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C 5005-2 : 2010 (IEC 61193-2 : 2007)
4.3.2 なみ検査による抜取検査方式
個別規格に規定がない場合は,この規格の表1によって,なみ検査による1回抜取検査方式を適用する
(附属書B参照。)。
注記 表1は,JIS Z 9015-1に基づいている。
表1−サンプルサイズ
ロットサイズ 特別検査水準 通常検査水準
S-1 S-2 S-3 S-4
2 8 2 2 2 2 2 2 3
9 15 2 2 2 2 2 3 5
16 25 2 2 3 3 3 5 8
26 50 2 3 3 5 5 8 13
51 90 3 3 5 5 5 13 20
91 150 3 3 5 8 8 20 32
151 280 3 5 8 13 13 32 50
281 500 3 5 8 13 20 50 80
501 1200 5 5 13 20 32 80 125
1201 3200 5 8 13 32 50 125 200
3201 10000 5 8 20 32 80 200 315
10001 35000 5 8 20 50 125 315 500
35001 150000 8 13 32 80 200 500 800
150001 500000 8 13 32 80 315 800 1250
≧500001 8 13 50 125 500 1250 2000
4.3.3 合格判定数
合格判定数(Ac)は,ゼロとし,不合格判定数(Re)は,1とする。
4.3.4 きつい検査又はゆるい検査
きつい検査又はゆるい検査を適用する場合は,表2を用いてロットサイズ及び検査水準に対応したサン
プル文字を選定する(JIS Z 9015-1の付表1参照。)。次に,JIS Z 9015-1の付表2-B(きつい検査)又は付
表2-C(ゆるい検査)のサンプル文字に対応するサンプルサイズを決定する。
表2−サンプル文字
ロットサイズ 特別検査水準 通常検査水準
S-1 S-2 S-3 S-4
2 8 A A A A A A B
9 15 A A A A A B C
16 25 A A B B B C D
26 50 A B B C C D E
51 90 B B C C C E F
91 150 B B C D D F G
151 280 B C D E E G H
281 500 B C D E F H J
501 1200 C C E F G J K
1201 3200 C D E G H K L
3201 10000 C D F G J L M
10001 35000 C D F H K M N
35001 150000 D E G J L N P
150001 500000 D E G J M P Q
≧500001 D E H K N Q R
――――― [JIS C 5005-2 pdf 6] ―――――
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C 5005-2 : 2010 (IEC 61193-2 : 2007)
5 合格及び不合格
5.1 合格判定基準
ロットは,箇条4に従って検査し,不適合品がない場合だけを合格とする。
5.2 不合格ロットの処置
製造業者の品質管理責任者が,不合格ロットの処置を決定する。不合格ロットの処置には,廃棄,選別
(不適合品の除去又は置換え),手直し,特殊用途の判定基準に対する再評価,又は追加情報のための保留
がある。
検査結果を箇条6に従ってSVQLの算出に用いる場合は,正確な統計データを得るために,サンプルの
すべてを検査する。
注記 不適合ロットは,工程管理に不十分な点があることを示している。不適合の原因を特定し,適
切な是正処置を行うことが望ましい。
6 統計的工程品質限界(SVQL)
6.1 一般事項
サンプル内の不適合ゼロは,ロット本体に不適合がないことを示すものではない。ある統計的確率(信
頼性水準)に基づく,平均工程品質を推定する方法を,次に示す。
注記 SVQLは,不合格ロットを含めた検査結果の蓄積で算出する。ただし,サンプルに不適合品を
含む不合格ロットは,出荷しない。したがって,顧客で発見される不適合品率は,SVQLとし
て算出する値よりもはるかに低くなる。
100万個当たりの不適合品率(ppm)で示す顧客への出荷品質の検証は,単一ロットの抜取検査結果か
ら得ることは困難である。そのため,品質水準は,一連の出荷製品に対してロットごとの抜取検査データ
の累積で実証することが必要である。
この100万個当たりの不適合品率(ppm)で示すSVQLは,主として大量生産品に適用する。SVQLは,
構造的に類似な複数のロットの検査データの累積によって算出する。
ロットの検査データを累積する場合は,十分な数のロット(3ロット以上)の検査結果を累積し,不合
格ロットを含めたすべての検査ロットの累積データを用いる。
検査結果は,次の範囲で累積してもよい。
− 一定期間
− 一定のロット数又は出荷数
− 一定の不適合品の数
− 受渡当事者間の合意に基づくその他の方法
6.2 SVQLの算出
100万個当たりの不適合品率(ppm)で示すSVQLは,次の式で算出する。
6 Nan
SVQL10 CL 106
Nas
ここに, SVQL : 統計的工程品質限界(ppm)
CL : 適用する統計的な信頼水準に対応する係数
Nan : 不適合品の累積数
Nas : 累積サンプル数
信頼水準60 %の場合の係数を,表3に示す。
――――― [JIS C 5005-2 pdf 7] ―――――
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C 5005-2 : 2010 (IEC 61193-2 : 2007)
表3−信頼水準60 %の場合の係数
不適合品の累積数 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
係数 CL (0.916) a)2.02 1.55 1.39 1.31 1.26 1.22 1.20 1.18 1.16 1.15
注記 不適合品の合計が10を超えた場合,ポアソン分布の計算式(附属書A参照。)で正確に係数を算出
