JIS C 3406:1993 自動車用低圧電線

JIS C 3406:1993 規格概要

この規格 C3406は、自動車に使用するビニル絶縁低圧電線について規定。

JISC3406 規格全文情報

規格番号
JIS C3406 
規格名称
自動車用低圧電線
規格名称英語訳
Low-voltage cables for automobiles
制定年月日
1954年3月31日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

29.060.10, 43.040.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
自動車 II 2020
改訂:履歴
1954-03-31 制定日, 1957-03-29 改正日, 1960-03-15 確認日, 1963-03-01 確認日, 1965-08-01 改正日, 1968-11-01 確認日, 1971-04-01 改正日, 1974-04-01 確認日, 1977-04-01 確認日, 1978-02-01 改正日, 1983-05-01 確認日, 1987-05-01 改正日, 1993-03-01 改正日, 1998-06-20 確認日, 2003-09-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS C 3406:1993 PDF [6]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 3406-1993

自動車用低圧電線

Low-voltage cables for automobiles

1. 適用範囲 この規格は,自動車に使用するビニル絶縁低圧電線(以下,電線という。)について規定す
る。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS C 3005 ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法
JIS C 3102 電気用軟銅線
JIS K 2203 灯油
JIS K 2215 内燃機関用潤滑油
JIS R 6251 研摩布
JIS Z 8721 色の表示方法−三属性による表示方法
2. 記号 電線の記号はAV(1)とする。
注(1) は自動車用低圧電線,Vはビニルを表す。
3. 特性 特性は,6.によって試験を行ったとき,表1のとおりとする。
表1 特性
項目 特性 試験方法
適用箇条
導体抵抗 付表1の値以下 6.2
耐電圧 スパーク 5 000Vに0.15秒間以上耐えること 6.3(1)
水中 1 000Vに1分間耐えること 6.3(2)
絶縁体の 引張強さ 16MPa以上 6.4
引張り 伸び 125%以上 6.4
耐油 6.5
50℃の油中に20時間浸し,屈曲後1 000V
に1分間耐えること
耐熱 120℃,120時間加熱屈曲後1 000Vに1分6.6
間耐えること
低温 −40℃,3時間冷却屈曲後1 000Vに1分 6.7
間耐えること
難燃 燃焼後15秒以内で炎が自然に消えること 6.8
摩耗 表7の最小摩耗抵抗以上 6.9
4. 材料,構造及び加工方法 材料,構造及び加工方法は,付表1及び次の各項による。
(1) 導体 導体は,JIS C 3102に規定する軟銅線をより合わせたものとする。必要によって導体上に紙テ

――――― [JIS C 3406 pdf 1] ―――――

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C 3406-1993
ープを巻いてもよい。
(2) 絶縁体 絶縁体は,(1)の導体の上にビニルを導体と同心円状に被覆する。絶縁体の厚さは付表1の値
の90%以上とし,最小厚さは付表1の値の80%以上でなければならない。
5. 電線の色別 電線に使用する色の記号及び標準は,表2のとおりとする。電線の色別は,地色及びマ
ーキングの色によって,その使用順位は,表3のとおりとする。
表2 色の記号と標準
色名 色記号 色の標準(2)
黒 B N2
白 W N9
赤 R 5R4/12
緑 G 7.5G4/6
黄 Y 7.5Y9/8
茶色 Br 5YR4/4
青 L 5PB4/12
若葉色 Lg 5G7/6
注(2) 色の標準はJIS Z 8721による。
表3 色別使用順位
色別使用順位(3)
1 2 3 4 5 6
B BW BY BR − −
W WR WB WL WY WG
R RW RB RY RG RL
G GW GR GY GB GL
Y YR YB YG YL YW
Br BrW BrR BrY BrB −
L LW LR LY LB −
Lg LgR LgY LgB LgW −
注(3) 色別が2色から構成されるものは,第1の色が電線の地
色を示し,第2の色がマーキングの色を示すものとす
る。
例 BWは,地色BにマーキングWがあることを示す。
6. 試験方法
6.1 構造 構造は,JIS C 3005の5.(構造)による。
6.2 導体抵抗 導体抵抗は,JIS C 3005の6.(導体抵抗)による。ただし,抵抗値は,1mに対する値に
換算する。
6.3 耐電圧 耐電圧は,次によって行う。
(1) スパーク スパークは,JIS C 3005の8.(3)(スパーク)による。
(2) 水中 水中は,(1)のスパークを行った後長さ約600mmの試料をとり,両端約25mmの絶縁体をはぎ
とり,その部分を互いにより合わせ,図1のように試料中央部300mmを5%塩水中に浸す。

