この規格ページの目次
9
C 3663-4 : 2021
5.2 定格電圧
定格電圧は,450/750 Vとする。
5.3 構造
5.3.1 導体
線心数は,1心,2心,3心,4心又は5心とする。
導体は,JIS C 3664のクラス5の要求事項による。素線は,めっきなし又はすずめっきありのいずれか
とする。
5.3.2 セパレータ
各導体の上に適切な材料のセパレータを施してもよい。
5.3.3 絶縁体
絶縁体は,各導体上にタイプIE 4のエチレンプロピレンゴム又はこれと同等の合成ゴムコンパウンドを
被覆する。また,絶縁体は,押出し被覆したものとする。絶縁体の厚さは,表5の2欄による。
5.3.4 ゴム引布テープ
4 mm2を超える公称断面積の導体をもつ線心では,ケーブルの各線心上にゴム引布テープを施すか否か
は任意とし,施す場合は1 mm以上重ね巻きしたものとする。
テープは,絶縁体に損傷を与えないように,離できなければならない。
5.3.5 線心及び介在物のより合わせ
線心は,互いにより合わせたものとする。また,中心に介在物を用いてもよい。
大きい公称断面積の導体をもつ線心で,完成品にしたときに線心間の外側の隙間がないようにする場合,
シースを施す前に,線心のより合わせ上に繊維テープを施してもよい。
5.3.6 シース
シース厚さは,表5の3欄,4欄及び5欄による。シースは,5.3.6.1又は5.3.6.2の材料を被覆したもの
とする。
5.3.6.1 単心ケーブル
1層シース : タイプSE 4クロロプレンゴム又はこれと同等の合成ゴムコンパウンド。
5.3.6.2 多心ケーブル
a) 断面積が10 mm2以下の場合
1層シース : タイプSE 4クロロプレンゴム又はこれと同等の合成ゴムコンパウンド。
b) 断面積が10 mm2を超える場合
1層シース : タイプSE 4クロロプレンゴム又はこれと同等の合成ゴムコンパウンド。
2層シース : 内層は,タイプSE 3天然ゴム又はこれと同等の合成ゴムコンパウンド。
――――― [JIS C 3663-4 pdf 11] ―――――
10
C 3663-4 : 2021
外層は,タイプSE 4クロロプレンゴム又はこれと同等の合成ゴムコンパウンド。
c) シースの充
a)及びb)の場合,1層シース又は2層シースの内層は,線心間の隙間を充する。また,シースは,
線心のより合わせ上に損傷を与えないように,離できなければならない。
5.3.7 仕上外径
平均仕上外径は,表5の6欄及び7欄に示す範囲内とする。
5.4 試験
5.3の要求事項への適合性は,検査及び表6の試験によって確認する。
低温試験は,公称断面積16 mm2以下の導体のケーブルについて適用する。
耐燃性試験は,表6の項目7 耐燃性試験によって行い,炎を取り去った後,60秒以内で自然に消えるこ
とを確認する。
5.5 使用指針
通常の使用状態における導体最高温度は,60 ℃とする。
注記 他の指針は,検討中。
――――― [JIS C 3663-4 pdf 12] ―――――
11
C 3663-4 : 2021
表5−タイプ60245 IEC 66の寸法
1 2 3 4 5 6 7
線心数 絶縁体厚 シース厚さ規定値 平均仕上外径a)
(本)及び さ規定値 1層 2層 下限 上限
公称断面積 内層 外層
mm2 mm mm mm mm mm mm
1×1.5 0.8 1.4 − − 5.7 7.1
1×2.5 0.9 1.4 − − 6.3 7.9
1×4 1.0 1.5 − − 7.2 9.0
1×6 1.0 1.6 − − 7.9 9.8
1×10 1.2 1.8 − − 9.5 11.9
1×16 1.2 1.9 − − 10.8 13.4
1×25 1.4 2.0 − − 12.7 15.8
1×35 1.4 2.2 − − 14.3 17.9
1×50 1.6 2.4 − − 16.5 20.6
1×70 1.6 2.6 − − 18.6 23.3
1×95 1.8 2.8 − − 20.8 26.0
