JIS C 1082-1:1999 電気技術文書―第1部:一般要求事項 | ページ 15

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図91 回路図に波形を指示し,注釈を加える可能性を示す例 : 単安定遅延ジェネレータ

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図92 一般的修飾記号に追加する情報の例 : [T1] は説明表の参照を示す。
表1 位置参照用規定の適用例
位置参照内容 位置参照ラベル
同じシートでの行 (row) B
同じシートでの列 (column) 3 3
同じシートでのゾーンB3 B3
シート34でのゾーンB3 34/B3
単一シート線図No.4568のゾーンB3 線図 4568/B3
線図No.5769のシート34でのゾーンB3 線図 5796/34/B3
単一シート線図表示システム=S1でのシートB3 =S1/B3
一品多シート線図表示システム=S1のシート34のゾーンB3 =S1/34/B3

4.10 参照指定及び信号指定の表示

4.10.1 一般事項 対象が複数の参照指定と関連し合うことがあり得る。対象個々の表示はすべて少なくと
も一つの参照指定を含む参照指定セット又はグループで表示しなければならない。
セット内又はグループ内の参照の表示順序は文書全体を通じて首尾一貫したものとする。特定の表示順
序が必す(須)とされる場合は,その文書内又は指示書類にその旨を記載しなければならない。
IEC 61346-1に従って,参照指定は木構造 (tree structure) のパス表現とする。したがって,対象が違っ
ても,木構造頂部から始まるパスの初期部分は,少なくとも1個の単一レベル参照指定を含めて,共通と
なることがある。図95は,対象A,B,C及びDの共通パスを表す。
単一レベルの参照名称の表示は分割しないものとする。
図95 木構造

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この規格は,4.10.2及び4.10.3に規定する参照指定セット又はグループ内の参照指定を表示するための2
種類の方法を呈示する。文書全体を通じて1種類の方法だけが適用されなければならない。そのことは文
書自体又はその方法が適用される補足文書に記載されなければならない。
4.10.2 方法1 : 1行で表示する参照指定の表示 個々の対象箇所に示される異なる参照指定は,例えば,
図面上の図記号の近くに表示される場合は,互いにはっきりと区別されなければならない。次のルールが
適用される。
− あるセット又はグループ内の各参照指定は1本のライン上に表示するものとする。
− あるセット又はグループ内の複数の参照指定を同一ライン上に表示する必要がある場合及び,例えば
明確に区別できない場合には,斜線 ( / ) を異なる参照指定の間に分離記号として用いるものとする。
図96に例を示す。
可能な図表示
参照指定
a) 一行で表示する参照指定の表示 b) 各行に表示
=A1 =A1
=A1/−K1/+S1 −K1 −K1
+S1 +S1
=A1−K1+S1 =A1−K1+S1
=A1−K1+S1
=A1−K1
=A1−K1/+S2 =A1−K1
+S2
+S2
図96 1行で表示する参照指定の表示
4.10.3 方法2 : 複線を用いる参照指定の表示 セット内又はグループ内の参照指定を複線上に表示する必
要がある場合は,次のルールを適用する。
− 参照指定は,一連の複数の行で表示し,上から下に行わなければならない。
− 各参照指定は新しい行で始まるものとしなければならない。
− セット内又はグループ内の複数の参照指定を示す必要がある場合は,参照指定間に分離記号として斜
線 ( / ) を用いなければならず,また,後続の参照指定の前に表示しなければならない。
図97に例を示す。
可能な図表示 参照指定
=A1 =A1
/−K1 −K1
/+S1 +S1
=A1 =A1 =A1−K1
−K1 or −K1+S1 or +S1
+S1 =A1−K1+S1
=A2 =A2−K2
−K2 or /+S2 =A2−K2
/+S2 +S2
図97 複数行で表示される参照指定
4.10.4 簡略化表示
4.10.4.1 一般事項 文書内のスペースが限られているため,参照及び信号の指定を簡略化した形で表示し
なければならない場合もある。

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異なる対象の参照指定のイニシャル部分が同一の場合は,共通部分を文書のページ上で1回だけ示して
もよい。その場合,個々の対象では示してはならない。
簡略化方式を適用するか否かは,文書又は補足文書に記載するのがよい。さらに,簡略化表示を参照指
定若しくは信号の指定又はその両方に用いるか否かも記載しなければならない。
簡略化表示では,境界枠(4.5.1も参照)及び製図エリア(図98参照)の概念を用いる。
図98 ページの製図エリア
備考1. 複合対象の参照指定内の接頭記号は可能な箇所では図から省略する。
2. この規格は,単一文字から構成される接頭記号を用いた例を示す。複数の文字から構成
される接頭記号(IEC 61346-1参照)も同じ方法で取り扱う。
3. JIS C 1082-1から-3のその他の例は,それらが公開された時点のIEC 60750 : 1983に基
づいている。これらの例はIEC 61346-1に基づく参照品目の適切な図表示も可能である
が,IEC 60750 : 1983に基づく品目指定の解釈が今回のIEC 61346-1に基づく参照指定の
解釈と相違する場合があり得る。
4. 次の図では,4.10.2に規定された1行で表示する参照指定表示を用いる。
4.10.4.2 境界枠 境界枠は,機能ユニット若しくはグループ,又は構成ユニット(4.5.1参照)の範囲を定
めて用いられることがある。このような境界枠は,対象の参照指定を簡略化表示するために含んでもよい。
この場合,次が適用される。
− 線図上の境界枠の内部に表示される対象の参照指定の最初の部分が同一の場合は,4.7.2に従ってこの
共通部分をいったん境界枠の外側に示してもよい。その際,境界枠内の個々の対象箇所には示しては
ならない。
図99は,一つだけの参照指定方法を適用する線図上での簡略化表示を示す。
参考 参照指定には機能中心と位置中心がある。JIS C 1082-1の2.2.1及び2.2.2を参照。
備考 図99c)の一点鎖線は,図99b)に示すとおり,境界枠によってその範囲が定められた木構造
の同じ対象を内包する。図100及び図101にも同じことが適用されている。

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図99 境界枠を用いた一つだけの参照指定を適用する参照指定の簡略化表示
図100は,二つの参照指定を適用する線図上での簡略化表示を示す。
図100 境界枠を用いた二つの観点を適用する参照指定の簡略化表示
備考1. 対象+AB3はこの図面には示されていない。

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JIS C 1082-1:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61082-1:1991(MOD)
  • IEC 61082-1:1991/AMENDMENT 1:1995(MOD)
  • IEC 61082-1:1991/AMENDMENT 2:1996(MOD)

JIS C 1082-1:1999の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 1082-1:1999の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC1082-2:1999
電気技術文書―第2部:機能図