この規格ページの目次
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C 2116 : 2011
m2 m3
mb
A
ここに, mb : 接着剤含有量(g/m2)
m2 : 乾燥した試験片の質量(g)
m3 : 電気炉で加熱後の試験片の質量(g)
A : 試験片の面積(m2)
9.4.1.2 有機補強材及び溶解性接着剤を含む材料
9.3で乾燥した質量m2の試験片を容積500 cm3のソックスレー抽出器で用いる円筒ろ紙に入れる。溶媒
は,接着剤を完全に溶解し,補強材を溶解しないものとする。接着剤を完全に溶解する必要がある場合,
還流下で2時間又はそれ以上抽出を続ける。抽出器から試験片を取り出し,135 ℃で30分間乾燥後,デシ
ケータ中で冷却し質量m4を測定する。
接着剤含有率Cbは,次の式によって求める。
m2 m4
Cb 100
m2
接着剤含有量 mb は,次の式によって求める。
m2 m4
mb
A
ここに, Cb : 接着剤含有率(%)
m2 : 乾燥した試験片の質量(g)
m4 : 抽出後の試験片の質量(g)
mb : 接着剤含有量(g/m2)
A : 試験片の面積(m2)
注記 標準的な抽出時間は,2時間である。厚い材料の場合,溶媒の浸透を容易にするために,注意
して材料をがして用いるとよい。
9.4.1.3 有機補強材及び不溶解性接着剤を含む材料
接着剤含有率Cbは,m2の値(9.3参照),m3の値(9.4.1.1参照)及び供給者が提供する単位面積当たり
の有機補強材の質量m5を用いて,次の式によって求める。
m2 (m3 A m5 )
Cb 100
m2
接着剤含有量 mb は,次の式によって求める。
m2 (m3 A m5 )
mb
A
ここに, Cb : 接着剤含有率(%)
m2 : 乾燥した試験片の質量(g)
m3 : 電気炉で加熱後の試験片の質量(g)
m5 : 単位面積当たりの有機補強材の質量(g/m2)
mb : 接着剤含有量(g/m2)
A : 試験片の面積(m2)
9.4.1.4 けい素樹脂接着剤量
けい素樹脂接着剤量の測定は,受渡当事者間の協定による。測定方法の例を,次に示す。
――――― [JIS C 2116 pdf 11] ―――――
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C 2116 : 2011
a) 試験方法 あらかじめ乾燥し,ひょう(秤)量済みの抽出用円筒ろ紙に入れた試験片をミリグラムま
で量る。抽出用円筒ろ紙の質量との差が試験片の質量m6となる。ジエチルアミン(試薬級)をソック
スレー抽出器のフラスコ内にサイフォン容量の1.5倍入れる。1時間当たり610回のサイフォン速度
で試験片からけい素樹脂接着剤を完全に抽出する(抽出の最小時間は薄い材料で4時間であるが,厚
い材料の場合はそれより長い時間を要する。)。抽出器を冷却し,ジエチルアミンをアセトンに替えて,
前記と同様に1.5時間抽出する。抽出用円筒ろ紙を取り外し,10分間時計皿で風乾し,その後105±2 ℃
の恒温槽で30分間加熱する。デシケータ中で抽出用円筒ろ紙を冷却し,ミリグラムまで量る。抽出用
円筒ろ紙の質量を差し引き,抽出後の質量m7を求める。
b) 結果 けい素樹脂接着剤含有率Cbは,次の式によって求め,小数点以下第1位までの百分率で表す。
m6 m7
Cb 100
m6
ここに, Cb : 接着剤含有率(%)
m6 : 試験片の質量(g)
m7 : 抽出後の試験片の質量(g)
9.4.2 B法
処理の手順は,9.4.1.1による。
なお,有機補強材を含む場合,補強材の単位面積当たりの質量は,受渡当事者間の協定によってもよい。
9.4.2.1 けい素樹脂接着剤以外の場合
次のいずれかによって求める。
a) 有機補強材を含まない場合は,次の式によって求める。
m2 m3
Cb 100
m2
m2 m3
mb
A
b) 有機補強材を含む場合は,次の式によって求める。
m2 m3 A mr
Cb 100
m2
m2 m3
mb mr
A
ここに, Cb : 接着剤含有率(%)
m2 : 乾燥した試験片の質量(g)
m3 : 電気炉で加熱後の試験片の質量(g)
mb : 接着剤含有量(g/m2)
A : 試験片の面積(m2)
mr : 単位面積当たりの有機補強材の質量(g/m2)
9.4.2.2 けい素樹脂接着剤の場合
次のいずれかによって求める。
a) 有機補強材を含まない場合は,次の式によって求める。
(m2 m3 )
Cb 100
Br
m2
100
――――― [JIS C 2116 pdf 12] ―――――
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C 2116 : 2011
(m2 m3 )
mb
Br
A
100
b) 有機補強材を含む場合は,次の式によって求める。
(m2 m3 A mr )
Cb 100
Br
m2
100
(m2 m3 A mr )
mb
Br
A
100
ここに, Cb : 接着剤含有率(%)
m2 : 乾燥した試験片の質量(g)
m3 : 電気炉で加熱後の試験片の質量(g)
mb : 接着剤含有量(g/m2)
A : 試験片の面積(m2)
mr : 単位面積当たりの有機補強材の質量(g/m2)
Br : けい素樹脂接着剤の接着剤焼却減量(%)
なお,けい素樹脂接着剤の接着剤焼却減量は,次の方法で求める。
けい素樹脂接着剤をガラス板上に流し塗りし,これを150±3 ℃で30分間加熱して溶剤分を揮発する。
この塗布と乾燥とを繰り返し,塗膜の厚さが約0.30.5 mmになるように仕上げる。次に塗膜を約2 g
がし取った後,5 mm×15 mmの大きさに切断して,150±3 ℃で30分間乾燥してから質量maを量る。こ
