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C 2116 : 2011
IEC 60216 (all parts),Electrical insulating materials−Thermal endurance properties
IEC 60250:1969,Recommended methods for the determination of the permittivity and dielectric dissipation
factor of electrical insulating materials at power,audio and radio frequencies including metre wavelengths
IEC 60371-3 (all parts),Specification for insulating materials based on mica−Part 3 : Specifications for
individual materials
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 2250による。
4 硬化形試験片の作り方
4.1 一般
試験片は,4.2又は4.3の方法によって作製する。この方法は,硬化形材料だけに適用する。
4.2 方法1
事前に,供試材料から切断くず及び糸くずを取り除く。
供試材料を規定の試験片が得られる寸法に切断し,必要な厚さまで重ねる。テープの場合,規定の寸法
が得られる寸法に,ハーフラップに重ねる。さらに,次の層が下の層と直角になるように,必要な厚さま
で重ね,規定の寸法が得られるように端を切断する。
特に指定がない限り,プレスの温度は160±5 ℃とする。
1535 ℃になっている厚さ1.5 mm以下の鉄板の間に試験片を挟む。
規定の厚さが得られるように,適切なスペーサを入れる。
注記 試験片を成形したとき規定の厚さが得られるように,製品の外側に規定の厚さの金属などのブ
ロックをスペーサとして置くとよい。
予熱したプレスの間に,試験片を挟んだ鉄板を入れる。
直ちにプレスを閉じ,スペーサに到達できる適切な圧力を加える。30分間以上プレスする。
試験片をプレスから取り出し,IEC 60371-3規格群(以下,個別製品規格という。)で規定する条件又は
供給者が推奨する条件で,後硬化を行う。
特に指定がない限り,試験片を温度23±2 ℃,相対湿度(50±5)%に調整した雰囲気中に24時間放置
後,試験を行う。
4.3 方法2
事前に,供試材料から切断くず及び糸くずを取り除く。
シート状のものは,規定の試験片が得られる寸法に切断し,重ねる。
テープ状のものは,次のいずれかの方法によって作製する。
a) 供試材料を規定の長さに切断し,ハーフラップに重ねる。第2層以後は,端部が同位置にならないよ
うに横にずらし,平行に重ねていく。テープの固定には,ホットアイロンの使用が望ましい。
b) 規定の大きさが得られるような厚さ23 mmの金属板を用意する。この金属板に,規定の厚さが得ら
れるまで,テープをハーフラップで巻き付ける。第2層以後は,端部が同位置にならないように横に
ずらす。金属板とテープとの間には,離型紙を入れる。この方法によって同時に2枚の試験片が得ら
れる。
図1に示すように,準備した試験片を,プレスの間に入れる。
プレス手順の一例を次に示す(図2参照)。他のプレス手順については,受渡当事者間の協定による。
――――― [JIS C 2116 pdf 6] ―――――
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− 加熱せずにプレスを締め,圧力を0.15 MPaに上げる。
− 圧力を0.15 MPaに保持して,プレスを70 ℃に加熱する。
− 圧力を0に下げ,プレスを短時間開ける(ガス抜き)。
− 圧力を0.15 MPaにして,プレスを90 ℃に加熱する。
− 圧力を0に下げ,プレスを短時間開ける(ガス抜き)。
− 圧力を0.15 MPaにして,プレスを110 ℃に加熱する。
− 圧力を0に下げ,プレスを短時間開ける(ガス抜き)。
− 樹脂がゲル化し始めるまで,圧力を0.15 MPaに保持し,プレスを160±5 ℃に加熱する。ゲル化し始
めるタイミングは,試験用の棒を用い,目視で管理する。樹脂がゲル化し始めたら,直ちに,圧力を
3 MPaに上げる。
