21
C 5583-1992 (IEC 843-1987)
図20 ビデオトラック領域の配列及びテープの巻付角度(テープの磁性面側から見たとき)
注(1) ビデオ全幅に対するテープ巻付角度で,公称値。
信号の内容 525ライン−60フィールド 625ライン−50フィールド備考
a クロックランイン 2°04' (3.0H) 2°05' (3.6H) 注(1)
b PCMデータ領域 26°19' (38.4H) 26°18' (45.6H) 注(2)
c アフタレコードマージン,f5
2°04' (3.0H) 2°05' (3.6H)
を含む
(26.,ページ40参照)
d ビデオオーバラップ 2°37' (3.8H) 2°37' (4.5H)
e 垂直同期信号の前縁位置 6H 7H
注(1) 最小値
(2) ヘッドの切換位置に対するトラック上の記録位置の許容差は,次のとおりとする。
525ライン−60フィールドシステム ±1.5H
625ライン−50フィールドシステム ±1.8H
Hは,水平同期期間
ここで,a,b,c及びdの四つの記録位置の許容差は,いずれも,トラック上で,同じ
方向に同時に起きるものとする。
(c) 垂直同期信号,すなわち,垂直同期パルスの前縁は,正規のヘッド切換位置の後の次に示す位置とす
る。
525ライン−60フィールドシステム 6.0±1.5H
625ライン−50フィールドシステム 7.0±1.8H
第5章 ビデオ信号の記録特性
17. ビデオ記録システム
このビデオ記録システムでは,低域変換色信号方式を適用する。
17.1 ビデオ記録系のブロック線図
NTSC方式又はPAL方式のカラービデオ信号記録系のブロック線図を,図21に示す。
――――― [JIS C 5583 pdf 21] ―――――
22
C 5583-1992 (IEC 843-1987)
図21 ビデオ記録系のブロック線図
17.2 記録信号の周波数スペクトルアロケーション
記録信号の周波数スペクトルアロケーションは,図22(ページ23)による。
――――― [JIS C 5583 pdf 22] ―――――
23
C 5583-1992 (IEC 843-1987)
図22 記録信号の周波数スペクトルアロケーション
18. 輝度信号の記録
18.1 輝度信号フィルタ
複合カラーテレビジョン信号の輝度信号成分は,色副搬送波周波数の減衰量が,26dB以上のローパスフ
ィルタ,コムフィルタなどで分離する。
18.2 プレエンファシス及びクリップ
輝度信号は,サブプレエンファシス*及びメインプレエンファシス**の回路で,プレエンファシスし,
FM変調する前で,クリップする。
クリップを含めたプレエンファシスの総合特性は,表2(ページ24)に示すとおりとする。信号は,ク
リップ回路でACクリップする。クリップレベルは,シンクチップからピークホワイトまでを100%として,
次のとおりとする。
ホワイトクリップレベル シンクチップから測定して,220%
ダーククリップレベル シンクチップから測定して,100%
注*及び**は,18.2.1(ページ24)及び18.2.2(ページ24)参照。
――――― [JIS C 5583 pdf 23] ―――――
24
C 5583-1992 (IEC 843-1987)
表2 プレニンファシス(サブ+メイン+ACクリップ)総合特性
単位 dB
周波数 (MHz)
0.05 0.1 0.2 0.5 1.0 2.0 4.0
入力(dB)
−3 0.9±0.4 2.6±0.4 6.4±0.4 11.2±0.5 13.1±1.0 13.8±2.0 (13.9±3)
−6 0.9±0.4 2.8±0.4 6.9±0.4 12.3±0.5 14.4±1.0 15.1±2.0 (15.3±3)
−10 0.9±0.4 2.9±0.4 7.4±0.4 13.8±0.5 16.2±1.0 17.0±2.0 (17.2±3)
−15 0.9±0.4 3.0±0.4 7.8±0.5 15.4±1.0 18.6±1.5 19.7±3.0 (20.0±3)
−20 09±0.4 3.1±0.4 8.0±1.0 16.6±1.5 20.8±1.5 22.5±3.0 (23.0±3)
備考1. 入力の0dBは,シンクチップからピークホワイトまでのレベル。
