JIS B 9945:1987 脱水ろ過装置の試験方法 | ページ 2

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B 9945-1987
Ua
US
1
100
ここに, US : 脱水助剤を含まない場合の脱水速度[kg/(台・h)]
Ua : 脱水助剤込みの脱水速度[kg/(台・h)]
懿 汚泥固形物に対する脱水助剤添加率[%(質量)]
5.16 脱水ろ過装置のろ布の性状の試験方法 脱水ろ過装置のろ布の性状は製造業者仕様と照合して確認
する。ろ布には次の特性が要求される。
(1) 寿命が長いこと
(2) 固形物の捕集がよいこと
(3) ろ過速度が大きいこと
(4) ケーキはく(剥)離がよいこと
(5) 目づまりの少ないこと
(6) 使用脱水機に取り付けやすいこと
(7) 取扱い加工が容易なこと
(8) 価格が安いこと
5.17 脱水ろ過装置の固形物回収率の測定方法 脱水ろ過装置の固形物回収率の測定方法は次による。
脱水ろ過装置の固形物回収率とは,給泥量(固形物)に対してどれだけの脱水ケーキ(固形物)が得ら
れたかをいい,その測定方法には次の二つの方法がある。
この場合,次の物質収支式が成立する。
QR=QK+QF
QR・CR=QK・CK+QF・CF
QR : 給泥量 CR : 給泥濃度 (%) (質量)
(kg/h)
QK : 脱水ケーキ量 CK : 脱水ケーキ固形物濃度 (%) (質量)
(kg/h)
QF : ろ液量 CF : ろ液固形物濃度 (%) (質量)
(kg/h)
上記の物質収支から固形物回収率は,次の二つの方法で求める。
(1) 量及び濃度が各二点測定できる場合,固形物回収率R (%) は,次式によって求める。
QK CK QF CF
R 100 又は 1 100
QR CR QR CR
(2) 濃度CR・CK・CFが測定できる場合,固形物回収率Rは,次式によって求める。
CK (CR CF )
R 100
CR (CK CF )
なお,以上の回収率の計算は,脱水助剤を使用せず,またろ布洗浄水が混入してない場合であり,
これらが入る場合には上式はそのままでは使用できないので留意が必要である。

――――― [JIS B 9945 pdf 6] ―――――

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5.18 脱水ろ過装置の動力消費量の測定方法 脱水ろ過装置の動力消費量は,全装置の電源の積算動力計
によって測定する。
6. 脱水ろ過装置の試験回数 各測定項目の試験回数は,同一運転条件において原則として連続3回とす
るが,必要があれば更に回数を増す。
なお,水(液)質試験の場合にはコンポジトサンプラによって適宜試料を採取してもよい。
7. 試験結果の記録 この試験方法によって得た結果は,原則として次の項目にまとめて整理し,記録す
る。記録の様式例を表2に示す。
(1) 試験の日時
(2) 気象条件
(3) 試験対象の条件
(a) 汚泥の種類
(b) 脱水ろ過装置の形式及び主要寸法
(c) 脱水ろ過装置の使用状況
(d) 測定の位置及び測定点の数
(4) 入口及び出口における汚泥及び脱水ケーキ又はろ液及び洗浄水の条件
(a) 汚泥の温度
(b) 汚泥の流量
(c) 汚泥の性状
(d) 脱水ケーキの排出量
(e) 脱水ケーキの性状
(f) ろ液の温度
(g) ろ液の流量
(h) ろ液の性状
(i) 洗浄水の温度
(j) 洗浄水の流量
(k) 洗浄水の圧力
(l) 洗浄水の性状
(5) 脱水ろ過の条件
(a) 脱水ろ過装置の圧搾圧力又は真空度
(b) 固形物回収率
(6) 脱水ろ過装置に使用する薬品(脱水助剤)の条件
(a) 薬品の種類
(b) 薬品の組成
(c) 薬品の濃度
(d) 薬品の注入量
(e) 薬品の対固形物注入率
(7) 動力消費量

――――― [JIS B 9945 pdf 7] ―――――

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B 9945-1987
表2 脱水ろ過装置の試験結果記録の様式例

JIS B 9945:1987の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 9945:1987の関連規格と引用規格一覧