JIS C 5583:1992 8mmビデオ―8mm磁気テープヘリカル走査ビデオカセットシステム

JIS C 5583:1992 規格概要

この規格 C5583は、8mmビデオカセットと2ヘッドヘリカル走査ビデオカセットレコーダとによって,モノクローム及びカラーのテレビジョン信号の記録及び/又は再生をする,磁気的なビデオの記録及び/又は再生に適用。

JISC5583 規格全文情報

規格番号
JIS C5583 
規格名称
8mmビデオ―8mm磁気テープヘリカル走査ビデオカセットシステム
規格名称英語訳
Helical-scan video tape cassette system using 8 mm magnetic tape -- 8 mm Video
制定年月日
1992年7月1日
最新改正日
2019年10月21日
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対応国際規格

ISO

IEC 60843:1987(IDT)
国際規格分類

ICS

33.160.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1992-07-01 制定日, 1997-06-20 確認日, 2004-03-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS C 5583:1992 PDF [42]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 5583-1992
(IEC 843-1987)
8mmビデオ−8mm磁気テープ
ヘリカル走査ビデオカセットシステム

Helical-scan video tape cassette system using 8mm magnetic tape− 8mm Video

日本工業規格(日本産業規格)としてのまえがき
この規格は,1987年第一版として発行されたIEC 843 (Helical-scan video tape cassette system using 8mm
magnetic tape−Video 8) を翻訳し,技術的な内容及び規格票の様式を変更することなく作成日本工業規格(日本産業規格)
である。
第1章 一般
1. 適用範囲
この規格は,8mmビデオカセットと2ヘッドヘリカル走査ビデオカセットレコーダとによって,モノク
ローム及びカラーのテレビジョン信号の記録及び/又は再生をする,磁気的なビデオの記録及び/又は再
生に適用する。
2. 目的
この規格の目的は,機器の電気的及び機械的な特性を規定し,記録したカセットの互換性を保つことに
ある。
この規格は,第2章に規定する二つのタイプの磁気テープに対して,記録及び/又は再生の機能を原則
として備えているものとする。
各項目は,525ライン−60フィールド又は625ライン−50フィールドのシステム,NTSC方式及びPAL
方式について,それぞれ規定するものとする。
3. 環境条件
この規格で要求する各項目を確認するときの試験及び測定は,次の条件による。
温度 20±1℃
相対湿度 4852%
気圧 86106kPa
試験前放置時間 24h

――――― [JIS C 5583 pdf 1] ―――――

2
C 5583-1992 (IEC 843-1987)
第2章 ビデオテープ
4. 磁気テープの種類
8mmビデオテープには,タイプA及びタイプBの二つのタイプがある。
タイプAは,メタルパウダーテープ又はメタルパウダーテープと同等品で,その特性は,タイプAのリ
ファレンステープ(附属書A,ページ44参照)に整合していること。
タイプBは,メタル蒸着テープ又はメタル蒸着テープと同等品で,その特性は,タイプBのリファレン
ステープ(附属書A参照)に整合していること。
リファレンステープは,7.(ページ2)に規定するビデオ及びオーディオの特性に限ってその基準とする
ものである。
5. テープの物理的特性
5.1 磁気テープの幅
磁気テープの幅は,8.000±0.010mmとする。
5.2 磁気テープの幅変動
磁気テープの幅変動は,P−P値で,0.006mm以下とする。
5.3 磁気テープの厚さ
磁気テープの厚さは,次のとおりとする。
13.0±1.0
(10.0±0.8 議未了
5.4 磁気テープの光透過率
磁気テープの光透過率は,波長800900nmの光で,5%以下とする。
6. テープの磁気的特性
磁気テープの抗磁力,残留磁束,磁性配向などの磁気的特性は,規定しないものとする。
同じ種類のテープの互換性は,7.に規定するテープの記録特性によって保つものとする。
7. テープの記録特性
すべての測定は,4.(ページ2)に示すリファレンステープを基準値0dBとして,このリファレンステ
ープと比較する。
7.1 ビデオ特性
7.1.1 RF最適記録電流
RF最適記録電流は,5MHzにおいて,0±2dBとする。
RF最適記録電流は,再生したときに,最大出力レベルを得るために必要なRF記録電流である。RF基
準記録電流に対する比をとってdBで表す。
RF基準記録電流は,リファレンステープのRF最適記録電流である。

