JIS C 4553:2014 一般用直流ソレノイド

JIS C 4553:2014 規格概要

この規格 C4553は、直流150V以下の電路で,各種機構の操作に使用し,電磁エネルギーを機械的直線運動に変換するプランジャ形の一般用直流ソレノイドについて規定。一般的な用途に使用し,水中,航空機,車載用等の特殊用途を除く。

JISC4553 規格全文情報

規格番号
JIS C4553 
規格名称
一般用直流ソレノイド
規格名称英語訳
DC solenoids for general purpose
制定年月日
1979年5月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

29.100.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1979-05-01 制定日, 1984-10-01 改正日, 1990-10-01 確認日, 1996-06-01 確認日, 2001-02-20 確認日, 2006-06-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2014-08-20 改正日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS C 4553:2014 PDF [17]
                                                                                   C 4553 : 2014

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 標準使用状態及び標準使用電源・・・・[3]
  •  4.1 標準使用状態・・・・[3]
  •  4.2 標準使用電源・・・・[3]
  •  5 定格・・・・[3]
  •  5.1 定格電圧・・・・[3]
  •  5.2 定格ストローク・・・・[4]
  •  5.3 定格吸引力・・・・[4]
  •  6 性能・・・・[4]
  •  6.1 一般事項・・・・[4]
  •  6.2 動作・・・・[4]
  •  6.3 吸引力・・・・[4]
  •  6.4 消費電力・・・・[5]
  •  6.5 保持力・・・・[5]
  •  6.6 残留吸着力・・・・[5]
  •  6.7 温度上昇・・・・[5]
  •  6.8 絶縁抵抗・・・・[5]
  •  6.9 耐電圧・・・・[5]
  •  6.10 耐湿性・・・・[5]
  •  6.11 低温保管・・・・[5]
  •  6.12 高温保管・・・・[5]
  •  6.13 リード線部強度・・・・[6]
  •  6.14 耐久性・・・・[6]
  •  7 構造及び寸法・・・・[6]
  •  7.1 構造一般・・・・[6]
  •  7.2 絶縁距離・・・・[6]
  •  7.3 取付形式・・・・[7]
  •  7.4 作動形式・・・・[8]
  •  7.5 リード線・・・・[8]
  •  7.6 DCソレノイドの外形寸法及び取付寸法・・・・[8]
  •  8 試験・・・・[9]
  •  8.1 標準試験状態及び標準試験電源・・・・[9]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 4553 pdf 1] ―――――

C 4553 : 2014

pdf 目次

ページ

  •  8.2 試験方法・・・・[10]
  •  9 表示・・・・[13]
  •  10 検査・・・・[13]
  •  10.1 形式検査・・・・[13]
  •  10.2 受渡検査・・・・[14]
  •  11 製品の呼び方・・・・[14]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 4553 pdf 2] ―――――

                                                                                   C 4553 : 2014

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
電気制御機器工業会(NECA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工
業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工
業規格である。これによって,JIS C 4553:1984は改正されこの規格に置き換えられ,また,JIS C 4552: 1984
は廃止され,その一部を分割してこの規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS C 4553 pdf 3] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 4553 : 2014

一般用直流ソレノイド

DC solenoids for general purpose

序文

  この規格は,1979年に制定され,その後2回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1984年に
行われたが,その後の技術要素の進歩及び関連JISに対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,直流150 V以下の電路で,各種機構の操作に使用し,電磁エネルギーを機械的直線運動に
変換するプランジャ形の一般用直流ソレノイド(以下,直流ソレノイドという。)について規定する。ただ
し,一般的な用途に使用し,水中,航空機,車載用等の特殊用途を除く。
なお,直流ソレノイドには次の種類があり,この規格では,この2種類を総称して“直流ソレノイド”
という。
− DCソレノイド(3.1参照)
− 自己保持形ソレノイド(3.2参照)

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 1302 絶縁抵抗計
JIS C 3306 ビニルコード
JIS C 3316 電気機器用ビニル絶縁電線
JIS C 60068-2-1:2010 環境試験方法−電気・電子−第2-1部 : 低温(耐寒性)試験方法(試験記号 :
A)
JIS C 60068-2-2:2010 環境試験方法−電気・電子−第2-2部 : 高温(耐熱性)試験方法(試験記号 :
B)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
DCソレノイド
アクチュエータの一種で直流を励磁コイル(以下,コイルという。)に通電し,可動鉄心を動かすことに

――――― [JIS C 4553 pdf 4] ―――――

2
C 4553 : 2014
よって,電磁エネルギーを機械的直線運動に変換する無極の電磁石。
3.2
自己保持形ソレノイド
アクチュエータの一種で磁気回路の一部に永久磁石を使用し,無通電時に保持状態を維持する機能をも
つ有極の電磁石。
3.3
保持状態
ソレノイドの可動鉄心が動作完了した状態。この規格では,動作完了時に鉄心同士が当たる吸着状態も,
保持状態に含める。
3.4
ストローク(直流ソレノイドの)
保持状態を基準とした可動鉄心の移動距離。
3.5
定格ストローク
直流ソレノイドの特性及び性能を規定するに当たって,基準となるストローク。
3.6
定格吸引力
定格電圧を加えたとき,定格ストロークまでの全ストロークにおける最小の吸引力。
3.7
固定鉄心
直流ソレノイドの磁気回路を形成する鉄心の固定した部分。
3.8
可動鉄心,プランジャ
固定鉄心に吸引される鉄心。
3.9
連続定格
指定条件の下で連続して使用するとき,温度上昇限度が規定の値以下であるような定格。
3.10
残留吸着力
DCソレノイドにおいて,定格電圧を加え可動鉄心を固定鉄心に吸着させた状態において,通電を断っ
た後の残留磁気による保持力。
3.11
吸引力
コイルに通電したとき,可動鉄心に作用する力。
3.12
消費電力
コイルに通電したとき,コイルが消費する電力。
3.13
保持力
DCソレノイドにおいて,定格電圧を加えたとき,可動鉄心を保持した位置で,可動鉄心が離脱しない

――――― [JIS C 4553 pdf 5] ―――――

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JIS C 4553:2014の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 4553:2014の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC1302:2018
絶縁抵抗計
JISC3306:2000
ビニルコード
JISC3316:2000
電気機器用ビニル絶縁電線