この規格ページの目次
- 4. 種類
- 4.1 分類
- 4.2 階級
- 5. 標準状態及び固有誤差
- 5.1 標準状態
- 5.2 固有誤差
- 6. 公称使用範囲及び影響変動値
- 6.1 公称使用範囲
- 6.2 影響変動値の限度
- 7. 電気的,機械的要求事項
- 7.1 電気的要求事項
- 7.2 機械的要求事項
- 8. 構造上の要求事項
- 8.1 構造一般
- 8.2 端子とその極性
- 8.3 測定量及び最大目盛値(又は最大表示値)の表示
- 8.4 テストリード
- 8.5 ロータリスイッチ
- 8.6 零位調整器
- 8.7 抵抗測定用調整装置
- 8.8 直列コンデンサ
- 8.9 目盛
- 8.10 指針と目盛板との間隔
- 9. 試験
- 9.1 固有誤差
- JIS C 1202:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS C 1202:2000の関連規格と引用規格一覧
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C 1202 : 2000
3.4.1 形式試験 (Type test) 設計及び構造が,この規格の一つ以上の要求事項に適合することを証明す
るため,固有な設計に対して実施される1個以上の被試験機器(又は機器の部分)の試験。
4. 種類
4.1 分類
表示形式により,アナログ式及びディジタル式に分類する。
4.2 階級
階級による種類は,表1Aに示すアナログ式と表1Bに示すディジタル式のAA級,A級とす
る。階級は表1A,Bに示す固有誤差,測定範囲の数,目盛の長さ(ディジタル式は除く。)及び回路定数
によって分類する。
表1A 階級による種類(アナログ式)
階級 AA級 A級
固有誤差 直流電圧 最 に ±2 ±3
直流電流 大 対
目 す
交流電圧 盛 ±3 ±4(2)
る
(1) 値 %
抵抗 目 に ±3 ±3
盛 対
の す
長 る
さ %
測定範囲の数(3) 20以上 10以上
目盛の長さ mm 70以上 40以上
回路定数 直流電圧 圀一 4) 20k以上 10k以上
交流電圧 圀一 5) 9k以上 4k以上
注(1) 直列コンデンサ端子を用いて測定する交流電圧には適用しない。
(2) 最大目盛値が3V以下の測定範囲については,最大目盛値の±6%とする。
(3) 付加目盛は,測定範囲の数に含めない。
(4) 任意の直流電圧測定範囲における内部抵抗と,その最大目盛値との比を
k 圀一 地
(5) 任意の交流電圧測定範囲における内部インピーダンス(50Hz又は60Hz)と,
その最大目盛値との比をk 圀一 地
――――― [JIS C 1202 pdf 6] ―――――
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C 1202 : 2000
表1B 階級による種類(ディジタル式)
階級 AA級 A級
固有誤差 直流電圧 ±(指示値の0.2%+最大 ±(指示値の1.5%+最大
表示値の0.25%) 表示値の0.5%)
交流電圧 ±(指示値の1%+最大 ±(指示値の2.5%+最大
(6) 表示値の0.25%) 表示値の0.5%)
直流電流 ±(指示値の1%+最大 ±(指示値の2.5%+最大
(7) 表示値の0.25%) 表示値の0.5%)
交流電流 ±(指示値の2%+最大 ±(指示値の3%+最大
(6)(7) 表示値の0.25%) 表示値の0.5%)
抵抗 ±(指示値の1%+最大 ±(指示値の2%+最大
表示値の0.25%) 表示値の0.5%)
測定範囲の数(8) 20以上 15以上
回路定数 交流電圧 9M 坎 上 9M 坎 上
(9) 直流電圧
注(6) 実効値検波方式のものは,測定範囲が最大表示値の10%未満には適用しな
い。
(7) 最大表示値が1Aを超える測定範囲には適用しない。
(8) 直流電圧,直流電流,交流電圧,交流電流,抵抗測定以外は,測定範囲の
数に含めない。
(9) 任意の電圧測定範囲における内部インピーダンス(直流測定範囲は直流,
交流測定範囲は,50Hz又は60Hzを用いて行う)を動作状態で求めたもの
である。
5. 標準状態及び固有誤差
5.1 標準状態
機器の標準状態を下記に示す。
a) 外部条件 周囲温度 23±2℃
相対湿度 4575%
姿勢 アナログ式においては水平±5°
外部磁界 地磁界
電池電圧 電池有効範囲内
b) 試験電源 直流 平滑リプル含有率 3%以下
交流 全ひずみ率1%以下の正弦波で周波数50Hz又は60Hz
回路計動作用電池は,製造業者が定めた有効使用範囲内で試験を行う。
標準状態のうち判定に疑義を生じない場合は,標準状態に近い状態で試験を行ってもよい。また,同一
測定量で2種以上の測定範囲をもつ場合は,その代表的な測定範囲で性能の試験を行ってもよい。
5.2 固有誤差
回路計の固有誤差は,5.1標準状態において,9.1固有誤差によって試験し,測定範囲内
で表1A,Bの限度を超えてはならない。
6. 公称使用範囲及び影響変動値
