JIS C 1400-11:2017 風力発電システム―第11部:騒音測定方法

JIS C 1400-11:2017 規格概要

この規格 C1400-11は、風車による音響放射特性を把握するための測定方法について規定。

JISC1400-11 規格全文情報

規格番号
JIS C1400-11 
規格名称
風力発電システム―第11部 : 騒音測定方法
規格名称英語訳
Wind Energy Generation systems -- Part 11:Acoustic noise measurement techniques
制定年月日
2001年3月20日
最新改正日
2017年1月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 61400-11:2012(IDT)
国際規格分類

ICS

27.180
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2001-03-20 制定日, 2005-11-20 改正日, 2010-06-21 改正日, 2017-01-20 改正
ページ
JIS C 1400-11:2017 PDF [51]
                                                              C 1400-11 : 2017 (IEC 61400-11 : 2012)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 記号及び単位・・・・[5]
  •  5 方法の概要・・・・[6]
  •  6 測定器・・・・[7]
  •  6.1 音響測定器・・・・[7]
  •  6.2 非音響測定器・・・・[9]
  •  6.3 測定器の校正・・・・[10]
  •  7 音響測定及びその手順・・・・[10]
  •  7.1 音響測定位置・・・・[10]
  •  7.2 音響測定・・・・[13]
  •  8 非音響パラメータの測定・・・・[14]
  •  8.1 一般・・・・[14]
  •  8.2 風速の求め方・・・・[14]
  •  8.3 風下方向・・・・[16]
  •  8.4 その他の大気条件・・・・[16]
  •  8.5 ロータ速度及びピッチ角の測定・・・・[16]
  •  9 データ処理方法・・・・[16]
  •  9.1 音響パワーレベル及び1/3オクターブバンド音響パワーレベルに関する一般的方法・・・・[16]
  •  9.2 音圧レベルの求め方・・・・[18]
  •  9.3 見かけのA特性音響パワーレベル・・・・[22]
  •  9.4 高さ10 mの風速を基準とする見かけのA特性音響パワーレベル・・・・[23]
  •  9.5 純音性可聴度・・・・[23]
  •  10 報告事項・・・・[29]
  •  10.1 一般・・・・[29]
  •  10.2 風車の特性・・・・[29]
  •  10.3 自然環境・・・・[30]
  •  10.4 測定器・・・・[30]
  •  10.5 音響データ・・・・[31]
  •  10.6 非音響データ・・・・[31]
  •  10.7 不確かさ・・・・[32]
  •  附属書A(参考)風車の騒音放射に関わるその他の特徴及びその定量化・・・・[33]
  •  附属書B(参考)乱流強度の評価・・・・[35]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 1400-11 pdf 1] ―――――

C 1400-11 : 2017 (IEC 61400-11 : 2012)

pdf 目次

ページ

  •  附属書C(参考)測定の不確かさの評価・・・・[36]
  •  附属書D(参考)見かけの粗度長・・・・[38]
  •  附属書E(参考)2次ウィンドスクリーンの特性評価・・・・[40]
  •  附属書F(規定)小形風車・・・・[44]
  •  附属書G(参考)空気吸収・・・・[48]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 1400-11 pdf 2] ―――――

                                                              C 1400-11 : 2017 (IEC 61400-11 : 2012)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
電機工業会(JEMA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業
標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS C 1400-11:2010は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS C 1400の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 1400-0 第0部 : 風力発電用語
JIS C 1400-1 第1部 : 設計要件
JIS C 1400-2 第2部 : 小形風車の設計要件
JIS C 1400-3 第3部 : 洋上風車の設計要件
JIS C 1400-11 第11部 : 騒音測定方法
JIS C 1400-12-1 第12-1部 : 発電用風車の性能試験方法
JIS C 1400-21 第21部 : 系統連系風車の電力品質特性の測定及び評価
JIS C 1400-22 第22部 : 風車の適合性試験及び認証
JIS C 1400-24 第24部 : 雷保護

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS C 1400-11 pdf 3] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 1400-11 : 2017
(IEC 61400-11 : 2012)

