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C 1082-2 : 1999 (IEC61082-2 : 1993)
図55 機能線図の例(等価回路図) : 変圧器とその負荷
図56 機能線図の例(等価回路図) : 定電圧発電機
図57 論理機能線図の例 : タイミングパルス発信装置
5. 回路図
5.1 一般事項
回路図は,システム,サブシステム,設備,機器などの施工(接続)の詳細を示さなけ
ればならないが,構成部品の物理的寸法,形状又は位置は考慮する必要がない。回路図は次のために必要
な情報を与えるものとする。
− 回路の機能の理解(線図,表,プログラム文書,その他の図などのような補助情報が用いられる。)
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C 1082-2 : 1999 (IEC61082-2 : 1993)
− 接続用文書の準備(組立の設計情報もまた用いられる。)
− 試験及び故障点標定(ハンドブック,接続用文書などが用いられる。)
− 据付け及び保守
5.2 回路図の内容
回路図は,次を含んでいるものとする。
a) 回路の部品又は機能を表す図記号
b) 部品又は機能間の接続の表示
c) 品目指定
d) 端子の指定
e) 論理信号に適用される信号レベル規約
f) 経路及び回路をたどるために必要な情報(信号の指定,位置参照)
g) 機能を理解するために必要な補助情報
発電所又は工業プラントの制御システムについての回路図は,主回路を制御システムの機能の学習がで
きる程度に示すことも望ましい。これは,多くの場合,主回路又はその一部を単線表示で示すことで十分
である。しかし,ある場合には,例えば,どのように計器用変圧器が接続されているかを示すために複線
表示を用いてもよい。
5.3 多くの端子の記号
多くの端子を,例えば,数百のピンをもつ装置の記号が1枚のシート又は図面
に配置するのに大きすぎる場合は,次の方法によることが望ましい。
a) 装置が機能的に独立した部分をもつ場合は,2.4.4.5で示した分散表示を用いる。
b) 装置が機能的に依存する部分をもつ場合は,2.4.4.2で示した半分割表示を用いる。
c) 装置が内部機能線図によって表すことができる場合は,記号を機能線図内の記号及び(内部)接続線
で置き換えて,個々の記号を適切な場所に配置する。
d) 記号を,単一端子記号によって,関連する多重端子を示す記号によって簡略化する。代わりの方法と
しては,多重端子の入出力の詳細を別の表で説明してもよい。図59及びJIS C 1082-1の4.6.2を参照。
e) 代わりの方法がなく,装置を単一の記号で表す場合は,その記号の外形を幾つかの部分に分けて,分
割表示の規定を利用する,2.4.4.3参照。例えば,図58参照。
5.4 使用しない部品
回路図又は附属文書の中において,部品の使用していない機能的部分,例えば,
使用していない接点,巻線及び素子の一部は表示又は参照されることが望ましい。構成部品の中の使用し
ていない機能的に独立した部分,例えば,デュアルインラインスイッチパッケージの中の使われないスイ
ッチ又はパッケージの中の使われないゲートを表示又は参照しても差し支えない。
5.5 分散接続(ワイヤード-AND,ワイヤード-OR)
IEC 60617-12に分散論理積記号を表現する二つ
の基本的方法及び分散論理和記号を表現する二つの基本的方法がある。
それぞれの場合において,方法1は,実現する論理機能を表すための修飾記号を付け加えられた接合を
示す通常の方法の一つを使う。
方法2は,接合を,論理機能が,個別要素に代わって分散接続で形成されることを示す特性記号◇に続
く“&”又は“≧1”修飾記号を含む長方形で置き換える(図60参照)。
方法2は,正及び負論理の否定入力及び否定出力のための修飾記号,並びに直接論理表示の論理極性表
示のために,修飾記号を使用できる。これは,一つの例外 : すべての入力及び出力が,分散接続では論理
否定又は反転ができないために,同一の特性記号を示さなければならない,を除いて,論理が個別論理ゲ
ートで形成する場合に使われるものと同じ方法で長方形記号を使用する。
方法1では,外形がなく,したがって,入力及び出力修飾記号を使用することはできない。それゆえに,
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分散接続で形成される論理を理解するために,一緒に接続されている出力の形式を考慮する必要がある。
一緒に接続されているL形開放回路出力(例えば,コレクタ開放NPN)は,アクティブハイAND又は
アクティブローORのどちらかを形成する。一緒に接続されているH型開放回路出力(例えば,エミッタ
開放NPN)は,アクティブハイOR又はアクティブローANDのどちらかを形成する(表5参照)。
