JIS C 2323-2:2015 電気用非セルロース紙―第2部:試験方法 | ページ 3

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C 2323-2 : 2015
11.4 結果
水浸液導電率は,次の式によって求める。
K G1G2
ここに, γ : 抽出液の導電率(mS/m)
K : セル定数(m−1)
G1 : 抽出液のコンダクタンス(mS)
G2 : 空試験のコンダクタンス(mS)
測定結果は,その平均値で記録する。ただし,中央値を用いてもよい。
さらに,最大値及び最小値を記録する。

12 水分

12.1 原理
水分は,試料採取時の試験片の質量と,105 ℃±2 ℃のオーブン中で,一定の質量になるまで乾燥した
後の試験片の質量とから求める。
12.2 試験片
試験片は,未調湿の2枚以上の試料から任意の寸法で10 gを超える質量を採取する。
12.3 手順
試験片の質量を±0.05 %の精度の天びんで量る。
試験片を105 ℃±2 ℃のオーブン中で恒量になるまで乾燥する。乾燥剤入りデシケータ中で室温になる
まで冷却した後,質量を量る。
12.4 結果
水分は,次の式によって求める。
W1 W2
M 100 %
W1
ここに, M : 水分
W1 : 試料採取時の試験片質量(g)
W2 : 乾燥後の試験片質量(g)
測定結果は,全試験片の平均値で記録する。ただし,中央値を用いてもよい。
さらに,最大値及び最小値を記録する。

13 灰分

  この試験は,極高温の大気中にさら(曝)された後の試料の減量を測定する。
13.1 原理
灰分は,調湿後の試験片の質量と,650 ℃±5 ℃の電気炉で1時間焼却した後の試験片の質量とから求
める。
13.2 試験片
試験片は,箇条3に従って調湿した試料から1 g5 g採取する。
13.3 手順
試験片の質量を±0.05 %の精度の天びんで量る。
試験片を650 ℃±5 ℃の電気炉で1時間焼却する。乾燥剤入りデシケータ中で室温になるまで冷却した
後,質量を量る。

――――― [JIS C 2323-2 pdf 11] ―――――

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C 2323-2 : 2015
13.4 結果
灰分は,次の式によって求める。
W1 W2
X 100 %
W1
ここに, X : 灰分
W1 : 調湿後の試験片質量(g)
W2 : 焼却後の試験片質量(g)
測定結果は,全試験片の平均値で記録する。

13A 熱的耐久性†

  電気用非セルロース紙の熱的耐久性は,相対温度指数,RTI(Relative Temperature Index)を指標として,
長期熱劣化試験によって求める。
長期熱劣化試験は,材料を幾つかの異なる高温中であらかじめ決めた水準まで劣化させ,終点に至るま
での変化を測定し,回帰分析によって,劣化速度と温度との関係を表すアーレニウスの式を求める。
RTIを新たに求める場合には,RTIが既知の材料(コントロール材料)及びRTIを新たに評価しようと
する材料(キャンディデート材料)を同一の試験条件で劣化させ,双方のアーレニウスの式を比較するこ
とによって,既知の材料に対する相対的な指標として求める。
なお,長期熱劣化試験を実施する際の注意事項は,a) e) とする。
a) 終点の判断は,材料の特性が初期値の50 %に低下した場合とするが,用途によっては,それ以外の適
切な低下度合いを設定できる。
b) 電気用非セルロース紙の熱劣化後の特性評価は,機械的特性を評価する場合には,引張強さ(箇条7
参照)で,電気的特性を評価する場合には,絶縁破壊の強さ(箇条10参照)で実施するが,用途によ
っては,適切な特性測定項目を設定できる。
c) 熱劣化試験は,通常,RTIが既知の材料と,RTIを新たに評価しようとする材料とを同一のオーブン
に入れて実施するが,既知の材料の比較データが存在しない場合,評価しようとする材料のアーレニ
ウス式を求め,100 000時間の外挿をRTIの決定に用いることができる。
d) サンプリングは,RTIが既知の材料及びRTIを新たに評価しようとする材料で,同一のサンプリング
方法を用いなければならない。
e) 熱劣化温度の選定は,4点以上の異なる温度を選ぶ。最低熱劣化温度は,その温度での評価材料の予
想される終点が,5 000時間以上になるように,最高熱劣化温度は,予想される終点が,500時間以上
になるようにする。
注記 詳細は,UL746Bを参照。

