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又は標準抵抗器から読み取り記録する。
各測定点に対して,入力量を増加させた場合と減少させた場合の誤差の大きいほうを試験結果とす
る。
備考 ディジタル式回路計においては,測定範囲の100%及び10%による測定が安定してできない場
合は,判定に疑義を生じない範囲で試験を行ってもよい。
試験品の分解能が標準状態における確度よりも十分よい場合は,既知の測定量を加え,試験
品の表示値を読み取り記録してもよい。
アナログ式回路計の抵抗測定範囲においては,中央目盛値で試験を行う。
c) 固有誤差(百分率)は,選択した各点について次の方法で計算する。
直流電圧,直流電流,交流電圧,交流電流の各測定範囲及びディジタル式回路計の抵抗測定範囲に
ついては次の式によって算出する。
BX BR
100
AF
AF : 基底値
備考 基底値は,アナログ式回路計の場合,最大目盛値とし,ディジタル式回路計の場合は各測定点
における公称値とする。
アナログ式回路計の抵抗測定範囲については,次の式によって算出する。
Rc
5.0 100
Rc BR
Rc : 中央目盛値
9.2 電気的性能の試験
9.2.1 周囲温度による影響変動値
a) 標準状態において最大目盛値(又は最大表示値)(アナログ式回路計の抵抗測定範囲の場合は中央目盛
値)に達したときの入力値 (BR) を基準器から読み取り,記録する。
備考 ディジタル式回路計において,最大表示値による測定が安定してできない場合は,判定に疑義
を生じない範囲で試験を行ってもよい。
試験品の分解能が標準状態における確度よりも十分よい場合は,既知の測定量を加え,試験
品の表示値を読み取り記録してもよい。
b) 周囲温度を標準状態の温度に対して±10℃変化させ熱的に安定するまで2時間以上置いた後,同じ指
示になるように合わせ,入力値 (BX) を記録する。更に,公称使用温度範囲の上限値及び下限値で試
験する。
備考 ディジタル式回路計において,試験品の分解能が標準状態における確度よりも十分よい場合は,
既知の測定量を加え,試験品の表示値を読み取り記録してもよい。
c) 周囲温度による影響変動値(百分率)は,次の方法で計算する。
BR BX
100
AF
AF : 基底値
備考 基底値はアナログ式回路計の場合,抵抗測定範囲を除き,最大目盛値とする。
ディジタル式回路計の各測定範囲及びアナログ式回路計の抵抗測定範囲は,表示(指示)値
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とする。
9.2.2 湿度による影響変動値
a) 標準状態において最大目盛値(又は最大表示値)(アナログ式回路計の抵抗測定範囲の場合は中央目盛
値)に達したときの入力値 (BR) を基準器から読み取り,記録する。
備考 ディジタル式回路計において,最大表示値による測定が安定してできない場合は,判定に疑義
を生じない範囲で試験を行ってもよい。
試験品の分解能が標準状態における確度よりも十分よい場合は,既知の測定量を加え,試験
品の表示値を読み取り記録してもよい。
b) 周囲湿度を変化させて,相対湿度2530%に少なくとも96時間置いた後,標準状態における指示と
同じになるように合わせ,入力値 (BX1) を記録する。
備考 この試験は,a)の標準状態による試験で代用してもよい。
ディジタル式回路計において,試験品の分解能が標準状態における確度よりも十分よい場合
は,既知の測定量を加え,試験品の表示値を読み取り記録してもよい。
c) 周囲湿度を変化させて,相対湿度7580%に少なくとも96時間置いた後,標準状態における指示と
同じになるように合わせ,入力値 (BX2) を記録する。
備考 ディジタル式回路計において,試験品の分解能が標準状態における確度よりも十分よい場合は,
既知の測定量を加え,試験品の表示値を読み取り記録してもよい。
d) 周囲湿度による影響変動値(百分率)は,次の方法で計算する。
BR BX1 BR BX 2
100 又は 100
AF AF
AF : 基底値
備考 基底値はアナログ式回路計の場合,抵抗測定範囲を除き,最大目盛値とする。
ディジタル式回路計の各測定範囲及びアナログ式回路計の抵抗測定範囲は,表示(指示)値
とする。
9.2.3 外部磁界による影響変動値
a) 標準状態において最大目盛値(又は最大表示値)(アナログ式回路計の抵抗測定範囲の場合は中央目盛
値)に達したときの入力値 (BR) を基準器から読み取り,記録する。
備考 ディジタル式回路計において,最大表示値による測定が安定してできない場合は,判定に疑義
