JIS C 0511-3:2021 機能安全―プロセス産業分野の安全計装システム―第3部:要求安全度水準の決定のための指針

JIS C 0511-3:2021 規格概要

この規格 C0511-3は、この規格は,次[- リスクの根本的な概念及びリスクの安全度との関係性(A.4参照);- 許容リスクの決定(附属書K参照);-安全計装機能(SIF)について安全度水準(SIL)を決定する様々な方法(附属書B~附属書K参照);- 要求されるリスク軽減を達成できるかの評価計算において,多重安全システムが与える影響(附属書J参照)]の指針を示す。

JISC0511-3 規格全文情報

規格番号
JIS C0511-3 
規格名称
機能安全―プロセス産業分野の安全計装システム―第3部 : 要求安全度水準の決定のための指針
規格名称英語訳
Functional safety -- Safety instrumented systems for the process industry sector -- Part 3:Guidance for the determination of the required safety integrity levels
制定年月日
2008年12月20日
最新改正日
2021年3月22日
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対応国際規格

ISO

IEC 61511-3:2016(IDT)
国際規格分類

ICS

25.040.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2008-12-20 制定日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認日, 2021-03-22 改正
ページ
JIS C 0511-3:2021 PDF [97]
                                                                C 0511-3 : 2021 (IEC 61511-3 : 2016)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[4]
  •  2 引用規格・・・・[5]
  •  3 用語及び定義・・・・[5]
  •  附属書A(参考)リスク及び安全度-一般指針・・・・[7]
  •  附属書B(参考)半定量法-イベントツリー解析・・・・[13]
  •  附属書C(参考)安全層マトリクス手法・・・・[21]
  •  附属書D(参考)半定性的方法 : 校正したリスクグラフ・・・・[27]
  •  附属書E(参考)定性的方法 : リスクグラフ・・・・[35]
  •  附属書F(参考)防護層解析(LOPA)・・・・[39]
  •  附属書G(参考)リスクマトリクスを使った防護層解析・・・・[48]
  •  附属書H(参考)リスク推定及び安全度水準(SIL)の割当てに対する定性的アプローチ・・・・[64]
  •  附属書I(参考)リスクグラフの設計及び校正・・・・[74]
  •  附属書J(参考)多重安全システム・・・・[79]
  •  附属書K(参考)合理的に可能な限り低い水準(ALARP)及び許容リスクの概念・・・・[91]
  •  参考文献・・・・[94]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 0511-3 pdf 1] ―――――

           C 0511-3 : 2021 (IEC 61511-3 : 2016)

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本電気計測器工業会(JEMIMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて
日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した
日本産業規格である。これによって,JIS C 0511-3:2008は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS C 0511規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 0511-1 第1部 : フレームワーク,定義,システム,ハードウェア及びアプリケーションプログ
ラミングの要求事項
JIS C 0511-2 第2部 : JIS C 0511-1の適用指針
JIS C 0511-3 第3部 : 要求安全度水準の決定のための指針

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 0511-3 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
C 0511-3 : 2021
(IEC 61511-3 : 2016)

機能安全−プロセス産業分野の安全計装システム−第3部 : 要求安全度水準の決定のための指針

Functional safety-Safety instrumented systems for the process industry sector-Part 3: Guidance for the determination of the required safety integrity levels

序文

  この規格は,IEC 61511-3:2016を基に,技術的内容及び構成を変更することなく作成した日本産業規格
である。
プロセス産業分野では,安全計装機能(Safety Instrumented Function。以下,SIFという。)を実行するた
めに,安全計装システム(Safety Instrumented System。以下,SISという。)を長年にわたって使用してきて
いる。SIFのために,計装を効果的に使用するには,その計装が最低限対応しなくてはならない規格及び
性能水準を達成することが不可欠である。
この規格群は,プロセス産業分野のSISの応用を扱う。また,この規格群は,SISの仕様を導き出すため
に実施するプロセスの潜在危険及びリスク評価(Hazard and Risk Assessment。以下,H&RAという。)も扱
う。SIS以外の安全システムのSISへの影響は,SISに対する性能要求に関連する場合だけ考慮する。SIS
は,センサから操作端までの各SIFを実行するために必要な全ての機器を含む。
この規格群には,適用の基礎となる,SIS安全ライフサイクル及び安全度水準(SIL,Safety Integrity Level。
以下,SILという。)という二つの概念がある。
この規格群は,電気·電子·プログラマブル電子技術を利用しているSISを扱う。その他の技術をロジ
ックソルバに使用する場合でも,機能安全要件を満足するためにこの規格群の基本原則を適用することが
望ましい。また,この規格群は使用される技術にかかわらずSISのセンサ及び操作端を扱う。この規格群
は,JIS C 0508規格群のフレームワーク内におけるプロセス産業分野に特化している。
この規格群は,最低限の原則を満たすために,SIS安全ライフサイクル活動の方法論を定めている。こ
の方法論は,合理的かつ一貫性のある技術的方策を使用するために採用した。
多くの場合,本質的な安全プロセス設計によって安全を達成するのが最善である。しかし,そのような
設計が不可能又は現実的でない場合がある。この場合には必要に応じて,残留リスクに対処するために,
一つ以上の保護システムと組み合わせてもよい。保護システムは,異種の技術(化学,機械,油圧,空気
圧,電気,電子又はプログラマブル電子)によることが可能である。この方法論の利用を容易にするため
に,この規格群の内容を次に示す。
− 全安全要求事項を特定するために実施するH&RAを扱う。
− 安全要求事項のSISへの割付けを扱う。