− 圧力を3 MPaに保持したまま160 ℃で1時間硬化させるか,又は他に規定する温度で硬化させる。
− 圧力を保持したままプレスを冷却する。
この後,個別製品規格で規定する温度及び時間,又は供給者が推奨する条件で後硬化を行う。
1 上部熱板 4 離型紙
2 クッション(クラフト紙10枚) 5 試験片
3 クロム鋼板,厚さ2 mm 6 下部熱板
図1−試験用積層板
図2−プレス工程の条件
――――― [JIS C 2116 pdf 7] ―――――
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5 厚さ
5.1 試験装置
試験装置は,試験する材料によって,次のいずれかを用いる。
5.1.1 測定面の直径が68 mm,最小目盛0.01 mmで0.005 mmまで読み取れる定加圧試験装置。測定力
は0.1 MPa±10 %のもので,精度は,ブロックゲージで確認したとき,0.005 mm以内とする。測定は室内
で行い,圧力を加えて5秒間後に値を読む。
5.1.2 5.1.1で規定する装置で,測定力が0.7 MPa±10 %のもの。
5.1.3 5.1.1で規定する装置で,測定力が7.0 MPa±10 %のもの。
5.1.4 30 MPa±10 %の定加圧性能をもち,その圧力が試験片全面に均一に加えられる試験装置で,平行
なプレス板があり,0.02 mmの精度で測定できる試験装置。
5.1.5 JIS B 7502で規定するマイクロメータ。
5.2 試験片
5.2.1 試験する材料が,板又はシートの場合,試験片は,原板又はシートとする。
5.2.2 試験する材料が,ロールの場合,試験片は,その材料の幅で面積が0.2 m2となる長さに切断する。
5.2.3 試験する材料が,テープの場合,試験片は,長さ2 mとする。
5.2.4 10 cm2以下の面積に切断した整流子片用マイカ板の場合,試験片は5個とし,厚さは各々について
測定する。
5.2.5 10 cm2を超える面積に切断した整流子片用マイカ板の場合,試験片は,次の事項のほか,個別製品
規格の規定による。
a) 試験片は,整流子片1枚とする。
b) 試験片は,整流子片を重ねた1スタック状態とする(必要によって整流子片間にセパレータを入れ
る。)。1スタックごとの整流子片の枚数は,購入者が決定する。
5.2.6 整流子片以外の用途で切断された板の場合,試験片は,1個とする。
5.3 手順
手順は,次による。
5.3.1 整流子片以外の材料で,シート(短冊シートを含む。),ロール及びテープの場合,シートは対角線
上,ロール及びテープは中央線上に,均等な間隔で10か所を測定する。測定装置は,5.1.1又は5.1.5で規
定するものを用いる。
5.3.2 整流子片,整流子片用マイカ板及び切断した短冊板の場合,次のいずれかによる。
5.3.2.1 原板及び短冊板の場合,5.1.3又は5.1.5で規定する測定装置を用い,5.3.1で規定する手順で測定
する。
5.3.2.2 10 cm2以下の面積に切断した整流子片用マイカ板の場合,5個を抜き取り,それぞれについて無
作為な1か所を5.1.3又は5.1.5で規定する測定装置を用いて測定する。
5.3.2.3 10 cm2を超える面積に切断した整流子片用マイカ板の場合,次のいずれかによる。この手順は個
別製品規格で規定する。
a) 1枚ごとの単位で供給される場合,5.1.3又は5.1.5で規定する測定装置を用い,偏りなく3か所を測定
する。
b) スタック状態の単位で供給される場合,1スタックごとに正確に積み重ね,5.1.4で規定する測定装置
を用い,測定力30 MPaで,積重ね厚さを測定する。試験を始める前に,試験片とほぼ同じ寸法のブ
ロックゲージで,プレスの変形を測定する。整流子片1枚の厚さd1を求める場合,セパレータの厚さ
――――― [JIS C 2116 pdf 8] ―――――
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C 2116 : 2011
d2を含めた総厚さからプレスの変形分の値を加減する。整流子片n枚,セパレータn−1枚の場合,ス
タックの総厚さdは,次の式によって求める。
d=nd1+(n−1) d2
ここに, d : スタックの総厚さ(mm)
d1 : 整流子片1枚の厚さ(mm)
n : 整流子片の枚数
d2 : セパレータ1枚の厚さ(mm)
n−1 : セパレータの枚数
5.4 報告
スタック状態で供給する場合,nd1の値を1スタックの厚さとして報告する。また,セパレータの数を報
