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C 5533-2 : 2008 (IEC 61606-2 : 2003)
から帯域上限周波数fMAXまでの範囲の信号レベルをVNとし,これを次の式から計算する。
2 2 2 2 2 2 2 2 12
VN Vf1 Vf 2 Vf 3 VfL VfH VfH 1 VfH2 VfMAX
総合ひずみ率D (%) を,次の式から計算する。
N
D 100
total
設定の条件(演算データ数及び使用窓関数)は,デジタルレベルメータの場合と同じである。
5 測定方法(デジタル入力-アナログ出力)
箇条5に規定する測定方法は,入力がデジタル信号であり,かつ,出力がアナログ信号である供試装置
に適用する。JIS C 5533-1に記載するこの規格に対応するすべての規定は,箇条5に適用する。
箇条5は,一般消費者用機器の測定方法の詳細を規定する。
供試装置が二つ又はそれ以上のチャネルをもつ場合,すべてのチャネルを同じ方法で測定することが望
ましい。信号語長及び標本化周波数は,測定結果と併せて表示しなければならない。
5.1 入出力特性
5.1.1 最大出力電圧
5.1.1.1 入力信号
入力信号の設定は,次による。
− 周波数 : 997 Hz(公称値1 kHz)
− 信号レベル : 基準フルスケール値
5.1.1.2 測定手順
測定手順は,次による。
a) 供試装置を4.4に示す標準設定にする。
b) 供試装置に入力信号を与える。
c) 音量調整器を調整して,信号がクリップされず,総合ひずみ率が1 %以下である最大出力電圧を測定
する。
5.1.2 チャネル間利得差
5.1.2.1 測定方法
供試装置及び測定機器を,図1のとおり構成する。
デジタル 供 試 狭帯域通過
帯域内電圧計
信号発生器 装 置 フィルタ
図1−装置のブロック図
5.1.2.1.1 入力信号
入力信号の設定は,次による。
− 周波数 : 997 Hz(公称値1 kHz)
− 信号レベル : 基準測定レベル(−20 dB)
――――― [JIS C 5533-2 pdf 6] ―――――
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C 5533-2 : 2008 (IEC 61606-2 : 2003)
5.1.2.1.2 測定手順
測定手順は,次による。
a) 供試装置を4.4に示す標準設定にする。
b) 音量調整器があればそれを最大利得位置に調整し,すべてのチャネルに同時に又は順次入力信号を与
える。
c) 各々のチャネルの出力電圧を測定する。
d) チャネル間利得差をdBで表示する。
5.2 周波数特性
5.2.1 出力周波数特性
5.2.1.1 測定方法
供試装置及び測定機器を,図2のとおり構成する。
デジタル 供 試 帯域内
信号発生器 装 置 電圧計
図2−装置のブロック図
5.2.1.1.1 入力信号
入力信号の設定は,次による。
a) 基準信号
− 周波数 : 997 Hz(公称値1 kHz)
− 信号レベル : 基準測定レベル(−20 dB)
b) 測定信号
− 周波数 : JIS C 5533-1の表1による。
− 信号レベル : 基準測定レベル(−20 dB)
5.2.1.1.2 測定手順
測定手順は,次による。
a) 供試装置を4.4に示す標準設定にする。
b) 供試装置に基準信号を与え,その出力を帯域内電圧計で測定する。
c) 供試装置に測定信号を与え,b) の測定を繰り返す。b) とc) とで得られた出力電圧の比を,dB値で
計算する。
d) 結果は,表又はグラフで表示する。
5.2.2 群遅延時間(位相直線性)
5.2.2.1 測定の方法
供試装置及び測定機器を,図3のとおり構成する。
デジタル 供 試 アナログ
信号発生器 装 置 遅延時間測定器
図3−装置のブロック図
――――― [JIS C 5533-2 pdf 7] ―――――
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C 5533-2 : 2008 (IEC 61606-2 : 2003)
5.2.2.1.1 入力信号
JIS C 5533-1の4.6.1.3.1に示す群遅延時間測定信号発生器を使用する。
5.2.2.1.2 測定手順
測定手順は,次による。
a) 供試装置を4.4に示す標準設定にする。
b) 供試装置に入力信号を与える。
c) 供試装置からの出力波形をFFT装置で分析して1 kHz信号の位相 R
を求め,その遅延時間R s)を
次の式で計算する。
R 1
R
360 997
d) 測定周波数に対する分析を繰り返し位相 C
を求め,その遅延時間
C
湟 算する。
C 1
C
360 f
位相が360°を超える場合,上式での計算前に位相の読みを補正する。
e) 測定周波数fにおける遅延時間
RC
び位相直線性RC を,次の式から計算する。
RC R C
RC
RC 360 f
5.3 雑音特性
5.3.1 信号対雑音比
5.3.1.1 測定の方法
供試装置及び測定機器を,図4のとおり構成する。
重み付け
デジタル 供 試 低域通過 帯域内
(聴感補正)
信号発生器 装 置 フィルタ 電圧計
