JIS C 5953-1:2016 光伝送用能動部品―性能標準―第1部:総則 | ページ 2

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C 5953-1 : 2016 (IEC 62149-1 : 2011)
3.1
性能標準試験報告書(performance standard test report)
性能標準に基づいた試験を完了したとき作成する報告書。

4 性能標準の準備

4.1 総則

  性能標準を定めた規格は,次の項目を考慮し,それらに関係する指示も含む。
− 製品定義
− 試験
− 詳細
− 要求事項
− 試料数
− グループ化又はシーケンス
− 合格又は不合格の基準
− 参照製品の定義

4.2 製品定義

  性能標準が関連している製品は,明確に定義する。

4.3 試験

  性能標準に合致するために,製品について遂行する試験は,明確に定義する。曖昧性及び任意選択は許
容しない。
試験条件又は持続時間,グループ化又はシーケンス,使用した方法,及び合格又は不合格基準の組合せ
から選択した試験は,サービス環境内の定義された製品の設置場所を示さなければならない。
使用する試験方法は,各試験のために明確に定義する。可能な限り試験方法は,JIS C 61300規格群又は
IEC 61300規格群が参照する試験から選択する。それが可能でない場合,他の試験方法を定義する。未定
義の試験方法を使用する場合,試験方法及び明確にしなければならない詳細は,附属書Aに規定する内容
に基づいて個別の性能標準を定めた規格の附属書に含める。

4.4 詳細

  考慮される試験条件,持続期間及び詳細は,性能標準で規定する全ての試験及び測定に対して必要であ
る。これらは性能標準が対応するように意図されているサービス環境内の製品の場所を指定する条件と直
接に関連している。曖昧性及び任意選択は許容しない。

4.5 要求事項

  製品が性能標準に従うための要求事項は,各試験及び/又は測定を行うために指定しなければならない。
曖昧性は許容しない。

4.6 試料数

  各試験のための試料数は,個別の性能標準を定めた規格の附属書で定義する。偏差は許容しない。

4.7 グループ化又はシーケンス

  試験グループ及び試験のシーケンスは,ユーザ,ユーザグループ又は製造業者の必要に応じて,個別の
性能標準を定めた規格の附属書で指定する。各試験グループのための試料数は,個別の性能標準を定めた
規格の附属書で指定する。費用が著しく高額な能動部品の場合は,試料数を減らしてもよい。

4.8 合格又は不合格の基準

――――― [JIS C 5953-1 pdf 6] ―――――

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C 5953-1 : 2016 (IEC 62149-1 : 2011)
合格又は不合格の基準は,性能標準を定めた規格内の各試験のために明確に示す。偏差又は例外は,許
容しない。

4.9 参照製品の定義

  性能標準を定めた規格の中で行われる試験及び測定方法のいずれかで参照製品が必要な場合,その参照
製品は個別の性能標準を定めた規格の附属書で明確に指定する。

4.10 性能標準試験報告書

  性能標準への適合は,試験報告書によって立証する。試験報告書は独立した試験機関によって準備する
場合もある。試験報告書は,試験が性能標準の条件によって遂行され,合格又は不合格の申告とともに試
験の全詳細を提供していることを明確に示す。
特定の試験又はシーケンスで不合格となった製品は,性能標準試験報告書で報告しなければならない。
その障害の原因を明確にし,全ての是正処置を記載しなければならない。製品への設計変更を行っていな
い場合は,障害が生じた試験又は試験シーケンスを再実施し,両方の試験の結果を報告する。
性能標準試験報告書内では,どのような設計変更でも,特定するのがよい。この場合においては,性能
試験の全てを再実施し,結果を報告しなければならない。

4.11 環境的側面

  製品の全ライフサイクルに関わる不利な環境的影響の低減に関する要求は,この仕様の目的とするとこ
ろではない。環境的側面は,IEC Guide 109のガイドラインに従って,適宜実行する。