――――― [JIS C 5583 pdf 2] ―――――

                                                                                              3
C 5583-1992 (IEC 843-1987)
7.1.2 RF出力レベル
RF出力レベルは,次のとおりとする。
輝度信号 5MHzにおいて,−3dB以上。
色信号 0.75MHzにおいて,−2dB以上。
3.5MHzスプリアスレベルは,5MHz信号の再生出力レベルに対して,−20dB以下。
(a) 輝度信号出力
輝度信号出力は,RF基準記録電流で記録した5MHz信号の再生出力レベルである。
輝度信号出力は,リファレンステープの輝度信号の再生出力レベルに対する比をとってdBで表す。
(b) 色信号出力
色信号出力は,5MHz信号と0.75MHz信号とを重畳して記録したテープを再生したときの0.75MHz
信号の再生出力レベルで,次のようにして測定する。
5MHzの記録電流 5MHzのRF基準記録電流。
0.75MHzの記録電流 3.5MHzスプリアスレベルが,5MHz信号の再生出力レベルに対して,−22dB
になるリファレンステープの記録電流。
色信号出力は,リファレンステープの0.75MHz信号の再生出力レベルに対する試験テープの
0.75MHz信号の再生出力レベルの比をとってdBで表す。
7.1.3 RF周波数特性
量dBとする。
ビデオ信号のRF周波数特性 (D) は,32
2MHz信号の再生出力レベル及び5MHz信号の再生出力レベルは,それぞれの周波数をRF基準記録電
流で記録して,その再生出力レベルを測定する。
RF周波数特性 (D) は,次のようにして求める。
D=d−d0
ここに, d : 試験テープの2MHz信号の再生出力レベルに対する5MHz信
号の再生出力レベルの比をとってdBで表したもの。
d0 : リファレンステープの2MHz信号の再生出力レベルに対する
5MHz信号の再生出力レベルの比をとってdBで表したもの。
7.2 AUX (Auxiliary) オーディオ特性
7.2.1 感度
23.(ページ35)に規定する状態で,AUXオーディオ信号の感度は,1kHzにおいて,−3dB以上とする。
1kHz信号の再生出力レベルは,基準記録レベル及び基準バイアス電流で記録したテープを再生して測定
する。
AUXオーディオ信号の感度は,リファレンステープの1kHz信号の再生出力レベルに対する試験テープ
の1kHz信号の再生出力レベルの比をとってdBで表す。
基準バイアス電流 基準バイアス電流は,リファレンステープに,1kHz信号を基準記録レベルよりも低
い一定レベルで記録したときに,最大再生出力レベルを得るために必要なバイアス電流。
基準記録レベル 基準記録レベルは,リファレンステープに,基準バイアス電流で,1kHz信号を記録し
て再生したときに,第三高調波ひずみが3%になる入力レベル。

――――― [JIS C 5583 pdf 3] ―――――

4
C 5583-1992 (IEC 843-1987)
7.2.2 消去率
AUXオーディオ信号の消去率は,1kHzにおいて,55dB以上とする。
1kHz信号を試験テープに基準バイアス電流で,基準記録レベルよりも10dB高いレベルで記録する。
前記の1kHz信号を試験テープに基準バイアス電流で,基準記録レベルよりも10dB高いレベルで記録し
た一部を消去する。
消去電流は,リファレンステープで,55dBの消去率を得るために必要な消去電流よりも2dB高くする。
消去率は,消去した部分の残留再生出力レベルに対する消去しない部分の再生出力レベルの比をとって
dBで表す。
第3章 ビデオカセット
8. 機械的特性
8.1 カセットの寸法
カセットの互換性を保つために必要な各部寸法は,図117(ページ819)及び表1(ページ19)のと
おりとする。
8.2 基準面X,基準面Y及び基準面Z
基準面Zは,基準部A,基準部B及び基準部Cで定める面とする(図1,ページ8及び図3のハッチ部,
ページ10参照)。
基準面Xは,基準面Zに直交し基準穴A及び基準穴Bの中心をとおる面とする(図3参照)。
基準面Yは,基準面X及び基準面Zに直交し基準穴Aの中心をとおる面とする(図3参照)。
8.3 テープの巻き方
テープの磁性面が,カセットの外側になるように巻き取る。
テープの走行方向は,左側から右側,すなわち,供給リールから巻取リールのハブの上に,外側から巻
き取る方向とする(図4,ページ11参照)。
8.4 窓及びラベル
リールの一部が図1のクロスハッチ部(窓の領域)のどこかの部分で見えるものとする。
リールの一部が見える窓は,カセットの規定の高さを越えないこと。
ラベルは,カセットの規定の高さを越えないこと。
8.5 引張強さ
リーダテープ及びトレーラテープのハブへの取付けは,10Nの張力に耐えるものとする。取付方法は,
製造業者の,それぞれの裁量に任せる。
8.6 支持部A,支持部B,支持部C及び支持部D
図3に示す,支持部A,支持部B及び支持部Cは,それぞれ基準部A,基準部B及び基準部Cの面に
対して,±0.1mmの平面,支持部Dは,基準面Zに対して,±0.15mmの平面とする。
支持部は,カセットの縁(周辺)から0.5mmを除いたものとする。
8.7 カセット保持部
カセットは,レコーダ及び/又はプレーヤに,図1のハッチ部(保持部)で保持するものとする。
8.8 誤挿入防止
カセットには,三つの方向の誤挿入を防止するために,図1(ページ8)に示す溝 [X−X],こう配 [Y
−Y] 及び切込み [Z−Z] を設ける。

