JIS C 3216-5:2019 巻線試験方法―第5部:電気的特性

JIS C 3216-5:2019 規格概要

この規格 C3216-5は、巻線に用いる各種エナメル銅線,エナメルアルミニウム線,横巻銅線及び横巻アルミニウム線の電気的特性の試験方法について規定。

JISC3216-5 規格全文情報

規格番号
JIS C3216-5 
規格名称
巻線試験方法―第5部 : 電気的特性
規格名称英語訳
Winding wires -- Test methods -- Part 5:Electrical properties
制定年月日
2011年3月22日
最新改正日
2019年2月20日
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対応国際規格

ISO

IEC 60851-5:2011(MOD)
国際規格分類

ICS

29.060.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2011-03-22 制定日, 2015-10-20 確認日, 2019-02-20 改正
ページ
JIS C 3216-5:2019 PDF [26]
                                                                                 C 3216-5 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  2A 一般事項・・・・[1]
  •  3 導体抵抗・・・・[1]
  •  4 絶縁破壊・・・・[2]
  •  4.1 概要・・・・[2]
  •  4.2 試験装置・・・・[2]
  •  4.3 エナメル丸線(金属シリンダ法)・・・・[3]
  •  4.4 公称導体径0.100 mmを超え2.500 mm以下の,グレード1からグレード3のエナメル丸線・・・・[4]
  •  4.5 公称導体径2.500 mmを超えるエナメル丸線(金属粒法)・・・・[5]
  •  4.6 繊維巻丸線・・・・[6]
  •  4.7 平角線・・・・[7]
  •  5 均一性(エナメル丸線及びテープ巻丸線に適用)・・・・[8]
  •  5.1 概要・・・・[8]
  •  5.2 低電圧均一性(公称導体径0.050 mm以下,グレード1からグレード3)・・・・[8]
  •  5.3 高電圧均一性(公称導体径0.050 mmを超え1.600 mm以下,グレード1からグレード3及び公称導体径0.035 mmを超え1.600 mm以下,グレードFIW3からFIW9)・・・・[9]
  •  5.4 インライン高電圧均一性(公称導体径0.035 mmを超え1.600 mm以下の,グレードFIW3からFIW9)・・・・[13]
  •  6 誘電正接(エナメル線及びより線に適用)・・・・[15]
  •  6.1 概要・・・・[15]
  •  6.2 試験装置・・・・[15]
  •  6.3 試験片・・・・[16]
  •  6.4 試験手順・・・・[16]
  •  6.5 結果・・・・[16]
  •  7 ピンホール試験・・・・[16]
  •  附属書A(参考)誘電正接の温度特性測定法・・・・[18]
  •  附属書JA(規定)代替試験方法・・・・[21]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[24]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 3216-5 pdf 1] ―――――

C 3216-5 : 2019

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
電線工業会(JCMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。これによって,JIS C 3216-5:2011は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS C 3216の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 3216-1 第1部 : 全般事項
JIS C 3216-2 第2部 : 寸法
JIS C 3216-3 第3部 : 機械的特性
JIS C 3216-4 第4部 : 化学的特性
JIS C 3216-5 第5部 : 電気的特性
JIS C 3216-6 第6部 : 熱的特性

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――――― [JIS C 3216-5 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 3216-5 : 2019

巻線試験方法−第5部 : 電気的特性

Winding wires-Test methods-Part 5: Electrical properties

序文

  この規格は,2011年に第4.1版として発行されたIEC 60851-5を基とし,市場にIEC整合規格としての
コンセンサスが得られるまでの措置として,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所及び附属書JAは,対応国際規格にはない事項
である。変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,巻線に用いる各種エナメル銅線,エナメルアルミニウム線,横巻銅線及び横巻アルミニウ
ム線の電気的特性の試験方法について規定する。
注記1 対応国際規格の試験方法の全般事項についての規定は,箇条2Aに移した。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60851-5:2011,Winding wires−Test methods−Part 5: Electrical properties(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 2320 電気絶縁油
JIS C 3216-1 巻線試験方法−第1部 : 全般事項
注記 対応国際規格 : IEC 60851-1,Winding wires−Test methods−Part 1: General

2A 一般事項

  試験方法の全般事項については,JIS C 3216-1による。電気的特性に関する要求事項は,この規格を引
用する個別規格で規定する。
絶縁破壊(箇条4)及び均一性(箇条5)の試験方法は,受渡当事者間の協定によって,附属書JAによ
ってもよい。