2. 基準値0dBは,10kHzの値。
3. 測定は,スペクトル分析器による。
4. 4.0MHzの値は,単に,測定の参考とする最大値。
18.2.1 サブプレエンファシス回路の一例を,図23及び表3に示す。
図23 サブプレエンファシス回路の一例
表3 サブプレエンファシス特性の基準値単位dB
単位 dB
周波数 (MHz)
0.05 0.1 0.2 0.5 1.0 2.0
入力(dB)
−3 0.03 0.75 1.9 3.5 41.3 4.8
−10 0.35 1.0 2.4 5.0 6.5 7.4
−20 0.35 1.1 3.0 7.3 9.8 11.0
18.2.2 代表的なメインプレエンファシスの回路を,図24に示す。
図24 代表的なメインプレニンファシスの回路
――――― [JIS C 5583 pdf 24] ―――――
25
C 5583-1992 (IEC 843-1987)
18.3 変調特性
基準ビデオ信号レベルとFM搬送波周波数との相対的な関係は,次のとおりとする。
シンクチップレベル 4.2±0.1MHz
ピークホワイトレベル 5.40±0.05MHz
シンクチップとピークホワイト間のFM周波数偏移 1.2±0.1MHz
周波数オフセット CH-1の周波数は,CH-2の周波数よりも21fH
高い周波数とする。
ここで,CH-1は,時計回り方向のアジマスギャップのビデオヘッド(15.,ページ19参照)。
fHは,水平同期周波数。
18.4 FMハイパスフィルタ
FM輝度信号は,その帯域幅の低い側の周波数をハイパスフィルタで制限する。
ハイパスフィルタの減衰量は,1.6MHzで,15dB以上とする。
18.5 記録電流
記録電流は,18.3に規定する範囲のFM搬送波中心周波数のRF最適記録電流とする。
全FM輝度信号帯域(17.2,ページ22参照)の記録電流周波数特性は,FM搬送波中心周波数のRF最
適記録電流(7.1.1,ページ2参照)に対して,±1dBとする。
19. 色信号の記録
19.1 記録方法
分離した色信号は,色副搬送波周波数よりも高い局部発振周波数で,低い周波数帯域に変換し,バイア
スとして働くFM輝度信号とともに記録する。
19.2 プレエンファシス
色信号は,周波数を変換する前に,プレエンファシスする。プレエンファシス特性は,表4(ページ25)
のとおりとする。
表4 色信号のプレエンファシス特性
単位 dB
周波数 (MHz)
±50 ±100 ±200 ±300 ±400 ±500
入力(dB)
0 0.5±0.5 0.5±1.0 0.6±2.0
0.1±0.2 0.3±0.4 0.5±0.4
−10 3.2±1.0 3.4±1.5 3.4±2.0
0.4±0.2 1.4±0.4 2.8±0.5
−20 4.9±1.5 5.7±2.0 6.1±2.0
0.4±0.2 1.4±0.4 3.7±1.0
備考1. 入力の0dBは,75%カラーバー信号の赤色レベル。
2. 表4の値は,色信号の中心周波数に対する相対値 (dB) 。
(NTSC 3.579 545MHz)
(PAL 4.433 619MHz)
3. 中心周波数の精度は,±0.5%とする。
4. 測定は,スペクトル分析器による。
19.3 変換方式
19.3.1 NTSC
CH-1トラックの色信号は,連続した位相(0°のまま)とする。CH-2トラックの色信号は,水平同期期
間ごとに位相を反転 (180°) する。位相反転は,カラーバーストの前で完了する。
低域変換色搬送波周波数は,水平同期周波数の47.25倍 (743.444kHz) とする。
19.3.2 PAL
――――― [JIS C 5583 pdf 25] ―――――
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JIS C 5583:1992の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60843:1987(IDT)
JIS C 5583:1992の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.160 : オーディオ,ビデオ及びAV技術 > 33.160.40 : ビデオシステム