1×120 1.8 3.0 − − 22.8 28.6
1×150 2.0 3.2 − − 25.2 31.4
1×185 2.2 3.4 − − 27.6 34.4
1×240 2.4 3.5 − − 30.6 38.3
1×300 2.6 3.6 − − 33.5 41.9
1×400 2.8 3.8 − − 37.4 46.8
2×1 0.8 1.3 − − 7.7 10.0
2×1.5 0.8 1.5 − − 8.5 11.0
2×2.5 0.9 1.7 − − 10.2 13.1
2×4 1.0 1.8 − − 11.8 15.1
2×6 1.0 2.0 − − 13.1 16.8
2×10 1.2 3.1 − − 17.7 22.6
2×16 1.2 3.3 1.3 2.0 20.2 25.7
2×25 1.4 3.6 1.4 2.2 24.3 30.7
3×1 0.8 1.4 − − 8.3 10.7
3×1.5 0.8 1.6 − − 9.2 11.9
3×2.5 0.9 1.8 − − 10.9 14.0
3×4 1.0 1.9 − − 12.7 16.2
3×6 1.0 2.1 − − 14.1 18.0
3×10 1.2 3.3 − − 19.1 24.2
3×16 1.2 3.5 1.4 2.1 21.8 27.6
3×25 1.4 3.8 1.5 2.3 26.1 33.0
3×35 1.4 4.1 1.6 2.5 29.3 37.1
3×50 1.6 4.5 1.8 2.7 34.1 42.9
3×70 1.6 4.8 1.9 2.9 38.4 48.3
3×95 1.8 5.3 2.1 3.2 43.3 54.0
4×1 0.8 1.5 − − 9.2 11.9
4×1.5 0.8 1.7 − − 10.2 13.1
4×2.5 0.9 1.9 − − 12.1 15.5
4×4 1.0 2.0 − − 14.0 17.9
4×6 1.0 2.3 − − 15.7 20.0
4×10 1.2 3.4 − − 20.9 26.5
4×16 1.2 3.6 1.4 2.2 23.8 30.1
4×25 1.4 4.1 1.6 2.5 28.9 36.6
――――― [JIS C 3663-4 pdf 13] ―――――
12
C 3663-4 : 2021
表5−タイプ60245 IEC 66の寸法(続き)
1 2 3 4 5 6 7
線心数及び 絶縁体厚 シース厚さ規定値 平均仕上外径a)
公称断面積 さ規定値 1層 2層 下限 上限
内層 外層
mm2 mm mm mm mm mm mm
4×35 1.4 4.4 1.7 2.7 32.5 41.1
4×50 1.6 4.8 1.9 2.9 37.7 47.5
4×70 1.6 5.2 2.0 3.2 42.7 54.0
4×95 1.8 5.9 2.3 3.6 48.4 61.0
4×120 1.8 6.0 2.4 3.6 53.0 66.0
4×150 2.0 6.5 2.6 3.9 58.0 73.0
5×1 0.8 1.6 − − 10.2 13.1
5×1.5 0.8 1.8 − − 11.2 14.4
5×2.5 0.9 2.0 − − 13.3 17.0
5×4 1.0 2.2 − − 15.6 19.9
5×6 1.0 2.5 − − 17.5 22.2
5×10 1.2 3.6 − − 22.9 29.1
5×16 1.2 3.9 1.5 2.4 26.4 33.3
5×25 1.4 4.4 1.7 2.7 32.0 40.4
注a) 平均仕上外径の上下限値は,IEC 60719によって計算した値。
表6−タイプ60245 IEC 66の試験
1 2 3 4
項目 試験 試験の 試験方法a) 試験方法JIS
No. 種類 JIS C の適用箇条
1 電気試験
1.1 導体抵抗 T,S 3663-2 2.1
1.2 線心耐電圧試験(2 500 V) T 3663-2 2.3