フィルタ
図4−装置のブロック図
5.3.1.1.1 入力信号
入力信号の設定は,次による。
− 信号 (A)
− 信号レベル : 基準フルスケール値
− 周波数 : 997 Hz(公称値1 kHz)
− 信号 (B) : デジタルゼロ
5.3.1.1.2 測定手順
測定手順は,次による。
a) 供試装置を4.4に示す標準設定にする。
b) 供試装置に信号 (A) を与え,帯域内電圧計の読取値をA dBとする。
c) 供試装置に信号 (B) を与え,帯域内電圧計の読取値をB dBとする。
――――― [JIS C 5533-2 pdf 8] ―――――
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C 5533-2 : 2008 (IEC 61606-2 : 2003)
d) 信号対雑音比SN (dB) を,次の式から計算する。
SN A B
5.3.2 ダイナミックレンジ
5.3.2.1 測定の方法
供試装置及び測定機器を,図5のとおり構成する。
重み付け
デジタル 供 試 測定用 低域通過 アナログ
(聴感補正)
信号発生器 装 置 増幅器 フィルタ ひずみ率計
フィルタ
注記 アナログひずみ率計が測定に十分な増幅機能をもつ場合は,測定用増幅器は必要としない。
図5−装置のブロック図
5.3.2.1.1 入力信号
入力信号の設定は,次による。
− 周波数 : 997 Hz
− 信号レベル : −60 dB
5.3.2.1.2 測定手順
測定手順は,次による。
a) 供試装置を4.4に示す標準設定にする。
b) 供試装置に入力信号を与える。
c) アナログひずみ率計を用いて,ひずみ率N (%) を読み取る。
d) 必要に応じて,各標本化周波数について繰り返す。
e) ダイナミックレンジD (dB)を,次の式から計算する。
N
D 20 log 60
100
5.3.3 帯域外雑音
5.3.3.1 測定の方法
供試装置及び測定機器を,図6のとおり構成する。
低域通過
帯域内電圧計
フィルタ
デジタル 供 試
信号発生器 装 置 帯域外通過
帯域外電圧計
フィルタ
アナログ
スペクトラムアナライザ
図6−装置のブロック図
――――― [JIS C 5533-2 pdf 9] ―――――
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C 5533-2 : 2008 (IEC 61606-2 : 2003)
5.3.3.1.1 入力信号
入力信号の設定は,次による。
− 周波数 : 997 Hz,10 007 Hz,14 501 Hz,19 997 Hz及び帯域上限周波数
− 信号レベル : 基準フルスケール値
5.3.3.1.2 測定手順
測定手順は,次による。
a) 供試装置を4.4に示す標準設定にする。
b) 供試装置に入力信号を与える。
c) 切換スイッチを低域通過フィルタ側に設定して帯域内電圧計の表示値を読み取り,それをA dBとす
る。
d) 切換スイッチを帯域外通過フィルタ側に切り換えて帯域外電圧計の表示値を読み取り,それをB dB
とする。
e) 帯域外雑音Nout (dB) を次の式から計算する。
Nout B A
5.3.4 チャネルセパレーション
5.3.4.1 測定の方法
供試装置及び測定機器を,図7のとおり構成する。
デジタル 供 試 狭帯域通過
帯域内電圧計
信号発生器 装 置 フィルタ
スペクトルアナライザ
図7−装置のブロック図
5.3.4.1.1 入力信号
入力信号の設定は,次による。
− 周波数 : 997 Hz及び必要に応じて表1の他の周波数とする。
− 信号レベル : 基準フルスケール値
5.3.4.1.2 測定手順
測定手順は,次による。
a) 供試装置を4.4に示す標準設定にする。
b) 一組のステレオ信号源として組み合わせたすべてのチャネルに,997 Hzの入力信号を与える。
c) 出力電圧が同じになるように供試装置のバランスコントロールを調整する。同じに調整できない場合
は,その差で測定値を補正する。
d) 出力信号のレベルを測定し,それをA dBとする。
e) 測定チャネルにデジタルゼロの入力信号を与え,非選択チャネルにc) で加えた信号と同じ入力信号
を与える。
――――― [JIS C 5533-2 pdf 10] ―――――
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JIS C 5533-2:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61606-2:2003(IDT)
JIS C 5533-2:2008の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.160 : オーディオ,ビデオ及びAV技術 > 33.160.01 : オーディオ,ビデオ及びAV技術一般
JIS C 5533-2:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC5533-1:2008
- オーディオ機器及びオーディオビジュアル機器―デジタルオーディオ部―音響特性の基本測定方法―第1部:一般事項