JIS C 2560-3:2016 フェライト磁心―第3部:寸法及び外観異常

JIS C 2560-3:2016 規格概要

この規格 C2560-3は、主としてインダクタンスをもつ電子部品に用いるフェライト磁心の寸法及び外観異常(形状及び用語)について規定。寸法は,産業界で広く用いる磁心に対して包括して規定。異常の正確な位置を図示するとともにその名称を規定。

JISC2560-3 規格全文情報

規格番号
JIS C2560-3 
規格名称
フェライト磁心―第3部 : 寸法及び外観異常
規格名称英語訳
Cores made of ferrite -- Part 3:Dimensions and surface irregularities
制定年月日
2016年12月20日
最新改正日
2016年12月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60401-1:2002(MOD), IEC 60401-2:2009(MOD), IEC 60424-1:2015(MOD), IEC 62317-1:2007(MOD)
国際規格分類

ICS

29.100.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電子 III-1 2020, 電子 III-2 2020
改訂:履歴
2016-12-20 制定
ページ
JIS C 2560-3:2016 PDF [25]
                                                                                 C 2560-3 : 2016

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  3.1 形状に関する用語・・・・[2]
  •  3.2 磁心部及び表面の位置並びに機能に関する用語・・・・[2]
  •  3.3 外形及び外観の異常に関する用語・・・・[3]
  •  4 寸法・・・・[14]
  •  4.1 一般事項・・・・[14]
  •  4.2 リング形磁心の寸法記号・・・・[14]
  •  4.3 リング形磁心以外の磁心の寸法記号・・・・[14]
  •  5 外観異常・・・・[18]
  •  5.1 一般事項・・・・[18]
  •  5.2 用語の表現例・・・・[18]
  •  6 目視検査における面積及び長さの基準・・・・[19]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[22]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 2560-3 pdf 1] ―――――

C 2560-3 : 2016

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS C 2560の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 2560-1 第1部 : 通則
JIS C 2560-2 第2部 : 試験方法
JIS C 2560-3 第3部 : 寸法及び外観異常
JIS C 2560-3-1 第3-1部 : 寸法及び外観−E形フェライト磁心

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 2560-3 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 2560-3 : 2016

フェライト磁心−第3部 : 寸法及び外観異常

Cores made of ferrite-Part 3: Dimensions and surface irregularities

序文

  この規格は,2002年に第1版として発行されたIEC 60401-1,2009年に第2版として発行されたIEC
60401-2,2015年に第2版として発行されたIEC 60424-1及び2007年に第1版として発行されたIEC 62317-1
を基とし,構成を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格と対応国際規格との対比を附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,主としてインダクタンスをもつ電子部品に用いるフェライト磁心(以下,磁心という。)の
寸法及び外観異常(形状及び用語)について規定する。
寸法は,産業界で広く用いる磁心に対して包括して規定する。
外観異常に関する用語及び定義は,視覚的理解ができるように図によって例示する。また,異常の正確
な位置を図示するとともにその名称を規定する。
この規格は,JIS C 2560-3規格群で用いる用語の定義及び寸法の記号についての共通的なものとして規
定したものであり,判定基準を示したものではない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60401-1:2002,Terms and nomenclature for cores made of magnetically soft ferrites−Part 1: Terms
used for physical irregularities
IEC 60401-2:2009,Terms and nomenclature for cores made of magnetically soft ferrites−Part 2:
Reference of dimensions
IEC 60424-1:2015,Ferrite cores−Guidelines on the limits of surface irregularities−Part 1: General
specification
IEC 62317-1:2007,Ferrite cores−Dimensions−Part 1: General specification(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規定の一部を構成する。これらの引用規
格は記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。
JIS C 2560-1:2014 フェライト磁心−第1部 : 通則
注記 対応国際規格 : IEC 60401-2:2009,Terms and nomenclature for cores made of magnetically soft
ferrites−Part 2: Reference of dimensions,IEC 60401-3:2003,Terms and nomenclature for cores

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2
C 2560-3 : 2016
made of magnetically soft ferrites−Part 3: Guidelines on the format of data appearing in
manufacturers' catalogues of transformer and inductor cores,IEC 61332:2005,Soft ferrite material
classification,IEC 61333:1996,Marking on U and E ferrite cores
JIS C 2569:1998 リング形フェライト磁心
注記 対応国際規格 : IEC 61604:1997,Dimensions of uncoated ring cores of magnetic oxides