風力発電システム−第11部 : 騒音測定方法

Wind Energy Generation systems- Part 11: Acoustic noise measurement techniques

序文

  この規格は,2012年に第3版として発行されたIEC 61400-11を基に,技術的内容及び構成を変更する
ことなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
この規格の目的は,風車による音響放射の測定,並びに解析の一貫性及び精度を確保する一般的な方法
を提示することにある。この規格は,次の事業者などが利用することを念頭において作成した。
− 明確に定義された音響放射性能要件及び/又は表示制度(IEC/TS 61400-14など)を満たすように取
り組む風車製造業者
− 性能要件を指定する風車発注業者
− 新品又は改修済みの風車が,明確に示された又は要求された音響性能仕様を満たしているという証明
を求められた風力発電事業者
− 新品又は改良された風車の設置に関する環境規制及び認可要件に応じて,正確かつ公平に風車の音響
放射特性を規定する必要がある風車の設計者又は規制当局。
この規格は,風車による複雑な音響放射の測定,解析及び報告に関する標準的なガイダンスである。こ
の規格は,風車の製造,設置,計画及び認可,運転,利用並びに規制に関わる関係当事者の利益となる。
環境上の問題について一貫性のある正確なコミュニケーションを図りながら,風車の開発及び運転を継続
的に行うため,全ての関係当事者はこの規格が推奨する測定・解析手法を適用することが望ましい。この
規格に示す測定及び報告の手順に従うことによって,関係当事者以外の者でも正しい結果を得ることがで
きる。

1 適用範囲

  この規格は,風車による音響放射特性を把握するための測定方法について規定する。この方法では,騒
音の伝搬過程における誤差を避けるために,風車の近傍で,かつ,騒音源が有限の寸法をもつと仮定する
のに十分な距離の範囲で測定を行う。
ここで示す方法は,環境騒音の問題で一般にとられている騒音の測定方法とは種々の点で異なり,一定
の範囲の風速及び風向の条件における風車の発生騒音の特性を把握することを目的としている。この方法
によって,異なる風車を比較することも可能となる。
この規格では,1基の風車の音響放射特性の一貫性を保ち,かつ,正確な方法で把握するための方法を
示す。その内容は,次のとおりである。
− 音響測定位置

――――― [JIS C 1400-11 pdf 4] ―――――

2
C 1400-11 : 2017 (IEC 61400-11 : 2012)
− 音響,気象及び関連する風車の運転データ収集のための要件
− 得られた解析データ及び報告するデータの内容
− 環境影響評価のための風車の音響放射に関するパラメータ及びそれに関連する説明因子の定義
この規格では,風車の大きさ又は形式は限定しない。この規格で規定する方法に基づくことによって,
風車からの音響放射について十分に説明することができる。小形風車の測定方法については,附属書Fで
説明する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 61400-11:2012,Wind turbines−Part 11: Acoustic noise measurement techniques(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 1111:2006 交流入力トランスデューサ
注記 対応国際規格 : IEC 60688,Electrical measuring transducers for converting a.c. electrical quantities
to analogue or digital signals(MOD)
JIS C 1400-12-1:2010 風車−第12-1部 : 発電用風車の性能試験方法
注記 対応国際規格 : IEC 61400-12-1:2005,Wind turbines−Part 12-1: Power performance measurements
of electricity producing wind turbines(IDT)
JIS C 1509(規格群) 電気音響−サウンドレベルメータ(騒音計)
注記 対応国際規格 : IEC 61672 (all parts),Electroacoustics−Sound level meters(IDT)
JIS C 1514:2002 オクターブ及び1/Nオクターブバンドフィルタ
注記 対応国際規格 : IEC 61260:1995,Electroacoustics−Octave-band and fractional-octave-band filters
(IDT)
JIS C 1515:2004 電気音響−音響校正器
注記 対応国際規格 : IEC 60942:2003,Electroacoustics−Sound calibrators(IDT)
IEC 61400-12-2,Wind turbines−Part 12-2: Power performance of electricity-producing wind turbines based
on nacelle anemometry
ISO/IEC Guide 98-3,Uncertainty of measurement−Part 3: Guide to the expression of uncertainty in
measurement (GUM:1995)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
注記 対応国際規格は用語のアルファベット順で記載され読みにくいため,読みやすく並び替えた。
3.1
音圧レベル(sound pressure level),Lp
音圧の実効値の二乗の,基準音圧の二乗に対する比の常用対数の10倍。
注記 音圧レベルは,基準音圧(20 Pa)に対するデシベル(dB)で表す。

――――― [JIS C 1400-11 pdf 5] ―――――

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JIS C 1400-11:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61400-11:2012(IDT)

JIS C 1400-11:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 1400-11:2017の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称