――――― [JIS C 5953-1 pdf 7] ―――――

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C 5953-1 : 2016 (IEC 62149-1 : 2011)
附属書A
(規定)
性能標準のための試験及びその条件
この附属書は,光伝送用能動部品が取り付けられている一般的なシステムの設置場所について,望まし
い試験及びそれら試験に関連する推奨試験条件を含んでいる(表A.2表A.5を参照)。試験をグループ化
している箇所は,製品がさらされる特定の環境条件を模擬するため,記載の順序で一つのグループとして
実施することを意味としている。
性能標準で規定する一般のシステム設置場所を表A.1に示す。
表A.1−一般動作環境及び定義
カテゴリ 環境 温度範囲 相対湿度 典型的な場所
℃ %
C 屋内環境 −10+60 593 オフィス,機械室,電話局又
はビルディングの内部。
結露状態下ではない。
U 屋外環境 −25+70 095 屋外だが,何かに囲われた状
態。小屋,ロフト,電話ボッ
クス,街頭キャビネットなど
の中。結露状態下又はある程
度の風雨にさらされる状態。
すぐ傍らに砂又は粉じんが
ある環境。
O 厳しい屋外環境 −40+75 095 屋外だが,何かに囲われた状
態。ガレージ,地下室,ビル
ディングの入り口及び手入
れされていない機材ステー
ション。結露状態下。
E 劣悪環境 −40+85 095 何にも覆われていない屋外。
直接に,工業原料の化学排出
物の影響下にある屋外気候
にさらされている。
表A.1は,様々な環境カテゴリの下での光通信ネットワーク装置の環境温度範囲を示しており,動作中
の光伝送用能動部品の動作温度範囲を示すものではない。各々の光伝送用能動部品のための動作温度範囲
を,ケース温度によって規定する。特記しない場合は,光伝送用能動部品は,表A.1で規定している特定
の環境カテゴリの下で作動するように,各性能標準を定めた規格で指定する。システム設計者は,組み込
んだ光伝送用能動部品のケース温度を仕様範囲内で維持するように装置の熱流を設計しなければならない。
各々の光伝送用能動部品のための性能試験は,指定ケースの温度範囲内で実施しなければならない。

――――― [JIS C 5953-1 pdf 8] ―――――

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C 5953-1 : 2016 (IEC 62149-1 : 2011)
表A.2−カテゴリC−屋内環境
試験項目・参照規格 試験条件
低温 −10 ℃±2 ℃
JIS C 61300-2-17 96時間保持
高温 +60 ℃±2 ℃
JIS C 61300-2-18 96時間保持
高温高湿(定常状態) +40 ℃±2 ℃
JIS C 61300-2-19 相対湿度 (93±2) %
96時間保持
振動(正弦波) 10 Hz55 Hz
JIS C 61300-2-1 15掃引(10 Hz−55 Hz−10 Hz) 1オクターブ/mm
3軸
振幅0.75 mm
温度サイクル −10 ℃±2 ℃+60 ℃±2 ℃
JIS C 61300-2-22 最高温度及び最低温度で60分間保持
変化率1 ℃/min
5サイクル
表A.3−カテゴリU−屋外環境
試験項目・参照規格 試験条件
振動(正弦波) 10 Hz55 Hz
JIS C 61300-2-1 15掃引(10 Hz−55 Hz−10 Hz) 1オクターブ/min
振幅0.75 mm
低温 −25 ℃±2 ℃
JIS C 61300-2-17 96時間保持
高温 +70 ℃±2 ℃
JIS C 61300-2-18 96時間保持
高温高湿(定常状態) +40 ℃±2 ℃
JIS C 61300-2-19 相対湿度 (93±2) %
96時間保持
温度サイクル −25 ℃±2 ℃+70 ℃±2 ℃
JIS C 61300-2-22,試験Nb 最高温度及び最低温度で60分間保持
変化率1 ℃/min
12サイクル
ダスト(層流) 粉じんのサイズ d<150 μm
JIS C 61300-2-27 粉じん状タルク
+35 ℃ 相対湿度60 % 10分間保持
湿熱サイクル +25 ℃±2 ℃+55 ℃±2 ℃,相対湿度>95 %
JIS C 61300-2-46 (方法1)
96時間保持