3 用語及び定義

  主な用語及び定義は,次による。

3.1 形状に関する用語

  形状は,一般に,3.1.13.1.4に分類する。
3.1.1
外形(profile)
形状の輪郭を構成する線又は表面で,通常,平面上に描くことができる側面。
3.1.2
エッジ(edge)
急に斜面が切り替わる二つの隣り合う平面(内側又は外側)間の線。
3.1.3
コーナー(corner)
三つ以上の平面(内側又は外側)が接する点。
3.1.4
壁(wall)
垂直な内側又は外側の表面,上面及び底面,背面及び前面など二つの端部の間から生じる側面。

3.2 磁心部及び表面の位置並びに機能に関する用語

  磁心部及び表面の位置並びに機能に関する用語は,一般に,3.2.13.2.10に分類する。
3.2.1
接合面(mating surface)
磁心を二つ組み合わせた場合の合せ面。
注記 接合面は,磁心によって導かれる主な磁束(漏れ磁束を除く。)が横切る表面で,通常,磁心ど
うしの接合面に生じる空隙の発生を低減するために研磨する。接合面の凹凸は,磁気回路全体
の特性に及ぼす主要因となる。
3.2.2
中脚(centre post)
巻線によって発生する全磁束が通過する磁心の中心部。
注記 中脚は,磁心における最も重要な部位であり,一般に円形(センターポールともいう。),又は
四角形(センターレッグともいう。)である。
3.2.3
外脚(outer leg)
磁心の中心部である中脚を取り囲む外側の壁(例えば,ポット形磁心)又は外側の脚(例えば,E形磁
心)。
注記 主な機能は,中脚の磁束を誘導して閉磁路を形成することにある。

――――― [JIS C 2560-3 pdf 4] ―――――

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C 2560-3 : 2016
3.2.4
底面及び底板面(back wall and back surface)
中脚と外脚とをつなぐ面及び板面。
注記 底板は,外脚と同様の磁気的機能をもっている。底板には,線材スロット部及び線材引出し部
を含む場合があり,巻線又は絶縁の要求によって形及び寸法を選定できる。底板は磁心の固定
に用いる。底板面は,接合面が平行で平滑になるように研磨する場合の基準面になる。
3.2.5
研磨面(ground surface)
研磨によって平滑化加工を施した面。
3.2.6
非研磨面(un-ground surface)
いかなる平滑化加工も施していない面。
3.2.7
磁気的不活性な表面(magnetically passive surface)
磁気的に活性な(磁気的な励起が強い)面以外の面。例えば,壁及び底面がこの面に相当する。
注記 磁気的不活性な表面の異常(欠陥)も磁心の特性に悪い影響を及ぼすことがある。
3.2.8
リード線用開口部(wire-slot area)
外脚側面部に設けた開口部。
3.2.9
リード線引出し部(wire-way area)
底板表面に位置するリード線引出し用の溝。
3.2.10
留め具用溝部(clamping recess area)
底板に設けた留め金具を取り付けるための溝。

3.3 外形及び外観の異常に関する用語

  外形及び外観の異常は,3.3.13.3.3に分類する。
3.3.1
表面の異常(surface irregularities)
表面,エッジ及びコーナー部の意図しない状態又は外観。
注記1 表面の異常が大きすぎる場合,部品の輪郭及び表面を変形させてしまうことがある。この場
合は,形状の異常に分類する。
注記2 標準化された磁心シリーズのそれぞれの仕様書は,磁心各部分及び全ての表面上の異常につ
いて,その限度基準を明記する必要がある。限度基準は,磁心の寸法に応じて異常の種別に
数値を図表によって確認することができる。
3.3.1.1
欠け(chip)
取扱い又は研磨する場合,物理的衝撃によって引き起こされた表面部分の欠落。
注記1 欠けは,発生部位によって,3.3.1.1.13.3.1.1.5に分類する。ほとんどの場合,欠けは表面の
エッジ部に発生している。

――――― [JIS C 2560-3 pdf 5] ―――――

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JIS C 2560-3:2016の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60401-1:2002(MOD)
  • IEC 60401-2:2009(MOD)
  • IEC 60424-1:2015(MOD)
  • IEC 62317-1:2007(MOD)

JIS C 2560-3:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 2560-3:2016の関連規格と引用規格一覧

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