6.1 公称使用範囲
影響量に対する公称使用範囲の限度は,表2A,Bによる。
6.2 影響変動値の限度
標準状態から,一つの影響量だけを変化させたとき,影響変動値は表2A,Bで
示す値を超えてはならない。
――――― [JIS C 1202 pdf 7] ―――――
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C 1202 : 2000
表2A 影響変動値(固有誤差に対する百分率)
影響量 表示のない場合の 試験方法
固有誤差に対して百分率で表した
公称使用範囲の限度 許容される影響変動値
周囲温度 040℃ 100%(10℃あたり) 9.2.1
ただし,アナログ式の抵抗測定範
囲は,指示値の差が5%以内とす
る。(10℃あたり)
相対湿度 2580% 100% 9.2.2
ただし,アナログ式の抵抗測定範
囲は,指示値の差が5%以内とす
る。
外部磁界 400A/m以下 100% 9.2.3
ただし,アナログ式の抵抗測定範
囲は,指示値の差が5%以内とす
る。
表2B 影響変動値
影響量 表示のない場合の 許容される影響変動値 試験方法
公称使用範囲の限度
周波数 AA級 : 50Hz20kHz 標準状態における指示値と 9.2.4
(アナログ式) A級 : 50Hz5kHz の差が最大目盛値(又は最大
周波数 AA級 : 50Hz5kHz 表示値)の3%以内とする。
(ディジタル式) A級 : 50Hz500Hz
7. 電気的,機械的要求事項
7.1 電気的要求事項
7.1.1 瞬時過負荷 回路計の瞬時過負荷の影響は9.2.5によって試験し,機械的及び熱的に著しい損傷を
生じないものとする。また,5.2,7.2.1及び7.2.3の規定に適合しなければならない。
7.1.2 耐電圧 回路計及びテストリードの耐電圧は,9.2.6によって試験し,電気的又は機械的な損傷を
生じてはならない。また安全性が損なわれてはならない。
7.1.3 表示値の安定度
a) 零位のばらつき ディジタル式回路計の零位のばらつきは9.2.7 a)によって試験し,5.2の規定に適合
しなければならない。
b) 表示のばらつき ディジタル式回路計の表示のばらつきは9.2.7 b)によって試験し,5.2の規定に適合
しなければならない。
7.1.4 シリースモード除去比 ディジタル式回路計のシリースモード除去比は9.2.8によって試験し,
40dB以上とする。
7.1.5 端子間電圧降下 電流測定範囲における測定端子間の電圧降下は,1V以下とする。
7.1.6 電池 抵抗測定機能をもつアナログ式回路計は,抵抗測定用電源として電池を内蔵し,簡単に取り
替えられる構造にする。
ディジタル式回路計は,機器動作用電源として電池を内蔵し,簡単に取り替えられる構造とし,製造業
者が定めた動作保証範囲であることを確認できる電池チェック機能をもたなければならない。また,動作
保証範囲内である場合は,9.2.9によって試験し,5.2の規定に適合しなければならない。
7.2 機械的要求事項
――――― [JIS C 1202 pdf 8] ―――――
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C 1202 : 2000
7.2.1 摩擦 アナログ式回路計の指示計部の摩擦は,9.3.1によって試験し,その値が0.5mm(目盛の長
さ)を超えないものとする。
7.2.2 応答時間 アナログ式回路計の応答時間は,9.3.2によって試験し,その値が4秒を超えないもの
とする。
7.2.3 可動部の平衡 アナログ式回路計の指示計部の可動部の平衡は,9.3.3によって試験し,指針の零
位又は所定の位置からの最大移動量が目盛の長さの2%を超えないものとする。ただし,アナログ式回路
計の指示計部の動作電流の最大値が50 下のものは,その限度を4%とする。
7.2.4 衝撃 回路計の衝撃の影響は,9.3.4によって試験し,5.2,7.2.1及び7.2.3の規定に適合しなけれ
ばならない。
7.2.5 振動 回路計の振動の影響は,9.3.5によって試験し,5.2,7.2.1及び7.2.3の規定に適合しなけれ
ばならない。
7.2.6 ロータリスイッチの耐久度 回路計のロータリスイッチの耐久度は,9.3.6によって試験し,機械
的及び熱的に著しい損傷を生じないものとする。また,接触不良その他によって電気的特性に影響を及ぼ
すようなことがあってはならない。
8. 構造上の要求事項
8.1 構造一般
回路計は,それぞれの用途に適した構造をもち,機械的に丈夫で,特性は耐久的でなけ
ればならない。
活電部の電気回路は,汚染度2の環境に適合した二重絶縁又は強化絶縁ケースに収納されなければなら
ない。
測定量の切換スイッチは,種類が切り換わる点で焼損などに対して保護される構造とする。また,誤っ
て使用した場合,回路計の損傷を防止するため,原則としてヒューズを入れる。ヒューズは,JIS C 6575
に規定するもの,又はこれと同等以上のものを使用する。