――――― [JIS C 5953-1 pdf 9] ―――――

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C 5953-1 : 2016 (IEC 62149-1 : 2011)
表A.4−カテゴリO−厳しい屋外環境
試験項目・参照規格 試験条件
高温高湿(定常状態) +75 ℃±2 ℃
JIS C 61300-2-19 相対湿度 (90±5) %
168時間
振動(正弦波) 10 Hz55 Hz
JIS C 61300-2-1 2時間/軸,1オクターブ/min
3軸
振幅1.52 mm
温度サイクル −40 ℃±2 ℃+75 ℃±2 ℃
JIS C 61300-2-22,試験Nb 最高温度及び最低温度で1時間保持
変化率>1 ℃/min
10サイクル
最高・最低温度の間に,+23 ℃での保持時間を許可
温湿度サイクル −40 ℃±2 ℃+85 ℃±2 ℃
JIS C 61300-2-48,方法A 最大温度で相対湿度(85±5) %
(GR-326の試験方法に対応する場合は 最大温度及び最小温度で最短1時間保持
方法Bを追加する必要あり) 変化率1 ℃/min以上
42サイクル
96時間保持
光ファイバコードに対しては5 N
光ファイバクランプ強度(繰返し曲げ)
IEC 61300-2-44 30サイクル ±90°
光ファイバクランプ強度(ねじり) 光ファイバコードに対して0.1 N/sで5 N
JIS C 61300-2-5 10サイクル ±180°
光ファイバコードに対して5 N,5秒間保持
光ファイバクランプ強度(横方向引張り)
IEC 61300-2-42 光ファイバ心線に対して2.3 N,5秒間保持
互いに直行した2方向
光ファイバコードに対して0.5 N/sで10 N±1 N,120
光ファイバクランプ強度(軸方向引張り)
JIS C 61300-2-4 秒間保持
光ファイバ心線に対して0.5 N/sで5 N±0.5 N,60秒間
保持
衝撃試験 a),3軸,2方向
ピーク加速度5 000 m/s2
軸当たり2衝撃,全12衝撃
JIS C 61300-2-9(光受動部品質量≦0.125
kg) 1 ms保持,半正弦パルス
落下衝撃試験b) M<10の場合,h=100
10 d)≦M<25の場合,h=75
JIS C 61300-2-12 c)(方法C,自由落下)
ここに,M : 供試品の質量(kg)
h : 落下高さ(mm)
注a) 対応国際規格には500 gnと記載しているが,単位系の間違いであるため,修正した。
b) 対応国際規格にはShockと記載しているが,Impactの間違いであるため,JIS C 61300-2-12
に従って落下衝撃試験と記載した。
c) 対応国際規格にはIEC 60068-2-27を記載しているが,IEC 61300-2-12のMethod Cの間違い
であるため,対応JIS番号を記載した。
d) 対応国際規格の間違いであるため,JIS C 61300-2-12に従って修正した。

――――― [JIS C 5953-1 pdf 10] ―――――

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JIS C 5953-1:2016の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 62149-1:2011(IDT)

JIS C 5953-1:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 5953-1:2016の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC61300-2-1:2012
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-1部:正弦波振動試験
JISC61300-2-12:2011
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-12部:落下衝撃試験
JISC61300-2-17:2009
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-17部:低温試験
JISC61300-2-17:2020
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-17部:低温試験
JISC61300-2-18:2009
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-18部:高温試験
JISC61300-2-19:2009
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-19部:高温高湿試験(定常状態)
JISC61300-2-19:2020
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-19部:高温高湿試験―定常状態
JISC61300-2-21:2012
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-21部:混合温湿度サイクル試験
JISC61300-2-22:2012
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-22部:温度サイクル試験
JISC61300-2-26:2013
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-26部:塩水噴霧試験
JISC61300-2-27:2014
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-27部:ダスト試験(層流)
JISC61300-2-4:2015
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-4部:光ファイバクランプ強度試験(軸方向引張り)
JISC61300-2-4:2020
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-4部:光ファイバクランプ強度試験―軸方向引張り
JISC61300-2-45:2009
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-45部:浸水試験
JISC61300-2-46:2011
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-46部:湿熱サイクル試験
JISC61300-2-48:2010
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-48部:温湿度サイクル試験
JISC61300-2-5:2013
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-5部:光ファイバクランプ強度試験(ねじり)
JISC61300-2-9:2012
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-9部:衝撃試験