を生じない範囲で試験を行ってもよい。
試験品の分解能が標準状態における確度よりも十分よい場合は,既知の測定量を加え,試験
品の表示値を読み取り記録してもよい。
b) 400A/mの直流,及び50Hz又は60Hzの交流磁界を最も影響の大きい方向に加えたとき,標準状態に
おける指示と同じになるように合わせ,入力値 (BX) を記録する。
備考 ディジタル式回路計において,試験品の分解能が標準状態における確度よりも十分よい場合は,
既知の測定量を加え,試験品の表示値を読み取り記録してもよい。
c) 外部磁界による影響変動値(百分率)は,次の方法で計算する。
BR BX
100
AF
AF : 基底値
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備考 基底値はアナログ式回路計の場合,抵抗測定範囲を除き,最大目盛値とする。ディジタル式回
路計の各測定範囲及びアナログ式回路計の抵抗測定範囲は,表示(指示)値とする。
9.2.4 周波数による影響変動値 最大目盛値(又は最大表示値)が30V以下の交流電圧測定範囲につい
て,表4に示す階級に応じた周波数範囲について試験を行う。
ディジタル式の場合は,最上位の表示けたに10Vを超える値が表示される測定範囲までを試験対象とす
る。
a) 標準状態において最大目盛値(又は最大表示値)に達したときの入力値 (BR) を基準器から読み取り,
記録する。
備考 ディジタル式回路計において,最大表示値による測定が安定してできない場合は,判定に疑義
を生じない範囲で試験を行ってもよい。
試験品の分解能が標準状態における確度よりも十分よい場合は,既知の測定量を加え,試験
品の表示値を読み取り記録してもよい。
b) 入力信号の周波数を,表4に示す階級に応じた周波数範囲を変化させて,標準状態における指示と同
じになるように合わせ,入力値 (BX) を記録する。
備考 ディジタル式回路計において,試験品の分解能が標準状態における確度よりも十分よい場合は,
既知の測定量を加え,試験品の表示値を読み取り記録してもよい。
c) 周波数による影響変動値(百分率)は,次の方法で計算する。
BR BX
100
AF
AF : 基底値
備考 基底値はアナログ式回路計の場合は,最大目盛値とする。
ディジタル式回路計の場合は,表示値とする。
表4 階級による周波数範囲
アナログ式 ディジタル式
階級 周波数範囲 階級 周波数範囲
AA級 50Hz20kHz AA級 50Hz5kHz
A級 50Hz 5kHz A級 50Hz500Hz
9.2.5 瞬時過負荷 交流電圧(交流電圧測定範囲のないものは直流電圧)の任意の測定範囲において,一
つおいて上位の測定範囲の最大目盛値(又は最大表示値)[最上位の測定範囲の一つ下位の範囲に対しては
最上位の測定範囲の最大目盛値(又は最大表示値),最上位の測定範囲に対しては,その最大目盛値(又は
最大表示値)の1.1倍]に相当する過負荷衝撃を,約1分間おきに0.5秒9回,5秒間1回加えて試験する。
ただし,上記の衝撃値が25倍を超える場合は,25倍とする。
9.2.6 耐電圧 設置カテゴリ(過電圧カテゴリ),汚染度,絶縁構造によって試験電圧を決め,電気回路
とケース間に仕様に応じた試験電圧を印加して試験を行う。
付表には代表例として,二重絶縁の設置カテゴリ(過電圧カテゴリ)II,III汚染度2を示す。また,試
験を行う前に手で取り外せる電気部品,カバー等を取り外し,回路計を動作させない状態で40±2℃で少
なくとも4時間保った後,40±2℃,92.5±2.5%RHの槽内に48時間置き,その後,標準状態で2時間回復
させてから試験を行う。
9.2.7 表示値の安定度
a) 零位のばらつき 入力端子を短絡し,表示値が読み取れる程度の読取り時間で約100回測定し,その
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ばらつきの最大幅を求める。
b) 表示値のばらつき 測定範囲の上限値80%の入力を加え,表示値が読み取れる程度の読取り時間で約
100回測定し,そのばらつきの最大幅を求める。
9.2.8 シリースモード除去比 ディジタル式回路計の電圧測定モードで図1のような接続を行い,試験品
の入力端子に測定信号だけ加えたときの表示値と,測定信号にシリースモード信号を重ね合わせて加えた
ときの表示値との差を求め,これに対するシリースモード信号のピーク値の比を求め,これをdBで表す。
測定信号が直流の場合は,シリースモード信号は50Hz又は60Hzの交流とし,シリースモード干渉が最
大になる位相を選ぶ。測定信号が交流の場合は,交流分だけ測定する動作モードに対してだけ行い,シリ