ケース,プリント板の材料は火の燃え広がりを防止するため難燃性の材質(JIS C 0066による難燃性分
類FV0,FV1又はFV2)のものを使用する。
ここで規定されていない安全に関する構造上の要求事項の詳細はJIS C 1010-1による。
8.2 端子とその極性
回路計の端子は,絶縁良好で機械的に十分な強さをもつものとする。また,測定
端子の金属部分は容易に手で触れられない構造とする。
原則として,測定端子の極性は,回路計の前面から見て右側又は上方を正極とする。
8.3 測定量及び最大目盛値(又は最大表示値)の表示
回路計の測定量及び手動で測定範囲を選択する
回路計の最大目盛値(又は最大表示値)は,切換スイッチによる選択が容易であり,読み取りが確実にで
きるように表示する。
8.4 テストリード
回路計には,一組(2本)以上のテストリードを付属し,一方は赤を基調とした色と
する。テストリードに使用する絶縁電線は,可とう性に富み,かつ,丈夫で切れにくいものでなければな
らない。また,手持ち部分は,二重絶縁又は強化絶縁とする。手持ち部分とプローブチップの間にバリア
を設け,プローブチップとバリアの手持ち部分側の沿面距離,空間距離は二重絶縁又は強化絶縁の値に適
合しなければならない。
テストリードに使用するプラグは,金属部の露出しないバナナプラグ等を用い,プラグを回路計に接続
した場合,3.0N以下の力で抜けてはならない。
テストリードの形状は,原則として付図による。
――――― [JIS C 1202 pdf 9] ―――――
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C 1202 : 2000
ここで規定されていない安全に関する構造上の要求事項の詳細は,JIS C 1010-2-31による。
8.5 ロータリスイッチ
回路計のロータリスイッチは機械的に丈夫で,特性は耐久的でなければならな
い。
8.6 零位調整器
アナログ式回路計の指示計部には零位調整器を付ける。この装置は機械的零位を容易
に調整できるもので,その調整範囲は,目盛の零位又は所定の両側に目盛の長さの2%以上10%以下の範
囲内になければならない。
8.7 抵抗測定用調整装置
抵抗測定機能をもつアナログ式回路計には,抵抗測定用調整装置を付ける。
この装置に使用する可変抵抗器には,JIS C 6443に規定するもの,又はこれと同等以上のものとする。
8.8 直列コンデンサ
端子に直列コンデンサを内蔵する場合は,JIS C 5111に規定する定格電圧400V以
上のもの,又はこれと同等以上のものとする。
8.9 目盛
8.9.1 最大目盛値 アナログ式回路計の最大目盛値は,原則として表3A,Bの系列による。ただし,付
加目盛はこれによらなくてよい。
表3A アナログ式回路計の最大目盛値
測定量の種類 最大目盛値
直流電圧 V 2.5 5 10 25 50 100 250 500 1 000
交流電圧 V 2.5 5 10 25 50 100 250 500 1 000
直流電流(10) 1 5 10 25 50 100 250 500
mA
抵抗 k 圀 10 100 1 000 10 000
表3B アナログ式回路計の最大目盛値
測定量の種類 最大目盛値
直流電圧 V 0.6 1.2 3 6 12 30 60 120 300 600 1 200
交流電圧 V 1.2 3 6 12 30 60 120 300 600 1 200
直流電流(10) A 1.2 3 6 12 30 60 120 300 600
mA
抵抗 k 圀 1 10 100 1 000 10 000
注(10) 直流電流は10Aまでとする。
8.9.2 測定範囲 アナログ式回路計の直流電圧,直流電流及び抵抗目盛は最大目盛値までとする。交流電
圧目盛は,最大目盛値の10%から最大目盛値までの範囲とする。ただし,最大目盛値が最大定格電圧を超
える場合は,最大定格電圧までとする。
8.9.3 目幅 アナログ式回路計の目標は,0.5mm以上とする。ただし,抵抗目盛及び付加目盛はこれによ
らなくてもよい。
8.10 指針と目盛板との間隔
アナログ式回路計の指示計部の指針と目盛板との間隔は,3mmを超えては
ならない。
9. 試験
9.1 固有誤差
5.1標準状態において試験を行う。
a) 必要に応じて機械的・電気的零位調整を行う。
b) 測定範囲の100%,50%,10%の各点の目盛線又は表示 (BX) に達したときの入力値 (BR) を基準計器
――――― [JIS C 1202 pdf 10] ―――――
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JIS C 1202:2000の国際規格 ICS 分類一覧
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JIS C 1202:2000の関連規格と引用規格一覧
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