JIS C 5954-2:2008 光伝送用能動部品―試験及び測定方法―第2部:ATM-PON用光トランシーバ | ページ 3

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7.4 中心波長及びスペクトル幅

7.4.1  目的
ATM-PON用光トランシーバの,中心波長 (λave) 及びスペクトル幅の試験及び測定方法について規定す
る。
7.4.2 試験及び測定系
特に指定がない限り,被試験ATM-PON用光トランシーバは,図6に示す試験及び測定系で測定する。
図6−平均光出力の試験及び測定系
7.4.3 測定方法
a) 図5に示すフレーム長A,バースト信号長B及び1フレーム内のバースト信号数nで規定されたバー
スト信号を設計する。ATM-PON用光トランシーバにおいて,Bは56バイトである。
b) 被試験ATM-PON用光トランシーバを通常の動作条件で動作させ,パルスパターン発生器から信号入
力端子に設計されたバースト信号を入力する。
c) 光信号のスペクトルを光スペクトラムアナライザの画面に表示させる。
d) EC 61280-1-3の5.6に従い,光スペクトラムアナライザの分解能,中心波長,測定波長範囲及び平均
化回数(10回以上の測定結果を平均することが望ましい。)を調整し,画面上にピークから20 dB低
下した位置のスペクトルの幅が表示されるようにする。
e) ピークから20 dB低下した位置を含む画面上のスペクトルの各縦モードのピーク波長及びピーク光強
度を記録する。IEC 61280-1-3の6.2及び6.4に従い,λave及びスペクトル幅を計算する。
7.4.4 試験方法
a) 被試験ATM-PON用光トランシーバを通常の動作条件で駆動させ,155.52 Mbit/s-NRZ-PRBS 223−1信
号(マーク率50 %)を信号入力端子に入力する。このPRBS信号は,7.3.3の式 (1) においてPmean=
Paveとなる場合のバースト信号である。
b) 光信号のスペクトルを光スペクトラムアナライザの画面に表示させる。
c) EC 61280-1-3の5.6に従い,光スペクトラムアナライザの分解能,中心波長,測定波長範囲及び平均
化回数(10回以上の測定結果を平均することが望ましい。)を調整し,画面上にピークから20 dB低
下した位置のスペクトルの幅が表示されるようにする。
d) ピークから20 dB低下した位置を含む画面上のスペクトルの各縦モードのピーク波長とピーク光強度

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とを記録する。IEC 61280-1-3の6.2及び6.4に従い,λave及びスペクトル幅を計算する。
e) 計算で得られたλaveが仕様の範囲内(1 260 nm以上,1 360 nm以下)であることを確認する。

7.5 消光比及び波形マスク試験

7.5.1  目的
ATM-PON用光トランシーバの,消光比及び波形マスク試験の試験及び測定方法について規定する。
7.5.2 試験及び測定系
特に指定がない限り,被試験ATM-PON用光トランシーバは,図7に示す試験及び測定系で測定する。
必要に応じて,被試験ATM-PON用光トランシーバとO/E変換器との間に光減衰器を挿入する。
図7−消光比及びマスク試験の試験及び測定系
7.5.3 測定方法
a) 図5に示すフレーム長A,バースト信号長B及び1フレーム内のバースト信号数nで規定されたバー
スト信号を設計する。ATM-PON用光トランシーバにおいて,Bは56バイトである。
b) 被試験ATM-PON用光トランシーバを通常の動作条件で動作させ,パルスパターン発生器から信号入
力端子に設計されたバースト信号を入力する。タイミングジッタを抑えるため,オシロスコープのト
リガとしてはバースト信号自体又はそのエンベロープ信号を用いるのが望ましい。
c) 光信号波形をO/E変換器によって電気波形に変換し,画面上に表示させる。
d) EC 61280-2-2に従い消光比を計算し,ITU-T Recommendation G983.1のFig.7のマスクを適用する。
e) 上記の計算とマスク試験とを,フレーム内の各バースト信号に対して繰り返し行う。
7.5.4 試験方法
a) 被試験ATM-PON用光トランシーバを通常の動作条件で駆動させ,155.52 Mbit/s-NRZ-PRBS 223−1信
号(マーク率50 %)を信号入力端子に入力する。このPRBS信号は,式 (1) においてPmean=Paveとな
る場合のバースト信号に相当する。
b) オシロスコープのトリガとしては,パルスパターン発生器からのクロック信号を使用する。
c) /E変換器によって電気波形化された光信号波形を画面上に表示させる。
d) EC 61280-2-2に従い消光比を計算し,ITU-T Recommendation G983.1のFig.6のマスクを適用する。
e) マスク試験に合格しているかを確認し,更に,計算で得られた消光比が仕様の範囲内(5.8 dB10 dB
以下)であることを確認する。

7.6 受信感度 (S) 及び最大受信入力 (SO)

