JIS B 9225-5:2015 農業機械―シリアル制御及び通信データ・ネットワーク―第5部:ネットワーク管理

JIS B 9225-5:2015 規格概要

この規格 B9225-5は、農業用トラクタと,直装,半直装,けん(牽)引又は自走の作業機とのシリアル・データ網の制御及び通信に関する要件について規定。

JISB9225-5 規格全文情報

規格番号
JIS B9225-5 
規格名称
農業機械―シリアル制御及び通信データ・ネットワーク―第5部 : ネットワーク管理
規格名称英語訳
Tractors and machinery for agriculture and forestry -- Serial control and communications data network -- Part 5:Network management
制定年月日
2015年3月20日
最新改正日
2019年10月21日
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対応国際規格

ISO

ISO 11783-5:2011(IDT)
国際規格分類

ICS

35.240.99, 65.060.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2015-03-20 制定日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 9225-5:2015 PDF [33]
                                                                B 9225-5 : 2015 (ISO 11783-5 : 2011)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 技術的要件・・・・[2]
  •  4.1 一般・・・・[2]
  •  4.2 アドレス設定機能・・・・[3]
  •  4.2.1 一般・・・・[3]
  •  4.2.2 設定不可能アドレス・・・・[3]
  •  4.2.3 自己設定可能アドレス・・・・[3]
  •  4.2.4 サービス設定可能アドレス・・・・[3]
  •  4.2.5 コマンド設定可能アドレス・・・・[3]
  •  4.3 NAME及びアドレス要件・・・・[4]
  •  4.3.1 一般・・・・[4]
  •  4.3.2 NAME・・・・[4]
  •  4.3.3 アドレス・・・・[7]
  •  4.4 ネットワーク管理手順・・・・[8]
  •  4.4.1 一般・・・・[8]
  •  4.4.2 アドレス管理メッセージ及び手順・・・・[8]
  •  4.4.3 NAME管理メッセージ及び手順・・・・[11]
  •  4.4.4 ネットワークエラー管理・・・・[20]
  •  4.5 ネットワークの初期化・・・・[20]
  •  4.5.1 固有アドレスの取得・・・・[20]
  •  4.5.2 アドレス要求要件・・・・[21]
  •  4.5.3 初期化のその他の基本的要件・・・・[21]
  •  4.5.4 メッセージ・シーケンス・・・・[22]
  •  4.5.5 アドレス獲得不可CF(コントロールファンクション)・・・・[27]
  •  4.6 物理的要件・・・・[27]
  •  4.6.1 電源電圧外乱に対する反応・・・・[27]
  •  4.6.2 電源投入,接続又は切断時のネットワーク妨害・・・・[27]
  •  附属書A(参考)NAMEの作成例・・・・[29]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 9225-5 pdf 1] ―――――

B 9225-5 : 2015 (ISO 11783-5 : 2011)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本農業機械工業会(JAMMA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 9225の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 9225-3 第3部 : データリンク層
JIS B 9225-5 第5部 : ネットワーク管理

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 9225-5 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 9225-5 : 2015
(ISO 11783-5 : 2011)

農業機械−シリアル制御及び通信データ・ネットワーク−第5部 : ネットワーク管理

Tractors and machinery for agriculture and forestry-Serial control and communications data network-Part 5: Network management

序文

  この規格は,2011年に第2版として発行されたISO 11783-5を基とし,トラクタと作業機との間におけ
る通信制御技術を製造業者間で共通化するため,技術的内容及び構成を変更することなく作成した日本工
業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,農業用トラクタと,直装,半直装,けん(牽)引又は自走の作業機とのシリアル・データ
網の制御及び通信に関する要件について規定する。その目的は,トラクタ又は作業機に直装されるセンサ
ー,アクチュエータ,制御素子と,情報保存・表示装置との間でのデータ転送形式及び方法を標準化する
ことである。この規格は,電子制御装置(以下,ECUという。)のコントロールファンクション(以下,
CFという。)のためのソースアドレス(以下,SAという。)管理,デバイスの機能識別によるアドレス関
連付け及びネットワーク関連エラー検出並びに報告について規定する。また,ネットワーク接続された
ECUの瞬間停電に対する応答及び初期化の手順並びに最小要件について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 11783-5:2011,Tractors and machinery for agriculture and forestry−Serial control and
communications data network−Part 5: Network management(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 9225-3 農業機械−シリアル制御及び通信データ・ネットワーク−第3部 : データリンク層
注記 対応国際規格 : ISO 11783-3:2007,Tractors and machinery for agriculture and forestry−Serial
control and communications data network−Part 3: Data link layer(IDT)
ISO 11783-1,Tractors and machinery for agriculture and forestry−Serial control and communications data
network−Part 1: General standard for mobile data communication
ISO 11783-2,Tractors and machinery for agriculture and forestry−Serial control and communications data

