JIS C 5583:1992 8mmビデオ―8mm磁気テープヘリカル走査ビデオカセットシステム | ページ 6

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C 5583-1992 (IEC 843-1987)
CH-1トラックの色信号は,連続した位相(0°のまま)とする。CH-2トラックの色信号は,水平同期期
間ごとに,連続して位相を90°遅らせる。位相推移 (−90°) は,カラーバーストの前で完了する(図25
位相推移回路の例参照)。
低域変換色搬送波周波数は,水平同期周波数の46.875倍 (732.422kHz) とする。
図25 位相推移回路の例
19.4 記録等化
代表的な等化回路を,図26に示す。
図26 代表的な等化回路
19.5 記緑電流
記録電流は,周波数特性が平たんな増幅器の出力で,輝度信号のFM搬送波中心周波数の再生信号レベ
ルに対してfY−2fCの周波数の混変調成分が,22±2dB低くなるレベルに設定する。
ここに,fY : 輝度信号のFM搬送波中心周波数
fC : 低域変換色搬送波周波数
19.6 カラーバーストの振幅
カラーバーストの振幅は,記録する前に,6.0±0.5dBの増幅をする。
19.7 輝度信号と色信号との時間差
テープ上の輝度信号と色信号との時間差は,規定の走査速度で,0.05 獎 下とする。
第6章 オーディオ信号の記録特性
20. オーディオ記録システム
オーディオ記録システムは,表5に示すオーディオチャネルの構成による。記録トラック領域は,図19
(ページ20)及び図20(ページ21)による。

――――― [JIS C 5583 pdf 26] ―――――

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C 5583-1992 (IEC 843-1987)
表5 オーディオチャネルの構成
項目 チャネル数 機器 ノイズリダクション
FMオーディオ 1 マンデトリー[必す(須)] マンデトリー[必す(須)]
PCMオーディオ 2 オプション(任意) マンデトリー[必す(須)]
AUXオーディオ 1 オプション(任意) オプション(任意)
21. FMオーディオ信号記録
21.1 搬送波周波数
中心搬送波周波数は,1.50±0.02MHzとする。
21.2 基準FM周波数偏移
記録基準FM周波数偏移は,基準周波数400Hzにおいて,±60kHzとする。
21.3 最大FM周波数偏移
最大FM周波数偏移は,±100kHzを超えないものとする。
21.4 FM信号のチャネルバンド幅
記録FM信号のチャネルバンド幅は,1.50±0.15MHzとする。この周波数帯域幅の中に,全パワースペ
クトルの99%以上を含むものとする。
21.5 記録電流
記録電流は,19.5(ページ26)に規定する色信号の記録電流に対して,13.0±2.0dB低い電流とする。
21.6 ノイズリダクション
24.1(ページ35)参照。
22. PCMオーディオ信号記録
22.1 オーディオ信号フォーマット
22.1.1 チャネル数
使用できるチャネル数は,2チャネル,すなわち,CH-1L(左)及びCH-2R(右)とする。
22.1.2 基準レベル
A−D変換器の入力で測定した基準レベルは,400Hzで,A−D変換器のフルスケールレベルに対して,
6dB低いレベルとする。
22.2 PCM信号フォーマット
22.2.1 サンプリング
チャネルごとのサンプリング周波数は,テレビジョンの水平同期周波数の2倍とする。
サンプリング順序は,CH-1及びCH-2を交互に行うものとし,CH-1からスタートする。
22.2.2 コーディング
オーディオ信号の量子化は,10ビット直線で行い,テープには,8ビット非直線にディジタル変換して
記録する。
コーディングには,2の補数の2進コードを使用する。
10ビット直線から8ビット非直線へのPCM変換アルゴリズムは,表6(ページ28)による。

――――― [JIS C 5583 pdf 27] ―――――

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C 5583-1992 (IEC 843-1987)
表6 PCM変換アルゴリズム
(1) =INT8X+64 ( 320X 511)
(2) =INT4X+24 ( 64X 319)
(3) =INT2X+8 ( 16X 63)
(4) =X ( 0X 15)
(5) =X ( −1X −16)
(6) =INT2X−8 ( −17X −64)
(7) =INT4X−24 ( −65X−320)
(8) =INT8X−64 (−320X−512)
X : 入力値 Y : 出力値
22.2.3 フィールドデータの内容
フィールドデータの内容は,次のとおりとする。
(a) フィールドごとのデータワード数
525(625) ×2サンプル×2チャンネル=1 050 (1 250) ワード
2
(b) フィールドごとのCRC (Cyclic Redundancy Check) ブロック数
6IDワード
1 0501( 250) データワード
=132 (157) ブロック
8ワード
(c) ブロックごとに,二つのパリティワード,16ビットCRCコード,8ビットアドレスコード及び3ビッ
ト同期コード

――――― [JIS C 5583 pdf 28] ―――――

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C 5583-1992 (IEC 843-1987)
8ビット×8ワード+16+16+8+3=107ビット
(d) 冗長度
フィールドごとの総ビット数=14 124 (16 799) ビット
フィールドごとのデータビット数=8 400 (10 000) ビット
総ビット数 データビット数
=40.5 (40.5) %
総ビット数
625ライン−50フィールドシステムの数値は,括弧内の数値とする。
CRCコードを含むワードのビット配列は,LSB (Least Significant Bit) からMSB (Most Significant Bit)
の順序とする。
CRCブロックのフォーマットは,図27による。
図27 CRCブロックの内容
注(1) アドレスコード
525ライン−60フィールドシステム 0→131 2進
625ライン−50フィールドシステム 0→156 2進

――――― [JIS C 5583 pdf 29] ―――――

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C 5583-1992 (IEC 843-1987)
22.2.4 データ配列
データ配列は,用いるテレビジョンシステムによって,図28及び図29のとおりとする。
図28 525ライン−60フィールドシステムのデータ配列
図29 625ライン−50フィールドシステムのデータ配列

――――― [JIS C 5583 pdf 30] ―――――

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  • IEC 60843:1987(IDT)

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