告する。それ以外は,平均値を各試験片の厚さとし,最大値及び最小値を報告する。
6 幅及び長さ
6.1 一般
幅及び長さの測定は,6.26.4による。
なお,受渡当事者間の協定によってもよい。
6.2 測定装置
幅及び長さの測定装置は,供試材料によって,次のいずれかを用いる。
6.2.1 最小目盛0.05 mm以下の測定装置。
6.2.2 最小目盛1.0 mm以下の測定装置。
6.2.3 最小目盛1.0 m以下の測定装置。
6.3 手順
幅及び長さの測定手順は,次による。
6.3.1 供試材料が切断した小板の場合,測定装置は6.2.1で規定するものを用いて1か所以上を測定する。
6.3.2 供試材料がシート又は板の場合,測定装置は6.2.2で規定するものを用いて3か所以上を測定する。
6.3.3 供試材料がテープ又はロールの場合,幅は6.2.2で規定する測定装置を用いて1か所以上を測定す
る。長さは,6.2.3で規定する測定装置を用いて1か所を測定する。
6.4 報告
複数測定した場合は,平均値を報告する。
7 密度
密度は,液体置換法によって測定する。試験片に影響を与えない,又は吸収されない液体を用いる。硬
化形材料の場合,試験片は,適切な寸法で,箇条4によって作製し,切断面をきれいに仕上げた積層品を
用いる。
8 見掛密度
見掛密度は,試験片の単位面積当たりの質量及び厚さの平均値から,次の式によって求める。
d a
10−3
e
ここに, d : 見掛密度(g/cm3)
ma : 試験片の単位面積当たりの質量(g/m2)
de : 厚さの平均値(mm)
――――― [JIS C 2116 pdf 9] ―――――
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9 組成
9.1 試験片
試験片は,質量約5 gとする(薄い材料の場合,約250 cm2のもの2枚が適切である。)。原厚さのまま用
いる。
9.2 受入状態での単位面積当たりの質量
試験片は,こん包状態のものから取り出して4時間以内に,温度23±2 ℃で1 mgの精度で質量m1を量
る。試験片の面積Aは,平方メートル単位で±1 %の精度で測定する。
受入状態での試験片の単位面積当たりの質量maは,次の式によって求める。
a m1
m
A
ここに, ma : 試験片の単位面積当たりの質量(受入状態)(g/m2)
m1 : 試験片の質量(g)
A : 試験片の面積(m2)
9.3 揮発分含有率及び乾燥した試験片の単位面積当たりの質量
質量m1の試験片を150±3 ℃で1時間加熱乾燥する。デシケータで冷却後,試験片の質量m2を量る。
揮発分Tvは,次の式によって求める。
m1 m2
Tv 100
m1
乾燥した試験片の単位面積当たりの質量 ma は,次の式によって求める。
m2
ma
A
ここに, Tv : 揮発分(%)
m1 : 試験片の質量(g)
m2 : 乾燥した試験片の質量(g)
ma : 乾燥した試験片の単位面積当たりの質量(g/m2)
A : 試験片の面積(m2)
9.4 接着剤量
9.4.1 A法
9.4.1.1 補強材なし又は無機補強材を含む材料
9.3で乾燥した質量m2の試験片を500±25 ℃の電気炉で加熱する。特に規定がない場合,加熱時間は2
時間とする。デシケータ中で冷却後,質量m3を量る。
接着剤含有率Cbは,次の式によって求める。
m2 m3
Cb 100
m2
ここに, Cb : 接着剤含有率(%)
m2 : 乾燥した試験片の質量(g)
m3 : 電気炉で加熱後の試験片の質量(g)
注記 加熱時間に問題があれば,加熱は質量が一定になるまで続け,質量を連続的に量り,その差が
0.1 %以下になったとき恒量になったとみなす。
接着剤含有量 mb は,次の式によって求める。
――――― [JIS C 2116 pdf 10] ―――――
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JIS C 2116:2011の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60371-2:2004(MOD)
JIS C 2116:2011の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 2116:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISC2250:2008
- 電気絶縁用マイカ製品通則