――――― [JIS C 3406 pdf 2] ―――――

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5時間そのままの状態で保持後,導体と大地間に50Hz又は60Hzの正弦波に近い波形の交流電圧を
加え,これを1 000Vまで徐々に上昇させた後,1分間これに耐えるかどうかを調べる。
図1 水中試験図例
6.4 絶縁体の引張り 絶縁体の引張りは,JIS C 3005の18.(絶縁体及びシースの引張り)による。
6.5 耐油 耐油は,長さ約600mmの試料をとり,その両端40mmを残して図2のように50±2℃のJIS K
2215に規定する13種の1号潤滑油とJIS K 2203に規定するもの,又はこれと同等以上の油との等量混
合油中に20時間浸した後取り出し,常温になるまで放冷した後,表4に示す径をもつ円筒のまわりに巻き
付け,6.3(2)によって行う。
図2 耐油試験図例
表4 耐油試験用円筒
呼び 円筒の径 mm
1.250.5f 75
82 150
10015 255
6.6 耐熱 耐熱は,長さ約600mmの試料をとり,その両端25mmの絶縁体をはぎとり,両端各々の導体
部に表5のおもりを加え,図3のように水中に保持した表5に示す径の円筒に振り分けてつるす。そのま
まの状態で120±2℃の流通空気中で120時間加熱する。加熱後常温になるまで放冷した後,表5に示す径
の円筒のまわりに加熱時の屈曲と反対方向に巻き付け,6.3(2)によって行う。

――――― [JIS C 3406 pdf 3] ―――――

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C 3406-1993
表5 耐熱試験用円筒とおもり
呼び 円筒の径 mm おもりの質量 g
0.850.5f 115 450
21.25f 165
3 1 350
85 255
4015 2 700
10050 4 500
図3 耐熱試験図例
6.7 低温 低温は,適当な長さの試料をとり−40±2℃の低温槽内に3時間保持した後,低温槽内で表6
に示す径の円筒に約10秒間で図4のように180度屈曲した後,低温槽から取り出し,次に6.3(2)によって
行う。
表6 低温試験用円筒
呼び 円筒の径 mm
1.250.5f 75
82 150
3015 255
10040 455
図4 低温試験図例
6.8 難燃 難燃は,JIS C 3005の28.(難燃)による。試験方法は,JIS C 3005の28.2(1)(水平試験)に
よる。
6.9 摩耗 摩耗は,長さ約900mmの試料をとりJIS R 6251に規定する150番Gの摩耗テープに接する
ように,図5のように試料を固定し,表7のおもりを加え,1 500mm/minの速さでテープを移動し,導体
とテープが接触するまでのテープの長さを読み取る。
1か所の測定を行った後,試料を25mm移動し,時計方向に90度回転させて固定し,上記の試験を行う。
このようにして1試料に対して8個の測定値を読み取り,平均値を求める。次に,8個の測定値のうち平
均値以下の測定値を再平均し,この値を摩耗抵抗値とする。

――――― [JIS C 3406 pdf 4] ―――――

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C 3406-1993
図5 耐摩耗試験図例
表7 耐摩耗試験の条件
呼び 最小摩耗抵抗 mm おもりの質量 g
0.5, 0.5f 457 450
0.85, 0.75f 535
1.25, 1.25f 560
2 305 1 350
3 410
5 510
8 635
15 1 900
20 750
8030 3 430
100 4 570
7. 検査 検査は,6.の試験方法によって,次の項目について行い,3.,4.及び5.の規定に適合しなければ
ならない。ただし,(4)(9)は,受渡当事者間の協定によって,その一部又は全部を省略することができる。
(1) 構造
(2) 導体抵抗
(3) 耐電圧
(a) スパーク
(b) 水中
(4) 絶縁体の引張り
(5) 耐油
(6) 耐熱
(7) 低温
(8) 難燃
(9) 摩耗
8. 包装 包装は,1条ずつドラム巻き又はたば巻きとし,運搬中損傷しないように適切な方法で行う。
9. 製品の呼び方 製品の呼び方は,名称,公称断面積及び色,又は記号,公称断面積及び色記号による。

――――― [JIS C 3406 pdf 5] ―――――

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JIS C 3406:1993の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 3406:1993の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC3005:2014
ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法
JISC3102:1984
電気用軟銅線
JISK2203:2009
灯油
JISK2215:1993
内燃機関用潤滑油
JISK8721:1995
p-ニトロフェノール(試薬)
JISR6251:2006
研磨布