究所
(委員) 長 谷 知 治 運輸省運輸政策局貨物流通企画課
佐 藤 亮 有限会社ポステック
重 田 靖 男 株式会社資生堂マーケティング本部
額 見 信 夫 株式会社高島屋東京事業本部
和 田 茂 株式会社学研ロジスティクス
渡 邊 俊 之 株式会社日通総合研究所物流技術部
土 谷 靖 雄 三機工業株式会社機械システム事業部
武 部 俊 雄 住友重機械工業株式会社物流システム事業センター
三 宅 厚 夫 株式会社ダイフク流通システム事業部
柳 川 佳 央 トーヨーカネツ株式会社物流システム事業部
河 西 基 陽 オークラ輸送機株式会社東京支店
(事務局) 興 梠 允 駿 社団法人日本産業機械工業会産業機械第2部
石郷岡 忠 鋪 社団法人日本産業機械工業会産業機械第2部
仕分けコンベヤJIS制定準備分科会 構成表
氏名 所属
詫 間 正 秋 石川島播磨重工業株式会社物流システム事業部
大 崎 喜久雄 川崎重工業株式会社産機プラント事業部
下 坂 十 造 サンドビック株式会社プロセスシステム事業部
峰 岸 誠 治 第一工業株式会社搬送システム本店技術業務部
神 戸 俊 夫 株式会社椿本チエインマテハン事業本部
日立機電工業株式会社(株式会社日立製作所)搬送シ
奥 田 栄 司 ステム事業部
JIS B 8825:1999の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 8825:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0140:2019
- コンベヤ用語
- JISB0141:1993
- コンベヤ用語―部品・附属機器ほか
- JISZ0111:2006
- 物流用語