――――― [JIS C 5583 pdf 4] ―――――

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C 5583-1992 (IEC 843-1987)
8.9 誤消去防止
カセットには,必要に応じて,使用者が開閉できる機構の誤消去防止穴を設ける。
誤消去防止穴が開いているときは,カセットに記録ができないこと,誤消去防止穴が閉じているときは,
カセットに記録ができること。
その誤消去防止の機構は,0.5Nの力に耐える構造とする(図2,ページ9参照)。
上部シェルの誤消去防止穴は,製造業者の裁量によって,閉じたまま,又は開けてもよい。
8.10 識別穴
カセットには,下部シェルに五つの識別穴を設ける(図2参照)。
識別穴1は,テープのタイプA及びタイプBを区別する。
穴が閉じているときは,タイプA,穴が開いているときは,タイプBを示す。
識別穴2及び識別穴3は,テープの厚さを区別する。
識別穴2が閉じているときは,13 騰 識別穴2が開いているときは,10 騰 塒
穴3の用い方の詳細は,未定である。
識別穴4及び識別穴5の用い方は,審議未了である。
これらの3,4及び5の識別穴は,その用い方が決まるまでは,閉じたままとする。
上部シェルの五つの識別穴は,製造業者の裁量によって,閉じたまま,又は開けてもよい。
閉じた識別穴は,0.5Nの力に耐える構造とする。
8.11 チェンジャグリップ
カセットには,自動交換装置のために,図1に示す,二つのチェンジャグリップを設ける。
8.12 リッド
8.12.1 リッドの構造
リッドの構造は,次のとおりとする。
(a) リッドは,主リッド及び副リッドの二つの部分からなっている。
(b) 主リッドの支点Aは,基準面Xから0.55mm,基準面Zから7.5mmの位置にあること(図10,ペー
ジ15参照)。
(c) 主リッドは,支点Aを中心として回転する。
副リッドは,カムに沿ってスライドし,支点Bを中心として回転する。
リッドを開いたときに,開いた主リッド及び副リッドの上部のどの面も,基準面Zに平行な面で,
基準面Zから最大22.3mmであること(図11,ページ15参照)。
(d) 副リッドの支点Bは,主リッドの支点Aから [X−X] 方向に10.1mm,基準面Zから7.0mmの主リッ
ド内側の受穴の位置にあること(図10参照)。
主リッドの受穴は,リッドを閉じたときに,図12(ページ16)の平面Dの外側であれば,[Y−Y] 方
向のどこに位置していてもよい。
(e) リッドが開くときの最大許容回転半径は,14.9mmとする。
このときに,リッドを開くときの最大許容高さは,22.5mmである(図11参照)。
21にあること(図13,
(f) リッドを開いたときに,主リッドの外面Dは,基準面Xに平行な面から5°
ページ17参照)。
(g) 副リッドの上側の長さは,規定しない。
(h) 主リッドの光窓は,リッドを開いたときにシェルの光窓と同じ線上で合致すること。

――――― [JIS C 5583 pdf 5] ―――――

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