れを磁器るつぼに入れ,500±25 ℃で2時間加熱して有機物を完全に燃焼させた後,デシケータ中で室温
に放冷してから残留物の質量mbを量る。特に指定がない限り,室温は1535 ℃とする。接着剤焼却減量
Brは,次の式によって求める。
ma mb
Br 100
ma
ここに, Br : 接着剤焼却減量(%)
ma : 乾燥した試験片の質量(g)
mb : 500 ℃加熱後の試験片の質量(g)
9.5 単位面積当たりの補強材量
通常,補強材の単位面積当たりの質量は,供給者が提供する値を用いる。この特性を測定する場合は,
次の方法のいずれかを用いる。ただし,受渡当事者間の協定によってもよい。
a) 無機補強材を含む材料の場合 9.4.1.1に従って試験片を十分に加熱した上で,注意して補強材を分離
し質量m8を量る。
補強材の試験片の単位面積当たりの質量 mr は,次の式によって求める。
r m8
m
A
b) 有機補強材及び溶解性接着剤を含む材料の場合 9.4.1.2に従って試験片を完全に抽出した上で,注意
して補強材を分離し質量m9を量る。試験片の単位面積当たりの補強材の質量 mr は,次の式によって
求める。
r m9
m
A
――――― [JIS C 2116 pdf 13] ―――――
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C 2116 : 2011
ここに, mr : 試験片の単位面積当たりの補強材の質量(g/m2)
m8 : 分離した無機補強材の質量(g)
A : 試験片の面積(m2)
m9 : 分離した有機補強材の質量(g)
9.6 マイカ量
9.6.1 A法
マイカ含有率Cm及びマイカ含有量 mm は,9.4.1及び9.5の試験結果から,次の式によって求める。
a) 補強材なし又は有機補強材を含む場合
m3
Cm 100
2
m m3
m
A
b) 無機補強材を含む場合
m3
mr
Cm A 100
ma
mm ma mb mr
ここに, Cm : マイカ含有率(%)
m2 : 乾燥した試験片の質量(g)
m3 : 電気炉で加熱後の試験片の質量(g)
mm : マイカ含有量(g/m2)
A : 試験片の面積(m2)
mr : 補強材の試験片単位面積当たりの質量(g/m2)
ma : 乾燥した製品の単位面積当たりの質量(g/m2)
mb : 接着剤含有量(g/m2)
9.6.2 B法
処理の手順は,9.4.1.1による。
なお,無機補強材を含む場合は,補強材の単位面積当たりの質量は,受渡当事者間の協定によってもよ
い。
9.6.2.1 けい素樹脂接着剤以外の場合
次のいずれかによって求める。
a) 無機補強材を含まない場合は,次の式によって求める。
m3
Cm 100
2
m m3
m
A
b) 無機補強材を含む場合は,次の式によって求める。
m3 A mg
Cm 100
m2
m3
mm mg
A
――――― [JIS C 2116 pdf 14] ―――――
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C 2116 : 2011
ここに, Cm : マイカ含有率(%)
m2 : 乾燥した試験片の質量(g)
m3 : 電気炉で加熱後の試験片の質量(g)
mm : マイカ含有量(g /m2)
A : 試験片の面積(m2)
mg : 試験片単位面積当たりの無機補強材の質量(g/m2)
9.6.2.2 けい素樹脂接着剤の場合
次のいずれかによって求める。
a) 無機補強材を含まない場合は,次の式によって求める。
(m2 m3 )
Cm 100 100
Br
m2
100
m2 (m2 m3 )
mm
A Br
A
100
b) 無機補強材を含む場合は,次の式によって求める。
(m2 m3 ) A mg
Cm 100 100 100
Br m2
m2
100
m2 (m2 m3 )
mm mg
A Br
A
100
ここに, Cm : マイカ含有率(%)
m2 : 乾燥した試験片の質量(g)
m3 : 電気炉で加熱後の試験片の質量(g)
Br : 接着剤焼却減量(%)
mm : マイカ含有量(g/m2)
A : 試験片の面積(m2)
mg : 試験片単位面積当たりの無機補強材の質量(g/m2)
9.7 がしマイカの大きさ
9.7.1 試験片
試験片の寸法は,シートの場合,300 mm×300 mmとする。テープの場合の試験片及び試験条件は,個
別製品規格の規定による。
9.7.2 試験方法
試験するがしマイカは,試験片を電気炉で加熱し,接着剤を取り除いて取り出す。がしマイカが破
れないようにして機械的に接着剤を取り除いてもよい。
がしマイカの大きさは,図3によって区分けする。
試験するがしマイカを図3に示す区分けの図又は型紙の上に,点0を基点として長辺(線0A)及び短
辺(線0B)に沿って置く。がしマイカの大きさは,試験するがしマイカが覆う点0とその対角の1
点が入る領域によって区分けする。
9.7.3 報告
がしマイカの大きさは,“号”で報告する。
――――― [JIS C 2116 pdf 15] ―――――
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JIS C 2116:2011の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60371-2:2004(MOD)
JIS C 2116:2011の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 2116:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISC2250:2008
- 電気絶縁用マイカ製品通則