――――― [JIS C 0511-3 pdf 3] ―――――

           2
C 0511-3 : 2021 (IEC 61511-3 : 2016)
− 機能安全を達成するための,全ての計装的手段に適用可能なフレームワーク内で使用する。
− 機能安全を達成するための,全ての手法に適用できる安全管理のようなある特定の作業の実施につい
て詳述する。
− 概念設計,設計,実現,運転及び保全並びに廃却に至るまでの,SIS安全ライフサイクルの全てのフェ
ーズを扱う。
− プロセス産業分野の既存又は新規の我が国固有の規格を,国際整合したこの規格群に調和させること
ができるように作成している。
この規格群は,プロセス産業分野の根底にある原則,用語及び情報の一貫性を高水準に保つことを意図
している。この一貫性は,安全性及び経済性の両面で利益をもたらすことになる。
規制当局(例えば,国,地方自治体など)によるプロセス安全設計,プロセス安全管理又は他の規制が
ある場合,この規格の規定よりもそれらが優先する。
この規格は,潜在危険及びリスク評価における必要なSIL(要求安全度水準)を決定する領域での指針
を扱う。この規格では,潜在危険及びリスク評価の実施に使用するための幅広い分野で使用されている方
法の概要を提供する。提供する情報は,これらのアプローチの実行には,この規格が提供する情報だけで
は十分でないこともある。
この規格を利用する前に,JIS C 0511-1で規定する安全度水準(SIL)の概念及び決定方法を再度参照す
ることが望ましい。この規格の附属書では,次を取り扱う。
附属書A この規格で紹介する潜在危険及びリスク評価に共通する情報を提供する。
附属書B 必要なSILの決定に使用する半定量的方法の概要を提供する。
附属書C 必要なSILを決定する安全層マトリクス法の概要を提供する。
附属書D 必要なSILを決定する半定性的リスクグラフによるアプローチの概要を提供する。
附属書E 必要なSILを決定する定性的リスクグラフによるアプローチの概要を提供する。
附属書F 必要なSILを選択する防護層解析(LOPA)によるアプローチの概要を提供する。
附属書G リスクマトリクスを用いた防護層解析を提供する。
附属書H リスク推定及びSIL割当ての定性的アプローチの概要を提供する。
附属書I リスクグラフの策定及び校正に関する基本手順の概要を提供する。
附属書J 必要なSILの決定における多重安全システムの影響の概要を提供する
附属書K 許容リスク及びALARPの概念について概要を提供する。
図1では,JIS C 0511-1,JIS C 0511-2及びJIS C 0511-3規格の総合フレームワークを示し,SISに対す
る機能安全を達成するための役割を示す。

――――― [JIS C 0511-3 pdf 4] ―――――

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C 0511-3 : 2021 (IEC 61511-3 : 2016)
技術的 規格群の記載内容
要求事項
第1部 引用規格
箇条2
全安全要求事項の作成
(概念,適用範囲の定義, 第1部
潜在危険及びリスク評価)
用語の略語及び定義
箇条8
箇条3
第1部
第1部 この規格群への適合
箇条4
安全要求事項のSIFへの割当て,
及び安全要求仕様の作成 第1部
機能安全の管理
箇条9及び箇条10
箇条5
第1部
第1部 安全ライフサイクル
要求事項
SISの SISアプリケーション
箇条6
設計フェーズ プログラミングの
設計フェーズ 第1部
箇条11 箇条12
適合確認
箇条7
第1部
第1部
情報要求事項
SISの立会試験,
設置,引渡し及び 箇条19
安全妥当性確認
第1部
箇条13,箇条14及び箇条15
第1部の適用に
関する指針
第1部 第2部
SISの運用及び保全,部分改修, 要求安全度水準の
及び改造,使用終了又は廃却 決定に関する
指針
箇条16,箇条17及び箇条18
第3部
図1−この規格群の全体フレームワーク

――――― [JIS C 0511-3 pdf 5] ―――――

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JIS C 0511-3:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61511-3:2016(IDT)

JIS C 0511-3:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 0511-3:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称