この規格ページの目次
- 電子機器用固定コンデンサ−第18部 : 品種別通則−表面実装用固定アルミニウム固体(MnO2)及び非固体電解コンデンサ
- 序文
- 1 一般事項
- 1.1 適用範囲
- 1.2 目的
- 1.3 引用規格
- 1.4 個別規格に規定する事項
- 1.5 用語及び定義
- 1.6 表示
- 2 推奨特性及び定格
- 2.1 推奨特性
- 2.2 推奨定格値
- 3 品質評価手順
- 3.1 製造の初期工程
- 3.2 構造的に類似なコンデンサ
- 3.3 出荷対象ロットの成績証明書
- 3.4 品質認証(QA)試験
- JIS C 5101-18:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS C 5101-18:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS C 5101-18:2019の関連規格と引用規格一覧
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 5101-18 : 2019
(IEC 60384-18 : 2016)
電子機器用固定コンデンサ−第18部 : 品種別通則−表面実装用固定アルミニウム固体(MnO2)及び非固体電解コンデンサ
Fixed capacitors for use in electronic equipment-Part 18: Sectional specification-Fixed aluminium electrolytic surface mount capacitors with solid (MnO2) ndnon-solid electrolyte
序文
この規格は,2016年に第3版として発行されたIEC 60384-18を基に,技術的内容及び構成を変更する
ことなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
1 一般事項
1.1 適用範囲
この規格は,JIS C 5101-1:2019を品目別通則とする品種別通則で,主に電子機器用の直流回路に用いる
表面実装用の固定アルミニウム固体(MnO2)及び固定アルミニウム非固体電解コンデンサ(以下,コンデ
ンサという。)について規定する。
この規格は,表面実装用でない固定アルミニウム固体(MnO2)及び固定アルミニウム非固体電解コンデ
ンサには適用しない。これらのコンデンサは,JIS C 5101-4に規定されている。
この規格は,ハイブリッド回路又はプリント配線板に直接取り付けるコンデンサに適用する。
特殊な用途のコンデンサの場合には,その用途で求める要求事項を追加してもよい。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60384-18:2016,Fixed capacitors for use in electronic equipment−Part 18: Sectional specification
−Fixed aluminium electrolytic surface mount capacitors with solid (MnO2) nd non-solid
electrolyte(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
1.2 目的
この規格は,この品種のコンデンサの推奨する定格及び特性を規定するとともに,JIS C 5101-1から適
切な品質評価手順,試験方法及び測定方法を選定し,一般的要求事項を規定することを目的とする。この
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C 5101-18 : 2019 (IEC 60384-18 : 2016)
品種別通則に基づいた個別規格に規定する試験の厳しさ及び要求事項は,この規格よりも低い水準であっ
てはならず,この規格と同等か又は高い水準とする。
1.3 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 5005-2:2010 品質評価システム−第2部 : 電子部品及び電子パッケージのための抜取検査方式
の選択及び活用(統計的工程品質限界の評価手順)
注記 対応国際規格 : IEC 61193-2:2007,Quality assessment systems−Part 2: Selection and use of
sampling plans for inspection of electronic components and packages(IDT)
JIS C 5101-1:2019 電子機器用固定コンデンサ−第1部 : 品目別通則
注記 対応国際規格 : IEC 60384-1:2016,Fixed capacitors for use in electronic equipment−Part 1:
Generic specification(IDT)
JIS C 60063:2018 抵抗器及びコンデンサの標準数列
注記 対応国際規格 : IEC 60063:2015,Preferred number series for resistors and capacitors(IDT)
