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JIS C 5912:2006 規格概要
この規格 C5912は、光ファイバを用いた光伝送に使用する波長スイッチの通則であり,用語,分類などの一般的な共通事項について規定。
JISC5912 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C5912
- 規格名称
- 波長スイッチ通則
- 規格名称英語訳
- General rules of wavelength switches
- 制定年月日
- 2006年3月25日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 62099:2001(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 33.180.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 電子 II-1 2020, 電子 II-2 2020, 電子 III-1 2020, 電子 III-2 2020
- 改訂:履歴
- 2006-03-25 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS C 5912:2006 PDF [14]
C 5912 : 2006
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日
本工業規格である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 62099:2001,Fibre optic wavelength
switches−Generic specificationを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS C 5912には,次に示す附属書がある。
附属書1(規定)波長スイッチの個別規格の様式例
附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS C 5912 pdf 1] ―――――
C 5912 : 2006
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[1]
- 4. 分類・・・・[4]
- 5. 外観及び構造・・・・[4]
- 5.1 外観・・・・[4]
- 5.2 構造・・・・[4]
- 6. 性能・・・・[4]
- 6.1 光学的特性・・・・[4]
- 6.2 環境及び耐久性に対する性能・・・・[4]
- 7. 試験方法・・・・[5]
- 8. 表示・・・・[5]
- 9. 包装・・・・[5]
- 10. 安全・・・・[5]
- 附属書1(規定)波長スイッチの個別規格の様式例・・・・[6]
- 附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[8]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS C 5912 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 5912 : 2006
波長スイッチ通則
General rules of wavelength switches
序文
この規格は,2001年に第1版として発行されたIEC 62099:2001,Fibre optic wavelength switches−
Generic specificationを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧
表をその説明を付けて,附属書2(参考)に示す。
1. 適用範囲
この規格は,光ファイバを用いた光伝送に使用する波長スイッチの通則であり,用語,分
類などの一般的な共通事項について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
IEC 62099:2001,Fibre optic wavelength switches−Generic specification (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 5900 光伝送用受動部品通則
JIS C 5901 光伝送用受動部品試験方法
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) 光スイッチ(optical switch) IS C 5900の3.(用語の定義)による。
b) 波長スイッチ(wavelength switch) IS C 5900の3.(用語の定義)による。
c) 端子(port) IS C 5900の3.(用語の定義)による。
d) スイッチ状態(switch state) あらかじめ定められた方法で,光を特定の端子間で伝達したり阻止した
りするスイッチの接続状態。
e) 駆動機構(actuation energy) スイッチ状態を変化させるための機械的,電気的,音響的,光学的など
の物理的手段。
f) 駆動エネルギー(actuation energy) 定められたスイッチ状態に設定するために必要な駆動エネルギー。
g) 伝達行列(transfer matrix) IS C 5900の3.(用語の定義)による。ただし,波長スイッチでは,伝達
行列TとT゜が定義される。
h) 伝達係数(transfer coefficient) IS C 5900の3.(用語の定義)による。ただし,波長スイッチでは,
オン状態とオフ状態に対応して,伝達係数tijとt゜ij が定義される。tijは端子iから端子jへ伝達を意
図するスイッチ状態に対応する任意の経路について,最悪の場合(伝達係数が最小となる場合)の値を
――――― [JIS C 5912 pdf 3] ―――――
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C 5912 : 2006