――――― [JIS C 2323-2 pdf 12] ―――――

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C 2323-2 : 2015
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS C 2323-2:2015 電気用非セルロース紙−第2部 : 試験方法 IEC 60819-2:2001,Non-cellulosic papers for electrical purposes−Part 2: Methods of
test
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
2A 用語 箇条13Aに関連す − − 追加 箇条13Aの用語の定義を追加。
及び定義 るRTIの定義を
2A.3に追加。
3 試験に 3.2A 加速調湿法を 3 JISとほぼ同じ 追加 IEC規格の調湿条件を一律に 我が国で流通している製品の実
おける一 追加。 情に合わせて,追加を行う。
適用した場合,適切な水分率に
般注意事 ならない試験片が存在するた 国際規格の見直しの際,提案を行
項 め,加速調湿法を追加。 う。
4 厚さ 密度0.5 g/cm3以下 4 JISとほぼ同じ 追加 IEC規格の条件では,密度0.5 我が国で流通している製品の実
の試験片を測定す g/cm3以下の柔らかい試験片を情に合わせて,変更,追加を行う。
る条件を規定。 国際規格の見直しの際,提案を行
測定した場合に,厚さが適切に
測定できない。 う。
5 坪量及 5.2A 密度の計算方 5 JISとほぼ同じ 追加 IEC規格では,密度の計算方法我が国で流通している製品の実
び密度 法を追加。 に関する規定がないため,追 情に合わせて,変更,追加を行う。
加。 国際規格の見直しの際,提案を行
う。
7 引張強 7.1 アラミド紙及び 7 JISとほぼ同じ 追加 アラミド紙及びマイカを充 我が国で流通している製品の実
さ及び伸 マイカを充した 情に合わせて,変更,追加を行う。
したアラミド紙は,厚さと密度
び アラミド紙の測定 国際規格の見直しの際,提案を行
に幅があり,これを同一の試験
C2
条件を追加。 器で測定するための条件を追 う。
32
加。
3-
2 : 2015
2

――――― [JIS C 2323-2 pdf 13] ―――――

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C 2323-2 : 2015
C2
2
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
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番号
-
2
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
: 2
及び題名 の評価
01
8 端部引 8.3 B法としてJIS 8 JISとほぼ同じ 追加 これらの試験方法は,IEC規格我が国で流通している製品の実
5
裂強さ K 7128-2,及び8.4 C 情に合わせて,変更,追加を行う。
には規定されていないが,我が
法としてJIS K 国では広く用いられている。 国際規格の見直しの際,提案を行
7128-3を追加。 う。
9 熱収縮 熱収縮率の原理を 9 JISとほぼ同じ 変更 我が国で流通している製品の実
試験の原理を明確にした説明,
率 追加し,調湿手順を 及び高温での不可逆的な熱収 情に合わせて,変更,追加を行う。
追加。 縮だけを測定する手順を追加 国際規格の見直しの際,提案を行
し,試験内容を変更。 う。
10 絶縁破 10.1 上下直径51 10 JISとほぼ同じ 追加 試験片のばらつきをより多く 我が国で流通している製品の実
壊の強さ mmの円柱電極を使 測定できる方法を採用。 情に合わせて,変更,追加を行う。
用する条件を併記。 国際規格の見直しの際,提案を行
う。
13 灰分 13.2 採取する試料 13 JISとほぼ同じ 変更 10 gを超える試料を採収でき 我が国で流通している製品の実
の重さを変更。 るるつぼは我が国では一般的 情に合わせて,変更,追加を行う。
でないため,変更。 国際規格の見直しの際,提案を行
う。
13A 熱的 箇条13Aを追加。 − − 追加 非セルロース紙の熱的耐久性 我が国の市場の実情に合わせて
耐久性 は使用者が求める重要な要求 いるが,将来的にはIECの普及を
待って,製品の実情に合わせて
事項の一つであるため,その測
定法を明確にし,追加。 IEC(JIS C 2143規格群)を採用
することが望ましい。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : IEC 60819-2:2001,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加·················· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更·················· 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD··············· 国際規格を修正している。

JIS C 2323-2:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60819-2:2001(MOD)

JIS C 2323-2:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 2323-2:2015の関連規格と引用規格一覧