JIS C 60068-1:2016 環境試験方法−電気・電子−第1部 : 通則及び指針
注記 対応国際規格 : IEC 60068-1:2013,Environmental testing−Part 1: General and guidance(IDT)
JIS C 60068-2-58:2016 環境試験方法−電気・電子−第2-58部 : 表面実装部品(SMD)のはんだ付け
性,電極の耐はんだ食われ性及びはんだ耐熱性試験方法
注記 対応国際規格 : IEC 60068-2-58:2015,Environmental testing−Part 2-58: Tests−Test Td: Test
methods for solderability, resistance to dissolution of metallization and to soldering heat of surface
mounting devices (SMD)(MOD)
JIS Z 8601 標準数
注記 対応国際規格 : ISO 3,Preferred numbers−Series of preferred numbers(MOD)
IEC 60417,Graphical symbols for use on equipment
1.4 個別規格に規定する事項
1.4.1 一般事項
個別規格は,ブランク個別規格の様式による。
個別規格には,品目別通則,品種別通則又はブランク個別規格の要求事項よりも低い水準の要求事項を
規定してはならない。より厳しい要求事項を規定する場合は,その内容を個別規格の1.9(品目別通則及び
/又は品種別通則への追加又はより厳しい要求事項)に記載し,更に,試験計画の中に,例えば,アステ
リスク(*)を付けて明示する。
1.4.2に規定する外形図及び寸法は,一覧表に示してもよい。
個別規格には,1.4.21.4.5の事項を規定し,引用する値は,この規格の該当する項目の中から選定する
ことが望ましい。
1.4.2 外形図及び寸法
外形図及び寸法は,その他のコンデンサとの比較及び区別が容易にできるように図示する。
コンデンサの互換性及び取付けに関連する寸法及び寸法許容差は,個別規格に規定する。全ての寸法値
は,ミリメートル(mm)で規定する。
本体寸法は,次の事項を規定する。
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− 一般(円筒形以外) : 幅,長さ及び高さ
− 円筒形 : 直径及び長さ
端子寸法は,次の事項を規定する。
− 端子 : 幅,長さ及び間隔
形状が上記のコンデンサと異なる場合は,個別規格に,そのコンデンサを適切に示す寸法情報を規定す
る。
1.4.3 取付け
試験及び測定のための取付方法は,4.3による。通常用いる取付方法を個別規格に規定する。
1.4.4 定格及び特性
1.4.4.1 一般事項
定格及び特性は,この規格の関連項目によるほか,次による。
1.4.4.2 公称静電容量範囲
公称静電容量範囲は,2.2.1による。
IEC電子部品品質認証制度(IECQ)の場合は,個別規格の公称静電容量範囲と認証を受けた範囲とが
異なるとき,次の文章を追加することが望ましい。
“各電圧範囲での公称静電容量範囲は,認証登録によって,例えば,IEC電子部品品質認証制度(IECQ)
のオンライン認証システム(ウェブサイト : www.iecq.org)が利用できる。”
1.4.4.3 特殊な特性
設計及び使用目的によって,特殊な特性が必要な場合は,その規定事項を追加してもよい。
1.4.4.4 はんだ付け
はんだ付け性及びはんだ耐熱性試験に適用する試験方法,厳しさ及び要求事項は,個別規格に規定する。
1.4.5 表示
コンデンサの本体及びその包装への表示事項は,個別規格に規定する。この規格の1.6と異なる事項は,
個別規格に明記する。
1.5 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 5101-1:2019によるほか,次による。
1.5.1
静電容量(capacitance)
電解コンデンサの中で,規定する測定周波数の近似的な正弦波交流を用いて測定した静電容量値と抵抗
値とで等価直列回路を構成した場合の容量。
1.6 表示
1.6.1 一般事項
表示は,JIS C 5101-1の2.4(表示)によるほか,1.6.21.6.4による。
1.6.2 表示の内容
表示の内容は,次の事項から選定する。表示の優先順位は,記載の順による。
a) 端子の極性(構造によって極性を示す場合を除く。)
b) 公称静電容量
c) 定格電圧(直流電圧を表す記号は,IEC 60417-5031:2002による記号 又は で表してもよ
い。)
d) カテゴリ温度
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e) 公称静電容量許容差
f) 製造年月(又は年週)
g) 製造業者名及び/又はその商標
h) 製造業者の形名
i) 適用する個別規格
1.6.3 コンデンサ本体への表示
コンデンサ本体には,極性表示を行う。極性表示以外の項目は必要に応じて表示する。
全ての表示は,明瞭であり,指でこすった場合に,容易に不鮮明になったり又は消えたりしてはならな
い。
1.6.4 コンデンサの包装への表示
コンデンサの包装には,1.6.2の全ての事項の内容を明瞭に表示することが望ましい。