表す。また,t゜ijは端子iから端子jへ阻止を意図するスイッチ状態に対応する任意の経路について,
最悪の場合(伝達係数が最大となる場合)の値を表す。
i) 対数伝達行列(logarithmic transfer matrix) IS C 5900の3.(用語の定義)による。ただし,波長スイ
ッチではオン状態の伝達行列tijとオフ状態の伝達行列t゜ijに対して,それぞれ次の対数伝達行列aij
とa゜ijが定義される。
aij= -10log tij
a゜ij= -10log t゜ij
j) 挿入損失(insertion loss) IS C 5900の3.(用語の定義)による。
k) 反射減衰量(return loss) IS C 5900の3.(用語の定義)による。
l) クロストーク(crosstalk) IS C 5900の3.(用語の定義)による。波長スイッチにおいてスイッチが端
子1につながれた時のクロストークは次のように定義される。
FC12= -10log(P2/P1)
ここで,P1は端子1から出射される光パワー,P2は端子1に対して阻止を意図する端子2から出射さ
れる光パワー。
P1
Switch
Pin
P2
また,スイッチが端子2につながれた時のクロストークは次のように定義される。
FC21= -10log(P1/P2)
ここで,P2は端子2から出射される光パワー,P1は端子2に対して阻止を意図する端子1から出射さ
れる光パワー。
m) 使用波長帯(operating wavelength band) スイッチが所期の性能で動作するように設計された波長帯。
n) 使用波長範囲 : バンドパス(operating wavelength range: bandpass) IS C 5900の3.(用語の定義)に
よる。波長スイッチは通常,使用波長域を一つ以上持っている。
o) 伝達端子(connected ports) 定められたスイッチ状態において減衰が0であることを意図する出射端
子。
p) 阻止端子(isolated ports) 定められたスイッチ状態において減衰が無限大であることを意図する出射
端子。
q) ラッチスイッチ(latching switch) 印加された切替駆動エネルギーが除去された後にも,最終状態を維
持するスイッチ。
r) 非ラッチスイッチ(non-latching switch) 印加された切替駆動エネルギーが除去された時,初期状態又
は定義されていない状態へ復帰するスイッチ。
――――― [JIS C 5912 pdf 4] ―――――
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C 5912 : 2006
パワー 駆動エネルギー
出力光パワー 定常状態
定常状態の90%
定常状態の10%
時間
スイッチング時間 : tr,tf
バウンス時間 : tb
s) 切替時間(switching time) 駆動エネルギーが印加又は取り除かれる時間から測定され,経路ijの状態
を特定の初期状態から切替えるのに要する時間。波長スイッチの駆動部に所定の駆動エネルギーを印
加したとき,出射光パワーが切替え前後の定常状態の光パワーの差の90%に達するのに要する時間で
定義する。
t) バウンス時間(bounce time) バウンス現象を生じる過渡的な時間。波長スイッチの指定した2端子間
の挿入損失に対して,最初に定常状態の0.5dB以内に到達してから,最終的に0.5dB以内に留まるま
でに要する時間で定義する。
u) 切替時間行列(switching time matrix) 入射端子iから出射端子jヘの経路を接続,遮断する際の切替
時間の大きい方をsijで表し,これを第i行,第j列の要素とする正方行列。
v) ブロッキング(blocking) 他の端子間で入出射の接続が確立されることによって,未接続の入射端子と
出射端子の接続が不可能になること。”厳密なノンブロッキング”とは,他の端子間の接続に無関係に,
任意の未接続入射端子が任意の未接続出射端子に接続可能である状態をいう。”広義のノンブロッキイ
ング”とは,接続を確立する際に何らかの系統的な手順を経ることによって所期の接続が常に可能に
なる状態をいう。多段のスイッチアーキテクチャには,この範ちゅうに含まれるものがある。”再配置
可能なノンブロッキング”とは,既に確立された他の接続経路が未接続状態にあり,新しい接続を確
立する過程で再接続される場合に,任意の未接続入射端子と任意の未接続出射端子が接続できる状態
をいう。
w) 自己復帰動作(self-reset operation) 駆動部に所定の駆動エネルギーを印加してスイッチ状態を切替え
た後,駆動エネルギーを取り除いたとき,駆動エネルギーを印加する直前のスイッチ状態に復帰する
動作。
x) 自己保持動作(self-holding operation) 駆動部に所定の駆動エネルギーを印加してスイッチ状態を切
替えた後,駆動エネルギーを取り除いても元のスイッチ状態に復帰しないで,駆動エネルギーを印加
した後のスイッチ状態を保持する動作。
y) 切替再現性(repeatability) 波長スイッチを規定の条件の下で繰り返し動作させたとき,伝達を意図し
た端子の対数伝達係数aijの変動量。
z) 復帰時間(recovering time) 自己復帰形の波長スイッチにおいて,駆動部に印加されている所定の駆動
――――― [JIS C 5912 pdf 5] ―――――
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JIS C 5912:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 62099:2001(MOD)
JIS C 5912:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.180 : 光ファイバ通信 > 33.180.20 : 光ファイバ接続装備
JIS C 5912:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC5900:2019
- 光伝送用受動部品通則
- JISC5901:2001
- 光伝送用受動部品試験方法