――――― [JIS B 9225-5 pdf 3] ―――――

2
B 9225-5 : 2015 (ISO 11783-5 : 2011)
network−Part 2: Physical layer

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,ISO 11783-1によるほか,次による。
3.1
コントロールファンクション,CF(control function)
デバイス外部又は内部上での特定機能を完結し実行する機能。
注記 CFは,ネットワーク上で一つの固有のアドレスをもつ。
3.2
現在のNAME(current NAME)
アドレスを要求したメッセージで送信されたCF NAME。
3.3
NAME管理,NM(NAME management)
実行時にCFのNAMEを変更する方法。
3.4
保留NAME(pending NAME)
適格と認められた送信元からのNAME管理メッセージの結果として,特定CFによって一時的に格納さ
れたNAME。
3.5
ランダム送信遅延,RT×D(random transmit delay)
0.6 msに0255の範囲の乱数を乗じて算出した遅延時間。
注記 乱数のシード値は,NAMEの識別番号か,又はCF内の他の固有情報を使用することができる。
3.6
サスペクトパラメータ番号,SPN(suspect parameter number)
CFに関連付けられた特定の要素,構成要素,又はパラメータを識別するために使用される19ビットの
番号。
注記 サスペクトパラメータ番号は,パラメータ・グループ内の個々のパラメータ,及びパラメータ・
グループのパラメータではない診断に関連するアイテムに割り当てられている。

4 技術的要件

4.1 一般

  ISO 11783群によるネットワークのネットワーク管理は,ネットワーク上で固有にCFを識別し,アドレ
スを割り当て,ネットワーク・エラーを管理するのに,必要な定義及び手順を提供する。
アドレスを選択するCFの能力は,4.2で示すCFのアドレス設定機能による。
各CFは,その固有の64ビットのNAMEを提供できなければならない。アドレスとそのアドレス変更
の可否とを関連付けた,このNAMEを作り出す規則は,4.3に規定されている。
CFはネットワーク上で何か他のメッセージを送信する前に,4.4に詳細に規定する手順に従って,アド
レスを要求して取得しなければならない。
それぞれのCFが4.4.2.3の規定に従って,自分自身のアドレスを求めるならば,複数のCFはともに機
能を実行するために協力することができる。

――――― [JIS B 9225-5 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 9225-5 : 2015 (ISO 11783-5 : 2011)
手順に従ってアドレスを要求して取得することができない場合は,4.4.2.4に示す標準方法に従って処理
し,ネットワークに報告しなければならない。
アドレス要求プロセスに関連付けられたネットワーク初期化シーケンスは,0で記載されている。
ISO 11783-2の要件を拡張する一連の物理的な要件は,4.5に規定されている。
タイムアウトが特に指定されていない場合には,JIS B 9225-3に規定するタイムアウトの初期設定が適
用される。

4.2 アドレス設定機能

4.2.1 一般

  アドレス設定は,特定のCFがアドレス要求に使用するSAを決定する方法である。アドレス要求プロセ
スの目的のために,二つの基本的なアドレスの設定機能,すなわち設定不可能なアドレス及び自己設定可
能なアドレスがある。これらは,CFのNAMEで,最上位ビットである自己設定可能アドレス・フィール
ドの値によって識別される。
ISO 11783群準拠のCFは,自己設定可能アドレス(self-configurable-address-capable)でなければならな
い。設定不可能アドレス(non-configurable-address-capable)CFは,ISO 11783-5:2001のこの部分に準拠す
るCF及びSAE J1939準拠のCFとの互換性を可能にすることを,ネットワーク上で容認されなければな
らない。
コマンド設定可能アドレスとサービス設定可能アドレスとの,二つの拡張アドレス設定機能もある。CF
は拡張アドレス設定機能の一つ以上を実装してもよい。

4.2.2 設定不可能アドレス

  設定不可能アドレスCFは,アドレス要求プロセスの間に,その初期アドレスを変更することはできな
い。複数の設定不可能アドレスCFが同じアドレスを要求している場合は,優先順位が最も高いNAMEを
もつCFだけがアドレスを取得できる。残りはアドレスを要求することができないことを宣言しなければ
ならない。
自己設定可能アドレス・フィールドは,CFのNAMEで最上位ビットであるため,設定不可能アドレス
CFは,常に自己設定可能アドレスCFよりも高い優先順位をもっている。これは,設定不可能アドレス
CFが,自己設定可能アドレスCFに,別アドレス要求を強制することを意味する。

4.2.3 自己設定可能アドレス

  自己設定可能アドレスCFは,専用のアルゴリズムに基づいて,その初期アドレスを選択しそのアドレ
スを要求することができる。このCFはアドレス競合の場合でも,そのアドレス再計算及び再要求をする
ことができる(128と247との間の全120アドレスが使用されていない限り。)。NAMEの自己設定可能ア
ドレス・フィールドの値(4.3.2参照)が,CFにこの機能があるかどうかを示す。
アドレス調停を失ったときに,CFはその初期アドレスだけを変更しなければならない。そして,128
247も含む範囲内のアドレスだけを使用しなければならない。しかし,CFの機能が割当て優先順位の高い
アドレスをもつものであれば,それはその優先アドレスを使用してもよい。

4.2.4 サービス設定可能アドレス

  サービス設定可能アドレスCFは,サービス技術者によって現場で,送信元アドレスを変更することが
できる。アドレスは,“サービス”モードで操作しているときに,何らかの独自技術,又はコマンドアドレ
スメッセージを使用し変更することができる。この操作のためにサービス・ツールが使用できる。

4.2.5 コマンド設定可能アドレス

  コマンド設定可能アドレスCFは,送信元アドレスがコマンドアドレスメッセージを使用して変更する

――――― [JIS B 9225-5 pdf 5] ―――――

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