してもよいが,A.4の記述に基づいて算出してもよい。
注a) 不適合品の累積数がゼロの場合は,“係数CL×不適合品の累積数”の値として,0.916を用いる。
――――― [JIS C 5005-2 pdf 8] ―――――
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C 5005-2 : 2010 (IEC 61193-2 : 2007)
附属書A
(参考)
信頼水準60 %における100万個当たりの不適合品率(ppm)で示す
統計的工程品質限界(SVQL)の推定
序文
この附属書は,信頼水準60 %における100万個当たりの不適合品率(ppm)で示すSVQLの期待値を推
定する手順について記述する。
A.1 統計的工程品質限界(SVQL)の推定
供給業者は,表A.1からそれぞれのSVQL値を選定するために必要なデータを集めるために,不合格ロ
ットを含めたすべての検査ロットに対して,構造的に類似な製品の十分なロット数(3ロット以上)の結
果を累積する。
それぞれのSVQL値は,次の方法の(中の)一つによって表A.1から求めることができる。
a) 抜取検査結果の累積からSVQLを決定する。
最新の累積サンプル数(n)に対する横軸の累積不適合品数に対応する列のヘッダーから,それぞれ
のSVQLを読み取る。
b) 指定するSVQL及び不適合品数に対応する最少累積サンプル数を決定する。
要求するSVQLを選定し,その列の不適合品数を記載している行まで下りて,その行の左のヘッダ
ーから,信頼水準60 %におけるSVQLを決定するために必要な最少累積サンプル数を読み取る。
例 SVQLが10 ppmの場合の最少累積サンプル数は,不適合品数がゼロの場合には140 000個にな
る。
A.2 検査ロット
検査ロットは,継続的に抜き取る。しかし,初期の段階で,ロットの母数があまりにも小さいロットが
続く場合には,供給業者は,時間的な損失と経済性とのバランスを考慮して,サンプル数を増やして累積
検査数を増やしてもよい。
A.3 データの累積
不合格ロットを含めて,すべての検査結果を累積する。ただし,再検査ロットは,重複計算を避けるた
めに,再検査の結果は累積しない。
A.4 累積不適合品数が10個を超えた場合の処置
累積不適合品数が10個を超えて11個目を発見した場合には,供給業者は,累積不適合品数が10個以下
になるように,最初の不適合品が発生したロット(すなわち,不適合品が発生した最も古い検査データ)
を含め,それ以前の検査データをすべて廃棄する。
その後,供給業者は,新しい累積検査数と累積不適合品数とを基に,新しいSVQLを決定する。
――――― [JIS C 5005-2 pdf 9] ―――――
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C 5005-2 : 2010 (IEC 61193-2 : 2007)
表A.1−信頼水準60 %における100万個当たりの不適合品率(ppm)で示すSVQL
累積 信頼水準60 %における累積不適合品及びSVQL
サンプル数 0.15 0.1 0.065 0.04 0.025 0.015 0.01 0.006 5 0.004 0.002 50.001 5
% % % % % % % % % % %
n≧ 1 500 1 000 650 400 250 150 100 65 40 25 15
ppm ppm ppm ppm ppm ppm ppm ppm ppm ppm ppm
1 000 0
1 500 1 0
2 500 2 1 0
3 000 3 2 1 0
3 500 3 2 1 0
4 200 5 3 1 0
5 000 6 4 2 1 0
5 500 7 4 2 1 0
6 000 8 4 2 1 0
6 500 8 5 3 1 0
7 000 9 5 3 1 0
7 500 9 6 3 1 0
8 000 10 7 4 2 1 0
9 000 7 4 2 1 0
10 000 8 5 3 1 0
11 200 9 6 3 1 0
12 500 10 7 4 2 0
14 000 8 4 2 1 0
16 000 9 5 3 1 0
18 000 10 6 3 1 0
20 000 6 4 2 1 0
22 500 7 4 2 1 0
25 000 8 5 2 1 0
28 000 9 5 3 1 0
31 500 10 6 3 2 1 0
35 000 7 4 2 1 0
40 000 8 5 3 1 0
45 000 9 5 3 1 0
50 000 10 6 4 2 1 0
56 000 7 4 2 1 0
63 000 8 5 3 1 0
71 000 9 6 3 1 0
80 000 10 7 4 2 0 0
90 000 7 4 2 1 0
100 000 8 5 3 1 0
112 000 9 6 3 1 0
125 000 10 7 4 2 0
140 000 8 4 2 1
160 000 9 5 3 1
180 000 10 6 3 1
200 000 6 4 2
224 000 7 4 2
250 000 8 5 2
280 000 9 5 3
315 000 10 6 3
350 000 7 4
400 000 8 5
450 000 9 5
500 000 10 6
560 000 7
630 000 8
710 000 9
800 000 10
900 000
1 000 000
――――― [JIS C 5005-2 pdf 10] ―――――
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JIS C 5005-2:2010の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61193-2:2007(IDT)
JIS C 5005-2:2010の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 5005-2:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8101-2:2015
- 統計―用語及び記号―第2部:統計の応用