JIS C 0511-1:2019 機能安全―プロセス産業分野の安全計装システム―第1部:フレームワーク,定義,システム,ハードウェア及びアプリケーションプログラミングの要求事項

JIS C 0511-1:2019 規格概要

この規格 C0511-1は、安全計装システム(SIS)の仕様,設計,設置,運用及び保全に関する要求事項について規定。

JISC0511-1 規格全文情報

規格番号
JIS C0511-1 
規格名称
機能安全―プロセス産業分野の安全計装システム―第1部 : フレームワーク,定義,システム,ハードウェア及びアプリケーションプログラミングの要求事項
規格名称英語訳
Functional safety -- Safety instrumented systems for the process industry sector -- Part 1:Framework, definitions, system, hardware and application programming requirements
制定年月日
2008年2月20日
最新改正日
2019年12月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 61511-1:2016(IDT), IEC 61511-1:2016/AMENDMENT 1:2017(IDT)
国際規格分類

ICS

13.110, 25.040.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2008-02-20 制定日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認日, 2019-12-20 改正
ページ
JIS C 0511-1:2019 PDF [82]
                                                   C 0511-1 : 2019 (IEC 61511-1 : 2016,Amd.1 : 2017)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[3]
  •  2 引用規格・・・・[7]
  •  3 用語の定義及び略語・・・・[8]
  •  3.1 用語・・・・[8]
  •  3.2 用語の定義・・・・[8]
  •  3.3 略語・・・・[29]
  •  4 この規格への適合・・・・[30]
  •  5 機能安全の管理・・・・[30]
  •  5.1 目的・・・・[30]
  •  5.2 要求事項・・・・[30]
  •  6 安全ライフサイクル要求事項・・・・[34]
  •  6.1 目的・・・・[34]
  •  6.2 要求事項・・・・[35]
  •  6.3 アプリケーションプログラムSIS安全ライフサイクル要求事項・・・・[37]
  •  7 適合確認・・・・[40]
  •  7.1 目的・・・・[40]
  •  7.2 要求事項・・・・[41]
  •  8 プロセス潜在危険及びリスク評価(H&RA)・・・・[42]
  •  8.1 目的・・・・[42]
  •  8.2 要求事項・・・・[42]
  •  9 安全機能の防護層への割当て・・・・[43]
  •  9.1 目的・・・・[43]
  •  9.2 割当て作業工程における要求事項・・・・[44]
  •  9.3 防護層としての基本プロセス制御システム(BPCS)に対する要求事項・・・・[46]
  •  9.4 共通原因故障,共通モード故障,及び従属故障防止のための要求事項・・・・[48]
  •  10 SIS安全要求仕様(SRS)・・・・[48]
  •  10.1 目的・・・・[48]
  •  10.2 一般要求事項・・・・[48]
  •  10.3 SIS安全要求事項・・・・[48]
  •  11 SIS設計及びエンジニアリング・・・・[51]
  •  11.1 目的・・・・[51]
  •  11.2 一般要求事項・・・・[51]
  •  11.3 故障検出時のシステム挙動に対する要求事項・・・・[52]
  •  11.4 ハードウェアフォールトトレランス・・・・[53]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 0511-1 pdf 1] ―――――

C 0511-1 : 2019 (IEC 61511-1 : 2016,Amd.1 : 2017)

pdf 目次

ページ

  •  11.5 機器の選定に対する要求事項・・・・[54]
  •  11.6 フィールド機器・・・・[57]
  •  11.7 インタフェース・・・・[57]
  •  11.8 保全又はテスト設計に対する要求事項・・・・[59]
  •  11.9 ランダム故障の定量化・・・・[59]
  •  12 SISアプリケーションプログラムの開発・・・・[61]
  •  12.1 目的・・・・[61]
  •  12.2 一般要求事項・・・・[61]
  •  12.3 アプリケーションプログラムの設計・・・・[62]
  •  12.4 アプリケーションプログラム作成・・・・[64]
  •  12.5 アプリケーションプログラムの適合確認(レビュー及びテスト)に対する要求事項・・・・[65]
  •  12.6 アプリケーションプログラム開発手法及びツールに対する要求事項・・・・[66]
  •  13 立会試験(FAT)・・・・[66]
  •  13.1 目的・・・・[66]
  •  13.2 推奨事項・・・・[66]
  •  14 SISの設置及び引渡し・・・・[68]
  •  14.1 目的・・・・[68]
  •  14.2 要求事項・・・・[68]
  •  15 SIS安全妥当性確認・・・・[69]
  •  15.1 目的・・・・[69]
  •  15.2 要求事項・・・・[69]
  •  16 SISの運用及び保全・・・・[71]
  •  16.1 目的・・・・[71]
  •  16.2 要求事項・・・・[71]
  •  16.3 プルーフテスト及び検査・・・・[74]
  •  17 SISの部分改修・・・・[75]
  •  17.1 目的・・・・[75]
  •  17.2 要求事項・・・・[75]
  •  18 SISの使用終了・・・・[76]
  •  18.1 目的・・・・[76]
  •  18.2 要求事項・・・・[76]
  •  19 情報及び文書に対する要求事項・・・・[76]
  •  19.1 目的・・・・[76]
  •  19.2 要求事項・・・・[76]
  •  参考文献・・・・[78]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 0511-1 pdf 2] ―――――

