JIS C 4034-1:1999 回転電気機械―第1部:定格及び特性 | ページ 4

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C 4034-1 : 1999 (IEC 60034 : 1996)
図8 変速度反復負荷連続使用−S8

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C 4034-1 : 1999 (IEC 60034 : 1996)
図9 不規則な負荷及び速度変化を伴う使用−S9

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C 4034-1 : 1999 (IEC 60034 : 1996)
図10 多段階一定負荷使用−S10

4. 定格

4.1   定格の指定

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C 4034-1 : 1999 (IEC 60034 : 1996)
定義の2.2に規定した定格は,製造業者が指定する。定格を指定するとき,製造業者は4.2.1から4.2.6
に規定するいずれかの定格クラスを選択する。定格クラスの記号は定格出力の後に書く。記号が記述され
ていない場合,連続使用状態の定格が適用される。
リアクトルを回転機の端子と電源の間に接続し,回転機の不可欠な部分とみなす場合は,定格値はリア
クトルの電源側端子での値を指す。
備考 これは,回転機と電源の間に接続する電力変圧器には適用されない。
静止電力変換器から給電され,又は給電する回転機に定格を指定するときは,特別な配慮を要する。IEC
60034-17は,IEC 60034-12で取り扱われているかご形誘導電動機についての指針である。
4.2 定格のクラス
4.2.1 連続定格
この規格の要求事項に適合し,回転機を無期限に運転できる定格。
この定格のクラスは,使用形式S1に対応し,使用形式と同じように指定する。
4.2.2 短時間定格
この規格の要求事項に適合し,回転機を周囲温度で始動し,限定された期間だけ運転できる定格。
この定格のクラスは,使用形式S2に対応し,使用形式S2と同じように指定する。
4.2.3 反復定格
この規格の要求事項に適合し,回転機を使用の周期で運転できる定格。
この定格のクラスは,反復使用形式S3からS8のいずれかに対応し,対応する使用形式と同じように指
定する。
特に規定がない限り,一周期は10分であり,負荷時間率は,次のいずれかの値とする。
15%, 25%, 40%, 60%
4.2.4 非反復定格
この規格の要求事項に適合し,回転機を非反復的に運転できる定格。
この定格のクラスは,非反復使用形式S9に対応し,使用形式S9と同じように指定する。
4.2.5 多段階一定負荷使用に対する定格
この規格に適合し,回転機を使用形式S10の関連負荷で無期限に運転できる定格。一周期内における最
大許容負荷に関しては,回転機の全部品,例えば,相対熱寿命の指数法則の妥当性に関して絶縁方式,温
度に関して軸受,熱膨張に関してその他の部品などを考慮しなければならない。他の関連IEC規格に別に
規定していない限り,最大負荷は,使用形式S1に基づく負荷値の1.2倍を超えてはならない。最小負荷は,
値がゼロとなることはあるが,この場合,回転機は無負荷の状態で運転するか,停止及び電源切断状態で
ある。この定格クラス適用上の注意事項を附属書Aに示す。
この定格のクラスは,使用形式S10に対応し,使用形式S10と同じように指定する。
備考 他の関連IEC規格では,最大負荷を使用形式S1に基づく単位法による負荷の代わりに巻線温
度(又は温度上昇)を限定する面から規定している。
4.2.6 等価負荷定格
この規格の要求事項に適合し,熱平衡に到達するまで回転機を運転でき,使用形式S3からS10のいず
れかの形式に等価であるとみなすことができる試験を目的とする定格。
この定格のクラスは,適用される場合,“等価”と指定する。
4.3 定格のクラスの選択
はん(汎)用回転機は,連続定格をもち,使用形式S1の運転ができなければならない。購入者が使用

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C 4034-1 : 1999 (IEC 60034 : 1996)
を指定していない場合,使用形式S1が適用され,指定される定格は連続定格とする。
回転機の定格を短時間定格にするときは,定格は使用形式S2に基づく(3.2.2参照)。
回転機が変動負荷又は無負荷期間や停止及び電源切断状態にある期間を含む負荷をかけるものであれば,
定格はS3S8から選択した使用形式に基づく反復定格とする。3.2.3から3.2.8を参照。
回転機が可変速で過負荷を含む可変負荷を非反復的にかけるものであれば,定格は,使用形式S9に基
づく非反復定格とする(3.2.9参照)。
回転機が過負荷期間又は無負荷(又は停止及び電源切断状態)期間を含む多段階の一定負荷をかけるも
のであれば,定格は使用形式S10に基づく多段階一定負荷使用とする(3.2.10参照)。
4.4 定格のクラスへの出力の割付け
定格を決定する場合,使用形式S1からS8の場合は,一定負荷の指定値を定格出力とする(3.2.1から
3.2.8を参照)。使用形式S9とS10の場合,使用形式S1に基づく負荷の基準値を定格出力とする(3.2.9及
び3.2.10を参照)。
4.5 定格出力
4.5.1 直流発電機
定格出力は,端子での出力であり,ワット (W) で表す。
4.5.2 交流発電機
定格出力は,端子での皮相電力であり,力率とともにボルトアンペア (VA) で表す。同期発電機の定格
力率は,別に指定がない限り,0.8遅れ(過励磁)である。
4.5.3 電動機
定格出力は,軸で使用できる機械動力であり,ワット (W) で表す。
参考 一部の国では,電動機の軸側で使用できる機械動力を馬力[1馬力は745.7Wに相当する。1ch
(仏馬力又はメートル馬力)は,736Wに相当する]で表現する慣例がある。
4.5.4 同期調相機
定格出力は,端子での無効電力であり,進み(不足励磁),又は遅れ(過励磁)状態におけるバール (Var)
で表す。
4.6 定格電圧
4.6.1 一般事項
定格電圧は,定格出力における回転機の端子での線間電圧である。
4.6.2 直流発電機
比較的小さな電圧範囲で運転する直流発電機の場合は,定格出力及び定格電流は,特に指定がない限り,
当該範囲の最高電圧における値とする(6.3参照)。
4.6.3 交流発電機
比較的小さな電圧範囲で運転する交流発電機の場合は,定格出力及び定格力率は,特に指定がない限り,
当該範囲の任意の電圧における値とする(6.3参照)。
4.7 電圧及び出力の関係
すべての定格電圧についてすべての定格の機械を作ることは実用的ではない。一般に交流機の場合,設
計及び製造上の理由によって,定格出力に関して1kVを超える望ましい電圧定格は,次のとおりである。

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JIS C 4034-1:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60034-1:1996(NEQ)
  • IEC 60034-1:1996/AMENDMENT 1:1997(NEQ)

JIS C 4034-1:1999の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 4034-1:1999の関連規格と引用規格一覧