1.3 T,S
完成品ケーブルの耐電圧試験(2 500 V) 3663-2 2.2
2 構造及び寸法特性の規定
2.1 構造の適合性の確認 T,S 3663-1 目視検査及び
手触り試験
2.2 絶縁体厚さの測定 T,S 3663-2 1.9
2.3 シース厚さの測定 T,S 3663-2 1.10
2.4 仕上外径の測定
2.4.1 平均値 T,S 3663-2 1.11
2.4.2 真円度 T,S 3663-2 1.11
3 絶縁体の機械的特性
3.1 老化前の引張試験 T 3660-501 4.2
3.2 老化後の引張試験 T 3663-2 箇条4
3.3 空気加圧での老化後の引張試験 T 3660-412 箇条4
3.4 ホットセット試験 T 3660-507 箇条4
3.5 オゾン試験 T 3660-403 箇条4
4 シースの機械的特性
4.1 老化前の引張試験 T 3660-501 4.3
4.2 老化後の引張試験 T 3660-501 4.3
4.3 浸油後の引張試験 T 3660-404 箇条4
4.4 ホットセット試験 T 3660-507 箇条4
――――― [JIS C 3663-4 pdf 14] ―――――
13
C 3663-4 : 2021
表6−タイプ60245 IEC 66の試験(続き)
1 2 3 4
項目 試験 試験の 試験方法a) 試験方法JIS
No. 種類 JIS C の適用箇条
5 完成品ケーブルの機械的強度
5.1 曲げ試験後の水中耐電圧試験
2心以下の完成品ケーブル(2 000 V) T 3663-2 3.1及び2.2
2心を超えるケーブルの線心(2 000 V) T 3663-2 3.1及び2.3
6 低温試験(5.4参照)
6.1 シースの低温巻付試験 T 3660-504 4.3
6.2 シースの低温伸び試験b) T 3660-505 4.3
7 耐燃性試験 T 3005 4.26.2 a)
注記1 引用規格(JIS C 3660規格群)の番号体系を最新版に変更した。JIS C 3660規格群の
新旧対応表は,JIS C 3660-100:2019の附属書Aを参照。
注記2 試験の種類の,Tは形式試験を,Sは抜取試験を示している。
注a) 引用する試験規格は,1.2に記載する年の版を適用する。
注b) ケーブルの仕上外径が試験方法の規定限界を超えた場合にだけ試験する。
6 クロロプレン又はこれと同等の合成ゴムシース装飾電灯器具用ケーブル
6.1 記号
記号は,次のいずれかとする。
− 丸形ケーブルは,60245 IEC 58
− 平形ケーブルは,60245 IEC 58f
6.2 定格電圧
定格電圧300/500 Vとする。
6.3 構造
6.3.1 導体
線心数は,1心又は2心とする。
導体は,JIS C 3664のクラス5の要求事項による。素線は,めっきなし又はすずめっきありのいずれか
とする。
6.3.2 セパレータ
各導体上に適切な材料のセパレータを施してもよい。
6.3.3 絶縁体
絶縁体は,各導体上にタイプIE 4のエチレンプロピレンゴム又はこれと同等の合成ゴムコンパウンドを
被覆する。また,絶縁体は,押出し被覆したものとする。絶縁体の厚さは,表7の2欄による。
――――― [JIS C 3663-4 pdf 15] ―――――
次のページ PDF 16
JIS C 3663-4:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60245-4:2011(MOD)
JIS C 3663-4:2021の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 3663-4:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC3663-8:2010
- 定格電圧450/750V以下のゴム絶縁ケーブル―第8部:高可とう性コード
- JISC3664:2007
- 絶縁ケーブルの導体