                                                   C 0511-1 : 2019 (IEC 61511-1 : 2016,Amd.1 : 2017)

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本電気計測器工業会(JEMIMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日
本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日
本産業規格である。これによって,JIS C 0511-1:2008は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS C 0511の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 0511-1 第1部 : フレームワーク,定義,システム,ハードウェア及びアプリケーションプログ
ラミングの要求事項
JIS C 0511-2 第2部 : JIS C 0511-1の適用指針
JIS C 0511-3 第3部 : 安全度水準の決定指針

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS C 0511-1 pdf 3] ―――――

                                       日本産業規格                             JIS
C 0511-1 : 2019
(IEC 61511-1 : 2016,Amd.1 : 2017)

機能安全−プロセス産業分野の安全計装システム−第1部 : フレームワーク,定義,システム,ハードウェア及びアプリケーションプログラミングの要求事項

Functional safety-Safety instrumented systems for the process industry sector-Part 1: Framework, definitions, system,hardware and application programming requirements

序文

  この規格は,2016年に第2版として発行されたIEC 61511-1,Technical Corrigendum 1:2016及びAmendment
1:2017を基に,技術的内容及び構成を変更することなく作成した日本産業規格である。ただし,正誤票
(corrigendum)及び追補(amendment)については,編集し,一体とした。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
プロセス産業分野では,安全計装機能(SIF,Safety Instrumented Function。以下,SIFという。)を実行
するために,安全計装システム(SIS,Safety Instrumented System。以下,SISという。)を長年に渡って使
用してきている。SIFのために,計装を効果的に使用するには,その計装がある一定の最低基準及び性能
水準を達成することが不可欠である。
この規格群は,プロセス産業分野のSISの応用を扱う。また,この規格群はSISの仕様を導き出すため
に実施する,プロセスの潜在危険及びリスク評価(H&RA,Hazard and Risk Assessment。以下,H&RAと
いう。)も扱う。SIS以外の安全システムの寄与は,SISに対する性能要求に関連する場合だけ考慮する。
SISは,センサから操作端までの各SIFを実行するために必要な全ての機器を含む。
この規格群には,その適用の基礎となる,SIS安全ライフサイクル及び安全度水準(SIL,Safety Integrity
Level。以下,SILという。)という二つの概念がある。
この規格群は,電気・電子・プログラマブル電子技術を利用しているSISを扱う。その他の技術をロジ
ックソルバに使用する場合でも,機能安全要件を満足するためにこの規格群の基本原則を適用することが
望ましい。また,この規格群は使用される技術にかかわらずSISのセンサ及び操作端を扱う。この規格群
は,JIS C 0508規格群のフレームワーク内におけるプロセス産業分野に特化している。
この規格群は,最低限の原則を満たすために,SIS安全ライフサイクル活動の方法論を定めている。こ
の方法論は,合理的かつ一貫性のある技術的方策を使用するために採用した。
多くの場合,本質的な安全プロセス設計によって安全を達成するのが最善である。しかし,そのような

――――― [JIS C 0511-1 pdf 4] ―――――

2
C 0511-1 : 2019 (IEC 61511-1 : 2016,Amd.1 : 2017)
設計が不可能又は現実的でない場合がある。この場合には必要に応じて,残留リスクに対処するために,
一つ以上の保護システムと組み合わせてもよい。保護システムは,異種の技術(化学,機械,油圧,空気
圧,電気,電子又はプログラマブル電子)によることができる。この方法論の利用を容易にするために,
この規格群の内容を次に示す。
− 全安全要求事項を特定するために実施するH&RAを扱う。
− 安全要求事項のSISへの割付けを扱う。
− 機能安全を達成するための,全ての計装的手段に適用可能なフレームワーク内で使用する。
− 機能安全を達成するための全ての手法に適用できる安全管理のようなある特定の作業の実施について
詳述する。
プロセス産業分野のSISについて,この規格群の内容を次に示す。
− 概念設計,設計,実現,運転及び保全並びに廃却に至るまでの,SIS安全ライフサイクルの全てのフ
ェーズを扱う。
− プロセス産業分野の,既存又は新規の我が国固有の規格を,国際整合したこの規格群に調和させるこ
とができる。
この規格群は,プロセス産業分野の根底にある原則,用語及び情報の一貫性を高水準に保つことを意図
している。この一貫性は,安全性及び経済性の両面で利益をもたらすはずである。図1にこの規格群のフ
レームワークの全体を示す。
規制当局(例えば,国,地方自治体など)によるプロセス安全設計,プロセス安全管理又は他の規制が
ある場合,この規格の規定よりもそれらが優先する。

――――― [JIS C 0511-1 pdf 5] ―――――

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