表5は,同一の否定記号又は論理極性記号が,駆動出力又は被駆動入力で適切に使用できることを仮に
示している。それにもかかわらず,図面のすべての場所で,この推奨に従うことが不可能な場合は,否定
出力又はアクティブロー出力特性記号の有無は,どの形式の論理,AND又はOR,を適用するかに影響し
ない。付図61において,AND及びORの表現は,同等である。
同じ原則を直接論理極性表示に適用する。図62において,AND及びORの表現は,同等である。
5.6 例
5.6で示す図は,JIS C 1082-1及びJIS C 1082-2の規定の適用例と推奨例を示している。これら
は,機器の設計の推奨例を意味するものではない。
5.6.1 冷却水供給システム この例は,どのように全体図が,同一の配列原則を使った回路図の作成の基
礎となるかを示している。利用者は全体線図によって最初に全体を把握することができ,さらに,必要に
よって,回路図を見て,同じシステムに関する詳細を知ることができるので,機能を理解しやすい。
この例は,3.4.1で紹介される,冷却水供給システム=W1を示す図46の中の全体図に基づいている。
図63は,協調制御システム=W1=A1を示す回路図のシート31を示す。論理ユニット=W1=A1−A31
は,制御機能がIEC 60848によるファンクションチャートの手段で表される端子機能線図によって表現さ
れている。遷移状態と動作は,外部接続についての信号の指定と関連する。端子機能線図は,その機能を
実現するためのものではない。
協調制御システムにより制御される三つのポンプ運転システムは,回路図のシート32,33,34に表され
ている。図64は,ポンプ運転システム=W1=P1を示す。シート31の協調制御システムと(図63参照)
シート32,33及び34のポンプ運転システム間の接続は,信号の指定及び位置参照によって示される。
スターデルタ始動器(スタータ)は,機能を知るのに十分な端子機能線図によって示される。
図65は,電磁リレーによる=W1=A1−A31の機能の具体例を示す。
図66の中で,機能は2値論理ハードウェア要素によって具体化されている。
図67の中で,機能は,その基本システムが=W1=D1で表記されるコンピュータシステムによって実行
される。アプリケーションプログラムの境界線の内側の修飾記号DBEを付した長方形は,入出力チャネル
についてのデータベース単位を表す。アプリケーションプログラムは,これとは別の文書である。
この場合において,協調制御システム=W1=A1がコンピュータとプログラムで実現している場合は,
図46の全体図の中の長方形=Wl=A1は,2.4.3で述べたように,コンピュータの適用を表示する六角形の
記号を付加しても差し支えない。
5.6.2 電気通信機器 図68は,リレー技術を用いた電気通信機器の中の機能ユニットを,分割表示で示
している。
図69は,主に2値論理及びアナログ素子を用いた電気通信機器の中の機能ユニットを示している。
5.6.3 ページ印刷受信機 この例は(図43参照),ページ印刷受信機のIF(中間周波数)段及び検波器
の部分の回路図を示している。フィルタ−Z1,−Z2及び−Z3については,ブロック記号を用いると同時に
別回路図としてその所在を示す。
この図は,品目指定を除いて同一の回路の簡略化の可能性を表している。第二の回路の品目指定は,表
の中にある。
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C 1082-2 : 1999 (IEC61082-2 : 1993)
5.6.4 サイリスタコンバータユニット この例は,図52の中の全体図で描かれているサイリスタコンバ
ータユニットのある部分の二つのシートで構成された回路図を示す。
図70は,サイリスタコンバータユニット−A1の電機子供給ユニット−U1を表す。この機能は,ハード
ウェア素子で具体化されている。
図71は,サイリスタコンバータユニット−A1のMMI(マンマシンインタフェース)ユニット−A11及
び論理ユニット−A31を示す。この場合,論理ユニットは,別の文書によるプログラムをもつ内蔵式コン
ピュータで構成される。修飾記号DBEをもつ長方形は,入出力チャネルについてのデータベース単位を表
す。
5.6.5 プログラマブルプロセスコントローラ 図72では,メモリコントローラ回路の一部を示している。
5.6.6 タイミングパルス発信装置 図21及び図22は,図57の中の機能線図に基づく。図21は,正論理
規約を採用し,図22は,直接論理極性を採用している。
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図58 多くの端子のある記号の簡略化の例
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