ースモード信号は正及び負の直流とする。
シリースモード信号の大きさは,表示値の変化が十分読み取れるほど大きく,しかも測定信号とシリー
スモード信号のピーク値との和が,試験品の測定範囲内になければならない。
図1 シリースモード除去比測定回路
9.2.9 電池電圧の影響 電池の代わりに安定化された直流電源を接続して,定格電圧と製造業者が定める
使用電圧範囲の上限値と下限値において9.1固有誤差と同様な試験を行う。
9.3 機械的性能の試験
9.3.1 摩擦 アナログ式回路計に加える測定量を徐々に増加及び減少させ,ある一定の値にしたときの指
示の差の1/2を求める。
9.3.2 応答時間 アナログ式回路計において,目盛の長さの約2/3に相当する測定量を急に加えたときか
ら,指針が最終停止位置の両側で,目盛の長さの±1.5%以内に収まるまでの時間(秒)を求める。
試験は,5回行い平均値をとる。
9.3.3 可動部の平衡 アナログ式回路計を標準状態の姿勢から前,後,左及び右にそれぞれ90度傾けた
場合の,指針の零位又は所定の位置からの移動量を求める。
9.3.4 衝撃 JIS C 0041を適用し,次の条件による。
ピーク加速度 : 490m/s2 (50gn)
パルスの波形 : 正弦半波
衝撃の回数 : 相互に直角な3軸方向に,正逆方向各3回(計18回)
パルス作用時間 : 11ms
衝撃の3軸方向のうちの1方向が可動素子の回転軸と平行になるように取り付ける。
9.3.5 振動 JIS C 0040を適用し,条件は次による。
掃引振動数範囲 : 10Hz-55 Hz-10Hz
変位振幅 : 0.15mm
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掃引回数 : 5
掃引速度 : 1オクターブ/分
振動の方向は,回路計を標準状態又は使用姿勢に固定した状態で行う。
9.3.6 ロータリスイッチの耐久度 スイッチの回転子を毎時1 2002 000回転の速さで,連続10 000±
200回(約1 000回ごとに回転方向を反転する。)回転させて試験する。
10. 端子への表示及び記号
10.1 端子記号の付け方
回路計の端子には,正極に+(又はHi),負極に−(又はLo)又はいずれか一
方の記号,最大定格電圧,電流,最大対地間電圧及び設置カテゴリ(過電圧カテゴリ)の表示を付けるも
のとする。表示方法はJIS C 1010-1の5.1.5による。ただし,三つ以上の端子をもつ場合には,共通端子
に−,±,COM又はそれらの組合せの記号を付けるものとする。
なお,直列コンデンサ端子を付けた場合は,コンデンサを示す記号(JIS C 0301による。)又はその端子
の使用方法を示す表示を付けるものとする。
11. 情報,一般表示事項及び記号
11.1 表示事項
回路計には,すべてその外箱,目盛板など,見やすい箇所に容易に消えない方法で,次
の事項を表示しなければならない。
a) 階級及び階級を適用する測定量の種類
例 : AA級で階級を適用する測定量が直流電圧,交流電圧,直流電流及び抵抗の場合
AA (V A 圀
b) 測定量の種類及び手動で測定範囲を選択する回路計の最大目盛値(又は最大表示値)
c) アナログ回路計の場合 回路定数[内部抵抗及び内部インピーダンス (k 圀一
d) 製造者名又は登録商標
e) 製造番号,製造年又はその略号(必要ある場合)
f) 警告表示,その他使用上の注意
g) 端子に内蔵する直列コンデンサの定格電圧及び容量値
h) 電池の種類及び定格
i) ヒューズの種類及び定格(操作者が交換してもよい。ヒューズについては,ヒューズホルダーの近く
に表示する。)
j) 二重絶縁記号
k) 機器の形名又は名称
l) 測定端子の最大定格電圧,最大対地間電圧,設置カテゴリ(過電圧カテゴリ)
備考 アナログ式回路計の指示計部の表示事項は,JIS C 1102に規定する表示事項を省略することが
できる。
11.2 記号
回路計に記号を表示する場合は,表57による。
a) 階級
表5 階級
階級 記号
AA級 AA又はclassAA
A級 A又はclassA
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JIS C 1202:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.220 : 電気学.磁気学.電気的及び磁気的測定 > 17.220.20 : 電気的及び磁気的量の測定
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