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7.6.1 目的
ATM-PON用光トランシーバの受信感度(S : クラスB ATM-PON用光トランシーバの場合は−30 dBm,
クラスC ATM-PON用光トランシーバの場合は−33 dBm),及び最大受信入力(SO : クラスB ATM-PON
用光トランシーバの場合は−8 dBm,クラスC ATM-PON用光トランシーバの場合は−11 dBm)の試験及
び測定方法について規定する。
7.6.2 試験及び測定系
特に指定がない限り,被試験ATM-PON用光トランシーバは,図8に示す試験及び測定系で測定する。
この系では,7.1.3で規定する方法に従って校正係数を評価した光スプリッタを用いる。
図8−受信感度及び最大受信入力の試験及び測定系
7.6.3 測定方法
a) 図9a及び図9bに,それぞれバースト信号-1,バースト信号-2として示す二つのバースト信号を設計
する。これらの信号は,フレーム長A及び1フレーム内のバースト信号数nが同じである。さらに,
ATM-PON用光トランシーバの場合には,バースト信号長B1及びB2も56バイトで同じである。
b) 基準Tx-1及びTx-2を通常の動作条件で動作させ,バースト信号-1を基準Tx-1から,バースト信号-2
を基準Tx-2からそれぞれ出力する。
c) 光スプリッタ-1からの光出力信号を,(図8に点線で示したように)O/E変換器を通じてオシロスコー
プに接続してモニタし,パルスパターン発生器の信号遅延を調整してこれらのバースト信号間のタイ
ミング差 (T) が1ビットより大きくなるようにする(図9c参照)。
d) 光スプリッタ-1からの光出力信号を,光スプリッタ-2に再度入力する。
e) バースト信号-2を止める,又は可変光減衰器によって40 dB以上の減衰が得られる場合には,減衰量
を最大に設定する。

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f) 光パワーメータの値を読み取り,光スプリッタの校正係数及び式 (1) を用いてATM-PON用光トラン
シーバのバースト信号-1の光パワーを計算する。
g) 可変光減衰器-1を調整し,バースト信号-1の光パワーの計算結果が,クラスBで−9 dBm,クラスC
で−12 dBmになるようにする。調整した減衰量を記録しておく。
h) バースト信号-1を止める,又は可変光減衰器によって40 dB以上の減衰が得られる場合には,減衰量
を最大に設定する。次に,バースト信号-2の送信を始める。
i) 可変光減衰器-2を調整し,バースト信号-2の光パワーの計算結果が,受信感度又は最大受信入力の仕
様に近い値にする。
j) 再度バースト信号-1の送信を始める,又は可変光減衰器によって40 dB以上の減衰が得られる場合に
は,可変光減衰器-1の値をg) で記録した減衰量に戻す。
k) バースト信号-2のBERを式 (2) で得られる時間より長い間測定する。
A 1
N (秒) (2)
D n B2 C
ここに, D : データレート
C : 保証するBER
N : 定数。N>10を推奨。
l) h) ) を繰り返して,バースト信号-2の光パワーの計算結果と各光パワーにおけるBERを記録する。
m) バースト信号-2の光パワーとBERとの関係をプロットし,BERが1×10−10での受信感度及び最大受
信入力を求める。
図9a−測定用のバースト信号パターン,バースト信号-1 : (基準Tx-1からの出力)
図9b−測定用のバースト信号パターン,バースト信号-2 : (基準Tx-2からの出力)

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図9c−測定用のバースト信号パターン,被試験ATM-PON用光トランシーバ信号からの光信号
7.6.4 試験方法
a) 図9a及び図9bに,それぞれバースト信号-1,バースト信号-2として示す二つのバースト信号を設計
する。これらの信号は,フレーム長A及び1フレーム内のバースト信号数nが同じである。さらに,
ATM-PON用光トランシーバの場合には,バースト信号長B1及びB2は56バイトで同じである。
b) 基準Tx-1及びTx-2を通常の動作条件で動作させ,バースト信号-1を基準Tx-1から,バースト信号-2
を基準Tx-2からそれぞれ出力する。
c) 光スプリッタ-1からの光出力信号を,(図8に点線で示したように)O/E変換器を通じてオシロスコー
プに接続してモニタし,パルスパターン発生器の信号遅延を調整してこれらのバースト信号間のタイ
ミング差 (T) が1ビットより大きくなるようにする(図9c参照)。
d) 光スプリッタ-1からの光出力信号を,光スプリッタ-2に再度入力する。
e) バースト信号-2を止める,又は可変光減衰器によって40 dB以上の減衰が得られる場合には,可変光
減衰器-2の減衰量を最大に設定する。
f) 光パワーメータの値を読み取り,光スプリッタの校正係数及び式 (1) を用いてATM-PON用光トラン
シーバのバースト信号-1の光パワーを計算する。
g) 可変光減衰器-1を調整し,バースト信号-1の光パワーの計算結果が,クラスB ATM-PON用光トラ
ンシーバで−9 dBm,クラスC ATM-PON用光トランシーバで−12 dBmになるようにする。調整し
た減衰量を記録しておく。
h) バースト信号-1を止める,又は可変光減衰器によって40 dB以上の減衰が得られる場合には,可変光
減衰器-1の減衰量を最大に調整する。次に,バースト信号-2の送信を始める。
i) 可変光減衰器-2を調整し,バースト信号-2の光パワーの計算結果が,受信感度の仕様より大きい値に
する。
j) 再度バースト信号-1の送信を始める,又は可変光減衰器によって40 dB以上の減衰が得られる場合に
は,可変光減衰器-1の値をg) で記録した減衰量に戻す。
k) バースト信号-2のBERを式 (2) で得られる時間より長い間モニタし,バースト信号-2のBERが,1
×10−10よりも小さいことを確認する。
l) バースト信号-1を止める,又は可変光減衰器によって40 dB以上の減衰が得られる場合には,可変光
減衰器-1の減衰量を最大に調整する。
m) 可変光減衰器-2を調整し,バースト信号-2の光パワーの計算結果が,最大受信入力の仕様より小さい
値にする。

――――― [JIS C 5954-2 pdf 15] ―――――

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JIS C 5954-2:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 62150-2:2004(MOD)

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