3 導体抵抗

  導体抵抗は,精度0.5 %以上の測定器を用いて,20 ℃での導体1 m当たりの直流抵抗値で表す。
より線は,測定前に両端末をはんだ付けする。破断点が多すぎるかどうか確認するため,導体抵抗を測

――――― [JIS C 3216-5 pdf 3] ―――――

2
C 3216-5 : 2019
定するときには,正確に測定できるように10 mのより線を用いる。
20 ℃以外の温度tで抵抗を測定した場合,20 ℃での抵抗値R20は次の式を用いて算出する。
Rt
R20=
1+α(t−20)
ここに, t : 測定時の摂氏温度(℃)
α : 温度係数(K−1)
Rt : 温度tで測定した抵抗値
温度範囲が1525 ℃の場合は,次の温度係数を用いる。
銅 : α=3.96×10−3(K−1)
アルミニウム : α=4.07×10−3(K−1)
試験は1回行い,導体抵抗を記録する。

4 絶縁破壊

4.1 概要

  絶縁破壊の試験電圧は,50 Hz又は60 Hzの正弦波の交流電圧とし,0 Vから,表1に示す均一な速度で
昇圧し,絶縁破壊するまで増加させる。
表1−昇圧速度
絶縁破壊電圧 昇圧速度
V V/s
を超え 以下
− 500 20
500 2500 100
2500 − 500

4.2 試験装置

  試験装置は,次による。
− 試験装置の変圧器。定格容量500 VA以上で,試験中に波高率が1.341.48で,かつ,ひずみのない
正弦波電圧が供給できるものとする。
− 試験電源。最大電圧降下が2 %で,5 mAの電流を供給できるものとする。
− 絶縁破壊を検知する回路。電流が5 mA以上流れた場合,作動する。
− 規定する速度で試験電圧を上昇できる装置
− 強制循環恒温槽
− 直径25±1 mm又は表2.2に規定する直径のよく磨かれた金属シリンダ。試験片を図1のように取り
付け,電気的に接続する。
− 図2に示す試験機。この試験機でサンプル長125 mmの2個より試験片を作製し,絶縁破壊試験を行
う。
− 厚さ約0.02 mm,12 mm幅の感圧性テープ。テープには,6 mm幅の金属はくを貼り付ける。
− ステンレス鋼又はニッケルめっき鋼の金属粒を入れた容器。金属粒の直径は2 mm以下とする。金属
粒は,定期的に適切な方法で洗浄する。
− 直径80±3 mm,直径50±2 mm及び直径25±1 mmの金属マンドレル

――――― [JIS C 3216-5 pdf 4] ―――――

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C 3216-5 : 2019

4.3 エナメル丸線(金属シリンダ法)

4.3.1  公称導体径0.100 mm以下のグレード1からグレード3
試験は,直径25±1 mmのシリンダを用いて行う。一方の端末の皮膜を除去した直線状の試験片を図1
に示すように上方の端子に接続し,シリンダに1回巻き付ける。試験片とシリンダとが密着するように,
試験片の下端に表2.1に規定する張力を加える。
1 試験片
2 絶縁材料
3 接続端子
4 シリンダ
図1−絶縁破壊試験におけるシリンダ及び試験片の配置
表2.1−張力
公称導体径 張力
mm N
を超え 以下
− 0.018 0.013
0.018 0.020 0.015
0.020 0.022 0.020
0.022 0.025 0.025
0.025 0.028 0.030
0.028 0.032 0.040
0.032 0.036 0.050
0.036 0.040 0.060
0.040 0.045 0.080
0.045 0.050 0.100
0.050 0.056 0.120
0.056 0.063 0.150
0.063 0.071 0.200
0.071 0.080 0.250
0.080 0.090 0.300
0.090 0.100 0.400
試験電圧を4.1に従って,シリンダと導体との間に印加する。試験は室温で行う。試験は5個の試験片
で行い,それぞれの絶縁破壊電圧値を記録する。
受渡当事者間の協定によって,試験片の公称導体径に対して加える張力を変更することができる。

――――― [JIS C 3216-5 pdf 5] ―――――

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JIS C 3216-5:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60851-5:2011(MOD)

JIS C 3216-5:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 3216-5:2019の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC2320:1999
電気絶縁油
JISC3216-1:2011
巻線試験方法―第1部:全般事項