2 推奨特性及び定格
2.1 推奨特性
推奨耐候性カテゴリは,推奨特性によって付与される。
この規格に規定するコンデンサは,JIS C 60068-1の附属書A(部品の耐候性カテゴリー)に規定する一
般原則に基づく耐候性カテゴリに分類する。
カテゴリ下限温度及びカテゴリ上限温度は,次の中から選定する。
− カテゴリ下限温度 : −55 ℃,−40 ℃,−25 ℃及び−10 ℃
− カテゴリ上限温度 : +85 ℃,+100 ℃,+105 ℃及び+125 ℃
低温及び高温の試験の厳しさは,それぞれカテゴリ下限温度及びカテゴリ上限温度とする。
2.2 推奨定格値
2.2.1 公称静電容量(CN)
公称静電容量の推奨値は,マイクロファラド(μF)の単位で表す。
公称静電容量の推奨値は,JIS C 60063に規定するE12の標準数列(1.0,1.2,1.5,1.8,2.2,2.7,3.3,
3.9,4.7,5.6,6.8及び8.2)及びそれらの10n倍(nは整数とする。)の中から選定する。
2.2.2 公称静電容量許容差
公称静電容量許容差の推奨値は,−10 %+10 %又は−20 % +20 %とする。
2.2.3 定格電圧(UR)
定格直流電圧の推奨値は,JIS Z 8601に規定するR 10,及びR 20並びにそれらの10n倍(nは整数とす
る。)の中から選定する。
− R 10標準数列 : 1.0,1.25,1.6,2.0,2.5,3.15,4.0,5.0,6.3及び8.0
− R 20標準数列 : 3.5及び4.5
注記 JIS Z 8601では,R 20標準数列としては 3.55であるが,市場では数値を丸めて3.5を用いてい
る。
2.2.4 カテゴリ電圧(UC)
カテゴリ電圧は,定格電圧と同じになる。
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C 5101-18 : 2019 (IEC 60384-18 : 2016)
2.2.5 サージ電圧
サージ電圧は,定格電圧の1.15倍に最も近い値に丸めた電圧とし,表1による。
表1−サージ電圧
単位 V
定格電圧 2.5 4.0 6.3 10 12.5 16 20 25 35 40 50 63 80
サージ電圧 2.9 4.6 7.2 12 14.4 18 23 29 40 46 58 72 92
2.2.6 定格温度
定格温度は,+85 ℃,+100 ℃,+105 ℃又は+125 ℃とする。
3 品質評価手順
3.1 製造の初期工程
製造の初期工程は,固体電解コンデンサの場合,酸化皮膜の化成工程とし,非固体電解コンデンサの場
合,コンデンサ製造業者での化成済陽極はくの検査工程とする。
3.2 構造的に類似なコンデンサ
構造的に類似なコンデンサとは,外形寸法及び定格値が異なっていても,本質的に同じ製造工程及び材
料で製造したコンデンサとする。
3.3 出荷対象ロットの成績証明書
個別規格に規定がある場合で,かつ,購入者から要求がある場合,出荷者は,JIS C 5101-1のQ.1.5(出
荷ロット成績証明書)によって,出荷対象ロットの成績証明書を購入者に提出する。耐久性試験後に要求
する特性値は,静電容量値の変化,損失角の正接(tan δ)及び漏れ電流とする。
3.4 品質認証(QA)試験
3.4.1 一般事項
品質認証試験の手順は,JIS C 5101-1のQ.2(品質認証手順)による。
ロットごと及び定期的品質検査に基づく品質認証試験の試験計画は,3.5による。定数抜取手順は,3.4.2
及び3.4.3による。
3.4.2 定数抜取手順に基づく品質認証
定数抜取手順は,JIS C 5101のQ.2.4(初期生産品の品質認証用試験手順)による。試料は,認証を取得
しようとするコンデンサの全ての範囲を代表し,認証範囲は,個別規格に規定する全ての範囲又はその一
部でもよい。試料は,最大定格電圧及び最小定格電圧と,それぞれの電圧での最大外形寸法と最小外形寸
法とで構成する4組合せとする。外形寸法が4種類を超える場合には,中間の外形寸法のものも試験する。
これらの外形寸法と定格電圧との組合せにおいて,最大の公称静電容量を試料に選定する。したがって,
範囲認証の場合,試験は,4組合せ又は6組合せについて行う。認証範囲が4組合せ未満の場合,試料数
は,4組合せの場合と同数とする。
予備試料は,製造業者の責任ではない事故による不適合品の置換え用として,1組合せごとに2個(6
組合せの場合)又は3個(4組合せの場合)とする。
群0に規定する試料数は,全ての群の試験を適用する場合の試料数であり,適用しない試験がある場合,
適用しない試験に応じて試料数を減らしてもよい。
品質認証の試験計画に,群を追加する場合の群0の試料数は,追加する群に必要な試料数を追加する。
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JIS C 5101-18:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 31 : エレクトロニクス > 31.060 : コンデンサ > 31.060.50 : アルミニウム電解コンデンサ
JIS C 5101-18:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8601:1954
- 標準数